No.400596

ネギま~スキル持ちの夜天の王~第34話

零崎煌識さん

※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません。

2012-03-31 17:44:38 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:7113   閲覧ユーザー数:6718

 朝倉は淫獣の企みに乗っかり色々手回しをして旅館に泊まっている他の客が寝静まった頃、企画を始めた。

 

 「修学旅行、特別企画!!くちびる争奪!!修学旅行でネギ先生&アスカ先生、ラブラブキッス大作戦♥~~開始ぃ~~!!」

 

 朝倉がそう宣言し参加者は行動を開始した。

 

ちなみに六班の人間は朝倉が参加を聞きに来た後アスカに連絡しアスカから五班に賭けるように言われトトカルチョにはちゃっかり参加した。

 

 「現在、二班、三班、四班が急速に接近中!早くも大乱戦の予感だぁ!」

 

 そんな解説を朝倉がしていると、三班と四班が曲がり角で出会い戦闘が開始した。

 

 「―――――っ!いいんちょ!?」

 「まき絵さん、勝負ですわっ!」

 

 そうして雪広とまき絵はお互いの枕を顔に受けしゃがみこみ、その隙に裕奈が那波を攻撃しようとするが、那波はそれを笑顔で躱した。

 

そうすると古菲が階段から蹴りを雪広と裕奈に放った。

 

那波は裕奈が丁度盾がわりになり蹴りを受ける事はなかった。

 

 「開始そうそうに三つ巴の大乱闘が始まったぁっ!武闘派古菲選手が優性なのかぁーっ、だが古菲選手枕を使わない打撃は反則だぞぉっ!!」

 「くっ!那波さんっ、援護をっ!・・・っていないぃ?!」

 「ごめんね、あやか。これも戦いだから。」

 

 そう言って那波は戦闘をしている雪広達を置いて、古菲達がきた階段を登って移動した。

 

しばらく戦闘をしているとアスカと新田先生の話し声が聞こえ、その声が聞こえると雪広達は戦闘を止め、楓と古菲は一目散に逃げその時、古菲の体が裕奈に当たり、裕奈は怯んだ。

 

そんな裕奈をほって、雪広とまき絵は逃げ、裕奈はアスカと別れ見回りをしていた新田先生に捕まった。

 

その様子を見ていた雪広とまき絵は裕奈を見捨て、同盟を組んだ。

 

 

 「ゆ、ゆえ~、何でネギ先生の所に行くのにこんなところを通るのぉ。」

 「このルートなら誰にも見つからずにネギ先生の所に行けるからです。」

 

 5班は原作通りに図書館部の機動力を活かしたルート選択でネギの所まで向かったが、部屋の前で1班に遭遇した。

 

 「あっ、5班!」

 「ヤるよ、史伽!」

 「「鳴滝忍法、影分身の術!!」」

 「別に分身してないです~。」

 「甲賀しゅ・・・フゲラッ!」

 

 史伽は夕映の投げた枕に当たった。

 

 「史伽さん、風香さん、ここからは私が相手です。」

 「何ぉ、ゆえ吉、我ら甲賀忍軍に勝てると思うてかぁ!」

 「お、思うてかぁ・・・でゴザル。」

 

 そう言っている二人を夕映は容赦なく枕で叩き、反則ギリギリ、イヤ、ほぼ反則な本での攻撃で2対1の攻防を繰り広げていた。

 

 「の、のどか!ここは私に任せて早くその扉から中へっ!!」

 

 夕映の言葉に押され中に入ったのどかは、原作通りにネギの偽物にキスをしようとしたが、他の偽物に吃驚して叫び気絶し、偽ネギ達は窓から外に出ていった。

 

のどかの叫び声を聞いて夕映達はネギの部屋に入ったがそこには気絶したのどかと、開けっ放しの窓だけだった。

 

5班以外は直ぐ様ネギを探しに行った。

 

 

 「のどか選手、ネギ先生とのキスに失敗したようだ!そしてネギ先生は逃走し、各オッズは変わらず!」

 「朝倉の姉さん。俺っちの目の錯覚かもしれねえが、ネギの兄貴が5人いるように見えるんだが?」

 

 朝倉はカモが見ていたパソコンを覗くとそこにはネギが5人いた。

 

 「なっ、これはどういうことだぁっ!ネギ先生が5人いるぞぉ!!・・・そしてそうこうしている間に5人いるネギ先生の告白タイムだぁぁっ!!」

 

 ネギの偽者は原作通りに動き各班をロビーの方に向かった。そこからの出来事はほぼ原作通りに終わったのだった。

 

 原作と少し違ったのは那波だった。

 

彼女は運良く新田や他の見回りの先生のいない所を歩いてアスカを探していた。

 

それは物凄い運の良さで、解説の朝倉や見ていた3-Aの人間が「桜子大明神が乗り移った。」と言わしめるほどの運の良さだった。

 

その運の良さをもってしてもアスカは見つからなかった。

 

それもそのはず、アスカはコッソリ抜け出し、八ッ橋を買いに行っていた。

 

だが桜子大明神が乗り移ったと言われるほどの運を発揮した那波は、裏から買えてってきたアスカと遭遇した。

 

 「アスカ先生、見回りせずにこんな所で何をやっているんですか?」

 『千鶴さんですか、あー、それは、ちょっと八ッ橋を買いに。』

 「そうですか。・・・アスカ先生。この事は新田先生に黙っているので代わりに私のお願いを聞いてくれませんか?」

 『そうですねぇ、僕のできる範囲でなら。』

 「それなら簡単です。私とキスしてくれませんか?」

 

 アスカは予想外の事にビックリした。

 

 『キ、キスですか?』

 「えぇ、勿論、唇と唇で。」

 『そ、それ以外には・・・。』

 「無理です☆」

 

 そう那波はとてもイイ笑顔で言った。

 

 『こ、こうなればっ!逃げるが勝ちっ!!』

 「逃がしませんよ。」

 

 そう言って逃げようとするとアスカは那波に肩を捕まれ捕まった。

 

 『えっ、ちょ、離してくださいよ千鶴さん?!・・・っていうか、拘束が解けないっ!』

 

 アスカは千鶴の拘束から逃れようとしたが、アスカが遊びで造ったスキルの一つ、乱立権(フラッガー)が自動で発動し、その効果でアスカは千鶴の拘束から逃れられなかった。

 

 『えっと、アレだよね。ここで、「なーんて嘘ですよ。」って言うんですよね?!ねっ、そうだと言って下さいよ!』

 

 アスカはそう言って懇願するような目で千鶴を見つめたが、千鶴は笑顔で言った。

 

 「言いませんよ。だから、失礼します。」

 

 そう言って千鶴はアスカにキスをした。

 

それは丁度、事故でのどかとネギがキスした瞬間と同じだった。

 

そしてそれと同時に朝倉が企画の終了を告げた。

 

 「優勝はぁっ、宮崎のどかと那波千鶴だぁっ!!」

 

 そうしてその後は、千鶴とアスカ以外の参加者は原作通り新田先生によって朝までロビーで正座させられた。

スキル:乱立権(フラッガー)

 効果:死亡フラグ以外のフラグをたてるスキルで、普段は無効脛(ライフゼロ)で無効化しているが、たまにその無効化を超える事もある。特に女性関係のフラグがたちやすい。どちらかというと過負荷よりのスキル。

 


 
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