No.222212

真・恋姫無双 武道会(団体戦編)第五章

カイさん

皆さんどうもカイです、第五章完成しました。
一刀VS祭どう仕上げるか迷いましたが、何とか出来ました。

2011-06-12 05:08:08 投稿 / 全24ページ    総閲覧数:8224   閲覧ユーザー数:6109

武道大会第二回戦・・・今最後の試合が始まろうとしていた

祭「赤壁の時以来じゃのう、北郷・・・お主とこうやって向き合うのは・・・」

一刀「そうですね・・・あの時秋蘭の矢を食らって死んだと思っていました」

お互い視線を外さずに会話を続けていた

 

蓮華「祭・・・」

冥琳「蓮華さま、祭殿が負ける可能性は低いと思います」

蓮華「冥琳?どうして?」

小蓮「祭の方が強いからでしょ」

穏「それだけじゃないと思います」

冥琳「まあ、見ていれば分かります」

冥琳の言葉を最後に全員が試合に集中する

 

愛紗「北郷殿と黄蓋殿・・・どちらが勝っても可笑しくない」

星「うむ、でも私は北郷殿が勝つと思うぞ」

桃香「星ちゃん、何で?」

鈴々「そうなのだ、よく分からないのだ」

星「風から聞いた話では、あの御仁は大切な人の為に、力を使うと言っていた」

紫苑「あら、大切な人てもしかして、凪ちゃん?」

星「いや、魏の女全員だ」

朱里「はわわ////」

雛里「あわわ////」

桔梗「ほう、それは中々、魏の女は幸せじゃのう」

焔耶「ふん!そんな事で勝負に勝てるか!!」

蒲公英「あーあーほんとに、これだから脳筋は」

焔耶「何だと!!」

翠「あーもう、うるせえ!!喧嘩なら向こうでやれ!!」

恋「それだけじゃないと思う・・・」

音々音「恋殿?」

恋は、それ以上何も言わなかった

華琳「いよいよね・・・」

春蘭「はい・・・」

季衣「兄ちゃん」

流琉「兄さま」

秋蘭「大丈夫だ、一刀は勝つさ」

霞「随分余裕やな、相手はあの黄蓋やで」

風「そうですね~流石に絶対勝てるとは、言えません」

稟「黄蓋は、歴戦の武将です勝率は、五分と五分でしょうね」

秋蘭「凪達の思いを受け取った一刀が、負けるとでも?」

秋蘭の言葉を聞いた皆は、目を丸くする

 

桂花「秋蘭・・・アンタあの変態に染められたはね」

秋蘭「否定はしない、始まるぞ」

全員が舞台を見ると、既に二人とも構えていた

 

祭「赤壁の事は、知略での話じゃ、この場で求められるのは己の武のみ!!」

一刀「ええ、だから難しい事は言いません、黄蓋さん!!貴方を倒します!!」

祭「ほざくな!!小僧が!!」

審判「それでは、第二回戦第四試合、北郷将軍対黄蓋将軍」

お互いが武器に手を掛ける

審判「始め!!」

一刀「はっ!!」

シュイン!!ドキューン!!

祭「!?」

ドゴーン!!

始まって直ぐ、一刀は祭の足元に氣弾を放つ、祭のいた場所には激しい煙が舞う

 

祭「チッ!!先手を取られたか!!」

一刀「そこか!!」

祭「何!?」

激しい煙の中で一刀は刀を抜き、祭に攻撃を仕掛ける

 

祭「甘い!!」

ガキーン!!

一刀「チッ!!」

祭は短剣を抜き、一刀の刀を止める

一刀「だったら!!」

一刀は、祭から1m程離れると、長い赤色の箸のような氣を作る

 

一刀「雲雀(ひばり)!!」

シュ!!シュ!!シュ!!

そのまま祭の居る煙の中に投げる

 

祭「氣には氣じゃ!!」

祭も負けじと、弓から氣弾を打つ

ドーン!!ドーン!!ドーン!!

雪蓮「ぐっ!!なんて戦いしてるのよ!!」

明命「ケタが違いすぎます!?」

亞莎「きゃあ!!」

思春「亞莎!!」

吹き飛びそうになった亞莎を、思春が捕まえる

 

亞莎「あ、ありがとう思春」

思春「亞莎礼は後だ」

亞莎「はい!!」

再び試合に目線を戻すと、お互いに一定の距離を作っていた

 

一刀「流石ですね、黄蓋さん」

祭「ふん!まだまだ全力では無いのだがなあ?北郷、お前も全力を出したらどうだ」

一刀「出させてみて下さい」

祭「口先だけは立派なようじゃのう」

祭と一刀はお互い笑みを浮かべていた

魏全員「「「・・・・」」」

蜀全員「「「・・・・」」」

蓮華達「「「・・・・」」」

会場は静まり返っていた、余りにも次元が違いすぎるため

 

祭「今度は此方から行くぞ!!」

シュイン!!

一刀(あの色・・・間違いない!!黄蓋さんは土だ!!)

一刀は祭の弓の氣の色を見て、土の属性だと気がつく

 

一刀(神風!!)

ブオン!!キィィィィィィィ!!

祭「っ!?瞬動か!?」

一刀は、高速移動術神風で祭の背後に回り込む

一刀「はああ!!」

一刀が右手に氣を溜めているのに気が付いた祭は、背中に氣を溜め守りに入る

 

一刀「赤龍掌(せきりゅうしょう)!!」

ドゴーーーーン!!!!!

祭「ガハッ!?」

ズサァァァァァァァァァァ!!!!!!!!

呉全員「「「祭(さま)(殿)!!!!」」」」

一刀(チッ!氣で半減されたか)

祭「ゲホッ!!ゲホッ!!まったく・・・老体にこの一撃は、きついのう」

一刀「嘘はいけません、黄蓋さん・・・余り効いてないみたいですね」

祭「何じゃ面白くないのう」

一刀の一撃を受けたにもかかわらず、祭はピンピンしていた

 

一刀(5mはぶっ飛ばしたハズなのに、だったら!!)

ブオン!!ブオン!!ブオン!!

祭「ほう!?そう来たか」

一刀は、神風を使って舞台の上を走り続けた

季衣「うわっ!?兄ちゃんがいっぱい居る!!」

流琉「季衣!?落ち着いて兄さまは、1人だけだから!!」

秋蘭「なるほど、一刀の奴心理戦を仕掛けたか」

春蘭「うむ、あれでは何処から攻撃が来るか、分からんからなあ」

霞「うちよりも、遥かに早いな」

華琳「でも、逆効果だと思うは」

華琳は嫌な直感がしていた

 

愛紗「くっ!?何て早さだ!!」

星「むう、流石にこれは答えるな」

紫苑「そうね・・・これだけ早いと目に負担が掛かるわ」

桔梗「何とも姑息な手を」

朱里「はわわ!?ど、どれが本物ですか」

雛里「あわわ!?北郷さんがいっぱい居ます!?」

翠「霞より早いんじゃないか?」

恋(コク)

音々音「霞以上に神速です」

鈴々「にゃー目が痛いのだ」

桃香「私も」

桃香達は一刀の動きに翻弄されていた

 

冥琳「心理戦か・・・」

穏「北郷さん、中々やりますね、瞬時にこんな方法を思い付くなんて」

冥琳と穏は冷静に一刀を、分析していた

一刀(決める!!此処!!)

一刀は刀を抜いて祭に切りかかる

 

祭「そこか!!」

ドゴ!!

一刀「がはっ!?(な・・・に・・・)

魏全員「「「!?!?!?!?」」」

蜀全員「「「!?!?!?!?」」」

呉全員「「「!?!?!?!?」」」

祭は一刀の攻撃をかわして、一刀の鳩尾に拳を打ち込まれ身体が、くの字に曲がり転がる

ズサァァァァァァァァァァ!!!!

 

一刀「ぐぅ!?(どうしてだ?俺の神風は完璧だったはずだ)」

祭「何故攻撃されたのか分からない、とゆう顔をしているな」

一刀は鳩尾を抑えながら立ち上がる

祭「確かにお主は早い、動きも無駄がない、明命と比べても次元が違う、だが余りにも無駄がなさ過ぎる、それでは簡単に動きが読まれてしまうぞ?」

一刀「俺の動きを見切ったて言うのか、あんな・・・短時間で・・・」

一刀は、信じられないとゆう顔をしていた

 

冥琳「祭殿は戦場で幾つもの戦いをしている、そこが北郷との違い、経験が違いすぎるんです」

穏「そうですね~例え修行を積んだ北郷さんでも、そこは変えられないですからね」

蓮華「じゃあ祭は?」

小蓮「勝てるんだね♪」

蓮華達は勝利を確信していた

 

華琳「一刀・・・」

季衣「兄ちゃん・・・」

秋蘭「大丈夫だ季衣、一刀の目は、まだ死んでいない」

流琉「秋蘭さま・・・」

魏の皆は、一刀の事を信じて見守っていた

一刀(くそっどうする!?このままじゃやられる)

祭「どうした?降参か?」

フゥゥ

突然二人の周り風が吹く、すると一刀がある物に注目する

 

一刀「砂煙が上がったか・・・!?(煙!?そうだ!!)」

何かを考え付いた一刀は、雲雀(ひばり)を再び放つ

 

祭「同じ手が利くと思うな!!」

しかし一刀の狙いは別にあった、祭が気が付いたときには、一刀の左手に雲雀(ひばり)と同じ長さの青色の氣が出来ていた

一刀「水蜂(みずばち)!!」

その氣を祭にではなく、自分の放った雲雀(ひばり)に向けて放った

バシュュュュュュュ!!!!!

 

祭「ぬあ!?何じゃ!!」

雪蓮「何!?煙!!」

亞莎「これって最初に使った手段ですか?」

明命「祭さまに同じ手は効かないと、分かっていたのにですか?」

思春「それともただの、苦し紛れか?」

一刀の氣同士がぶつかり、舞台全体に煙が散乱する

 

冥琳「北郷?一体何をする気だ」

穏「分かりません、ただ北郷さんが何か仕掛けたのは、確かです」

小蓮「その何かを聞いてるの!!」

蓮華「煙が晴れていくぞ!!」

舞台に散乱した煙が晴れていくとそこには

弓で刀を受け止め、空いた手で一刀の拳を握り締めている祭の姿であった

呉全員「「「祭(さま)(殿)!!!!」」」

魏全員「「「一刀(北郷)(殿)(兄ちゃん)(兄さま)(お兄さん)!!!!」」」

そう一刀の狙いは、祭の両手を封じる事だったのである

 

冥琳「マズイ!!あれでは矢も氣弾も使えん!!」

穏「北郷さんの狙いはこれだったんですね」

蓮華・小蓮「「祭!!」」

蓮華達は、予期せぬ出来事に焦りを感じ始めていた

 

一刀「チィッ!!」

祭「考えたのう、だが残念じゃったなあ!!危ない事には身体が反応するのでのう」

一刀「そうですか・・・」

一刀は何とか拳を引っ張って離そうとしたが、硬く握り締められて動けない

祭「離すと思うか!!このまま折らせて貰うぞ!!」

一刀「なら・・・離さないでくださいよ!!」

祭が離そうとしない事を確認した一刀は、バク転の要領で祭に蹴りをかます

 

祭「っ!?チィ!?」

祭は一刀の手を放し距離をとる

 

一刀「行ける!!」

直ぐに体制を立て直した一刀は、祭の懐に飛び込む、そして鳩尾に肘打ちをする

祭「ぐあ!?」

一刀「まだ!!」

そのまま一刀は祭を、上空に蹴り上げる

 

雪蓮「祭ーーーー!!」

赤壁の時のように雪蓮は、大声で祭の名を叫んだ

 

一刀「真空斬!!」

一刀の刀が緑色に輝き、三日月型の斬撃を放つ

祭「舐めるな!!」

祭も負けじと氣弾を放つ

ドゴーーーーーーーン!!!!!!

 

祭「ぐっ!!」

凄まじい爆発音と衝撃波で祭の浮遊時間が延びる、祭が何とか一刀に攻撃しようとした時

 

祭「なっ!?居ないじゃと!?」

一刀の姿は舞台には無く気配も感じない

華琳「一刀は!!」

季衣「ああーあそこ!!」

季衣が指差した先には、祭の後ろにいる一刀の姿であった

 

祭「北郷!?何時の間に!?」

一刀「紫電!!」

一刀は祭の首筋に紫色の氣を当てる

祭「ぐっ!?身体が動かん!?」

一刀「いくぜ!!」

ドゴ!!

祭「がっ!!」

一刀は祭を下に向けて押し出すと、鳩尾に一撃入れる

 

呉全員「「「祭(さま)(殿)!!!」」」

祭「おのれ!?」

祭が反撃し様とした時、一刀の足が赤色に光っていた

一刀(ほんの少しでいい!!俺に力を貸してくれ!!)

一刀(凪!!)

一刀はポケットに入っている閻王の欠片を強く握り締めた

霞「おい!!あれってまさか凪の!?」

魏全員「「「!?!?!?!?」」」

華琳達は一刀のやろうとしている事に気付いた

 

一刀「いっけーーーーー!!猛虎蹴撃!!!!!!!」

ドゴーーーーーーン!!!!!

祭に直撃したのと同時に舞台に落下する

 

呉全員「「「祭(さま)(殿)!!!!」」」

祭は大の字になっていた気を失っていた

一刀「はぁはぁ・・・手応え有りだな」

審判「黄蓋将軍戦闘続行不可能です!!よって勝者北郷一刀将軍です」

・・・・・・

観客全員「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」

蓮華「そんな・・・祭が・・・負けた・・・」

冥琳「バカな・・・」

穏「信じられません・・・」

呉の全員は信じられないと言う顔をしていた

 

審判「第二回戦勝者は魏第二班です!!」

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
49
4

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択