No.337027

真・恋姫✝無双 守る者 一話

DOWANNGOさん

こんにちわ~
ようやく始まりました!
『真・恋姫✝無双 帰って来た者』の続編!
『真・恋姫✝無双 守る者』!
設定としては左慈達と戦ってから一年後です!

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2011-11-20 14:11:01 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3931   閲覧ユーザー数:3338

「はぁっ!」

 

ガキンッ

 

「くっ!」

 

今は天下武道会の準決勝中。

皆は最初俺が出るのを渋っていたが俺が説得して認めさせた。

さて、今の相手は春蘭。

春蘭は怒涛の勢いでここまで勝ちあがって来た。

今の春蘭には一撃一撃にすごい覇気を纏わせている。

 

「だらぁっ!」

 

「ふっ!」

 

ガキンッ!

 

因みに言うと俺の刀は北谷菜切じゃない。

あれから真桜に北谷菜切をモデルに別の刀を創ってもらった。

何故かと言うとあれは于吉が俺にくれた特別な品。

それを軽々しく使う訳には行かない。

そう思って真桜に創ってもらった訳だ。

創ってもらった刀が中々の一振りで『桜舞』と名付けた。

 

「流石春蘭だな。強くなったじゃないか」

 

春蘭の実力は一年前と比べ物にならない位になっている。

華琳に聞くと俺と同じ次元に来るために一生懸命頑張っているそうだ。

本当に可愛いよなぁ……秋蘭じゃないけど。

 

「北郷!そろそろ終わらせるぞ!」

 

「ああ!来い!」

 

そう言って春蘭が俺に斬りかかって来る。

俺も春蘭に斬りかかる。

この一撃で全てが終わる。

そんなことを思いながら俺達は最後の一撃をぶつけあった。

そして……

 

「流石北郷だ」

 

俺は春蘭の首に桜舞を突きつけた。

 

「戦ってる最中何度もひやひやしたけどね」

 

春蘭は俺の苦手な手で何度も攻めて来たから何度もひやひやした。

いつの間に弱点を見破られていたのだろう?

 

「それでも負けたのだ。

北郷、次は勝つからな」

 

「楽しみにしてるよ」

 

『勝者!北郷一刀!』

 

審判は俺と春蘭が話す時間をくれたのだろう。

審判が勝者を告げると観客の皆が拍手をして俺が勝ったことを祝福してくれる。

すると春蘭は春蘭の入って来た選手入り口の方へと歩いて行った。

俺も自分が入って来た選手入り口の方へと歩いて舞台から去った。

皇帝席

 

俺が居るのは特別に俺の為に創られた特等席。

本当は皆の所に行きたかったのだがそれは聞き入れられなかった。

華琳曰く『皇帝としての自覚を持ちなさい』とのこと。

寂しがり屋の女の子の癖にな……

今何か殺気があったけど気のせいだろう。

そんなことを考えていると

 

『勝者!呂奉先!』

 

『うぉぉぉぉぉぉぉっ!』

 

そんな歓声が鳴り響く。

しまった……!全然見て無かった……

恋の相手は霞か……

後で酒を飲むことをしばらく禁止しとくかな。

今の状態で酒を飲まれたら困る。

あ~恋に仕合の感想聞かれたらどうしよ……

 

『決勝までしばらく休憩とします!』

 

さて……華琳達に怒られるのを覚悟で屋台を適当に回って恋達から逃げるかな。

その前に……

 

「おい、張遼に伝言をしろ。しばらく酒を飲むなってな」

 

「はっ!陛下も大変ですね……」

 

「全くだ……」

 

兵にまで心配されるなんて……

まぁ、嬉しく無いって訳じゃないんだけどな。

 

「それより陛下」

 

「ん?」

 

兵士は真面目な顔をする。

何かあったのか?

 

「管輅さまからの伝言です。

『見て無いことは占いの結果で分かってるから逃げないでね』だそうです」

 

「分かってるのな……」

 

俺は椅子に座ったまま項垂れてしまった。

多分逃げる道々には武将たちが配置されているだろう。

大人しく恋と霞に謝るしかないな……

そんなことを考えていると俺の愛おしい人達がやってきた。

 

「「「一刀(ご主人様)(隊長)(北郷)(兄ちゃん)(お兄ちゃん)(兄様)(お兄さん)(一刀殿)(一刀さん)!」」」

 

「やぁ、皆。

恋、霞、ごめんね……考えごとしてたら見るの忘れてたんだ」

 

俺は素直に頭を下げて謝った。

これで許してくれなかったら後で言われるを事何でもするしかないだろう。

 

「一刀、一つだけ聞いてくれる?」

 

「何でも」

 

俺がそう返事をして頭を上げると霞は口の端を吊り上げた。

あれ?何だか嫌な予感が……

 

「後で酒奢ってや」

 

おっと……嫌な予感が当たった……

でもしょうがないか……

 

「分かった。

後で奢るよ」

 

「よっしゃぁぁぁっ!」

 

霞は本当に嬉しそうに叫んでそこら辺をぴょんぴょん飛びまわっている。

本当に嬉しかったんだろうな。

 

「恋は?恋は何か欲しい物は無い?」

 

「……ご飯」

 

俺の財布が一気に軽くなるだろう。

 

「分かった。

決勝が終わってからね」

 

「……ん♪」

 

恋は大した感情の動きは無いけど嬉しそうだ。

俺も彼女が喜ぶのは嬉しい。

……財布が軽くならなければ。

 

『休憩時間は終了です!決勝の選手は舞台に上がってください!』

 

そんな司会者のそんな声が聞こえ俺は立ち上がった。

 

「恋、行こうか」

 

「……ん」

 

そして俺達は舞台へと向かった。

舞台

 

『天下一品武道会決勝戦!

選手を紹介いたしましょう!

東から現れるは深紅の旗の下、盗賊達を斬り捨てる!

飛将軍!呂奉先!』

 

『うわぉぉぉぉぉぉぉぉっ!』

 

そんな歓声と共に恋が現れた。

その姿の威厳は飛将軍の名に恥じることが無い素晴らしい姿。

思わず見惚れてしまいそうになるのを何とか踏ん張る。

 

『西から現れるは我等が皇帝!

呂奉先すらも従える!

皇帝!北郷一刀!』

 

『きゃぁぁぁぁっ!陛下ぁぁぁぁっ!』

『こっち見てぇぇぇぇっ!』

『結婚してぇぇぇぇっ!』

 

何でだろうか。

いつも俺が公共の場に出るとそんな声援が聞こえて男からはバッシングが来るんだ。

それに皆からは後で罵倒が来るんだ。

俺は悪く無いのに……

 

「ご主人様、恋がお仕置きする!」

 

こえぇぇぇぇぇっ!恋がこえぇぇぇぇぇぇっ!

俺は悪く無いよ!悪く無いんだよ!

 

『陛下……お気を付けて……それでは、始め!」

 

その合図と共に仕合を始める銅鑼が鳴った。

恋はその銅鑼の音と共に襲い掛って来た。

 

「くっ!」

 

成長した恋の一撃は成長した春蘭以上に力があって速さも春蘭以上だから受けるのも相当大変だ。

 

「だらぁっ!」

 

「っ!」

 

俺は恋の攻撃を何とか弾いて俺も攻撃を始める。

連撃の中で前回決着を着けた獅子王を入れるが恋はそれをかわしてやり過ごす。

やっぱり成長してるな……

そんなことを考えていると恋は少し距離をとって薙ぎ払いの構えを取る。

 

「居合斬りか……」

 

そう言えば昔鍛練の時に恋に見せた時があったかな……

見せなければ良かったな……

でも、居合斬りも欠点はある。

外すと大きな隙が出来る点だ。

恋の居合斬りをかわせば勝ったのも当然だろう。

そう思って俺は恋に向かって走る。

恋は予想通り居合斬りを仕掛けて来た。

俺はそれを少し下がってかわした。

 

「もらったぁぁぁっ!」

 

そう叫びながら恋に襲い掛る。

 

「っ!?」

 

何だ……今の嫌な予感は……

俺が絶対的に優位に立っているのに……負けているかのような感じ……

俺はその嫌な予感に従い屈んだ。

すると俺の上を方天画戟が通り過ぎる。

 

「二段構えか!」

 

薙ぎ払った後で刃を返してもう一度薙ぎ払ったか。

成程、流石恋だ。

だが、

 

「俺の勝ちだぜ」

 

俺は通り過ぎた恋の方天画戟の左手で押さえ桜舞を右手で持って恋に突きつけていた。

 

「……ん。恋の負け」

 

『この勝負!北郷一刀の勝利!

よって優勝者は北郷一刀!』

 

『陛下ぁぁぁぁぁっおめでとうございます!』

『かっこいいです!』

『流石陛下!』

 

そんな声援と共に様々な所から殺気が放たれていたのは言うまでも無いだろう……

俺は悪く無いと言うのに……はぁ……

後書き

 

やっぱり戦闘シーンは苦手です……

グダグダになりました……

それはさておき次回がどうなるかはまだ分かりません。

次回のことを全く考えて無いので。

では、また次回で~


 
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