「華琳様!!」
荀彧が仕事中の曹操の私室に扉をバン!と開けて入ってくる
「そんなに慌ててどうしたの?桂花」
騒がしい来訪に曹操は不機嫌そうに言った。
「お騒がせして申し訳ありません、ですが・・・」
「何があったの?」
主の質問に荀彧は
「公孫賛より使者が参っております」
と答えた。
「・・・それだけの事であんなに慌てていたの?桂花」
「いえ、その使者なのですが・・・」
・・・・・・・
「はじめまして・・・だな」
「ええ、アナタが北郷一刀?」
「ああ、俺が北郷一刀だ。白蓮の使者として来た」
そう、一刀は使者として直接曹操の所へ訪れていた。
公孫賛勢力の影の支配者と呼ばれる男
そんな人間が使者として直接出向くなど考えられない事だった
故に荀彧はあれほど取り乱していたのである
「噂は聞いているわ、一度会ってみたいと思っていたのよ」
「そいつは奇遇だな。俺も一度アンタと会ってみたいと思ってたんだ」
「・・・だからここへ来たの?」
「そういう事だな」
・・・・・・
「クスッ」
「フッ」
「「アッハッハッハッハ・・・」」
二人の笑い声が謁見の間に響いた・・・
一刀が曹操の所に来る前
「ちょっと曹操に宣戦布告してくるわ」
と、皆を集めて一刀はそう言った。
「ちょっと待て!いくらなんでも急過ぎ・・・」
白蓮が反論するも
「もう領土もあらかた平定したし、兵士たちの訓練も十分だろ?だったら戦っても問題ないだろ?」
なあ?と周りに聞く一刀
「私はお前に従うだけだ」
華雄がそう言い出すと、口々に賛成意見が飛び出す
「・・・戦う場所は決めておいてもらいたいですね、策を考えないといけませんし・・・」
などと言い、結局ねねも賛成した。
「文句あるか?白蓮」
「・・・もう好きにしたらいいだろ?」
といじけてしまった。
「うし!それじゃあ本格的に準備始めるぞ!」
そう言った一刀
そして
「後、宣戦布告の使者は俺が行くから」
・・・・・・
「「「「ええーーーーー!!」」」」
驚きの声が城中に響いた。
そして周りの猛反対の中、
「意見のあるやつは・・・」
一刀は息を吸い込み
「俺の名前を言ってみろ」
ストーリーから忘れ去られた三番目の兄の台詞と共に、目を細めて凄んだ
そして
結局強引に押し通し、一刀は使者として魏に向かったのであった・・・
と言う訳で話は一刀と曹操の対面の場面に戻る
「・・・つー訳で、アンタに宣戦布告しに来た。一大決戦で決着をつけようじゃねえか」
一刀の提案に曹操は笑みを浮かべ
「面白いわね。でも一つ聞いてもいいかしら?」
「どうぞ?」
一刀がそう言うと曹操は一刀に訊ねた。
「何故決戦なのかしら?」
一刀の答えは
「さっさと終わるだろ?俺は早く大陸まとめてやりたい事があるんだよ。あんまり時間かけたくないんだよ」
と言うものだった。
その言葉に曹操は怪訝な表情をした。
「天下統一した後にやりたいこと?何かしら?」
「・・・アンタには教えてもいいかな?絶対内緒にしてくれるってんなら」
「ええ、曹孟徳の名に懸けて約束するわ」
「じゃあ耳貸して欲しいんだが、そっちに行ってもいいか?」
曹操の近くに行くと言い出した一刀に
「貴様!華琳様のお側に行くなど私が許さんぞ!!」
「そうよ!汚らわしい男なんかが華琳様と口を聞く事すら許しがたいのに!一歩でも近づいたら殺すわよ!!」
夏侯惇と荀彧が凄い剣幕でまくし立ててくる
もっとも一刀は何処吹く風と聞き流していたが・・・
「二人共黙りなさい」
「「しかし!!」」
曹操の言葉に抗議する二人、しかし
「黙れと言っている!!」
曹操の一喝にシュンとして、押し黙った
「そうね・・・いいわよ。ここまで来なさい」
またもや動こうとする二人だが、曹操の冷たい視線で引き下がる
「それじゃ遠慮なく・・・」
そう言い玉座へ歩いて行く一刀
そして曹操の耳元でボソボソと何かを呟いた
そして耳元から顔を離す一刀
そして曹操は
「・・・それがあなたのやりたい事なの?」
目をパチクリさせ一刀に訊ねた。
「ああ、そうだがそれが何か?」
当然だ!と言わんばかりの一刀
「・・・フフ」
そして
「アッハッハッハッハ!!」
曹操の笑い声が
再び謁見の間にコダマした・・・・・
結局曹操は決戦を承諾し、日時、場所も一刀との話し合いの上に決めた
そして一刀が帰る前に
「アナタ、私に仕えてみない?アナタのやりたい事も手伝ってあげるわよ?」
などと言い出したものだから周りは騒然とした
ちなみに一刀は
「・・・残念だがお断りする。夢は自分の手で掴み取らないと意味が無い。そうだろ?」
と言って断った。
「・・・そうね、本当に残念だわ」
「それじゃ、今度会うときは・・・」
「戦場で・・・」
そう言葉を交わして、一刀は帰っていった
「華琳様、あの男のやりたい事とは?」
と夏侯淵が訊ねても
「それは話せないわ。二人だけの秘密だから」
決して言う事は無かった。
しかし
「・・・本当に面白い男ね、北郷一刀」
そう呟いた曹操の顔には
必ずアナタを手に入れると言う
獲物を前にした鷹のような光が
眼に浮かんでいた・・・・・
どうも、アキナスです
やっと話が先に進みます
・・・っていうか進み過ぎかもしれませんけど
さて、曹操との大合戦
一刀君はどう戦うのか!?
それでは次回に・・・
「ツナミブースト!!」
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おまけも終わり、本編へ・・・