No.392510

ULTRAMAN LEO〜幻の宇宙〜

ヒナギクさん

村長の使いで旅に出たウルトラマンレオ。その途中で彼が見た幻の宇宙とは何か?

2012-03-16 16:21:37 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:907   閲覧ユーザー数:903

 
 

 東京。

 ウルトラマンレオはジュダと対峙していた。

「石となり永遠の時を悔やむがよい!」

 ジュダが言うと、レオは石になり、消え去ってしまった。

 

 

 獅子座L77星。

「うわあ!」

 おおとり家の寝室のベッドから落ちるゲン。

「おおとりさん!?」

 心配そうな表情でゲンの顔をのぞき込む恋人の山口 百子(やまぐち ももこ)

「大丈夫? 頭打たなかった?」

「ありがとう、大丈夫」

 ゲンは立ち上がった。

「よかった。それじゃあ私は下に行くわね」

 百子が寝室を出て行く。

「ジュダって何……?」

 ゲンは疑問符を浮かべながら寝室を出ると、階段を下りてリビングへと移動した。

 食卓には百子が作った料理が並べてある。

「おおとりさん、さっき村長さんが貴方に用事があるからって(うち)に訪ねてきたのよ」

「村長さんが?」

「食事を終えたら行ってらっしゃいな」

「うん」

 ゲンは食卓に着き、「いただきます」と、朝食を食べ始めた。

「ごちそうさま」

 朝食を終えたゲンは玄関へ向かう。

(村長さん、俺に何の用だろう?)

 靴を履き、外に出る。

 空は雲一つない快晴だ。

 ゲンは真っ直ぐ村長の家に向かう。

 ドアを開け、村長の家に入る。

「村長さん、用件って何ですか?」

「おお、来たか。まあ座れ」

 ゲンは村長の向かい側の席に着く。

 テーブルの上には大きな袋が置いてある。中には村の民芸品が入っていた。

「ゲン、今日はこの袋の中身を水瓶座にあるアクア星のバザーで売って、そのお金で精霊の冠を買ってきてもらおうと思って呼んだんじゃ。本来なら酒場の常連の爺さんが行く筈だったんじゃが、今回はお前に行ってもらおうと思う。引き受けてくれるな?」

「はい」

「それじゃあ、袋と村の民芸品じゃ」

 村長はゲンに袋を渡した。

「道中、星人には気を付けるんじゃぞ」

「分かってます」

 ゲンを村長の家を出た。

「レオ──ッ!」

 ゲンは左拳を前に突き出し、ウルトラマンレオに変身して宇宙へ飛び立った。

 水瓶座アクア星。

 ゲンは袋を手にバザー会場を回っていた。

(どこに売りつけようか。やはり高く買い取ってくれるところだよな)

 ゲンは一軒の店に入る。

「L77星の民芸品なんですが、いくらで買い取っていただけますか?」

「525ウラー出そう。だから隣の店には行くなよ?」

 ゲンは「失礼しました」と店を出て、隣の店に移動する。

「これいくらで買い取ってくれますか? 隣は525ウラーでした」

「1050ウラー出しましょう。だから僕に売って下さい」

 ゲンは隣の店へ移動する。

「1575ウラーだ。これ以上は出せねえ」

「売りましょう」

 ゲンは店員に民芸品を渡し、代金を受け取った。

(さて、精霊の冠だったな)

 ゲンは店を出ると、冠職人の家に向かった。

 家の前には女の子が立っていた。

「職人さんは?」

「お父さんは今、冠を作るための材料を集めにK76星に行ってます」

「そう。ありがとう」

 ゲンはレオに変身すると、K76星へと飛び立った。

 

 

 K76星にやってきたウルトラマンレオ。

「誰かー、助けてくれー」

 レオはその声を聞いて駆けつけた。

「おお、やっと人が来てくれたか」

 男が大地に開いた大穴の崖から落ちそうになっていた。

 レオはゲンの姿に戻り、男に手を差し出す。

 男はゲンの手を掴み、崖から這い上がるが、代わりにゲンが崖から落ちてしまった。

ドサッ!──地面に叩きつけられるゲン。

 ゲンは立ち上がり、辺りを見渡し、そして村を見つけ、駆け出す。

「あのー」

 ゲンは村の入り口に立つ男に声をかけたが、男は彼に気付かなかった。

 疑問に思っていると、ゲンは自分の身体の異変に気付いた。

 なんと、身体が透明になっているではないか。

 ゲンは村を探索する。

 見える人は居ないか。しかし、いくら捜してもゲンの見える人間は居なかった。

 ゲンが途方に暮れていると、建物の裏から声が聞こえてきた。

 耳を澄ますゲン。

「えっ、村長の娘を誘拐!?」

「(シー! 声がでかすぎる!)」

 ゲンは声のする方へ近寄ってみる。

「兎に角、村長は大金持ちだ。だから娘を誘拐して身代金を手に入れるんだ」

「分かったよ、兄貴」

(誘拐だなんて……阻止せねば。しかしこの状態じゃ何も出来ないよな)

 ゲンは誘拐阻止を諦め、村を後にした。

(さて、どうしよう?)

 ゲンは辺りを見渡した。

(ん?)

 ゲンは村の北にある小屋を見付けた。

(何だ、あの小屋?)

 ゲンは小屋へ駆け寄り、ドアを開けて中に入った。

 中には別世界へ通じる夢見の井戸があった。

 ゲンは井戸を覗き込んだ。

 すると、ゲンはいつの間にかK76星に戻っていた。

 ゲンはウルトラマンレオに変身すると、アクア星へと戻っていった。

 
 

 
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