No.226657

すと●すかーん!

つぐみんさん

強姦容疑で逮捕されたIM●のトップ、ドミ●ク=ス●ロスカーン。
実は、彼はこの皇国・日の本でも、同じことをやらかしていたという事実はあまり知られていない(ウソ)。
つぐみんのストロス●ーン特集は、「けいおん!」の2次創作小説を皮切りに、今始まった!

作者:つぐみん

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2011-07-06 22:34:35 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:858   閲覧ユーザー数:845

 

唯:「へえ、澪ちゃんバイトするんだ」

澪:「休みあけたらすぐ学園祭だろ。だからムギにやつまた特訓しようとか言いだして。今度はホテルの接客だってさ」

梓:「それももしかしてムギ先輩の…」

澪:「…のパパの会社の系列だって」

律:「パパ…?」

澪:「…お父さん!」

梓:「ムギ先輩のお父さんてどんな仕事してんだろ…」

 

某軽音楽部の夏休みは、かくのごとくして始まった。

そのホテルは、空港近くの高級ホテルで、そこには世界中の偉人が泊まりに来ることでいとぞ有名であった。

たとえ学生のアルバイトとはいえ、自給が3000円にもなるおいしい仕事でもあった。澪は喜び勇んで出かけて行った。

 

3日後

律:「おーっす。澪、おはよう」

澪:「…」

律:「おーい。澪」

澪:どよーん

唯:「澪ちゃんどうしたの?この暑さでばてたの?」

澪:どよよーん

律:「おい澪。さっきからなんか変だぞ」

澪:「…もう、…お嫁にいけない」

唯:「澪ちゃん…」

澪:「もう、お嫁にいけない!…ひっく…えぐっ…えぐっ…」

梓:「澪先輩、どうしたんですか!?何があったんですか?」

律:「どうせまたパンツさらしたんだろ」

梓:「そんな言い方ひどいですよ!律先輩」

唯:「そうだよ!あずにゃんの云う通りだよ!」

 

…ガラッ!

 

紬:「みんな!澪ちゃんを責めないであげて!」

律:「ほえ?」

紬:「澪ちゃん、ごめんね。私がアルバイト勧めたばっかりに…」

梓:「ムギ先輩が何かしたんですか」

紬:「澪ちゃんは…仕事中に…うちのホテルの客に…」

律:「転んでパンツを晒してしまった!」

 

ばこん!

 

律:「ううううう…梓がたたいた…」

紬:「澪ちゃんは…うちの客にレイプされてしまったの…」

律:「…!」

梓:「なんですって!?」

澪:「もう、お嫁にいけない…」シクシク

唯:「ねえムギちゃん、れいぷってなに?」

律:「唯はとりあえず引っこんでてくれ…」

梓:「そんな…警察にはちゃんと届けたんですよね!」

紬:「それも考えたんだけど…」

梓:「届けてないんですか!?」

紬:「うん…」

梓:「なんで訴えないんですか!女性をもてあそぶような犯罪は許されません!」

紬:「訴えても、…信じてもらえないと思ったから」

梓:「何言ってるんですか!あきらめたらそこで終了ですよ!」

紬:「でも、相手は…I●Fの理事なのよ」

律:「どんなホテルだ…?」

梓:「そんなの関係ないじゃないですか!!」

唯:「ねえりっちゃん、●MFって何?」

梓:「唯先輩はだまっててください!あと律先輩も…」

律:「なんで私まで…」

梓:「偉い人なら何をしてもいいとでもいう気ですか!!」

律:「梓、とりあえず落ち着こう」

梓:「落ち着いてなんか居られますか!」

律:「梓の言うことはもっともだが、相手はスト●スカーンだ。私らが素手で太刀打ちできる相手ではない」

梓:「…」

紬:「そうよ。彼は大統領候補にも挙がっているの。私らが何か言えば、あいつを貶めるために嘘をついているといわれるわ」

梓:「じゃあ、…澪先輩は…澪先輩は泣き寝入りですか…」

律:「作戦を考えよう。知恵を合わせればIM●なんか怖くない!」

紬:「正義は勝つ!よ。澪ちゃんのためにも一緒にがんばりましょう!」

梓:「うぬぬ…おのれ●トロスカーン、絶対許さないです。いつか澪先輩の仇とってやるです…!」

 

澪:「もう、お嫁にいけない…もう、お嫁にいけない…ははははははは…あはははははははははは!」

唯:「わー!澪ちゃんが壊れた!!」

 

3時間後

 

律:「うーん…」

紬:「現場の試料はちゃんと保存したんだけど…」

律:「あいつのとまってた部屋だろ。あいつのDNAが検出されたって証拠にはならんよ」

梓:「でも精液が検出されればもうこっちのもの…」

律:「アレでもやったとか言って逃げるだろうよ」

紬:「こまったわねえ。密室での出来事だから監視カメラには何も映ってないし…」

梓:「病院には行ったんですか?ほら、妊娠させられたり、変な病気もらってると困りますから」

紬:「とりあえず経口避妊薬は飲ませたんだけど、病気の方は1ヶ月以上経たないと結果出ないって」

梓:「とりあえず診断書と試料だけ持って警察に行きましょう」

律:「どうやってそこへ持っていくかが問題なんだよな…」

梓:「容疑者不明ということにして、警察に捜査させましょう」

紬:「ごめんね。うちのお客様はみんなそういう重役さんばかりだから、どっちみち信じてもらえないと思うの…」

律:「改めてすげえホテルだな」

梓:「誰か叫び声とか聞いていたらいいんですけど…」

紬:「うちは防音完璧だから、りっちゃんの下手くそドラム打ち鳴らしたって全然聞こえないわ」

律:「ぎゃっふん!」

梓:「はあ…、IM●が世界を震撼させるようなとんでもない不祥事でもやらかしてくれれば…」

律:「ストロ●カーンが総好かーん!なんてね」

澪:「くすっ…」

紬:「あ、澪ちゃんが笑った…」

澪:「…ははは…けけけけけけけけけけけけ!…」

律:「ショックで精神錯乱してるな」

唯:「ねえねえ、見てみて。ストローみじん切りにしたよ!」

律:「はあ!?」

唯:「澪ちゃんって、ストローにひどいことされたんだよね。だから仇とってあげたの」

律:「ストロ●カーンだ!!あほ!」

 

一週間後

 

紬:「みんな聞いて。ホテルの人が澪ちゃんのためにって旅行券用意してくれたの。みんなでどこかへ気晴らしに行きましょう」

唯:「え、どこどこ?海?山?」

律:「澪のいきたいところ行こうか!おい澪、どこ行きたい?」

澪:「…室戸岬、三原山、東尋坊、青木ヶ原、鵜住居、…」

唯:「すごい!いっぱい行きたいところあるんだね!元気が戻って来たんだよ!」

梓:「喜んでる場合じゃないですよ!」

律:「そうだな。旅行で気分転換したように見えて、帰ってきた途端にどよーん、首ぷらーん、なんてこともあるからなあ」

梓:「律先輩は舌の毒ぬいたほうがいいですね」

紬:「有効期間まだ1年もあるし、もう少し待ちましょうか」

律:「とりあえず近所のゲーセンぐらいにしとこうぜ。今は」

 

されど、何のアイデアも出ないまま時は過ぎて行った。みんなは疲れ果て、練習も見に入らなかった。

澪は澪でふさぎこんだまま泣き暮らしていた。時折笑うこともあったが、それは精神を病んだ虚しい笑いであった。

このままでは学園祭も危うくなることは明白であった。

皆があきらめかけていたその時、突如、黎明が輝いた。

 

律:「ちぇすとー!」

 

律:「澪!朗報だ!ストロス●ーンが捕まった!」

澪:「…!?」

梓:「先輩、よかったですね。これで警察にいけますよ!」

律:「慰謝料もがっぽりとっちゃえ」

紬:「今はもう拘置所の中。GPSまで取り付けられているんですって」

梓:「IM●を地獄の底に突き落としましょう!」

律:「猿小路もキレてるらしいよ。…あいつも人のこと言えたもんじゃないんだけどなあ」

梓:「とりあえずすぐに警察にいくです!」

 

翌日

 

澪:「…警察に訴えて、被害届も出したら、なんか…ようやく気が晴れてきた…」

律:「ま、一件落着、ってとこかな」

梓:「これから捜査とかありますけどね」

紬:「戦いは始まったばかりよ」

梓:「ま、告訴取り下げて金で解決するって方法もありますけど」

澪:「ま、あいつが失職しただけでもざまあみやがれだな…」

梓:「でも賠償金ぐらいはとりましょうよ」

唯:「そうだよ!ストロー何とかって、本当に悪い奴なんだよ!今頃避妊してるんだって!今更そんなこと、全然意味ないのに!」

梓:「先輩、何言ってるんですか?」

律:「容疑を否認している…ってだけだろ…?あとストローとか関係ないから」

唯:「あれ?」

澪:「くすっ」

唯:「澪ちゃんが笑ってる!本当に心から楽しくて笑ってる!」

 

律:「しかしあいつ、あほだよな。せっかく何年も勉強して、一流の経済学者になって、I●Fの理事にまでなって、大統領にも出馬しようとしていた。そのキャリアーを、自分の下半身の制御ができなかったためにすべてを失ってしまうとは…」

梓:「世の中そんなもんですよ。得るのは難しいんですけど、失うのは簡単なんです。もったいないですけどね…」

澪:「みんな、…本当にありがとう…こんなに心配してくれて…こんなに助けてもらって」

律:「何の何の。困った時はお互い様。礼はいらんよ。それよりは賠償金の一部でなんか買ってくれ」

澪:「…調子に乗るな!」

 

ばこん!

 

律:「うわ、澪がたたいた」

唯:「澪ちゃん、よかったね。いつもの澪ちゃんだよ!帰ってきたんだね。澪ちゃん!」

律:「さて、久々に練習でもするか。おー」

 

その夕方

 

唯:「でも、ムギちゃんのホテルって、偉い人がいっぱい泊まるんだ」

紬:「ええ、てゆうか、偉い人ばっかりよ」

唯:「すごいなあ。ねえねえ、悪いストローも捕まったんだし、もう安心だよね!わたし、ムギちゃんのホテルでバイトしたい!」

紬:「いいわよ。でも、気をつけてね!」

 

一週間後

 

スタッフ:「お嬢様、これを412号室へお持ちください」

唯:「了解です!」

 

唯は、あのホテルでアルバイトをしていた。

何よりも、甘いもので盛りだくさんの朝食が出してもらえるのが魅力だったから、一生懸命に働いた。

唯は、喜び勇んで、荷物を積んだカートを押した。

そう、4階412号室…天才的ハッカーにして、内部告発サイトウィ●リークスの創設者であるジュ●アン=●サンジの泊まる部屋へと…。

 

 
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