No.318828

「Stand by Me」 序章~第1章1節

時の流れって実に速いですよね。私が高校に入学したのが、ついきのうのような出来事でしかたありません。かといって戻るわけもない。後悔しないように残りの若人生活を楽しみたいと思う今日この頃。みなさん、手当たり次第こんにちは。mine吉です。 今回の作品は、内定もGETし、学校で何もすることが無い主人公がキャハハウフフする・・・らしい作品です。ちなみに僕は最後の資格取得のために、勉強しなきゃなりません。恐いね。でも仕方ないね

2011-10-15 20:15:58 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:301   閲覧ユーザー数:283

 
 

序章

「ねえ? どうしたの?」

「えっ?」

「な……なによ……それ」

「ね、ねえ? どういうこと?」

「ちゃんと説明してよっ!」

「居てくれるって……いつも側に居てくれるって言ったじゃない!」

「なんで? どうして? わからない! ふざけないでよ!」

「ふざけないで! ふざけないで! ふざけないで!」

「嘘つき! 絶対に取り戻してやる! 絶対に! 絶対に! 絶対に!」

「…………しね」

 

 

第一章1節 「高校生活」

 学校からの帰り道はいつもと変らない道。

 よく、俺が通っている高校のステッカーが貼られている自転車がいつも何台か置いてあるハンバーガーショップ店。その隣には、紳士服屋があった。まあ、その紳士服屋は今では取り壊され、何かしらの高いビルが建設中。という道順だった。

 就職の内定も獲得し、真っ白に燃え尽きた俺、カルマは真っ白に燃え尽きたことをきっかけに、何もヤル気が起きなかった。今回のテストでもそう。内定を獲得したのに、性懲りもなくまだテストに追われる日々。うんざり。まあ、おかげで早く学校から帰れるのは、唯一の利点である。と言っても、特に家ですることなんざゲームかあれくらいしかないんだが、最近どうも飽きが早い。そもそも学校生活事態に飽きてしまったのは、言うまでも無い。いつも変らない帰り道を歩き、内定後の学校生活の意味を考えていた。

 どうしても、『意味がない』と考えてしまうのは、悪い癖ではあるが、こればっかりはそう考えてしまう。

友達と遊ぶ? それはそれで楽しいのかもしれないが、どうも腑に落ちない。そもそも、私は友達が多いほうではない。かといって居ないわけでもない。そりゃあ、友達と話したりご飯を食べたりするのは結構楽しいものだが……飽きた。 

勉強をする? いまさらなにを……。今から勉強頑張ったって、就職場所が変るわけでもないし、かといって景品がでるわけでもない。『自分自身の成長のために勉強するのです』と優等生らしくするのも面白いのかもしれないが、そもそも俺のキャラはそんなもんじゃない。どうしたものか、学校での俺のキャラは家とは全く違うキャラで固定していた。空間の慣れは恐ろしい。そもそも……飽きた。

他の部活で精神修行? 精神整っております。立派な(?)青少年です。心配無用。

『体つき変るぜ!』今更、ガチムチにはなりとうございません。……却下。

 やはり、どうしてもマイナス結果に終わってしまう。かといって、毎日学校を休むと卒業もできない。卒業できなければ、これからが不安にある。学校政治は辛い。

 そう一人でぶつぶつ言いながら、歩いていると、例の工事現場までたどり着いていた。

ハンバーガーショップ店はというと、今日はやけに自転車の量が半端無かった。

しかし、時が経つのは早い。いや、早すぎるといっても過言ではない。三年生に成り立ての頃工事が始まったが、今となっては、周りにある、どの建物よりも図体がでかい。きっと気持ちが良いものだろう。と上を眺め、腕を組み、下からの高みの見物をしていた。まあ、見るべきところは、何も無い。色も灰色一色だし、ただ高いだけである。でも、今の俺にはそれで十分だった。

 その時だった。

 カダンッ!!

 物凄い音が鳴り響、耳を塞いで、身を竦める。と同時に……

 「あ、あぶなーい!」

 それにつられて上を見た。

 それは、黒く太陽も隠すほど大きく、その物体は……。

 

 俺の上から、覆いかぶさった。

 
 

 
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