No.275604

水も滴る…。

ノワールさん

某掲示板で初めて投下した作品を加筆・修正したものです。元ネタはアニメ60話「激流の迷宮」ですので知らない方も多そうですが…。

2011-08-16 20:45:48 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3066   閲覧ユーザー数:3034

ゲリュオスのアクルで水浸しになった部屋から別の部屋に逃げる為に水に飛び込み、

ずぶ濡れになったガッシュ、清麿、ティオ、恵。

体を乾かしている時にお互いの体を見てしまう清麿と恵。

 

(め、恵さんのむ、胸元が透けて下着の色まで…)

 

 水に濡れた事でシャツが素肌に張り付き、恵の体のラインがはっきりと見える。

 純白のブラジャーに包まれた豊満なバストが透けて見える。

 あの胸に顔を埋めた事を思い出して、清麿の顔は耳まで真っ赤になる。

 濡れた髪の毛が光って見えて、とても美しい。正に『水も(したた)るいい女』が清麿の目の前にいる。

 

(清麿くんの体、前よりたくましくなってる…)

 

 清麿はとても14歳とは思えない逞しい体つきをしている。

 あの逞しい腕と胸板に抱き締められた事を思い出し、恵は頬を赤らめる。

 こういうのを『水も滴るいい男』とでも言うのだろうか。

 恥ずかしくなって、ほぼ同時にお互いを見ないようにして膝をつく2人。

 

(こ、こんな時に…オレって奴は…)

 

 慌てて大きくなっている自分の分身を手で隠す。

 

(やだ…こんな時に私ったら…)  

 

 幸いな事にずぶ濡れな為、バレる心配は無いだろうが自分の身体が清麿を求めているのに気付く。

 

「ウヌ! どうしたのだ清麿!」

「め、恵!」

「し、心配するなガッシュ…大丈夫だ」

「わ、私も大丈夫よ、ティオ…」

 

 事情を全く理解していないガッシュとティオにほぼ同時に話しかける2人。

 同じ様な事を考えてしまった清麿と恵は案外似たもの同士なのかもしれない…。

 

「何チンタラやってやがる貴様等ー! さっさとかかってきやがれー!」

 

 4人から離れた場所からイライラしながらも、律儀に待っているアルムの絶叫が響き渡った。

 

 

 終わり。


 
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