No.281530

真・恋姫無双 武道会(団体戦編)第十章

カイさん

ついに十章めです突入です、此処まで長くなるとは最初の頃は思ってませんでした

2011-08-22 03:05:05 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:7603   閲覧ユーザー数:5661

一刀「落ち着いた?」

 

秋蘭「ああ」

 

泣き崩れていた秋蘭が泣き止むまで待っていた一刀は、秋蘭の持っていた仮面を受け取り、頭の右側に乗せる

 

 

華琳「一刀」

 

一刀「華琳」

 

華琳が歩いてきた事に気が付いた一刀は、華琳の下に歩き、そして片足を付いて頭を下げる

 

 

華琳「何か言う事は有るかしら?」

 

一刀「華琳に、皆に知らせない様にして消えた事、ずっと側にいるて約束したのに守れなかった事、全部俺の責任だ、それが皆を悲しませた、だからどんな償いもする」

 

華琳「そう」

 

一刀「ッ!!」

 

一刀が感じたのは、華琳の絶が首の近くにある事

華琳「後少し帰ってくるのが遅かったら、此処(首)が飛んでいたわよ」

 

一刀「華琳・・・」

 

華琳「もう私達にの前で嘘(仮面)を使うのは止めなさい、そんな物誰も望んでいないわ、一刀良いわね」

 

絶を締まった華琳は、一刀を抱きしめる

 

 

華琳「お帰りなさい・・・一刀・・・」

 

一刀「ああ、ただいま・・・華琳」

 

何時の間にか二人とも涙を流していた

 

 

一刀(やっぱり、華琳には勝てないな)

 

抱き締められている、一刀はそんな気持ちになっていた

真桜「ちょう・・・隊長!!」

 

一刀「・・・・うん?」

 

沙和「真桜ちゃん?隊長起きた?」

 

真桜「おう!今起きたで」

 

一刀「悪い、寝ちまったか?」

 

控え室で休んでいた一刀は、何時の間にか寝ていた

 

 

凪「お疲れのようですね」

 

沙和「もうすぐ試合なのに、寝れるなんて可笑しいの」

 

真桜「ホンマやで」

 

一刀「だから悪かったって」

 

凪「あれ?隊長泣いてるんですか?」

 

一刀「え?」

 

一刀が自分の顔に触れると、涙で濡れていた

 

 

真桜「どうしたん?」

 

一刀「いや、ただ帰ってきたときの事を、夢で見ちゃって」

 

凪「なるほど」

 

沙和「何だか分かる気がするの」

 

一刀「そうか、じゃあそろそろ行くか」

 

凪・真桜・沙和「「「はい!」」」

 

一刀達は、控え室から出て舞台に向かった

審判「これより!!決勝戦を始めます!!」

 

観客達「「「わああああああああああーーーーーーー!!!!!!」」」

 

会場はとてつもない熱気に包まれていた

 

 

霞「おお!!凄いなー」

 

真桜「そら決勝やからな」

 

春蘭「うむ!やる気が沸き出で来るぞ」

 

沙和「何だか緊張してきたの」

 

秋蘭「確かにな」

 

凪「これ程の舞台で戦えないのが、残念です」

 

季衣「仕方ないよ、凪ちゃん怪我してんだから」

 

流琉「そうですよ、それに応援だけでも良いじゃないですか」

 

一刀「そうだぞ凪」

 

凪「はい!」

 

これから試合だと言うのに、何時もと変わらない一刀達であった

 

 

華琳「さて、どっちが勝つのかしら」

 

風「普通に考えれば、第一班ですが」

 

桂花「そうね、向こうは凪が負傷してるから、一回も負けれないでしょうね」

 

稟「真桜・沙和が先で、一刀殿は最後でしょうからね」

 

風「順番は絶対そうでしょうね~」

 

華琳「それじゃあ、面白くないわ」

 

稟「華琳様?何かお考えでも有るんですか?」

 

華琳「ええ」

 

華琳は不敵な笑みを浮かべていた

審判「あの北郷様」

 

一刀「うん?何だ王平?」

 

審判「実は曹操様から伝言を預かっています」

 

一刀「華琳から?」

 

審判「はい、この場で発表しろと言われたので」

 

一刀「何か嫌な予感がするんだけど」

 

一刀は王平の取り出した竹簡を見て、悪寒がした

 

 

審判「それでは読みます」

 

一刀「ああ」

 

マイクを使って全員に聞こえる様に発表していく

 

 

審判「大会に遅刻してきた罰により、北郷一刀は決勝戦二回戦う事を命ずる、大会責任者曹操孟徳」

 

全員「「「!?!?!?」」」

 

会場の全員が息を飲んだ、大会で二回戦うなど例外にも程がある

雪蓮「あははっ、華琳たら面白い事してくれるわ!」

 

冥琳「しかし良いのか?」

 

亞莎「そうですよ、それにこんな前例が無い事をしたら何が起こるか分かりません」

 

穏「でもこれはある意味、運が良いかも知れませんよ」

 

明命「運が良い?」

 

穏「はい、今の内に北郷さんの戦い方を覚えちゃいましょう」

 

思春「成る程、そう言う事なら」

 

蓮華「ええ確かにそうね、でも誰と戦うのかしら?」

 

雪蓮「優勝を狙うなら、季衣か霞ね」

 

亞莎「でもそれでは、引き分けになりますよ?」

 

冥琳「恐らくな、だが秋蘭達がそう簡単に行く相手か?」

 

小蓮「じゃあ秋蘭と春蘭?」

 

冥琳「可能性は高いかと、現状で北郷に勝てる可能性と言えば秋蘭1人でしょう」

 

雪蓮「確かにね、まあこれは予想の範囲でしかないから何とも言えないわ」

 

雪蓮達は冷静に試合の展開を予測していた

桃香「北郷さんが二回戦うの!?」

 

星「これはこれは、面白い展開になって来ましたな」

 

翠「こんなのありかよ」

 

焔耶「罰とか言ってたな?」

 

桔梗「皆よく見ておけ、あやつの戦い方を」

 

紫苑「そうね、今の内に覚えていた方が、対策を作れるわ」

 

鈴々「難しくて何が何だか分からないのだ」

 

愛紗「鈴々見ていて損は無いハズだ、個人戦では戦うかも知れないからな」

 

朱里「愛紗さん、生き生きしてますね」

 

雛里「弟子になりたい何て言う位だもんね」

 

蒲公英「そうだよねー弟子になって近づいて、そのまま手篭めにするつもりなんでしょう」

 

愛紗「だから!!誰が手篭めに何ぞするか!!」

 

また愛紗いじりに変わっていた

一刀「・・・」

 

華琳「フッ」

 

一刀が華琳を見ると、華琳は笑うだけだった

 

 

秋蘭「諦めろ一刀」

 

一刀「秋蘭」

 

真桜「どうするん?隊長」

 

沙和「二回なんて無理なの」

 

春蘭「決まった事を何時までも言っても、仕方ないだろう」

 

霞「そうやで一刀、腹決め」

 

季衣「それに何時までもこうしてるのも、詰まらないよ」

 

流琉「そうですね」

 

一刀「仕方ないか」

 

そう言い終わり、お互いに舞台から降りていく

 

 

凪「隊長どうするんです?」

 

真桜「どう考えても、引き分けにしか出来んで?」

 

沙和「そうなの」

 

一刀「分かってる、真桜最初はお前が行け」

 

真桜「うち?別に良いけど」

 

沙和「じゃあ沙和が次?」

 

一刀「ああ、真桜補欠で出てくる流琉とは、お前が戦え」

 

凪「成る程最初に真桜を出して、体力を回復させるんですね」

 

一刀「そうだ、そして試合が終ったら武器の調整に入れ」

 

真桜「おっしゃ、分かったわ」

 

沙和「隊長は、誰と戦うの?」

 

一刀「俺が戦うのは」

春蘭「私が北郷とやる!!」

 

霞「何でやねん!!春蘭は前に戦ったやろう」

 

季衣「そうですよ、僕だって戦いたいんです」

 

秋蘭「落ち着け二人とも、我等の狙いはあくまで優勝だ」

 

流琉「それは、そうですけど」

 

秋蘭「恐らく一刀は、引き分けに持ち込んで、補欠の流琉を倒す事が目的だろう」

 

春蘭「うーんでは、どうするんだ秋蘭?」

 

秋蘭「一刀が流琉と戦えない様にすれば良い」

 

季衣「どうするんです?」

 

霞「一刀が氣を余り残してない状態にするんか?」

 

流琉「あっ!そうすれば確かに勝ち目があります!」

 

秋蘭「そうだ、だから戦うのは」

一刀・秋蘭「「秋蘭「私」と春蘭「姉者」だ」」


 
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