No.307615

真・恋姫✝無双 ~平穏への歩み~ 3

yotty108さん

えぇ~、タイトルがやっぱ決まってないのは流石にアレなので
それっぽいものをつけてみました。

進行途中で、なんかひらめいたらタイトルは変わると思います。

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2011-09-25 22:36:25 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2304   閲覧ユーザー数:1170

注意書き

・オリキャラで進めています。なので、北郷一刀は出てきません。

 (自分の空想、妄想なので一刀のイメージが壊れてしまいそうだからです)

・キャラ崩壊があるかもしれません。

・小説とかあまり読んでなく、語学は苦手です。

・ほぼ気分転換とノリで書いたものです、つづくのだろうか・・・・

 

 

 

なぜだ、どうしてこうなった・・・・・・・

オレは今、人生初の牢屋の中にいます。しかも、服装も昔の中国人が着ているような服になってるし・・・・・・・・

 

 

見張りの人?が飯を持ってきてくれるだけで、それ以外誰も来ないし・・・・・

話しかけても、そそくさと飯置いて逃げちゃうし・・・・

てか、鎧??

 

 

 

 

なんかなぁ~、どう考えても日本じゃないよな・・・・・・・・・

あれか??拉致か???けど、見張りに鎧はナンセンスだろ

それに、この前会った彼女達はオレの事知らないみたいだったし・・・・・・・拉致ではないか・・・・・

だいたい牢屋が鉄格子じゃないし、明かりも電気じゃない・・・・・・・・

まさか・・・・・・あらてのドッキリ・・・・・・・は、ないな

 

 

「考えててもしょうがないな・・・・・・」

 

 

オレは今日も四畳半ぐらいの薄暗い牢の中、どんなに思考を巡らせたとしても最終的に成るように成るしかないという結論で眠りにつくのだった。

 

 

 

~とある部屋~

 

 

「まったく、得体の知れないものばかりね・・・・・・・・・」

 

 

見たことも、聞いたこともない物が机の上にこれでもかと言うぐらいに散かっている。

それを見つめながらメガネのかけた女性は深く考え込んでいた。

 

 

「解るのはこの絵札に書かれている文字くらいか・・・・・・」

 

 

その絵札はちょうど手に収まるくらいの大きさで、彼女は何十枚もある束から一枚を取り出す。

 

 

「なんど見ても腹立たしいわね!どうなったら月がこんなふうに描けるのよ!!」

 

 

彼女は持っていた絵札を力いっぱい床に叩きつけた。そこには董卓という文字と醜い絵が描かれていた。

 

 

(・・・・・・・・けど、無視できないのよね)

 

 

彼女は叩きつけた絵札を拾い上げ、また深く考えはじめたがそれを邪魔するかのごとく

 

 

霞「詠~、居る~!?」

 

 

大きな音をたてて、元気な声とともに女性が入ってきた。

 

 

詠「ちょっ、霞!!何勝手に入ってきてるのよ!!!」

 

 

霞「だって、詠がどこにも居なかったら~」

 

 

詠「あんたねぇ、このことバレたらどうするのよ!!」

 

 

霞「大丈夫やってぇ、周りには誰もおらんかったしぃ~」

 

 

詠「もしもがあるで・・・・・・また、あんたソレ勝手にぃ!!」

 

 

霞「これなぁ、ほんまおもろいねん!!いい感じに手元にかえってきてぇ」

 

 

そう言うと霞は、もっていた茶色いボールを綺麗に何度もついてみせる

 

 

詠「もう!!ダムダム、ダムダム五月蝿いわよ!!!」

 

 

詠に怒鳴られると、霞は(ええやん、べつにぃ~)と文句を言いたそうに、拗ねた顔でボールを抱きかかえた

 

 

詠「ほんと意味の解らないものばかりだわ!!」

 

 

霞「せやな~、けどおもろいもんもあったやん、あの小さい音が流れるのとか」

 

 

詠「あれはもう動かないわよ、それにあんな小さな物から人の声が聞こえるなんて不気味よ」

 

 

霞「詠は、最初音が流れたときビックリして腰抜かしてたもんなぁ~」

 

 

霞は得意気に、人差し指の先に茶色い玉をのせクルクルと回していた。

 

 

詠「なっ、いきなりあんな大きな音が出たら誰だって驚くわよ!!それに、腰は抜けてない!!!」

 

 

そう返事を返すと同時に霞からボールを取り上げた。

 

 

詠「ちょうどいいわ、あなたの意見を聞かせてもらえる??」

 

 

霞「うん!?あの男のことか?別に、うちはなんも感じなかったけどなぁ」

 

 

詠「そうよね、でもここにある彼の私物を見る限りこの世界の物ではないわ・・・・」

 

 

 

霞「なぁ、詠。どこぞの得体の知らない予言を信じるよりも目の前の事に集中した方がいいと思うで」

 

 

詠「『天下に暗雲垂れ込めし時、天の御使い新たなる知勇を持ちて乱世を沈めん』か・・・・・・、」

 

詠は、また絵札を数枚とり眺める。

 

(得体の知れない素材でできた得体の知れない物、字を全部読めるわけではないが所々に知っている単語がちらほら見られるこの絵札、予言なんて信じるたちじゃないけど・・・・・・

もし、予言の人物ならこの乱世から月を・・・・・・・・)

 

 

 

霞「なぁ、そんな気になるなら直接聞けばええやん、三日も放置は可哀そうやで」

 

 

 

詠「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

霞「はぁ・・・・・・・・もう、うちが代わりに仕事しとくから」

 

 

 

詠「・・・・・・霞」

 

 

 

霞「そんな迷ったまんまじゃ、お偉いさんどもにつけいられて、守りたいもんも守れなくなんで、ただでさえうちらの大将はおひとよしなんやから・・・・」

 

 

 

詠「・・・・・・・・・・・ありがとう霞」

 

 

 

霞「礼なら酒代を・・・・・・・」

 

 

詠「それとこれとは、話は別よ。」

 

 

霞「詠のケチ~!!

 

 

霞はそう言って、なんだか満足そうに部屋を出ていった。

味方の少ない現状で、霞がいてくれてどれだけ助かっているか・・・・

酒代以外で・・・・・・

 

 

詠は机の上の男の顔がそのまま写っている札を手に取る

 

 

詠「これ名前なのかしら、兵藤 新(へいとう しん)??」

 


 
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