No.267066

真・恋姫†無双 ~夢の中で~ 第三話 『なまえ』

レインさん

あとがきを読んでさい。

お願いします。

2011-08-09 19:56:07 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2498   閲覧ユーザー数:2243

ズルズル

ズルズルズル

ズルズルズルズル

 

夏になれば(冬もそうだが)自然と夏だけしか食べることの無い食べ物が出てくる。

アイス、かき氷、スイカ、冷やし中華、冷麺、そうめん。

 

今食べているのはそうめんだ。

 

そうめん

素麺

 

出汁ににつけて食べる麺だ。ラーメンやうどんのように最初っから漬けた状態で出てくるのではなく、

己の好みに合わせて量を調節してもよい。

『・・・・・』

それだけではない

出汁にわさびを混ぜることも捨てがたい。

サラダを盛り付け、ドレッシングを掛ける方法もある。

『・・・ん』

何よりも特筆すべきなのはその『早さ』である。

むしろ『速さ』と言い換えてもいいレベルである。

湯を沸かす→麺を入れる→泡が溢れないように水を何度か足す→器に移し変えて水で麺を冷ます。

これだけの手順でこんなバリエーション豊富な食べ物ができる。

『・・・ゃん』

誰だ。

こんな素晴らしいモノを作った奴は。

神か?

台所の神が存在していたのか?。

おそらくコレを思いついた神(おそらく女性型)は神の世界でもトップを狙える実力に違いない。

そして素麺神(仮)が人間界に再び舞い降りし時、日本は、世界は震える。

いまだかつてない知恵に。

文字通り人を越えし存在に。

そう、ヒトは、ヒトとしての可能性を開くのだ。

『・・ちゃん』

ヒトよ!上を見よ!そして新しき麺を!麺の新しい可能性ををををを!!!!

 

   「お 兄 ち ゃ ん ! ! ! !」

 

 

〈ビクッ〉

 

「うわぁおっ!?」

「やっと反応した」

目の前に座る妹が声を掛けてくる。

「何だよいきなり。人がそうめん食ってんのに」

「だって急にお箸止まったかと思ったら下向いてブツブツ言いだすんだもん」

 

え?

 

「ちょっと待て」

「にゃに?《ズルズル》」

「俺しゃべってた?」

「うん。思いっきり怪しい人だったよ」

「・・・・・」

やばい、無茶苦茶恥ずかしい。

兄としての威厳が消えてゆく。

「大丈夫大丈夫」

「・・・何がだよ」

「あたしのおにーちゃんの好感度は常にMAXだから」

・・・・・・・・・

 

こいつ

 

「そんな事言いながら俺のそうめんを取るな」

「いーじゃんいーじゃん」

ヒョイヒョイ取りやがって。許さん。

「あ!ちょっ!」

「うるせ」

「麺があっても出汁がなかったら食べれないよ!」

「ドレッシングあるぞー」

「嫌!」

「ウスターソースも」

「かけないよ!」

「ファンタも可」

「あたしが炭酸ムリなの知ってるでしょ!」

「じゃあー」

「返してよぉー」

 

くだらない争いを続ける兄妹。

ある意味夏休みを満喫している。

 

あー

ウチの妹可愛いー

「?何か言った?」

「別にー」

危ない。今のを聞かれてたら衝動で死にたくなる。

「ていうか詩織( しおり)

「何ぃー《ガチャガチャ》」

「父さんと母さんは?」

「確か出かけてると思うけど」

「あぁー。朝からいないって事は夜まで帰ってこないんだな」

「お昼どうする?」

「テキトーにしようぜ。サイゼ○ヤ行くか」

財布には余裕あるからな。ていうか普通こういう時親がお金置いていかないか?

 

「男が奢るのが普通でしょ?」

詩織が洗い物しながら言ってくる。

「じゃあ父さんに請求しよう。」

「母さんにイロんな事されて帰って来るのに・・・・」

「・・・」(妄想中)

「・・・」(妄想中)

(終了)

「・・俺が払うよ」

「・・ごめんね」

構うな。さっきも言ったが財布には余裕がある。

そして父よ。

 

女性を次々と口説き回り、母にボコられ、

月に最低3回は必ずか二人きりで出かける時間を作る貴方を俺は尊敬します。

俺は将来、貴方のようになりたい(多少は)。

だから、頑張れ。

 

「おーい。菩薩みたいな顔してないで、行こ」

「サイゼ○ヤに?」

「今 朝ごはん食べたばっかじゃん・・・違うよ、図書館だよ」

「はぁ?」

「宿題。手伝ってくれるって言ったじゃん」

「ちょ・・お前・・・えぇ!?」

「な、何よ」

「お前・・・このご時世に図書館で中学生が宿題って・・・おにーちゃんは情けないよ」

「あたしやんないよ?」

「ストップ」

「おに――早いよ」

「うるさい。自分の部屋でやってこい。自分で」

「本棚の上の段の恐竜図鑑の『トリケラトプス』のページに挟んである本」

「荷物持ったか?さっさと行くぞ」

「よろしい」

この妹・・・・何故だ?何故『あの本』の隠し場所を知っているんだ?

っていうかいつからだ?10歳の女子が『あんな本』よんだ日には顔の一つでも赤くなってるハズなのに。

まさか・・・他の場所も知っている?

ハハハ、まさk

「《ニマァ》」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あかんわ、コレ。あの子、知ってますやん。恐らくあと一つや二つといったとこじゃ無い。

ほとんど知っているなッ!?

 

ふぅ、

 

・・・・やれやれだぜ。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「あっちぃ・・・」

「しっかりして下さい。ご主人様」

「でも・・・・」

暑い

ありえないぞこの暑さは。

一旦あんまり暑くない日が続いたかと思えば急に暑さが戻ってきた。

 

「そうですね、ここのところ急に暑くなってきましたね」

そういう愛紗も汗をかいている。

おでこに張りついている前髪を梳いている。

ふむ。

いつも喘いでる姿も可愛し、たまに(三日に八回は当たり前=一ヶ月で八十回)見せる恥らうトコも可愛い。

しかし・・・暑さで火照った体+汗・・・

 

「ぐはぁっ」

「ご主人様!?ど、どうなされたのですか!?衛生兵ー!衛生兵はおらぬかー!?」

やばい、鼻血出た。しかも両方から。ツインブラッド・・・微妙だな。名前。

 

「大丈夫だよ。ちょっと愛紗で妄想してただけだから」

「はっ!」

《ガンッ!!》

「ぐえっ!」

愛鞘に青龍偃月刀で殴られた。

もちろん峰で。

「いって・・何するんだよ」

「知りません!」

「峰打ちでも結構痛いんだけど・・・」

八十二斤だぞ。何キロ?えーっと・・・・

「ご主人様が悪いんです!こ、こんな昼から!わ、私で、よ、よ、欲情するなんて!」

「そうそう!18kgだ!」

「何がですか!?」

「って、え!?欲情!?し、してないよ!」

「してます!ご主人様の頭の中で、わ、私の体をご主人様の――」

「青龍偃月刀だよ!」

「!!!!」

「え?ちょっと、どうしたの?いきなり顔赤くして」

「・・・・〈//////〉」

な、何か顔ものすごく赤いぞ。

俺おかしいこと言ったか?

『わ、私の体をご主人様の青龍偃月刀』

 

わっけわからんわ。

間違えた。

訳が分からない。

俺の『どこ』に青龍偃月刀があるんだ?

あんなすごいの持ってないぞ?

 

「あぁ~暑いぃ~」

「ワガママ言うなよ蒲公英」

「だって無茶苦茶暑いじゃん・・・」

「日頃の鍛錬が足りない証拠だ」

「この暑さじゃ鍛錬関係ないって・・・」

 

お。この声は。

 

「ったく・・・あ!おーい!ご主人様!」

「ふぇえ?」

「おう。大変そうだな。特にたんぽぽ」

「あ~つ~い~」

「ご主人様からも何とか言ってくれよ・・愛紗?どうした?」

「・・・・〈//////〉」

「実は・・・」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ご主人様の・・・」

「青龍偃月刀・・・」

「んで愛紗がこうなったんだけど」

「・・・・〈//////〉」

翠とたんぽぽに今起きたことを話した。

ていうか愛紗まだ顔赤いよ。

あれか、気温の暑さ+α=今の顔か。

「ご主人様の青龍偃月刀って言ったら・・・」

「ねぇ・・・・」

何だ?二人の視線が・・・・↓

「!!!!」

「・・・・〈//////〉」

「・・・・〈//////〉」

「・・・・〈//////〉」

そ、そういう事かっ!

そりゃ赤くなるよ!

っていうか愛紗!君ナニ連想してんの!?

「ま、待ってくれ、待ってくれ三人共。あの時言った『青龍偃月刀』の意味はそういう事じゃ無くて」

「・・・・〈//////〉」

「・・・・〈//////〉」

「・・・・〈//////〉」

くそう、三人とも愛紗になっちまった!

「と、とりあえず、《グイッ》」

「ひゃあっ!?」←愛紗

「二人ともごめん!俺たち仕事あるから!」

「あっ!」

「まさか昼から!?」

「しないって!ほ、ほら行くぞあ《ザァァ》」

 

あれ?

 

「わ、分かりましたから手を、ご主人様、手を・・・!」

離さない。

そのまま走る。

走りながら、言う。

「愛紗」

「は、はい?」

 

聞こえる。

雑音なんか聞こえない。

大丈夫。

大丈夫。

大丈夫。

 

あんなにかいていたのに。

汗がいつの間にか引いていた。

 

愛紗の手を強く握る。

 

 

 

 

 

誰も気づかない。

横にいた愛紗も

本人である一刀も

誰も気づかない。

 

藍色のお守り

その端が

濁った緑色に染められていた。

 

一刀は気づかない。

聞こえなかった名前が聞こえるようになっていることに。

 

誰も

気づかない。

 

 

                                        〈続く〉

 

 

〈あとがき〉

お久しぶりでございます。レインです。

本当に申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁっっっ!!!!。

まだ見習いのくせに日にちを空けて投稿なんて舐めたマネをしてしまい・・・・。

あ、はい、土下座します。はい。

 

ほんと御免なさい。

 

えー、登場しました一刀の妹、詩織〈しおり〉ちゃんです!!

「なんで詩織って名前なんだ?」「おかしくね?」

最初は一刀つながりで、『一』をつけよう、と思ったんですが

あまりにも短絡的すぎるなーって思ったので、『だれもこんな名前にしないよな』

と思いましたので。

 

「だから詩織?」

 

・・・はい、そうでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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