No.228273

GROW2 プロローグ

しゃなさん

GROWの続きとゆうことでCROW2です

プロローグです

はじまりは突然です

2011-07-16 12:21:49 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:388   閲覧ユーザー数:378

 CROW2

 

 プロローグ

 

 「終わりと始まりは突然訪れる。わたしはこの力で世界を、

再構築する」

 神父は高々と両手を挙げて言い放つ。隣にいた少女も深く頭を下げつつ微笑む。

 「さぁて、始めよう。エイミー!!」

 「はい、マスター」

 エイミーは床に魔法陣を書き始めた。

 「ふはははは、これで術式は完成する。冥土送りがな。

賢者の石、吸血鬼の魔法陣、このわたしの魔力、そして、

高貴なるこの娘の生き血を注ぐことにとって、発動するのだ!

断罪術式がぁぁぁっ!!!」

 激しい奇声を上げる神父。術式完成が間近にせまり、よだれを垂らして

魔法陣を見つめる。

 しかし、この術式は完成には至らなかった。

 

 「マスター。術式の発動がレジストされています!!」

 神父を見やるエイミー。その表情には焦りが見えている。

 「なんだとぉー。」

 原因不明の事態に焦りを見せる神父。完全密封空間に干渉されたらしい。

 「あーあ。これまたテンパっちゃってまー残念な腐れ神父さん・・・」

 カツ、カツ、カツ・・・

 一歩、一歩、ゆっくりと近付いてくるその陰に、神父は顔をひきつらせる。

 「貴様がなぜここに?齦聖ぇ!!」

 神父の無情にもひきつる顔と、状況が分からないエイミー。

 そして・・・

 ニヤリと笑いながら近づいてくる齦聖。

 齦聖の背後には無残にもやられて積み上げられた、警備兵たちがいた。

 

 「始めよう」


 
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