No.369006

スーパーヒーロー大集合! グミの大冒険! #2 無敵の赤い人形!

enarinさん

○ボーカロイド小説シリーズ第6作目の”スーパーヒーロー大集合! グミの大冒険!“シリーズの第2話です。
☆ちょっと変わった、RPG風冒険小説です!
○今回はGUMIを筆頭とした“ボカロ達”が、色々なヒーローに変身して戦います。
○ゲームをプレイしている感じで、お読みいただけると有り難いです。

2012-01-27 14:31:18 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:595   閲覧ユーザー数:595

(ヤーパンの村・旅の宿“巡咲庵”(じゅんしょうあん)・GAKUの部屋・夜)

 

GAKU:さて、お風呂も夕飯も終わった事だし、3人でこれからの作戦を練りましょうか

 

GUMI:お風呂気持ちよかったネー!。キャッ♪キャッ♪

ミク:お風呂も良かったけど、夕飯の長ネギ一本焼きが美味しかったミク!、キャッ♪キャッ♪

 

GAKU:(|||´Д`)=3 浴衣を着ているからはしゃぎたい気持ちはわかりますが、頼みますから、もうちょっと深刻さを醸し出していただけないでしょうか?

 

GUMI:ごめんごめん。ついつい懐かしの“修学旅行”を思い出して

ミク:ごめんミク! ついつい“しゅーがくりょこーきぶん“ミクよ

GUMI:よし! モード切替! 作戦会議だ!

ミク:さくせんかいぎミク!

GAKU:なんとかやる気になってくれたみたいですね。では、僕とめぐみさんとミクさんの情報を簡単におさらいしましょうか。まず僕たちは現実世界から、ネットの世界だと思われる、ここ“キノコネット”に取り込まれてしまった。どうやって取り込まれたのか。自分で来たのか、誰かにそうされたのか、今の段階では全然わからない

GUMI:そしてここでは、このハンドルタグは、ハンドルネーム、ID、パスワードを意味する重要なモノ。そしてここで生き抜くためには、同じようにここに来てしまった人たちと闘技場で戦わなければ行けない。その際には登録料金がかかる

ミク:戦いでは武器防具アイテムは使えないミクが、唯一、変身する事が出来て、変身後に装備しているものだけ許可されているミク。そしてその変身ヒーローヒロインの名前だけが、戦闘時にハンドルタグの裏に表示される

GAKU:勝った者には“懸賞金”としてファイトマネーが支払われる。基本的にその村や街に滞在している場合、負けたら挑戦者、勝っているなら防衛戦をすることになっているが、強制ではない。本人がいなければ、マッチメイクは滞在場所の関係者がすることになっている

GUMI:私たちは謎を解明し、元の世界に戻るため、早朝に見つからないようにここを出て、情報がありそうな“次のポイント”に向かう事にしたってわけね

 

GAKUは購入したマップを広げた。そこには簡単ながらこの世界で解明されている村や街のポイントが描かれてあった。

 

GAKU:この地図によると、ここから一番近い“街”は、“メイテイの街”かな。どうせバトルが待っているだろうから、道中で疲れないようにしたいですね

GUMI:マップを見る限り、ほとんど山道じゃないし、しっかりしている平野の道、そして距離もないみたいね

GAKU:途中で森を抜けるから、ここだけ気をつけないとね。これにてブリーフィング終了です!。明日は早いですよ。もう寝ましょう

GUMI:(/∀\*) ね、寝るですか・・・ポッ

ミク:学歩さんは大胆ミク

GAKU:“各自の部屋”でです! はい、寝た寝た

 

GUMI:ちぇー、つまんないの・・・・

ミク:ミク~ん

 

こうしてつまんなそうにしながら、めぐみとミクは自分の部屋に戻り、早めに就寝したのだった。

(ヤーパンの村・旅の宿“巡咲庵”・めぐみとミクの部屋の前・早朝)

 

GUMIの寝言:あ、お殿様、おやめくだされ・・・・・グーーーーー

ミクの寝言:よいではないか、よいではないか・・・・・・・グーーーーーー

 

GAKU:・・・・寝言とはいえ、めぐみさんが姫様でミクさんがお殿様なんだ・・・。しかし、予想通り“寝坊”か・・・・

 

トントン

 

GAKU:GUMIさんミクさん、そろそろ出発しますよ。速攻で着替えて用意してくださいね

 

GUMI:グーーーー

 

GAKU:・・・・・・仕方ない、少々粗野だけど・・・・。すーーーー、空襲警報発令! 空襲警報発令! 全員逃げてください!

 

GUMI:うっわーーーー! 空襲怖い! 空襲怖い! に、逃げなきゃ!

ミク:ミクーーーーン!

 

GUMIとミクの二人は着崩れた浴衣のまま、学歩が立っていたドアの前に飛び出してきた!

 

GUMI:・・・へ?

ミク:ミク?

 

GAKU:おはようございます。出発の時間です。急いで支度してね

 

GUMI:・・・・・(〃▽〃)・・・・・・・寝坊してすみません・・・・・・

ミク:ごめんミク

 

こうして二人は急いで着替えて、全員支払いを済ませ、次の“メイテイの街”に出発した。

 

***

 

(キノコネット・メイテイの街へ続く道の途中・メイテイの森林道・昼)

 

GUMI:うーむ、お決まりの展開ね・・・

ミク:“山賊”ミク・・・

GAKU:まさか、ここでも定番イベントが発生するとは・・・。でも今風に女の子3人組の山賊なわけね。萌え要素を入れてきたか・・・

 

山賊のネル:やいやいやい! 俺様達はメイテイ一の山賊衆“アシュボカーロ一味”! 俺様はその名も“お頭ネル”様でぃ!

山賊のハク:わ・・・わたしは・・・その・・・“見習いのハク”です・・・宜しく

山賊のテト:(`・ω・´)ノ

 

GUMI:・・・・・

ミク:・・・・・

GAKU:・・・・・

 

ネル:な、なんでぃ! 少しは怖がったらどうでぃ! 山賊なんだぞ! 本当だぞ!

ハク:一応今回はそういう設定になってるみたいです。あの、その、だめでしょうか?

テト:ヽ(`Д´)ノ

 

GUMI:・・・・・・爆笑

 

ネル:な、なんだとー! おい! 野郎ども! こいつらの身ぐるみ剥がしちまうぞ!

ハク:が、頑張ります・・・・

テト:ヽ(゚∀゚ )ノ

 

GAKU:うーむ、一応戦闘意欲はあるんだね、じゃあこっちも変身して・・・

 

そのとき、高い木の上の枝に、赤い“なにか”が立っていた!

 

???:まつのだ! アクはあちしがゆるさないんだお!

 

ネル:誰だ!

 

その声の主は、どうやら酒屋エプロンをつけ、赤いマントをなびかせた、茶色の髪の毛で赤い服を着た女の子の人形だった。

 

???:よばれてなのるもおこがましいが、あちしはせいぎのスーパーヒロイン、“ぷりちーどーる・め~こ”なんだお!

 

GAKU:結局名乗ってるじゃん・・・

 

ネル:え~い、邪魔くさい! 野郎ども!、まずはあの変な人形から片づけるぞ!

ハク:はい、新兵器のロケットパンチキャノンを用意しました

ネル:でかした! テト! 発射しろ!

テト:⊂(゜∇゜)ノ

 

バキューーーーーン!!!

 

ロケットパンチは見事にめ~こ人形に命中した。が・・・・、

 

ボヨヨーーーーーーーーーーーン!!!!!

 

ネル:え?

ハク:はぅっ

テト:━━(゚Д゚;)━━━

 

め~こ人形:は!は!は! あちしには、ぜーーーーんぜんきかないんだお!! これぞ、あちしのひっさつわざ、“すーぱーあーまー”なんだお!

 

ネル:くっそー! 今回は全員見逃してやる! 野郎ども! 撤退だ!

ハク:お邪魔しました・・・・

テト:(/□\*)

 

GAKU:な、なんなんだ・・・あいつら・・・

GUMI:思ったんだけどさ・・・

GAKU:皆まで言うな。女の子だから“野郎”じゃないとか・・・・

ミク:見逃すんじゃなくて、逃げるんだとか・・ミクミク

 

め~こ人形:みなさん、“めいていのまち”はすぐそこなんだお! きをつけていくんだお!

 

め~こ人形はマントをなびかせ、さっと、森の中に消えていった。

 

GUMI:ありがとー! め~こ人形さん!

GAKU:とりあえず“人形なのに動いて喋る”ってツッコミはやめておくよ

ミク:ミク

(キノコネット・メイテイの街・門番の前・夕方)

 

街の男性:うぃーーーーーひっくぅ!

街の女性:きゃはははは! ひっく!

街の犬:わふーーーん、ひっく!

街の猫:にゃふーーーーん! ひっく!

 

GAKU:な・・・・なんなんだ・・・この街・・・・・

 

門番:うぃ~、ひっくっぅ・・、んじゃぁ~、“はんどるのたぐちゃん”を全員みせてくらちゃいな、ひっく

 

GUMI:は、はい・・・・

 

全員、ハンドルタグを酔っぱらいの門番に見せた・・・というか、見えるように目の前にかざした。

 

門番:うぃ~、よ~ひ、れんいん、ひょーへー! めひてひのまちにようこそ~、ひっく

 

全員、額に線がシャシャシャと入ったどんより気分で街に入っていった。

 

テクテク

 

GUMI:あの・・・もしかして、“メイテイ”って、この街の名前・・・・

GAKU:酔いつぶれる意味の“酩酊”だったのか・・・・

ミク:いろんな意味で怖いミク・・・・

 

***

 

(キノコネット・メイテイの街・登録所・夕方)

 

登録所:トーギジョーヘノ トウロクニハ 20マッシュ ヒツヨウレス ココニ イレテクラサヒ ピコピコ ヒック

 

チャリンチャリン

 

登録所:リョーカヒ ヒマヒタ デハ トウギジョーニ オハイリクダサイマヘ ピコピコ ヒック

 

テクテク

 

GAKU:・・・人間以外に動物まで酔っていたのにも驚いたが・・・・

GUMI:機械まで酔っぱらっていたのね・・・・

ミク:本末転倒ミク

 

一行は闘技場内部に入っていった。

 

***

 

(キノコネット・メイテイの街・闘技場・夕方)

 

男性観客:うぃ~、めいこちゃーん! 次も頼むよ! ひっく!

女性観客:きゃはは! めいこおねーさま! 次も賭けに勝たせてねー! ヒック!

 

GUMI:もう驚かない、驚かないぞ・・・

GAKU:どうやらここの今のチャンプは“めいこ”という名前らしいな

ミク:どっかで聞いた名前に似ているミク

GUMI:あ、森で会った、動いて喋る人形ね。偶然でしょ

 

髭のリングアナウンサー:それでは本日の最終戦を始めまーす! 赤コーナー! チャンピオン! ハンドルネームー!『MEIKO』!!!!

 

そこには、茶色の髪の毛、赤い服の、スタイル抜群のお姉さんが立っていた。しかし、どうやらこの人も現実世界から来た人物である容姿が伺えた。そしてこの人がチャンピオンらしい。

 

髭のリングアナウンサー:続きまして、青コーナー! 本日最後の挑戦者! ハンドルネームー!『GUMI』!!!! それと、タッグの相方選手―! ハンドルネームー!『GAKU』!!!!

 

GAKU:ちょっと待て! 1vs1形式じゃなかったのか?

髭のリングアナウンサー:だって、チャンプのMEIKOさんが、1vs2でいいっていうんだもん

GAKU:うーむ、じゃあ、戦闘は1vs1で、こちらは合計2名にするって言ってきてくれないか?

GUMI:え? だって、こっち二人で攻撃したほうがいいじゃん!

GAKU:全員ヒーローヒロインになっているんだ。向こうが一人なら、やはり対決は1vs1にすべきだ!

GUMI:男ってこだわるのよね~、こういうの。女性はその点、合理主義なんだけど。でもそれならなんでMEIKOって女性、1vs2でいいって言っているんだろ? 絶対不利じゃない

 

髭のリングアナウンサーはMEIKOの所に行って、用件を伝え、交渉していた。

 

タッタッタッ

 

髭のリングアナウンサー:えー、そっちがそれでいいなら、1vs1にしようとの事です

GUMI:ちぇ! せっかく有利だったのに

GAKU:よし! 条件を変えたお詫びに、私が最初に出よう!

GUMI:そうね。相手の出方とか一応見て置くから、頼むわ

GAKU:よし!

 

髭のリングアナウンサー:それでは試合を始めます! キノコファイト、レディーーーーーゴォ!!

 

MEIKOとGAKUはすたすたと中央に歩いてきて、とりあえず挨拶することにした。

 

MEIKO:条件を変えたのは、あなたね。せっかくのチャンスだったのに

GAKU:男のこだわりだ。1vs1で挑ませて貰う!

MEIKO:私の変身した後の姿を見ても、もう変えられないわよ?

GAKU:それはこっちのセリフだ!

 

GAKUは、MEIKOとの距離を取って、変身ポーズで身構えた!

 

GAKU:いくぞ! 変身!! 剣神ガクポ!!!!

 

前回と同じように全身が光り輝き、日本刀を携えた“未来的な侍”に変身した!

 

MEIKO:じゃあ、私もボチボチ行こうかね。変身!

 

MEIKOは右足を軸にして、アイススケートのフィギュア選手のように体が光り輝いてスピンした! しかし、どうも、元のスレンダーな外形がスピンを繰り返すたびに、“違った”方向へ変わって行っているように思えた。そして変身が終わった。

 

め~こ人形:じゃーーーーーーん! あちしがむてきのへんしんひろいん、『ぷりちーどーる・め~こ』なんだお!

 

GUMI:げ! あの時の!

剣神ガクポ:じゃ・・・・じゃあ、あの森で助けてくれたのって、あなただったんですか!

め~こ人形:そうなんだお! めいこのすがただといろいろめんどうだったから、へんしんしてやっつけたんだお! さあ、どうするんだお!?

剣神ガクポ:どうするもなんも、恩人とはいえ、今は対戦相手。こちらとて戦って勝たねばならん! 許せ!

 

剣神ガクポは頭上へ日本刀を振りかぶって、まっすぐにめ~こ人形に振り下ろした! しかし・・・

 

ポヨヨーーーーン

 

剣神ガクポ:な!

め~こ人形:むだむだむだなんだお! だげきもざんげきもきかないんだお! これぞ“すーぱーあーまー”の、いりょくなんだお!

剣神ガクポ:くっ! 昼に見たとおりの性能か!

め~こ人形:こんどはあちしからいくんだお! ひっさつ!、かいてんぱんち!

 

すると、め~こ人形は両腕を横に伸ばし、右足を軸にしてスピンした! すると軟体なのかビューーーーンと手が伸びてきて、剣神ガクポの体を直撃した!

 

剣神ガクポ:グフォァ!

 

剣神ガクポは、回転してきたパンチをもろに受け、スピンしながら、闘技場の壁に激突して、変身が解けた。

 

カンカンカン!

 

髭のリングアナウンサー:これで一人目撃沈です! 今回は変則ルールですので、GUMIチームのもう一人の方、すぐに闘技場中央へ来てください!

 

GUMI:や、やばい、この人強い! で、でも戦わないと、負けになっちゃう・・・

GUMIは、とぼとぼと中央へ歩いていった。

 

め~こ人形:こんどのあちしのあいては、あなたなんだお。へんしんしたほうがいいんだお!

GUMI:は、はい。変身! メグロイドエーーーーックス!!

 

GUMIは前回と同じように変身した。

 

め~こ人形:ぶきとかないんだお? だげきはあちしにはきかないんだお!?

メグロイドX:わ、わかってるわよ! とにかく距離はとらないと

 

メグロイドXは素早くバックステップし、め~こ人形と距離を取った。あのパンチは喰らうわけには行かないし、また新しい技が来る事を考えると、距離は取っておいた方がいい。しかし、め~こ人形はそれほど甘くなかった。じわじわと歩いてきて距離を詰めてきた!

 

め~こ人形:こうなることはそーてーないだったから、ひとりでもふたりでもよかったんだお! さぁ、ねんぶつでもとなえるがいいんだお!

メグロイドX:ど、どうしよう、全然対抗できる技がない・・・

 

ピンッ

 

メグロイドX:あれ? あ! 服のピンがとれちゃった!

 

メグロイドXは変身が解けてGUMIに戻ってしまった! そしてピンはメグロイドXの前方、め~こ人形との間に転がっていった。ジワジワと近づくめ~こ人形は、それを踏んづけてしまった。

 

プシュッ!

 

ふにゃふにゃふにゃ・・・・・

 

め~こ人形:ありゃりゃ・・・・・・なんかとんがったものであながあいちゃったみたいなんだお・・・・くうきがぬけていくお・・・・

 

ふにゃ、ばさっ

 

め~こ人形だったモノは空気が抜けたビニール人形のようになって、地面にへばりついてしまった!

 

カンカンカン!

 

髭のリングアナウンサー:MEIKO選手、試合続行不能と見なしまして、この試合、GUMIチームの勝利と致します!!!

 

GUMI:え?

 

髭のリングアナウンサー:おめでとうございます! はい、これファイトマネー

 

GUMI:あ、どうも・・・

 

GUMIはいつものように髭のリングアナウンサーからファイトマネーを受け取ると、変身が解けたMEIKOに近づいていった。

 

GUMI:あなたも現実世界から来た口よね。登録所で待っているから。目印はツインテールの緑の妖精よ

 

MEIKO:わ、わかった・・・

 

壁の端でうずくまって試合を見ていたGAKUが呟いた。

 

GAKU:あ、あの中身・・・・空気だったんだ・・・。つまり“打撃”や“斬撃”はだめだけど、ピンとかの“突撃”なら効くのか・・・

(キノコネット・メイテイの街・登録所・夜)

 

MEIKO:おっまたせ~!

GUMI:素は明るい人なんですね

MEIKO:そうよ! これが取り柄でここまで勝ち続けてきたんだから!

GUMI:それにしても、あの変身した姿。今回は偶然こちらが勝てたけど、ある意味、無敵ですよね?

MEIKO:そうね、突撃には弱いけど、それ以外は無敵ね

GUMI:あの~、すいませんが、私、この街で服とか下着とか揃えたいんですけど・・・

ミク:私もミク。妖精用のコーナーもあるから

GAKU:恥ずかしながら僕も2着ほど・・・

MEIKO:お! じゃあ、ここのデパートに行こうか。なんでも揃うよ。その後は宿でご飯にしよう! あ、忘れてた! 私の名前は咲音メイコよ。ハンドルはMEIKO、変身ヒロインの名前は『ぷりちーどーる・め~こ』、長いから闘技場以外では『め~こ人形』って呼んでるわ

GUMI:私は勇気めぐみ。ハンドルはGUMIです

ミク:ミクはミクです。妖精やってますミク。ハンドルはMIKUですミク

GAKU:僕は神威学歩です。ハンドルはGAKUです

 

MEIKO:おっし! じゃあ、行くとするか!

GUMI:あの~、それなんですが、私たちが来た時、この街の人、動物、ロボット、全部酔っぱらっていたんですけど、大丈夫だったのはMEIKOさんとリングアナウンサーだけで・・・・

MEIKO:あー、それね。この街珍しいんだけど、昼間~夜は酒を飲んで酔っぱらっているけど、夜遅くから午前中は正気なのよ。逆転しているのよね、ここ

GUMI:ははは・・・・。それとMEIKOさんってお酒強そうですよね

MEIKO:酒は主食ね。でも、勝ち抜くために、ちょっと制限しているの。あ、でも、あなた達と一緒にいたら、大丈夫ね。私もついていっていいかい? ここにいるとき、ある程度調べた情報もあるし、お金も結構貯めたよ

GAKU:是非お願いしたいです。無敵のめ~こ人形さんのお力は欲しいです

GUMI:あ! もちろんMEIKOさんの情報もマンパワーも

ミク:楽しくなりそうミク♪

 

MEIKO:ほんじゃ決まった! メイテイデパートに直行!

 

***

 

(キノコネット・メイテイの街・メイテイデパート・女性下着売場・夜)

 

MEIKO:じゃあ、私のブラから揃えるわね。戦闘には不向きだったのよね、これ。えっと・・・・Fカップで肩紐無しのやつで、シックなのがいいかな・・・・・・・・あ、これでいいや

 

MEIKOが掴んだのは、Fカップの黒いブラだった。それを2つかごに入れた。

 

GUMI:おおおおー!!!! ごーじゃーーーーす!

MEIKO:それと、めぐみさんのも探さないとね、カップサイズは?

 

GUMI:・・・・・ぇぃ・・・・・・

MEIKO:・・・・・・・・ok・・・・・・・・・・

 

MEIKOはAカップで可愛いのを2つGUMIに見せて、静かに了承を貰い、かごに入れた。その後、パンツも揃えて、キャッシャーで精算した。

 

MEIKO:さ、さて、次は洋服ね。めぐみさん大変だったわね。そんな汚れた服で。私は軽装だけど、可愛いの選んであげるね。そうそうミクちゃんのも一緒に見て上げる

 

ミク:ありがとうミク。妖精コーナーも一緒にあるのが普通ミク

GUMI:きゃー、行こう行こう! キャッ♪キャッ♪

 

***

 

そのころ・・・・

 

(キノコネット・メイテイの街・メイテイデパート・男性下着&洋服売場・夜)

 

学歩一人だけだった。ぽそぽそと下着と洋服を選んでいた。

 

GAKU:・・・・なまら寂しいべや・・・・い、いや、別に幻想とか抱いてなかったけど・・・・期待は・・・・ちょっとあったかも・・・

 

学歩は深いため息をついた。

 

GAKU:女の子だけの向こう・・・・楽しいんだろうな・・・・・ふぅ

 

GAKUはサイズをみて、柄とかは適当に選んで、レジで精算し、合流地点にとぼとぼと向かった。

 

***

 

(キノコネット・メイテイの街・メイテイデパート・B1Fフードコーナー・夜)

 

GUMI:キャッ♪ キャッ♪ 楽しかったね~♪

ミク:久しぶりに楽しい買い物でしたミク♪

MEIKO:私も久々に学生の頃を思い出したわ!

 

どよーーーーーーん

 

GAKU:・・・・楽しそうだったんだね・・・・・

 

GUMI:あ! その、なんだ、やっぱ下着とか服とかは同じ性別の人じゃないと・・・・ね

ミク:あ、その、あ! これフードコーナーで買ったメロンソーダ、まだ飲んでないけど、これあげるミク

 

GAKU:わ! サンキュー!! 喉が乾いていたんだ!! ゴク! ゴク!

GUMI、MEIKO、ミク:(単純な男・・・・・・)

 

MEIKO:じゃあ、ボチボチ宿に移動しようかね。私が使っているところでいいよね

GUMI:はい。学歩さんが買った地図では細かいことが描かれてなくて・・・

GAKU:あれはザックリの地図だからね

 

MEIKO:ほんじゃま、レッツらゴー!!!

 

*****

 

ナレーター(妖精ミク):心強い仲間“MEIKO”さんが加わり、よりにぎやかになったGUMIさん一行。とりあえず宿に向かう事にしましたが、恒例の修学旅行のようなノリになるのでしょうか? そして、単独男性のGAKUさんの運命やいかに!(大げさ)

 

(続く)

 

CAST

 

GUMI(勇気めぐみ) & メグロイドX:GUMI

GAKU(神威学歩) & 剣神ガクポ:神威がくぽ

妖精ミク & ナレーター:初音ミク

MEIKO(咲音メイコ) & ぷりちーどーる・め~こ:MEIKO

 

髭のリングアナウンサー、観客、登録所の人、門番、街の人、街の犬、街の猫:エキストラの皆さん


 
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