No.357305

真・恋姫無双 (修行編) 第一章

カイさん

改めまして、あけましておめでとうございます、新年一発目の小説です。
団体戦編では秋蘭の成長を、この修行編では春蘭の成長を描きます

2012-01-03 05:55:25 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:9876   閲覧ユーザー数:7883

愛紗「うーん」

 

カツカツ!

 

愛紗「うーーん」

 

カツカツ!

 

愛紗「うーーーん」

 

桃香「愛紗ちゃん?如何したの」

 

愛紗「わあ!?と、桃香様!?」

 

桃香「もうすぐ会議始まるよ?早く行こう」

 

愛紗「は、はい」

 

桃香「如何したの?何か悩み事?」

 

愛紗「実は、まだ北郷殿に謝って無くて」

 

桃香「えー!?そうなの!?如何しよう今日の会議は、北郷さんだって出席するんだよ?」

 

愛紗「だから迷ってるんです」

 

桃香「仕方ないか~会議が始まる前に謝ろう」

 

愛紗「はい」

 

愛紗には、珍しい位足取りが重かった

 

 

春蘭「なあ一刀!氣の修行とは何をするのだ♪」

 

一刀「会議が終ったら話すよ」

 

秋蘭「そうだぞ姉者、まずは自分の仕事を終らせねばいけないぞ」

 

春蘭「うーん、それもそうだな」

 

秋蘭「ところで一刀、あの後愛紗とは、話をしたのか?」

 

一刀「愛紗?・・・ああ!関羽さん!話してないよ」

 

春蘭「そうなのか?」

 

一刀「ああ、あの後部屋に戻って春蘭の修行の内容考えてたから」

 

春蘭「うう~やっぱり気になる、教えてくれ一刀////」

 

一刀「それは「会議が終ってからにしなさい」華琳」

 

華琳「そろそろ時間よ、席に着きなさい」

 

春蘭・一刀・秋蘭「「「御意」」」

 

ガチャ!

 

蓮華「華琳ゴメンなさい、遅れたかしら?」

 

桃香「すみません」

 

華琳「構わないは、今準備が終った所よ」

 

蓮華達呉と、桃香達蜀の武官・文官が王座の間に入ってくる

愛紗「あっ!」

 

一刀「・・・どうも」

 

愛紗「・・・」

 

華琳「全員揃ったはね、それじゃあ会議を始めましょう」

 

桃香「愛紗ちゃん、ほら謝らないと」(ヒソヒソ)

 

愛紗「無理ですよ、如何見ても嫌われてるじゃないですか!?」(ヒソヒソ)

 

桃香「でも」(ヒソヒソ)

 

華琳「桃香、何コソコソ話してるの!」

 

桃香「ご、ゴメンなさい、あ!あの北郷さ「ゴメン!ゴメン!遅くなっちゃったー!」雪蓮さん!?」

 

華琳「遅刻よ雪蓮」

 

雪蓮「ゴメンね、祭の様子見て来たのよ」

 

華琳「どうだったの?」

 

雪蓮「もう少しで普通に歩けるらしいの」

 

桃香「良かったですね♪」

 

蓮華「一安心ですね」

 

雪蓮「ところで、会議はどれだけ進んでるの?」

 

華琳「今始まったばかりよ、早く席に着きなさい」

 

雪蓮「はいはーい♪」

 

雪蓮が席に着くのと同時に、会議が始まった

 

 

雪蓮「それにしても、魏ってほんとに治安が良いのね」

 

冥琳「確かにな、参考になる物ばかりだ」

 

朱里「でもその分、凪さんが抜けた穴は大きいですね」

 

一刀「普通に生活出来るだけなら何とかなってるんです、だから書類整理に専念して貰ってます」

 

蓮華「休ませないのか?」

 

一刀「言ってるんですけどね、休めって」

 

風「凪ちゃんは、寂しがりやですから、お兄さんの側に居たいんじゃないですか?」

 

一刀「それなら嬉しいんだけどね、でも休める時は休ませてるよ」

 

稟「それはそうです、無理をして完治が遅くなったら、本末転倒です」

 

桂花「あんまり無理させるんじゃないわよ」

 

一刀「判ってる、当分は凪の分の警邏は、俺がやる予定だ、それで良いか華琳?」

 

華琳「ええ、そうしてくれると助かるわ」

 

秋蘭「華琳様、先日調査した五胡の件ですが、今の所目立った行動は見られないそうです」

 

華琳「そう判ったは、引き続き調査を進めなさい」

 

秋蘭「御意」

 

春蘭「兵の調教も順調です、このままを維持できれば五胡との戦いは有利になるかと」

 

華琳「そう、でも油断は禁物よ、出来る事はとことんやって頂戴」

 

春蘭「御意」

 

華琳「それじゃあ、今日はこの辺で終わりにしましょう」

 

全員「はい!」

 

春蘭「よし!一刀、早く行くぞ♪」

 

一刀「判ったから、落ち着けよ」

 

秋蘭「あー張り切っている姉者も可愛いな」

 

華琳「待ちなさい」

 

春蘭・一刀・秋蘭「「「???」」」

 

修行に行こうとした三人を、華琳が止める

華琳「一刀、その修行って何をするのかしら?」

 

一刀「うん?どうしてそんな事を」

 

華琳「あら、私に言えない事なのかしら?」

 

一刀「別に言えない訳じゃないよ」

 

華琳「なら話なさい、秋蘭の時みたいに黙っている必要は無いでしょう?」

 

一刀「ふぅーまったく、今日はあくまで、氣の属性と、氣孔球を確認してから少しずつ、氣の修行を始めるつもりだけど」

 

魏以外「「「???」」」

 

風「確かに、確認は必要ですね~」

 

稟「氣の確認なら済んでいるでしょう?春蘭様は赤・火の属性ですよね」

 

一刀「それだけかどうかを確かめる、もしかしたら二つ属性があるかも知れない」

 

桂花「だったら此処で確かめれば良いじゃない」

 

秋蘭「うーん、一刀如何する?」

 

一刀「そうだな、確認だけなら良いか、それより説明しないといけないね」

 

一刀は、蜀・呉の全員の方に振り向く

 

 

一刀「要するにですね、これこれじかじか、かくかくうまうま、で」

 

蜀・呉全員「「成る程」」

 

一刀「それじゃあ早速始めるか」

 

そう言い終わると、一刀は春蘭の手を握る

春蘭「あっ////」

 

一刀「如何した?」

 

春蘭「な、何でもない////」

 

秋蘭「何を照れているんだ姉者、手を握った事など幾らでも有るだろう?」

 

春蘭「わ、わかっている////」

 

一刀「始めるぞ」

 

そう言い終わると、一刀は春蘭の手に氣を流す、そしてそのままもう片方の手を重ねた

 

 

桃香「すごい・・・」

 

朱里「何だか此処まで離れていても、判ります」

 

雛里「うん、凄く暖かい」

 

愛紗「うむ、とても真似出来んな」

 

星「ところで愛紗よ、何時謝るんだ?」

 

愛紗「うっ!」

 

雪蓮「しばらく見てなさいよ、そうすれば時間が出来るから」

 

冥琳「そう焦る事は無い」

 

穏「あーん知りたいですあの方法////」

 

蓮華「思春、気絶させる準備を」

 

思春「御意」

 

明命「あっ!終るみたいです」

 

春蘭の手が、少しずつ離れると春蘭の手が光を放っている

それぞれの手が、赤い光を

一刀「赤一色か」

 

春蘭「私は、秋蘭の様に二つの属性ではないのか?」

 

秋蘭「みたいだな」

 

一刀「じゃあ、後は特性を、うん?」

 

春蘭「一刀、如何した?」

 

カツカツカツ!

 

ギュ!

 

春蘭「お、おい一刀!?////」

 

蜀・呉全員「「!?!?!?////」」

 

突然一刀は、春蘭の両頬を手で触って、顔を近づけた

 

 

一刀「これは・・・」

 

春蘭「か、一刀!?////」

 

一刀「静かに・・・」

 

春蘭(出来るか!?////)

 

今二人の顔の距離は、キスが出来てしまうんじゃないかと思うほど近い

 

 

一刀「・・・」

 

春蘭(ドキドキ////)

 

一刀「・・・」

 

春蘭(ドキドキドキドキ////)

 

一刀「・・・」

 

春蘭(ドキドキドキドキドキドキドキドキ////)

 

しばらくして、一刀は、顔を離す

一刀「うーん」

 

華琳「一刀、何か判ったのかしら?#」

 

一刀「意外な結果が出た」

 

稟「意外な結果?」

 

一刀「ああ・・・これはちょっと大変だな修行」

 

風「大変?」

 

一刀「ああ、うん?春蘭」

 

春蘭「・・・////」

 

一刀「春蘭?」

 

春蘭は、顔を赤くしたまま固まっていた

 

 

一刀「おい、春蘭」

 

秋蘭「一刀!?今近付くな!!」

 

一刀「え?」

 

時既に遅し、一刀は既に春蘭の肩に触れていた

 

 

春蘭「あっ!あっあっあ!!ああーーー!!!!////」

 

ゴン!!

 

一刀「がは!?」

 

桃香「ああー!!北郷さん!?」

 

顔を赤くした春蘭が、一刀に頭突きをする

春蘭「ああー////」

 

フラフラ

 

ボン!?ドサ!?

 

秋蘭「姉者!?おい姉者確りしろ!!」

 

春蘭「ああー、かじゅとぉ~////」

 

顔だけでなく、体全体が真っ赤になった春蘭が気絶してしまう

 

 

その後二人を部屋に運んで、看病にお明け暮れた人がいたとか居なかったとか


 
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