No.222890

アクセル全開!  真・恋姫†無双  後日談  激走! 爆走! 飛走! 愛と絆! Bパート

BLACKさん

この作品は「アクセル全開! 真・恋姫†無双」の後日談です。(「仮面ライダー×真・恋姫†無双 呉編  地を! 海を!  越える戦い」の後日談でもあります)
分からない人は本編(アクセル全開!)を読むことをお勧めします。
そしてこの話はVシネマ「仮面ライダーアクセル」を基にしたものです。
また、この話には特別参加のキャラが二人います。

2011-06-15 21:43:19 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:2035   閲覧ユーザー数:1893

1時間前に戻る。

一刀は伴子とともに、アダプターを持っているとされる紫藤崇の元へと向かっていた。

 

「それで聞きたいことがある」

「何よ」

「なんで軍人が嫌いなんだ?」

「知りたいの?」

「当たり前だろ」

「教えてあげるわ。私のお父さんはね……軍人に殺されたのよ!」

「何?」

「もう一度言わせたいわけ?」

「違う違う。軍人に殺されたってところがイマイチ分からんってことだ。

お前の親父さんは軍人か? それとも軍に関係のある企業とか所属してたとか、とにかく軍と繋がるようなことをしてたのか?」

「そうじゃないわよ。お父さんは一般人よ」

 

一刀はその言葉を聞いて少し黙り込む。

 

「軍と関係がない? それは本当か?」

「本当よ!」

 

一刀が伴子の目を見て、それが真実だと感じる。

 

「本当のようだな。で、なんで殺されたんだ?」

「分からないわよ。まあお父さん、よく盗みとかしてたけど……」

「盗み? 親子そろってしてたのか?」

「……そうなるわね」

「で、親父さんはその盗んだ中に軍に関係あるものを盗んで殺された……とかでもないんだな?」

「違うわよ! あれは2年前よ。私とお父さんが一緒に歩いてたら、突然あいつがこっちにやってきて、お父さんを殺したのよ」

「殺した奴の顔は覚えてないのか?」

「暗くて分からなかった。ただ、そいつ軍人が持ってる手帳を落としたのよ。すぐに拾ったけど、それだけは何とか月の光で見えたわ」

「ふぅ~ん、軍人が一般人殺しをな……」

「信じてないのね」

 

伴子が一刀を裏切る。

 

「そりゃ、簡単に信じることは出来ないさ。

ただはっきり言えることは一つある」

「何よ」

「お前が嘘ついてねえってことだ」

「な!?」

 

伴子は思わず言葉を詰まらせる。

 

「なんでそう思うのよ!?」

「俺、今じゃこんなんだけど、結構訓練とか過酷なところにいたんだぜ。だからそいつが嘘ついてるかどうか分かっちまうんだ。

ただいくつか納得できないところはあるぜ。

なんで一般人の親父さんが殺されたのか。軍人がそんなことをしてるかだ。

この件が終わったら調べてやるよ。すぐに俺の上司の長官に問い合わせてやるさ」

「無理よ。どうせ軍の上層部なんてそんな話……」

「俺の上司は結構聞いてくれる人だぜ。それに俺、上層部じゃないにしろそれなりの地位にいるんだ。

無理やりにでも調べてやるさ」

「どうしてそんなこと平気で言えるの?」

「なんとなくだな。人を信じてみたいって気持ち、強いからかな」

 

一刀はあることを思い出すような顔をする。

 

「軍人さん?」

「…っとここか?」

 

一刀達は崇がいるとされるアパートに来た。

 

「ええ、居たらだけど…」

「よし、乗り込むか」

 

一刀達が崇がいるとされる部屋に入る。

 

 

「なんだ、あんた達……って伴子か」

「崇、あんた朝に渡したあれ返しなさいよ」

「あれ……ああこれのこと?」

 

崇は強化アダプターを取り出す。

 

「それよ!」

「それをこっちに渡しな」

 

一刀が詰め寄る。

 

「なんだよ、あんた」

「それの元々の持ち主の関係者だ」

 

一刀が調査証を見せる。

 

「あんた軍人かよ。だったら、そいつを捕まえなよ。そいつ窃盗の常習犯だぞ」

「知ってるよ」

「だったらさ、俺なんかより……」

「こいつ見て、同じこと言えるか?」

 

一刀が伴子の腹部につけられた爆弾を崇に見せる。

 

「な、なんだよそれ」

「タイマーとか見ればわかるだろ? 爆弾だよ」

「なんでそんなもん付けてるんだよ?」

 

崇が怯えだす。

 

「お前が持ってる物を狙ってる奴がこいつにつけたんだ。後……2時間10分後には爆発するぜ。

お前も巻き込まれたいか?」

「冗談じゃねえ!?」

 

崇は逃げ出そうとするが、すぐに一刀が回り込む。

 

「だったらそれ返せ。そしたらお前を巻き込まずにしてやるし、今回の窃盗の罪も黙ってやるよ」

「ほ、本当ですか!?」

 

崇が一刀にすがりよる。

 

「ああ…」

「だ、だったらこいつなんかくれてやる!」

 

崇が一刀に強化アダプターを渡す。

 

「ありがとよ、ほれ」

 

一刀が伴子に渡す。

 

「え? なんで?」

「今はお前が持っとけ」

「それで俺を見逃してくれるんだよな」

「ああ」

 

一刀と伴子が崇の部屋を出ていく。

 

「はぁ~、なんだよ一体~」

 

崇は腰を抜かす。

 

 

「…………」

 

伴子は一刀が手渡した強化アダプターを見ながら思う。

 

「なんでこれ、私に持たせるのよ? 私はあなたを裏切るかもしれないのよ」

「裏切る気なのか?」

「………いいえ」

「だったらいいだろ。今の俺達は一蓮托生だからな。それに俺にはお前のその爆弾、どうにかしないといけないし……」

「なんで私にそこまでしてくれるの?」

「さて、なんでかな。お前を見てるとかわいそうに思うのかね~」

 

一刀は前を歩きだす。

 

「ところで、軍人さん、名前は?」

「北郷一刀」

「そう」

「ま、とにかく次は美沙緒のところに行って、あいつに事情を話しておくか」

「美沙緒ってあなたのパートナーっていう…」

「ああ」

 

そんな時であった。大通りの巨大モニターがニュースを映し出す。

 

「おいおい……」

 

そのニュースとは一刀が容疑者として扱われ、緊急手配されたというものである。

 

「ちょっと、なにこれ!?」

 

ホテルで待っていた美沙緒も驚く。

 

「あの、これって先ほど出ていたお連れの方ですよね……」

 

先ほど一刀と出会っていた従業員が美沙緒に恐る恐る尋ねた。

 

「しかも何であの女と一緒に居るの!?」

 

そのニュースにはもう少し続きがあり、それは一刀と伴子が一緒に逃亡していると言うことであった。

 

「一刀ーーーーーーーー!!」

 

美沙緒がホテルを飛び出していく。

 

「あ、軍人さん!」

 

従業員の言葉が耳に入らない美沙緒。

 

 

一刀達を見かけた人達は一刀達を避けていた。

 

「あ~あ、避けられてる」

「なんで私まで……」

「これも一蓮托生、…ってもあいつはこんな人通りの多いところには来ないよな……。もう少し人気のないところに行くか……」

 

一刀と伴子が人気が少ないところに行く。

 

「とりあえずここなら来そうだな」

 

一刀達がやって来たのは近くのビルの中の駐車場(5F)であった。

 

「なんでこんなに人気がないの?」

「こういう駐車場は意外にいないんだよ」

「その通りだ」

 

そこに現れたのは銃を突きつけている軍警察の人間が一人いた。

 

「あんたは……神威全(かむいぜん)」

「さすがムーン・ロックの切り込み隊長だな」

「その肩書の前には元をつけな」

 

一刀が履いていた靴を飛ばし、神威の銃に当てて、弾く。

 

「くっ!」

「てゃっあ!」

 

一刀が裏拳を神威に当てる。

 

「ぐはっ!」

「どうした? なまってるんじゃねえのか? 軍警察の人間ともあろうものが……」

「うるさい!」

 

神威が拳を振るうが、一刀は簡単に避け、また拳を当てる。

 

「最初の裏拳が思ったより効いたか」

「くっ……」

「悪いけど……」

 

一刀が神威の首元に回り、首をアームロックする。

 

「ふん!」

 

一刀は神威の首を絞め、神威を落とす。

 

「ちっとばかし寝てな」

「きゃーーーーーー!」

 

伴子の叫び声が聞こえてくる。

 

「!」

 

一刀が伴子の方を向く。するとそこには伴子が無理やり車に押し込められている姿であった。

その押し込めている人間は神威と同じ軍警察の人間であった。

 

「お前は、仙頭善士(せんどうぜんじ)!」

「助けてーーーー! 一刀!!」

 

伴子が一刀に助けを求める。

助けを求めるも仙頭は伴子を車に乗せてすぐに車を発進させる。

 

「待ちやがれ! くそ!」

 

一刀がアクセルメモリを取り出し、メモリをドライバーに挿入する。

 

「変…身!」

「アクセル!」

 

一刀はアクセルに変身する。

 

「待て!」

 

一刀はアクセルドライバーを前にして、アクセルをバイクモードに変形させる。

 

「待てーーーーーー!」

 

車と一刀が駐車場を走る。

車の方は、なんとガードレールを破壊して、飛び出す!

 

「何!?」

 

一刀は思わず止まる。

車は何事もなかったかのように地面を走る。

 

「新型の奴……いや、違うな……。まさか!」

 

一刀はある事実に気づく。

 

「だったらなおさら、待ちやがれ!」

 

一刀は壁を伝ってビルを降り、伴子と仙頭の乗る車を追う!

 

 

「どうなってんのこれ……」

 

伴子は車が無事なことに驚く。

 

「なに、驚くことはない」

 

仙頭が喋る。しかし車を運転しているのは仙頭ではなくハイコマンダードーパントであった。

 

「あんたは!?」

「驚くことはない。最初っから一緒に乗っているのだから」

「え?」

 

ハイコマンダードーパントが変身を解くと、運転席には仙頭がいた。

 

「まさか……」

「そう。さっきの姿もすべて私だ」

 

そう、ハイコマンダードーパントの正体は仙頭善士であったのだ。

 

「そんな……」

「それでこれは返してもらうぞ」

 

仙頭が伴子が持っている強化アダプターを奪う。

 

「なんであんたがそれを……」

「力が欲しいからだ。お前達のような屑を抹殺するためにな…」

「なっ!?」

「覚えてないか? 今言った屑のセリフを……」

「………」

 

伴子は言われて思い出そうとする。

 

「あの時の!?」

 

伴子は思い出す。それは父を殺された時であった。

 

『貴様らのような屑は死ねばいい。それが世のためだ……』

 

伴子は完全に思い出す。

 

「そうだよ、私とお前は2年前に会ってるんだよ。

あの時はお前も殺そうと思ったさ。だが、お前の父親を殺してすぐに警官達が近くに来たから撤退したんだよ。

あの時の私は今ほどの力がなかったからな。物理的にも権力的にもな」

「なんでそんなことを……」

「屑のお前が知る必要はない」

 

そんな時であった。

 

「うん?」

 

仙頭は自分が運転する車を追跡する、仮面ライダーアクセルバイクモードの姿をバックミラーで見る。

 

「こっちを追いかけているか。あの姿になっているということは私の正体に気づいたか」

 

仙頭はメモリを手にする。

 

「ハイコマンダー」

 

仙頭はハイコマンダーメモリを手に差し込み、ハイコマンダードーパントになる。

 

「さてと……」

 

ハイコマンダードーパントは左手の装置をいじる。

すると車の後ろに小型の地雷がいくつも現れる。

 

「なっ!? 地雷だと!」

 

一刀は何とか地雷と地雷の間を通り抜ける。しかし、地雷は爆発する。

 

「くそ、センサー式か」

「違うな、それは私がリモコン操作しているだけだ」

 

地雷はハイコマンダードーパントが操作しており、一刀がもっとも地雷の爆発に巻き込まれるところで爆発させているのだ。

 

「このままじゃ、さすがにまずい……」

 

地雷は広範囲に設置されているうえ、道が狭いので他に車を追跡ルートがない。

 

「くそ……」

 

一刀が新たに設置された地雷群に差し掛かろうとしたその時である。

突然上空から炎弾が飛んできて、一刀の前にある地雷群を破壊し、一刀が付く前に地雷がすべて爆発する。

 

「「何?」」

 

一刀とハイコマンダードーパントは驚く。

 

「奴に仲間が……?」

「?」

 

一刀が思わず上空を見る。

すると遥か上空に誰かがいるのに気づくが、あまりに上空であるために姿ははっきり見えなかった。

しかし部分的には見えた。

 

「なんだあの羽は?」

 

針のような羽があるのだけは確認できた。

その針のような羽を持ったものは何処かへと飛んで行った。

 

「まあ、いい。おかげで追いつける」

 

一刀があと少しで追いつけると思ったその時であった。

 

「一刀ーーーーーーーーーーー!!」

 

なんと近くにいつの間にかバイクに乗って追いかけてきた美沙緒がいた。

 

「美沙緒!?」

「一刀、どういうことよ!? 緊急手配って! しかも、容疑者と一緒に逃げてたって?」

「容疑者と真犯人を今、追跡中だ。お前、何しに来たんだ?」

「決まってるでしょ! 一刀に何があったのかを聞きたいのよ!

それになんであの女と?」

「あの女には爆弾がつけられてる。後1時間くらいでドカンだ。爆発の規模は分からんけどな」

「それ本当!?」

「ああ。こんな時に言える状況か」

「分かった。ところでそっちに飛び乗るけどいい?」

「やってくれ」

 

美沙緒はバイクからアクセルに飛び移る。

 

「よし、このままいくぞ!」

「うん!」

 

一刀と美沙緒はハイコマンダードーパントと伴子を追う!

そしてとうとう、ハイコマンダードーパントの車に追いつく。

 

「美沙緒、ジェットで撃て」

「うん」

「ジェット」

 

美沙緒がエンジンブレードのジェット弾で車のタイヤを狙う。

ジェット弾はタイヤに命中し、車は回転する。

 

「よし」

 

ハイコマンダードーパントと伴子が出てくる。

 

「容疑者が出た!」

「いくぞ!」

「無駄だ!」

 

ハイコマンダードーパントは左手の制御装置で兵士達を出す。

 

「あの兵士達はあの装置で出来ていたのか」

「なにあれ?」

「人間じゃないから安心しろ」

「でもすごい数だよ」

「俺達、二人ならやれない……なんてことはない」

「とは言っても時間を食ってたら逃げられるぞ」

「「!?」」

 

二人が微妙にだが、聞き覚えのある声がするとして周りを見る。

するといつの間にか二人の男女がいた。

 

「あんた達は……」

「確か最近あの喫茶店にいる……」

「ああ。異世界のお前を知ってる秋山総司郎だ」

「異世界の俺?」

 

一刀が指を刺されて何のことかイマイチ分からなかったが…。

 

「前にお前、別の世界の自分……ディケイドに変身する奴に会ったろ」

「ディケイド?」

「頭がバーコードみたいなもの付いてるマゼンタ色の奴だ」

「……一刀、あれだよ!」

「あいつか!」

 

一刀と美沙緒は一度そのディケイドに変身する一刀に会っている。

 

「俺とこいつは、そいつに会ったことあっててな。また別の異世界のお前にも二人ほど会ってるぜ」

「俺そんなにいるの?」

「ああ」

「ねえねえ秋山お兄ちゃん」

「おっとそんなこと言ってる場合じゃなかったな。ここは俺とカオスに任せてお前達はあの二人を追え」

「大丈夫なのか?」

「大丈夫、大丈夫」

「うん♪」

 

カオスは畳んであった羽を出す。

 

「あ、その羽……さっき地雷から助けてくれたのはお前だったのか」

「うん♪」

「なら安心した。いくぞ、美沙緒」

「あ、待ってよ!」

 

一刀と美沙緒はハイコマンダードーパントと伴子を追う!

それを阻もうとするハイコマンダー兵士達。

しかし一刀と美沙緒を阻もうとする兵士達はカオスの羽に串刺しにされたり、秋山に思いっきり殴られたりして一刀と美沙緒のための道を開ける。

 

「二人ともごめんね」

 

美沙緒が謝りながら二人に感謝する。

 

「いいの♪ いいの♪」

 

一刀と美沙緒は追う!

 

「さてと、カオス。こいつはちっとした実戦特訓だ。いけるか?」

 

秋山とカオスの周りにはざっと50人くらいの兵士達がいる。

 

「大丈夫♪」

「よし、それじゃあ行くぜ!」

 

秋山とカオスが兵士達の中心に入っていく。

二人は簡単に兵士達を素手でいなしていく。

 

「!!!」

 

カオスは羽を大きくし、羽を自在に操り、兵士達を切り裂き、倒していく。

 

「ふん! はっ! うりゃあっ!」

 

秋山は素手だけで思いっきり兵士達を殴り倒していく。

そしていつの間にか兵士達は全滅していた。

 

「さてと、あいつらはもう行けたかな」

「行く?」

「俺達は異世界の存在だ。

俺はともかくお前がこれ以上この件に関わるのはあまりよろしくないからな。

とりあえずは上からあいつらのことを見てみるか」

 

秋山とカオスは上へと飛ぶ。

 

 

一刀と美沙緒は逃げたハイコマンダードーパントと連れてかれた伴子を追っていた。

 

「それでその時限爆弾のタイムリミットは確かなの?」

「ああ。だが、あいつが左手のあれでいじってる以上、タイムリミットなんてあるようでない。

その気になればあいつは爆弾を今すぐにでも爆発できる」

「なんでしないのかな?」

「あいつに因縁があるのか…。それとももっといい場所で爆発させたいのか……。

何にせよ、早急に救出しなきゃいけないんだよな、これが……」

「だったらこれ使って」

 

美沙緒がトライアルメモリを一刀に渡す。

 

「これならバイクの時より、早く追いつけるはずよ」

「美沙緒、…いいのか?」

「いいの、いいの。浮気とかじゃなかたんっならそれで」

「お前、俺が浮気してると思ってたのか?」

「だって、あたし結婚前の女だよ。

それくらい神経質にもなるよ~」

「……それもそうだな」

 

一刀はトライアルメモリをメモリ状態にする。

 

「トライアル!」

 

一刀はアクセルドライバーからアクセルメモリを抜き、代わりにトライアルメモリを挿入し、パワースロットルを捻る。

 

「トライアル!」

 

仮面ライダーアクセルの体の色は赤色から黄色、そして青色になる。

仮面ライダーアクセルは仮面ライダーアクセルトライアルとなった。

トライアルの力により、一刀は速さが増し、ハイコマンダードーパントの元にたどり着き、キックをハイコマンダードーパントにくらわせ、伴子を救出する。

 

「美沙緒!」

「OK!」

 

一刀は伴子を美沙緒に投げ渡し、美沙緒は何とか抱きとめる。

 

「爆弾を!」

「分かってる!」

 

美沙緒はすぐに爆弾の取り外しにかかる。

 

「それが貴様の持つ新たなメモリか」

「俺専属のいいパートナー提供のだ。ところで一つ聞きたい」

「なんだ?」

「お前はなんであの女を連れて行った? アダプターだけが欲しいなら、車に乗せる必要なないはずだ」

「……いいでしょう。死に土産に教えておげましょう。私の妻は……屑に殺されたんだ」

「は?」

「そう、それはちょうど2年前だ」

 

ハイコマンダードーパント=仙頭は語る。

それは2年前、ちょうど軍がアルハイムを倒して間もない頃であった。

仙頭は自分の妻と一緒に平和になった世界を満喫していた。

しかしある日の休暇の時であった。仙頭と妻は二人一緒に街を歩いていると突然銃を持った人間が現れ、その人間は仙頭ではなく仙頭の妻を狙い、仙頭の妻は命を落とした。

その理由は偶然の通り魔ではなく狙われたものであった。それはなんとその人間は戦場の地で盗みを働く、言うなれば火事場泥棒を生業としていた人間であった。

続いていたアルハイムとの戦いが終わり、平和になったことで火事場泥棒が出来ないとし、自分から大切なものを奪ったとして軍人である仙頭を標的にした。

仙頭は悟った。自分達軍人は平和のために戦っていた。それはすべての人間に対していいものだと思っていた。

しかし現実はそうではなく、一部の悪人からしたらその平和のための戦いは迷惑そのものであったのだ。

仙頭はある決意をした。このように悪事を働く人間はすべて『屑』。『屑』ならば排除しなければならない。

そうして仙頭は軍にまだ保管されていたハイコマンダーのメモリを持ち出し、こっそりとだが、盗みや殺人をした人間をハイコマンダードーパントの力で抹殺し、世間的には行方不明扱いされていた。

それからすぐに伴子の父親を殺したが、その時は消滅させる余裕がなかった。

2年後の今、仙頭はメモリ強化アダプターの存在を知り、軍から奪おうとしたが、伴子が盗んだために伴子を追いかけた。

そして現在に至る。

 

「ずいぶん歪んだ奴だな」

「貴様、貴様が言える立場か?」

「何?」

「そこにいる、貴様の妻になる女が死ねばどう思う?」

 

仙頭=ハイコマンダードーパントは左手の制御装置をいじる。

 

「美沙緒! そいつを投げろ!」

「? 分かった!」

 

美沙緒はギリギリのところで爆弾を取り外すことに成功し、爆弾を一刀に向けて投げる!

 

「うおおおお!!」

 

一刀は急いで爆弾のところに行く!

 

「くらえ! いや、このプレゼントは返品だ!」

 

一刀は飛び上がって後ろ回し蹴りで爆弾をハイコマンダードーパントに向けて蹴り飛ばす!

爆弾は見事、ハイコマンダードーパントの左手の制御装置にぶつかり、爆発を起こす!

 

「くうっ……」

「どうだ? 自分の爆弾の威力は?」

「なかなかのものですね。自画自賛ですがね」

「ずいぶん余裕あるな」

「当たり前です」

 

ハイコマンダードーパントは強化アダプターを見せる。

 

「なっ! 盗んでやがったか!」

「ふふふ、違いますね。これは元々私のものになる予定でしたからね。

あなたのその力に対抗して、私もこれを使わせてもらいましょう」

 

ハイコマンダードーパントは最初にメモリを刺した場所にアダプターを刺す。

するとハイコマンダードーパントの姿は変わり、背中にはミサイルを積んである機械が現れ、右手にはガトリング銃が付き、左手もプラズマ砲のようなものが付いていた。

 

「ふん!」

 

ハイコマンダードーパント左手からプラズマ砲が発射される。

 

「よっと!」

 

一刀はプラズマ砲を避ける。すると次にハイコマンダードーパントは背中のミサイルを発射させる!

 

「ふ! ふ! ふ! ふ! ふ! ふ! ふ!」

 

一刀は何とかミサイルの嵐を避ける。

すると避けた先にはガトリングを用意しているハイコマンダードーパントがいる。

 

「くっ!」

 

ハイコマンダードーパントはガトリング砲を発射させ、一刀はその攻撃を何とか腕で防ごうとするもガトリング砲の威力は一刀の想像以上で一刀は後ろに吹き飛ばされる。

 

「どおあああああああ!!」

 

一刀は転がり、変身が解かれる。

 

「くそ、変身が解かれちまった」

 

まだ普通のアクセルなら変身は解かれなかっただろうが、アクセルトライアルではスピードが増す代わりに、攻撃力と防御力が下がるためにガトリングの攻撃に耐えきれなかったのだ。

 

「もう一度……」

「きゃっ!」

「! 美沙緒!」

 

一刀が美沙緒の方を見る。すると美沙緒のところにはいつの間にかいたハイコマンダードーパントがいた。

 

「手前、美沙緒を放しやがれ!」

「この女は預かる。返してほしければ私とともに屑どもを排除しようではないか」

「誰がそんなことを…」

「まあすぐに返事がもらえるとは思わない。この先にある採掘場に来い」

 

そういうとハイコマンダードーパントは新しくできた制御装置のステルス機能で美沙緒とともに姿を消した。

 

「美沙緒! くそ!」

 

一刀はすぐに採掘場に向かおうとする。

 

「ちょっと待ちなさいよ」

 

一刀の前に伴子が立つ。

 

「どけ! 俺は今すぐに美沙緒を助けに行く!」

「今やられたばかりなのよ。今のあいつに勝てるわけないわ!」

「勝てる!」

 

一刀は自信を持って言う。

 

「なんでそんなこと言えるのよ!?」

「俺がムーン・ロックの元切り込み隊長だからだ!」

 

一刀の言ったことははっきり言ってめちゃくちゃである。

 

「それに今のはアクセルトライアルになって防御が弱くなってただけだ。元の状態になればなんとかなる」

「でもそれだと、スピードが落ちるんじゃ……」

「落ちる。だがその分を防御に回せばどうとなる」

 

一刀は簡単に言うが、先ほどまでの戦闘を考える限りではかなり無謀であり、勝算がほとんど見当たらない。

 

「それにな、あいつは俺の婚約者だ」

「え、あいつ、あんたのパートナーだっては聞いてたけど、婚約者だったの?」

「ああ」

「あ~あ、もう!」

 

伴子は地団駄を踏む。

 

「まあ最悪と言うか、あいつも軍人だ。自分が任務中に死ぬかもしれないことは想定してるさ。

それでもだ! 俺はあいつを助けに行きたい! いや、行かないといけないんだ!

それを阻むのが誰であろうが、俺は行くぜ」

 

一刀はそう言って、ハイコマンダードーパントの待つ採掘場へと向かった。

 

 

ハイコマンダードーパント=仙頭は採掘場で待っていた。

採掘場においてあるクレーンに美沙緒が鎖で縛られ、吊るされていた。

 

「あたしにこんなことしてただで済むと思わないでよね!」

「それはあの男が私と倒すとでも?」

「当たり前でしょ! 一刀は強いんだから!」

「ですが、先ほど彼は強化した私に負けたではありませんか」

「……けど、一刀なら勝てる! あたしはそう信じてる!」

「それは愛ゆえですかね……」

 

仙頭は皮肉った顔をする。

 

「まあ、彼が私の提案に乗ってくれるのなら、あなたを解放してあげるんですけどね」

「その提案って何だ?」

 

そこに一刀がやって来る。

 

「おや、思ったより早かったですね。答えは決まったのですか?」

「ああ」

 

一刀はアクセルドライバーを改めて腰につけ、アクセルメモリを持つ。

 

「アクセル」

「おや、私と戦う気ですか?」

「ああ」

「私と戦うことになればあなたの大切な婚約者を亡くすことになりますよ」

「………」

 

一刀はその言葉を聞いてためらう。

 

「一刀! 私に構わずやっちゃって!」

「おやおや、自分の身を構わずにしてくれですか。そういうことを言う時に限って、ためらうもの……」

「変……身!」

 

一刀はアクセルメモリをアクセルドライバーに挿入する。

 

「アクセル!」

 

一刀はアクセルに変身する。

 

「本当にあなたはバカですね。婚約者を亡くす道を選ぶとは」

「何勘違いしてるんだ?」

「え?」

「俺は手前に勝つ。そして美沙緒を取り戻す」

「あなた分かってませんね。よく言うではないですか。何かを得るには何かを捨てたり、犠牲にしなければならないと」

「確かによく言うな。だったら俺が犠牲にしたり捨てるものはお前の命だ。それで十分だ」

 

一刀がエンジンブレードを仙頭に向ける。

 

「私の命を捨てる? 私はあなたの仲間ではないですが?」

「同じ軍人なら仲間も当然だ。だがお前は犯罪者でなおかつ俺を敵に回した。ならばお前の命を捨ててもいい」

「面白いことを言うのですね。あなたは…」

「ハイコマンダー」

 

仙頭はハイコマンダーのメモリを持つ。そして差し込むと同時に強化されたハイコマンダードーパントになる。

 

「予定を少し変更しましょう。あなたの婚約者が死んでいく様を見てから死んでください」

 

ハイコマンダードーパントはガトリング砲を発射させる。

一刀はそれをエンジンブレードで弾きながら進む。

しかしガトリング砲の速さや弾の多さにより、すべてを弾くことは出来ない。

それでも一刀は進む。

 

「往生際が悪い人ですね」

 

ハイコマンダードーパントは次に背中のミサイルを連続発射させる。

 

「玄武剛弾!」

 

一刀の手に氣を溜め、溜まった氣が渦を巻き、ミサイルを破壊していく。

しかしハイコマンダードーパントはすでにプラズマ砲の発射準備をしており、プラズマ砲が発射される。

 

「ぐわっ!」

 

一刀は後ろに吹き飛ばされる。

 

「終わりですか?」

「まだだ」

 

ハイコマンダードーパントの後ろにこっそりとやって来る影。

その影はなんとハイコマンダードーパントについていた強化アダプターを奪う!

 

「何!?」

 

その影の正体は伴子であった。

 

「一刀さん!」

 

伴子は何とか一刀の元にやってくる。

 

「これを!」

「ならば!」

 

ハイコマンダードーパントは美沙緒を縛ってある鎖を爆破し、美沙緒を高くあげられていたクレーン車から落とす。

 

「きゃあああああ!!」

「美沙緒!」

 

一刀は美沙緒の名前を呼びながら、ほぼ無意識にアクセルメモリのところにメモリ強化アダプターを付ける。

 

「アクセル! アップグレート! ブースターーーー!!」

 

アクセルの体は黄色になる。たがその姿はアクセルトライアルになる時の姿とは全く違っており、後ろについていたタイヤが完全になくなり、新しい防具がアクセルについていた。

その防具は通常のアクセルの体やアクセルトライアルの防具よりも強力なものであった。

仮面ライダーアクセルは仮面ライダーアクセルブースターへと変化したのだ。

アクセルブースターは体につけられたブースターで空を飛ぶ!

そして落ちていく美沙緒の体を見事に受け止める!

 

「大丈夫か? 美沙緒」

「大丈夫だよ。一刀が助けてくれるって信じてたもん」

「そうか。まあそんなラブコメは後にして……」

「あいつ、ぶっとばしちゃえ!」

「ああ!」

 

一刀は美沙緒を下に降ろす。

 

「美沙緒、伴子と一緒に離れてな。こいつは俺一人でやりたい」

「OK」

 

美沙緒は伴子と一緒に離れる。

 

「貴様……」

「言っておくが、お前じゃこのアダプターを十分に使えてない」

「貴様なら使えるというのか?」

「十二分にな」

「ほざけ!」

 

ハイコマンダードーパントはミサイルにプラズマ砲を発射させるが、一刀が空中に飛ぶことで避ける。

 

「くそ!」

「これで終いにしてやる!」

 

一刀はアクセルドライバーのクラッチを押す!

 

「ブースター! マキシマムドライブ!」

 

一刀は飛び蹴りの体勢になる。

 

「コード……ブースタートリット!!」

 

そう言いながら、一刀はブースターの力で突撃していく。

ハイコマンダードーパントはガトリング砲やプラズマ砲で一刀を迎撃しようとするが、キックとブースターの力で弾がそらされたり、弾かれたりして一刀にダメージを与えられない。

そして一刀のキックがハイコマンダードーパントに直撃する!」

 

「ぐわああああああああ!!」

 

ハイコマンダードーパントは爆発。

爆発あとから生身の仙頭が倒れ、メモリが壊されていた。

 

「ふん」

「なぜだ……」

 

倒れている仙頭が一刀に対して言う。

 

「貴様はなぜ、失うことを恐れない?」

「誰が恐れてないって言った?」

「…」

「お前はただ自分の運命を呪った。だからそこで倒れてるんだ。

俺は違う。俺はどんな過酷な状況だろうと自分の運命を呪ったことはない。

全て振り切ってやった。だが俺一人じゃ到底振り切れなかっただろうな」

 

一刀が美沙緒の方を見る。

 

「あいつがいたからこそ振り切れた」

「……」

「それにあいつが死にそうになっても俺は絶対助ける。病気以外で死なせる気はない。

手前にはそれくらいの覚悟があったか? なかっただろうな」

「……そうだな……」

 

仙頭は意識を失う。

 

「死んだの?」

 

伴子が尋ねる。

 

「いや、気を失っただけだ。メモリが壊れた反動だな」

 

一刀は変身を解除する。すると一刀の体はふらつく。

 

「一刀!」

 

美沙緒がすぐに駆け寄り、一刀の体を支える。

 

「お疲れ様」

「ああ」

 

その様子を上で見ていた秋山とカオス。

 

「秋山お兄ちゃんの言ってた通りだね」

「だろ。俺達が心配する必要はなかったのさ」

「それでこれからどうするの?」

「とりあえずあいつらの結婚式には行ってやるか。

そんで少し見たら帰るぞ。お前の元居た世界にな」

 

秋山とカオスはその場を後にした。

 

 

それから……。

一刀の無実は証明され、仙頭は逮捕。

メモリ強化アダプターに関しては……。

 

「お前達が持っていろ」

 

一刀と美沙緒の長官がそう言ってきた。

 

「いいんですか?」

「もともとは廃棄処分ものだ。廃棄処分ものを持っていても問題はなかろう」

「いや、それじゃあ俺達犯罪者じゃ……」

「何か言ってきたら、俺がなんとかしてやるさ。それはお前達を守ってくれたものなのだろ?

だったらお前達が大事に使えばいい。それにメモリは現時点ではお前達しか持ってないことになっているが、まだ隠し持ってる奴がいるかもしれん。

そういうやつらの対抗策にもなるしな。…それとそれは俺からの結婚祝いとして受けとってくれ」

「長官……ありがとうございます!」

 

一刀は改まって長官にお礼を言った。

そして事件から数週間後、ついに一刀と美沙緒の結婚式が開かれた。

式場には一刀と美沙緒の両親とよく行く喫茶店のマスターと従業員、一刀と美沙緒の親しい軍人であるムーン・ロックの新旧面々に二人の良き理解者の長官。そして入り口の扉の壁側には秋山とカオスが立っていた。

 

(あいつら呼んだ覚えないんだけどな……)

 

秋山とカオスは完全に飛び入りである。

 

(ま、この前助けられたからいっか)

 

一刀はあまり二人のことは気にしなかったが……。

 

(なんか妙に席が空いてる気がするが……)

 

式場は美沙緒と相談して決めたのだが、客席がだいぶ空いていた。

 

(なんかあるのかな?)

 

一刀はそう思いつつも式に臨む。

 

「ねえ、一刀」

「なんだ?」

「なんでいつもの格好なの?」

 

美沙緒はウェディングドレスなのに一刀はいつもの私服であった。

一刀達ムーン・ロックは軍服を着なくていい特殊部隊であるので、訓練用の服や任務中の服は自己申告すれば自前の服でよいのだ。

一刀は自己申告していつも自前の服であった。そのため一刀の私服はいつもの格好になるのだ。

 

「せっかくの思い出なのに~」

「だけど……これが俺らしいだろ」

「確かにあなたらしいけど、場を考えなさい」

「!」

 

一刀は驚いた。とても聞き覚えのある声が突然してきたのだ。

一刀が声のした方を見る。声がしてきたのは式場の入り口の扉の方である。

そこにいたのはなんと華琳に春蘭に秋蘭に桂花、それだけでなく自分がよく知る魏の面々であった。

 

「か、華琳!? なんでここに!」

「美沙緒に呼ばれてきたのよ」

「美沙緒!」

 

一刀が美沙緒の方を見ると……。

 

「へっへ~ん」

 

美沙緒がVサインしていた。

 

「なんで華琳達がこの世界に……」

「実はね、昨日完成したんだよ。次元跳躍器」

「本当か!?」

「じゃなかったら華琳さん達来てないよ」

「…それもそうだな」

「そういうことで私達も夫婦の契りの儀式に参加させてもらうわ」

 

そう言って華琳達は空いている席に座る。

 

「皆……」

 

一刀にしては珍しく涙目になる。

 

「何? 嬉しいの?」

「当たり前だろ。結婚だけでも嬉しいのに、会いたいと思ってる人間達に会えたうえに結婚式に参加してもらえたんだぜ。

こんなに嬉しいこと……まずないだろ……」

「……うん」

 

美沙緒もいつの間にか涙目になっていた。

そして……二人は夫婦の契りを結んだ。

 

「さてと、俺達は帰るか」

「うん。私もいつかきちんとやりたいな、結婚式」

「………出来るといいな」

 

秋山とカオスは式場を後にした。

それから………。

 

「さてと、結婚して早々に悪いがお前達に辞令を言い渡す」

 

長官が二人の元にやって来る。

 

「「辞令?」」

「そうだ、北郷一刀、並びに睦月……いや北郷美沙緒。お前たち二人は今日を持ってこの地区での任を解く。

そしてここにいる『ムーン・ロック』の面々を連れ、あそこにいる曹操達の世界に行き、手助けをすることを命ずる」

「それって………」

「そうだ。曹操達と共に暮らすと良い。家族や俺に会いたければまた次元跳躍器を使えば大丈夫だろ?」

「長官……」

「「ありがとうございます!!」」

 

一刀と美沙緒はお礼を言いながら頭を下げる。

 

「おいおい、今日の主役が頭を下げたらダメだろ」

 

そして結婚式が終わり、一刀と美沙緒、新生ムーン・ロックの面々、華琳達は転送準備に入る。

ムーン・ロックの面々はいざという時のために次元跳躍器の補強や修復機材、現代の道具などを持っていた。

 

「それじゃあ~、あの世界にしゅっぱ~~~~つ!」

 

美沙緒は次元跳躍器のスイッチを押し、美沙緒達は跳躍していくのであった。

ある者達は自分の元居た世界に、ある者達は未知なる世界に、そしてまたある者達は自分達が戻りたいと思った世界へ!

 

 

おまけ

 

 

作者「どうだったかな?」

一刀「まさかこんな終わりになるとは思わなかったぜ」

作者「華琳達の登場はこの話を考えた時から練っていたものだ」

一刀「しかし今回の敵はめちゃくちゃだな」

作者「Vシネマのアクセルを基にしてたから可能な限り動機も似せていたんだ。でもうまくいかないのが現状であのままにした。けれど、それが俺らしいだろ」

一刀「お前らしいといえばお前らしいけど……。

ところでなんでお前の分身とカオスがいたんだ?」

作者「俺が書いたAパートの一つ前の作品を見てもらえれば分かるぜ」

一刀「宣伝かよ!」

作者「そして秋山とカオスにとってはこの話の後の話をこれから投稿するぜ!

これとは違う『そらのおとしもの』の話になるからな! そこんとこは頭に入れて見るように!

さあここでジャンプだ!(実際は直接ジャンプはできません)すぐにジャンプしたいときは上の方にある次の作品をクリックしてください。→www.tinami.com/view/222894

それでは!」


 
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