No.335246

災厄再び?!変態獣討伐大作戦!! そのよん

戦国さん

変態討伐の第四話、投稿完了

ふぅ~疲れたよ・・・でも投稿出来てよかった
駄文ですが、楽しんで読んでもらうると幸いです

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2011-11-16 09:43:50 投稿 / 全14ページ    総閲覧数:1270   閲覧ユーザー数:1095

一人の青年が商店街を歩いているとき大きな爆発音が聞こえた

 

「あの方角はジョージさんか・・・援軍は・・・・・・・必要ないか。あの人の事だ、一人でもなんとかなるか」

 

青年は何事もなく商店街の大通りを歩き。二振りの日本刀をぶら下げ、彼は彼が行くべき戦場へ向かった。

 

彼は・・・いや、彼らはある動物と戦っていた。いや。動物のようで動物ではない、簡単に言えば奴らは『変態』というものが動物の形になって行動していると言った方がよいだろう。

 

「あいつらとの勝負・・・今こそつけてやる!」

 

この青年、名は戦国は先ほどの『変態』と戦う管理者の一人。見た目はやや整った顔に腰まで届きそうなほど長い黒髪を持ち。剣道着の上に純白に輝く羽織をまとった、侍にしてはやや派手な格好をしていた。

 

そんな時、彼が持っていたトランシーバーから声が聞こえた

 

「こちら『黒ヤギ』・・・たった今、目標を確認した。戦国・・・もう撃っていいか?」

 

「落ち着いてください『黒ヤギ』さん。奴が目的のエリアに入るまでは撃たないでくださいよ」

 

この黒ヤギという人物は先ほど出た『ジョージ』と同じく『変態』と戦う管理者の一人。基本、管理者たちはそれぞれ単独行動を取って『変態』たちと戦っているが商店街エリアとなると広く、そして人だまりが多いため探すのに厳しい。そのため戦国がいる商店街エリアには複数の管理者たちがいる。

 

「フフフ・・ウィーック・・・ハヤクヤラセロ」

 

トランシーバーから不気味な笑いが聞こえるが、何か変な声も混じっていた

 

「・・・・黒ヤギさん?・・・もしかして飲んでいません?」

戦国の呆れた反応に黒ヤギが反応する

 

「あぁ~ん?・・スピリタスを二本くらい飲んだくらい、酔っ払いにならないっよ」

 

「あんた!やる気あるんかい!!!!」

 

先ほどのクールのイメージが豹変しトランシーバーに渾身のツッコミをいれた

 

「はぁ・・・もういいです。それで今、『変態』はどこにいますか?」

 

「ああ・・今ちょうど戦国の真上にいるぞ」

 

「何?!」

 

戦国が見上げた瞬間、二つの影が戦国に襲い掛かった

 

「フーヒヒ・・外したか。残念♪残念♪」

「クェ~~・・ヒトヤ・・もう少しタイミングを計った方がよかったね」

 

戦国の目の前には犬のような姿をした『変態』と鳥のような姿をした『変態』がいた

戦国は二匹がいる場所を確認すると小さなクレーターが出来ていた。あの距離から落ちてこの威力、見かけによらず計り知れない力を持つこの二匹は絶対に侮ってはいけない。戦国や他の管理者を十分に理解している

 

「相変わらず化け物だな、ヒトヤ犬、そしてティマィ鳥。肉体的にも変態的にも」

 

ここでは精神的にもと言うがこの二匹だ、『精神的』と言うよりも『変態的』と言った方がしっくりくる

 

「ザー・・戦国、聞こえるか」

 

そんな時、戦国が持っていたもう一つのトランシーバーから男の声が聞こえた

 

「狼さん!・・商店街エリアに二匹が現れました。例の結界をよろしく頼みます」

「了解した」

 

 

戦国はトランシーバーのスイッチを切り二匹の方へ向けた

 

 

「さて・・・二匹ともどうやらジョージさんと戦ったみたいだね。見ればわかるよ、そんだけ傷だらけにできるのはあの人ぐらいだからね」

 

よく見ると二匹の体にはいたるところに殴られた痕や毛並とかがクシャクシャになっていた

 

「ワフ(それがどうした、戦国?・・確かに全力とはいかないがお前程度ならどういったことでもない!)」

 

「(それにお前の能力は知っているからな・・・怖くないよ~)⊂ ( °>°)⊃」

 

「そうか・・・なら試してみるか!破砕の領域(Erase circle)(パチン)!」

 

戦国が軽く指パッチンをすると二匹の周りに歪んだ空間が見えその瞬間、轟音と共に巨大な衝撃波が発生。

 

説明しておこう。戦国の能力は『振動』。あらゆるものを振動させ『分解』、『解体』、『破壊』することができる。先ほどの『破砕の領域』は相手のまわりの空気分子を振動させておき、そこに音を加えることによって、『バタフライ効果』を生みだして、強力な衝撃波を起こす。

 

「ワフ!」

「クエ~!!!」

 

さすがに二匹もこの技を直撃したら耐え切れまい

だが

 

「・・・なんだって?!」

 

二匹は無事だった。よく見ると何か結界らしきものが二匹をまとっている。あれが守ったのだろう

 

「ワフ(ふふふ・・こっそり盗んだこれが役だったな)」

 

ヒトヤ犬が持っていたのは狼特性術式結界『御都合主義万歳』の簡易装置だった

 

「お前らなんでそれを!」

「クェ~(ある人物達から貰ったのさ・・お前たちと同じ管理者から)」

 

ティマイ鳥の言葉に二人の男が頭を横切った

 

「・・・あいつらか・・・余計なことを」

 

「フーヒヒ(これでお前の最大攻撃は効かない!)」

「クエ~(バーカ、バーカ、ロリコン♪)」

 

 

「(ブチ)・・・鳥・・・誰がロリコンだぁ?!」

 

聞き捨てにならない言葉が変態鳥の口から出た

 

「クェ?(え?だって、子供が好きなんじゃないの?・・・変態だ~、ロリコンだ~)」

「ワフ(そうだそうだ・・さっきまで俺たちを変態呼ばわりしていたけど、お前も変態だ~同類だ~)」

「ワフ(しかも武道大会では二回戦で敗退~ダサー)」

「クェ~(むしろよく二回戦に行けたね~)」

 

 

「・・・(パチン)」

「ワフ!(おっと)」

「クェ~(焼き鳥になる~)」

 

戦国は無言で指を鳴らすと、二匹の上から火の玉が落ちてきた。これも戦国の『能力』、空気を振動させ熱を生みだす。

 

「・・・狼・・・作戦変更だ・・・今から奴等をぶっ潰す・・・このあたりの人たちは避難させたから思いっきりやらさせてもらうぞ」

「・・あんまりやり過ぎないでね(汗)」

 

「黒ヤギ・・・援護を任せる」

「ザー・・・了解」

 

 

 

 

 

バキ

 

戦国が連絡し終えると、狼の連絡用トランシーバーを握りつぶした。さっきまでの雰囲気は変わり荒々しい口調となった戦国。鋭い眼光はまさに敵を狩る獣の目をしていた

 

「・・・狩りを開始する」

 

シュ!

 

「ワフ?」

 

ヒトヤ犬が気が付くと戦国が後ろにした

 

「・・・あの武道大会では確かに二回戦で敗退した」

 

ドス!

「ギャフ!」

 

「・・だがな!その敗北が俺を強くした!」

 

ドン!

「グェ~」

 

戦国は話を進めながら、二匹に目に留まらないほどの速さで蹴りを炸裂した

 

「フヒーヒ(ティマイ・・少しマズイ・・あれをするぞ)」

「クェ~(了解)」

 

二匹が何か合図を取る次の瞬間、まぶしい光が二匹を包んだ

 

「・・・っく!」

『・・見えない』

 

近くにいた戦国、そして離れていた黒ヤギはあまりの眩しさに視界を奪われた

そして視界を取り戻した瞬間、彼らは信じられない光景を見た

 

「・・・・マジ・・・かよ」

『・・・・嘘・・・だろ』

 

 

 

 

 

 

彼らの目の前には増殖した『変態』の群れが空を飛んでいた・・・・その数、約二百

 

 

 

 

 

 

 

その頃、商店街から北にある学園エリアでは他の管理人たちが集まっていた

そして、彼らも今商店街エリアで起きている状況を察知した

 

「狼さん。本当に援軍に向かわなくて大丈夫なのか?」

 

見た目がチャラ男みたいな管理人、名は甘露はやや心配そうに校門の前に立っている狼という名の男に言った

 

狭乃狼・・・この世界の担当管理人をしている人物。彼はただ商店街エリアの方に目を向けていた

 

「心配しないで甘露・・・戦国なら大丈夫だから」

 

甘露の後ろには一目で美女といえる女性、名はマリアがいた

 

「でも、マリアさん・・『その心配は必要ない』・・ジョージさん!」

 

甘露はいまだにやや不安な気持ちでマリアと話しているとき、一人の巨漢が現れた。名はジョージ。この管理人の中で最強ともいえるほどの男だ

 

「狼・・・商店街エリアの結界はどうなっている」

 

「・・・とりあえず戦国に言われたように『御都合主義万歳』の結界を商店街エリアに集中させた。これであの二匹は商店街エリアから出られなくなった・・・しかし、戦国は何をしようとしているんだ?彼と黒ヤギだけじゃあの数はさすがに」

 

狼は淡々と状況を説明したが戦国が何を考えているのかが分からない

 

 

「狼・・少し昔話をさせてくれ」

 

「・・ん?・・・こんな時にか?」

 

「ああ・・・あの武道大会の後な、俺は戦国が修行している世界に行ったんだ。元気づけのために料理を持ってな・・・ついでに俺も修行相手になってやったさ・・・以前よりも強くなっていた・・・もちろん俺が勝ったけどな」

 

「「「・・・」」」

 

狼たちはただジョージの昔話を何も言わず聞いていた

 

「その後、あいつは三万の傀儡を使って一斉に相手にしていた・・・そこまでは俺は驚かなかったさ・・・俺だってそれくらいの修行は出来るからな。・・だがあいつの戦いを見て俺には無理だと思ったのがあった・・・お前たち、三万の兵を相手にしたらどれくらい時間がかかると思う?」

 

 

「・・・ふつうに考えたら無理だよ」

 

 

 

「ああ・・・・だがあいつは二時間で片づけた・・・俺は分かったんだよ・・あいつの戦い方を」

 

「・・・まさか」

 

 

 

 

「戦国はサシで勝負するよりも敵の数が多ければ多いほど真価を発揮する・・マルチファイターだ」

 

 

その頃商店街エリア

 

 

「黒ヤギ・・・聞こえるか」

『ザー・・・聞こえるぞ・・・どうする?・・流石にこれは想定外だが』

 

「大丈夫だ・・・むしろ好都合だ・・・練習台にもなる」

『・・練習?』

 

戦国の言葉に黒ヤギは首をかしげた

 

「黒ヤギは引き続き援護を頼む。狼特性の結界装置は本体二匹にしか纏っていない。分身どもは自慢のライフルで打ち落としてくれ」

『了解・・・討ち堕としてやる』

 

漢字が間違えているようだが、ある意味あっているからここはスルーする

 

「クェ~(何が練習だ・・・全員かかれ!!!!)」

 

一匹のティマイ鳥が支持を出すと空中にいた『変態』は一斉に戦国へ襲い掛かった

 

ドン!ドン!ドン!

 

「ワフ!(ぎゃあああ・・・痛い痛い!・・これ実弾じゃん!)」

 

数匹の分身『変態』は黒ヤギによる狙撃で撃ち落とされ、消えて行った

 

『・・ングング・・プハァ~・・この『雛弾』の威力をなめるなよ~』

 

高い時計塔から狙撃する黒ヤギは大量のスピリタスが入った箱を横に置き楽しそうに酒を飲んでいた

 

 

 

本当、大丈夫かこの人?

 

 

 

「・・・これが新しい俺の能力・・『圧縮』!」

 

戦国が拳を握った瞬間、彼の目の前の空間が一瞬歪んだ。そして突撃してきた『変態』たちは何かにぶつかったかのような鈍い音を立てて地面に落ちた

 

 

「ワフ(・・・いったい何が起きた)」

「クェ~(何か固い壁にぶつかったような)」

 

『変態』たちは未だに何が起きたのか理解できていない。だが遠くにから見ていた黒ヤギには何が起きたのかが分かった

 

 

「・・・『圧縮』か。戦国の能力、『振動』による『分散』とは全く逆の能力・・・あの『変態』たちの目の前の空気を『圧縮』し空気の壁を作ったか・・・やるな。攻撃力を持つ『振動』に防御力を持つ『圧縮』・・剣と盾・・戦国はその力を手にしたか」

 

 

「・・・圧縮爆弾(Pascal Bomb)

 

そして再び戦国が拳を握ると大量の無色球体が『変態』たちを閉じ込めた

 

「・・・(パチン)」

 

ドォオオオオオオオオオオ

 

そして、指を鳴らした瞬間、空中にいた多くの『変態』たちを閉じ込めていた球体は花火のように爆発を起こした。中に閉じ込められていた『変態』たちはその場で消えた

 

「・・・本体は外したか」

 

 

「フヒーヒ(・・・ティマイ鳥・・・少し、マズイ。まずはあの黒ヤギを潰す・・あれを出せ!)」

「クェ~(了解)」

 

何か策があるのか、ティマイ鳥(本体)は黒ヤギの所にいる時計塔に飛んだ

 

「クェ~(黒ヤギ・・・これが何か分かるか?)」

 

ティマイ鳥が取り出したのは一枚の可愛らしいパンツだった

 

「・・・(ブチ)・・・・貴様・・・なぜそれを持っている!」

「クェ~(とある外史から盗んできたものさ~・・クンカクンカ・・は~この匂いがたま『ズッキューン』・・・・のわ!・・・あ・・あぶな)」

 

「テメェ!!!!ヘンタイガアアアアア!!!ヒ○リンノパンツヲカエシヤガレエエエエエエ」

 

黒ヤギの後ろから何やら黒い山羊の化身が出てきた

 

「・・・パンツ一枚で特定できるお前も十分変態だと思うが(汗)」

 

その後、時計塔から物凄い数の銃弾がティマイ鳥たちに襲い掛かった

 

「クェ(そんな弾!結界で守られている俺には効かんよ~・・・くらえ!!!!)」

 

ティマイ鳥の口から光線らしきものが発射さて時計塔は粉砕した

 

「黒ヤギ!!!」

「うおおおおおおおおお!!!」

「クェ?!!!!」

 

時計塔が崩壊した瞬間、彼は時計塔からティマイ鳥へと飛びかかった

 

「ソノパンツヲカエセ!!!!!」

「クェ~(は、離れろ!)」

 

ティマイ鳥は必至で黒ヤギを振りはらった。そして黒ヤギは地面にへと落とされたが彼の右手にはティマイ鳥が持っていたパンツがあった

 

黒ヤギが落ちた場所には小さなクレータと満足した顔で気絶した黒ヤギの姿。パンツさえ握りしめていなければかっこよかったのに

 

 

 

「・・・黒ヤギ・・・お前の犠牲無駄にはしない」

 

 

いえ、死んでいませんし。彼はただパンツを取り返しただけです

 

 

「ワフ(っく・・・大分数が減ったな・・総員!集まれ!)」

「クエ~(ヒトヤ・・・まさかあれをするのか!)」

 

 

「・・・何をする気だ?」

 

 

分身の『変態』たちは一匹のヒトヤ犬に集まり始めた

 

「「ワクゥ~(奥義!合成獣(キメラ)!!!!!)」」

 

ヒトヤ犬とティマイ鳥が合体した。見た目は巨大なヒトヤ犬に翼が生えたような姿。

 

 

「「ワクゥ~」」

 

『変態キメラ』が雄叫びを上げた瞬間、地震が発生し空が薄暗くなった。

 

「あれは?!」

 

戦国が空を見上げると大量の何かが『変態キメラ』に集まっていくのが見えた

 

「・・・下着?」

 

そう、戦国が見たのは大量の女性用下着、エロ本、ビデオ、ビデオカメラ、ブルマ、・・世間にはあまり見せられないものが集まっていく

 

「ワクゥ~(ウヒョ~・・・最高だじぇ)」

 

『変態キメラ』は満足そうにしていた

 

 

一方、学園では

 

「ああ~俺が学園に隠していたビデオカメラが~(涙)!!!後で回収しようと思っていたのに~」

 

学園から飛んで行った下着の中にどうやら狼が隠していたビデオカメラも一緒に有ったらしい。この人本当に『変態』と戦う管理者か?

 

「バカなこと言っていないで早く行くぞ!このままだとマズイ!」

「ですよね~あんな状態じゃ結界も簡単に通り抜けられるよね」

 

呆れたジョージとマリアはすぐにでも出ようとした

 

「無理だよ・・結界を張っている以上、こっちがあちらに行くことは出来ないよ」

「なら結界を解けばいいじゃないのか?」

「結界を解いたら被害が増大する・・それにどのみち今駆けつけたって間に合わないさ」

 

甘露が提案を出すが狼が却下した

 

「じゃあどうするのさ。戦国一人で!・・今じゃ一匹になっているし、戦国の武器は二本の刀と『能力』だけだぞ!」

 

完全に黒ヤギの存在を忘れている甘露

 

「いや・・戦国の武器はもう一つある・・・とびっきりのが」

「「「「え?」」」

 

 

 

 

 

「・・・マズイな・・あんなのじゃ簡単に結界に出られる・・・援軍は・・間に合わないか。・・黒ヤギさん・・・気絶しているよな」

 

 

戦国は再び黒ヤギを見るとまだ気絶していた。しかし、空に飛ぼうとしているパンツはしっかりと握っていた

 

 

「気絶してなおその下着は離さないのか・・・呆れるのを通り越して尊敬するな」

 

「・・・仕方ない・・あれをするか」

 

戦国は大量の氣を身体に集めた

 

「・・・今なら出来る・・大量の氣を短時間で集められる今なら!」

 

戦国は『圧縮』の能力を使って大気中にある氣を身体の中に圧縮させた

 

「・・・モード・・・『虚無』」

 

戦国の姿は一変した。長い黒髪は一瞬で紅く染まった

 

 

 

「・・俺はジョージみたいに『腕力』は無い。狼みたいに『速さ』は無い。マリアのように『黒化』も無い・・・だから、俺はこれしか出来ない!」

 

 

 

 

 

 

 

「あいつの武器はな・・・・驚異的な速さでの『成長』だ!」

 

 

 

 

 

 

商店街エリア

 

 

『虚無の領域』(Void sphere)

 

戦国が口に出した瞬間、巨大な『変態キメラ』の周りが歪み始めた

 

 

「これが『今』完成させた『破砕の領域』の進化系だ」

 

 

今までの『破砕の領域』とは比べ物にならないくらいの大きさだった。今までの『破砕の領域』のスペースは半径約五十センチの球体。しかし、歪んでいる空間の広さは一キロを超えていた

 

 

「ワクゥ~(無駄だ!俺たちは結界がある!あのジョージの攻撃に耐えられる強度だ!お前の攻撃で壊れるわけがない!)」

 

「・・一つ説明させてもらうよ」

「ワクゥ(何?)」

「・・・『虚無の領域』はその場にあるもの全てを『無』に返す技だ・・・全て」

「ワク(まさか!)」

「『虚無の領域』は・・・結界も消せる!」

「ワクゥ~(ま!待て!話をし!)」

 

「終わりだ・・(パチン)」

 

戦国が指を鳴らした瞬間、今までの『破砕の領域』とは比べ物にならないくらいの爆発が起きた。『変態キメラ』はその場から消え、周りにあった『世間には見せられない物』も『虚無の領域』によって消滅した

 

 

 

「・・・終わった」

『あーあーこちら狼・・・黒ヤギ君、戦国・・・聞こえるか?』

 

突然の声に驚いた戦国だがすぐに声がする場所に顔を向けると黒ヤギのトランシーバーがあった

 

「狼さん・・・変態の討伐完了しまいた」

『そうか、そうか・・・でもあいつらまだ生きているよ』

「え?」

 

信じられない言葉がトランシーバーから聞こえた

 

「生きているって、あの爆発でですか?!」

『うん・・・君の攻撃は見させてもらったよ・・まさか結界に大きな穴をあけるなんてね。これは想定外だったよ』

「穴?・・・まさか!」

『うん・・・多分、爆風に乗ってその穴から抜け出したと思うよ・・・まあ、さすがにこの世界からは逃げ出していないからね』

「・・それで変態はどこに?」

 

 

『『変態キメラ』は再び分離して学園に向かっている・・・・・・戦国たちもすぐに来て』

 

「了解しました・・・黒ヤギさんを連れてそちらに向かいます」

『あ・・・それから、そっちに俺のビデオカメラがいかなかった?ついでに回s『・・くだらない事を言っているんじゃねえ』・・・あ・(ブツン)』

 

通信が途中で切れ、戦国は空を見上げた

 

「・・・やれやれ」

 

 

「・・俺は・・・まだまだ『成長』するよ」

 

 

『虚無の領域』によって薄暗い雲が消え、まぶしい太陽がさしている。これからの彼らの戦いを祝福するかのように

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

終わった~・・・疲れたよマジで

 

ジョージさんの作品の後ですからねあの変態はかなり弱っていた状態での戦いでした。まあそんな雰囲気はあまり漂っていませんが・・・自分の文才が悲しすぎるorz

 

余談ではあるが今回の『虚無の領域』による爆発で商店街エリアの被害は尋常ではなくその請求が狼さんに送られてきます(笑)

 

 

リレー小説

 

続きはどうしましょう

 

 

 

 

うたまるさーん・・・よろしく~

 


 
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