No.400461

真病姫無双 呉を見守る忍 13

護衛さん

戦闘は適当
オマケが本編

2012-03-31 09:46:47 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:5332   閲覧ユーザー数:4345

一刀たちが後方でぶつかってるその反対側では

 

呂布「・・・弱い」

張遼「拍子抜けやなぁ」

関羽「まったくだ」

 

夏侯惇「くっ・・ここまで強いとは」

孫策「できればもう一人くらいほしいものね」

苦戦を強いられていた

 

いくら魏の大剣や小覇王とてこの三人に勝てるほどいまは強くない

他にも将はいるのだが、別段この二人が飛びぬけているため何とか呂布たちに対抗しているようなものだった

ここに馬超でもいたら話は変わっていたかもしれないが

一刀が馬超に協力を頼んだためこちらの戦場では不在となる

一方一刀たちはというと・・・

一刀「弱かったな」

あっさり張飛と趙雲を捕獲、たいした被害も出さずに戦闘を終わらせていた

ここで唖然としている馬超(部下)と公孫賛(部下)

そりゃそうだろうな・・・準備を終えて戦場にきたら既に終わってるときたもんだ

一刀「あ、馬超、公孫賛。遅かったな」

周泰を連れて一刀が二人の下にやってくる

馬超「おっおわったのか?」

一刀「ああ、終わったぞ」

一刀の言葉に深くため息をする馬超の横では

公孫賛「どうやったらこんな早くに・・・」

一人ぶつぶつ言っていた

周泰「凄かったのです!私感動しました!」

周泰がなにやら興奮してるが、これでも遅いと言ったらどうなるんだ?

一刀「協力を頼んでおいてなんだが・・・予想以上に弱かったからこちらだけで片付けてしまった、すまん」

馬超「いや、こちらも損害なんてなかったし」

公孫賛「ああ、そうだな」

一刀「そうだなぁ」

主に三人が和気藹々と雑談してると、一騎の騎馬兵がこちらへ向かってきた

兵「失礼します!」

公孫賛「何だ?」

兵「総大将より早急に関内に戻るようにと・・・それと前線かなり不利ゆえに援軍を望むとのこと」

一刀「わかった・・・お前たちは関内にて一技の指示を仰げ。明命は捕獲したあいつらを頼む」

明命「はい」

馬超「私たちも戻るぞ!『おおおおお!』」

公孫賛「奇襲はないと想うが用心しろよ」『おう!』

前線

一時は五分五分の戦いを見せていた連合軍だが

徐々に押され気味になっていた

夏侯惇「くそっ!この私がぁ!」

張遼と対峙していた夏侯惇は左目を負傷、激痛の中気力だけで戦っていた

張遼「すごい・・・なあ、けど勝つのはうちや!」

 

孫策「これほどの武を持っていながら董卓側に着くなんてね」

関羽「何も知らぬお前が・・我らを愚弄するか!?」

孫権「姉様!「下がってなさい!蓮華!」はぁぁあぁ!」

関羽「いつまでその強気・・・続くか」

 

呂布「弱い」

顔良「文ちゃん、大丈夫?」

文醜「へーき、へーき。おりゃぁぁ!」

呂布「遅い」

袁紹軍二枚看板の二人が呂布に挑んでも、簡単にあしらわれ士気はほぼなくなっていた

それでも呂布に挑むのは単なる意地

前線崩壊

死神が音もなく近づいてくるようだ・・・

そしてここにも別の死神が・・・

前線に突如現れた黒衣の男

その男はまず呂布に一撃(呂布の勘により深手にはならず)与えたあとそのまま

関羽の方へ

関羽と孫策がつばぜり合いをしている最中に乱入

関羽に2つの軽症と一つの深手、更に武器破壊も行い確認しないまま張遼へ

張遼と対峙していた夏侯惇が体制を崩し、窮地になっているところを間に入り救出

その際に張遼から一撃を貰うが、仮面をしていたため傷にはならず

しかしその仮面右半分が崩れ落ち、その男の顔半分が見れるようになってしまった。

一瞬驚いたように張遼がひるんだ隙に急所に一撃をいれ気絶させ

そのカノジョを担いだまま、虎狼へ走り去った

 

唖然となる味方と困惑する敵

呂布は勘を働かせ

関羽は武器がないため関へ戻ることになる

だがその関も帰ったときには既に半壊していた

黒衣の男もとい一刀が張遼を担いだまま、関へ侵入

侵入者を排除しようとやって来た兵に張遼を任せ脱出

帰り際、門の一部を破壊閉まらないようにしてから帰還

戻ってすぐに自軍にて口裏あわせを行い、戦場に出たが怖くて逃げたと嘘の報告をした

 

とりあえずの窮地を脱した連合軍だが、今後の進行に加え、戦場に現れた黒衣の男のことで軍儀が行われた

文醜いわく「あの呂布に一撃を入れるなんて、相当強いんだろうな」とのこと

孫策「どこの誰か知らないけど・・・戦ってみたいわね」

夏侯惇「顔は良く見えなかったが・・・凄かった」

どれも信憑性にかける証言ばかり

見た目が男だったので一刀に注目がいくが・・・

一技「一刀様はずっと一緒でしたよ?」と軍師がいうのだから皆それで納得をしてしまった

その中で曹操だけは勘付いていたらしい・・・

軍儀終了後、曹操が一刀に話があると言い寄ってきた

曹操「まずは見事と言っておきましょう」

一刀「何のことだ?」

曹操「とぼけるの?まぁいいわ、私の春蘭を助けてくれたのだから口外はしないであげる」

一刀「話がよくわからない、曹操お前は何を言っているんだ?」

曹操「あら、言わなくてもわかってるでしょ?黒衣の男があなただって「何が目的だ?」あら話が早いわね」

曹操「そうね・・・張遼がほしいわ」

一刀「・・・?」

曹操「もう!だから!張遼がほしいから手伝いなさいってことよ!」

一刀「最初からそういえ・・・張遼か・・・」

曹操「ええ、別に関羽でも構わないけど」

一刀「忠義の将は簡単にはいかないだろうな・・・できる限りは協力しよう」

曹操「ええ、当てにしてるわ・・・お兄ちゃん」

一刀「・・・ばーか」

 

荀彧「お帰りなさいませ、華琳様」

曹操「ええ、早速だけど春蘭を呼んで頂戴」

夏侯惇「お呼びでしょうか?華琳様」

曹操「春蘭・・・次張遼が着たら捕獲できるかしら?」

夏侯惇「はい!」

曹操「そう、ならいいわ・・・よく休みなさい」

夏侯惇「失礼します」

おまけ

一刀は走っていた

自分を隠すための黒衣と仮面をつけて

ただひたすらに洛陽を目指して

 

静まり返った洛陽の町

足早に駆けていく

目的は洛陽にいるという帝に合うこと

 

警備兵の目を盗み

足音立てず、人が通らない場所を移動して

帝がいるであろう部屋へ侵入

 

劉協「・・・誰?」

黒衣「お前が劉協か?」

劉協「うん・・・貴方は?」

黒衣「俺は・・・・黒衣」

劉協「黒衣?変わった名ですね・・・それよりここへは何しに?」

黒衣「お前をさらいに来た」

劉協「そうですか・・・ですが簡単にいきますかね?」

劉協は手元にあった人呼びの鈴を鳴らそうとして・・・鳴らせなかった

黒衣によって口と手を封じられたから・・・

しばしあと、ようやく口は開放される

劉協「なっななななにを」

黒衣「キス・・・接吻は初めてか?」

右手は右手で左手は左手で口は口で塞がれ

劉協の口からは少量の涎が滴り落ちていた

劉協「あっ当たり前『チュー』」

すべてを言い終える前にまたも口をふさがれ、口内を舌で蹂躙される

息が続かずジタバタと暴れる劉協に黒衣は一度だけ放し

黒衣「鼻で息をすればいい」とひと言いってまた口を塞いでいた

部屋には水音しか響かない

舌で遊ばれ、唾液を飲まされ、次第に劉協は自ら求めていくようになった

長い間弄ばれ続け、劉協から求めると黒衣はあっさりとその行為をやめて口を離した

劉協「ふぇ・・・?なんで・・?もっと・・・して」

いつまでもしていたい、やめてほしくない・・そう、黒衣に言うも

黒衣は身支度を整え、部屋を出て行こうとした

黒衣「最初に言ったろ?俺はお前をさらいに着たと」

攫う事ができないのなら長居は無用と言いたげな黒衣に

劉協「・・・一緒についていけば・・・もっとしてくれる?」

劉協は懐柔された

黒衣「ああ、もちろん」


 
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