No.221989

真・恋姫†無双 真公孫伝 ~雲と蓮と御遣いと~ 1―2

真・恋姫†無双 真公孫伝 ~雲と蓮と御遣いと~ 1―2
更新させていただきます。

この作品で、やっと見習い卒業です。

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2011-06-11 12:43:42 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:10932   閲覧ユーザー数:8203

 

 

この作品は恋姫無双の二次創作です。

 

三国志の二次創作である恋姫無双に、さらに作者が創作を加えたものであるため

 

人物設定の違いや時系列の違い。時代背景的な変更もありますので

 

その辺りは、なにとぞご容赦をお願いいたします。

 

上記をご理解の上、興味をお持ちの方は 次へ をクリックし、先にお進みください。

 

 

 

 

幽州―――。

首都洛陽のある司州から、袁紹の治める冀州をさらに北東に抜けた地に位置する州。

北方に位置することもあってか、他の州よりも寒いが都会のような喧騒も無く、居を構えている人たちも大半が純朴で良い人たちばかり。

それが公孫賛の治める幽州という土地である。

 

 

 

趙雲「――つまりこの地は勢力を拡げることには向かないのですよ」

 

 

一刀「なるほど・・・」

 

 

幽州城内にある東屋。その卓に酒とおつまみ。つまりメンマが置かれている。

もちろん趙雲が持ってきた物だ。そしてそこには頬杖を突いた趙雲と、趙雲の話を熱心に聞く一刀の姿があった。

 

 

趙雲「そしてとどめに、伯珪殿にはまったくといっていいほど野心が無いときている。それも相まって、人材不足なのですが」

 

 

一刀「聞いた話だと、伯珪さんは冀州を治めてる袁紹さんと友好な関係を築いてるみたいだしね」

 

 

趙雲「・・・あれは友好な関係というより、伯珪殿が袁紹に合わせているだけに過ぎませんな」

 

 

趙雲は憮然とした態度で、杯を傾ける。ヤケ酒とまではいかないが、機嫌が悪そうだ。

この際

 

それじゃあこの話題止めればいいのにな

 

とは言わないで、愚痴に付き合うべきだろう。と一刀は思った。

 

 

 

一刀「まあまあ、趙雲さん。伯珪さんも頑張ってるんだから」

 

 

趙雲「・・・・北郷殿。しばらく前から気になっていたのですが、その趙雲さんという呼び方は?」

 

 

一刀「え?いや趙雲さんは・・・趙雲さんだし」

 

 

趙雲「いささか他人行儀でしょう。もっと砕けた呼び方でも私は一向に構わないのですが・・・ふむ」

 

 

一刀「?」

 

 

趙雲が何かを思案するような表情になる。そんな趙雲を見て、一刀は嫌な予感がしていた。

こちらの世界。三国志の武将が女の子になっているという(今はまだ伯珪さんと趙雲さんしか見たことは無い。ちなみに劉備さんは女の子であると、伯珪さんから聞いた)タイムトラベルorパラレルワールドに来てから数日しか経っていないが、大体一緒に行動する人は決まっている。

 

性格や人柄を見るのには十分な時間があったため、主に仕事の手伝い以外では人間観察に性を出していた。おかげで、ある程度の癖は見抜けるようになってしまったのだ。

 

 

 

一刀(趙雲さんがこういう顔したときって大抵とんでもないことを言うんだよな・・・)

 

 

そして、一刀の嫌な予感は物の見事に

 

 

趙雲「そうですな・・・私のことは真名の星で呼んでもらいましょうか」

 

 

 

 

的中した。

 

 

一刀「・・・・・・はい?」

 

 

 

 

 

真名。それは姓と名、字とは違う。

本人に呼ぶことを許されなければ呼んではいけない大切な名前。

許可なく呼ぼうものならば、殺されても文句は言えない。

保護してもらった後、現代の話やこの時代についての詳しい話をお互いに語った時に、伯珪さんと趙雲さんから教えてもらった。

三国志の武将が女の子になっているのと同様に、一刀にとっては馴染みの無いことの一つである。

 

 

 

一刀「いやいやいや趙雲さん。さすがにそれは・・・」

 

 

趙雲「それは・・・なんですかな?」

 

 

一刀の慌てる姿を見て、意地悪く笑う趙雲。

 

 

一刀(間違い無い・・・確信犯だ。しかも・・・多分、拒否権が無い)

 

 

一刀は自分の置かれている状況を正しく理解した!

 

 

だが、理解した結果、何が変わるわけでもなく。

一刀は蛇に睨まれた蛙のように、その場に立ち尽くすしかなかった。

 

 

しかし、神様という存在はどうやら居るらしく―――

 

 

公孫賛「お~い!北郷~」

 

 

実にタイミング良く公孫賛が、東屋に続く廊下から姿を現した。

 

 

趙雲「くっ・・・!なんと間の悪い・・・」

 

 

一刀(ナイス!伯珪さん!)

 

 

一刀は心の中で親指を立てた。

 

 

公孫賛「お。子龍と一緒だったのか」

 

 

趙雲「・・・私が居たらなにか不都合でもあるのですかな?」

 

 

公孫賛「い、いや・・別に無いけど。・・・なあ北郷。なんか子龍の機嫌悪くないか?」

 

 

趙雲の不機嫌そ~な態度に若干引きつつ、一刀に耳打ちする公孫賛。

 

 

一刀「いや、気にしないでいいと思う。というか助かったよ」

 

 

公孫賛「そ、そうか、ならいいんだけど。・・・・・・あれ?子龍。お前確か今日は警邏のはず―――」

 

 

そう言って公孫賛が一刀から趙雲に視線を移す。だが―――

 

 

一刀「あれ?」

 

 

いつの間にか、趙雲は姿を消していた。ちゃっかり酒とメンマも消えている。

 

 

公孫賛「・・・逃げたな」

 

 

一刀「・・・うん。逃げたね」

 

 

公孫賛と一刀は顔を見合わせてため息を吐いた。

 

 

 

 

公孫賛「・・・まあ子龍のことは後でなんとかしよう。北郷。ちょっと付き合って欲しい場所があるんだけど、今時間あるか?」

 

 

一刀「大丈夫だよ。趙雲さんもいなくなっちゃったし、今のところ頼まれてる仕事とかも無いから」

 

 

 

公孫賛「そうか、なら良かった。じゃあ行こう。・・・しっかしホントに子龍の奴・・・」

 

 

公孫賛は一刀と連れ立って、元来た廊下へ踵を返すが、その表情は浮かなかった。というより、少し不機嫌そうだ。

 

 

一刀「ははは・・・・。でも趙雲さんも常日頃からサボってるわけじゃないんだろ?」

 

 

公孫賛「そうなんだけどさ~・・・。あくまであいつは客将の立場だから、うちの正式な将っていうわけじゃ無いし。ただでさえ人材不足の状況だってのに、あいつに出て行かれるとうちも困るんだ。だからあんまり強制は、な」

 

 

不機嫌な表情から一転、どこか憂いを帯びた表情をする公孫賛。

一刀にはその表情がどこか悲しげなものに見えた。

まるで自分自身に、何もできないという言葉の鎖を縛り付けているかのような―――

 

 

公孫賛「北郷?着いたぞ」

 

 

一刀「え?ああ・・・うん」

 

 

自分の考えの世界に浸っていた一刀は、公孫賛の声で我に返る。

公孫賛の顔からは今までの憂いを含んだ表情が消え、普通の表情に戻っていた。

 

 

公孫賛「どうかしたのか?体調とか悪いんだったら無理には・・・」

 

 

一刀「違う違う、大丈夫だよ。そんなことより・・・ここは?」

 

 

公孫賛「ん?書庫だよ書庫。北郷あんまり字が読めないだろ?覚えたいってこの間言ってたから、簡単な本でも選んで覚えると言いよ」

 

 

一刀「・・・やっぱり良い人だ~、伯珪さん」

 

 

公孫賛「わ、私をおだてても何も出ないからな?とりあえず中に入ろう」

 

 

一刀「はいはい」

 

 

照れで少し顔を赤くしながら、書庫に入っていく公孫賛に、一刀は苦笑しながら着いて行った。

 

 

 

 

一刀「へ~・・・結構な数あるなあ・・・」

 

 

公孫賛「そうだろ?この書庫はうちの城の中で一番自慢できる場所だからな」

 

 

パッと見たところ、天井まで届くぐらいの高さがある本棚が10棚。

さしずめ、どこかの図書館といったところか。

さすがに現代の図書館の規模とは比べ物にならないが、それでもこの時代にこれだけの本を管理できているのに一刀は驚いていた。

 

漢王朝の首都、洛陽ならともかく、ここはあくまで一地方なのだ。

かなり珍しい光景であるだろう。

 

 

公孫賛「私は昔から本を読むのが好きでな、よくここに一日中居たもんだよ」

 

 

一刀「・・・俺も本を読むのは嫌いじゃないんだけど、教科書とか読むのはあんまり好きじゃなかったなぁ」

 

 

そう言いながら一刀は苦笑する。

そもそも友達の中に教科書を読むのが好きだという変わり種はいなかった。

・・・いたら見てみたい気もするが。

 

 

公孫賛「きょうかしょ・・・ってなんだ?」

 

 

一刀「え~と・・・勉強する時に使う本。多分こっちだと孫子とかのこと」

 

 

公孫賛「あぁ、学術書のことか。というか北郷。孫子とか知ってるのか?」

 

 

一刀「うん。俺の居たところでも、孫子は有名だし。確か・・・風林火山だったっけ。昔、戦に使ってた武将が居たはずだよ」

 

 

公孫賛「へえ~・・・孫子の風林火山を戦にか。でも今のじゃ二つ足りないぞ?」

 

 

一刀「へ?」

 

 

公孫賛「あとの二つは、<知りがたきこと陰の如く>と、<動くこと雷霆の如し>。確か、隠れるには陰のように、出現するときは雷のように、って意味だったはずだな」

 

 

公孫賛は何も見ずに、よどみなくすらすらと言葉を紡いでいく。

現代で武田信玄の風林火山は有名だが、この残りの二つを知っている人はあまりいないのではないか?

 

 

一刀はこの時、本気でそう思った。

おそらく、もし公孫賛が言ったのが口から出まかせでも、一刀は信じただろう。

そんな錯覚を覚えるほどに、公孫賛の口調はよどみなく、本人に自覚は無いかもしれないが、自信に満ち溢れていた。

 

 

 

一刀「伯珪さん凄いな。俺、その二つ知らなかったよ」

 

 

公孫賛「私も特別詳しいわけじゃないから、これ以上つっこんだ話はできないけどな」

 

 

一刀「いや、人の知らないことを知ってて、それを教えることができるってのはホントに凄いと思うよ」

 

 

公孫賛「北郷・・・そういうの素で言ってて恥ずかしくないのか?」

 

 

一刀「え?・・・・・どのへんが?」

 

 

公孫賛「いや、お前が恥ずかしくないんだったら別にいいんだけど・・・・あ、忘れるところだった。と、とりあえずこの本の中から好きなやつ選んでいいぞ」

 

 

なぜか少し頬を紅く染めた公孫賛が、不自然な感じに会話を打ち切り、本棚に向き直った。

 

 

一刀「?・・・・うん。ありがとう。それじゃあちょっと見てくるよ」

 

 

公孫賛「あ、あぁ。なんか分からないことあったら呼べよー!」

 

 

一刀「んー」

 

 

手を上げて公孫賛の声に応えた一刀は、奥の棚の間に消えていった。

それを見届けた公孫賛はホッとしたように息を吐く。

 

 

公孫賛「ったく・・・北郷のやつ。よくああいうのを平然と言えるよな。星は陰険だし・・・。まわりのやつらは私に仕事ほっぽり投げるし・・・。私は褒められ慣れてないんだから、本気に取っちゃうよ・・・」

 

 

趙雲に聞かれれば、「白蓮殿がそれを言いますか!?」なんて言われそうな台詞を愚痴のようにこぼす。しかし台詞の後半になると、再び頬に紅が挿す。どうやら、まんざらでもないようだ。

しかし―――

 

 

一刀「お~い!伯珪さ~ん!」

 

 

そうしていたのも束の間。奥の本棚の方から一刀の呼ぶ声が聞こえてくる。

 

 

公孫賛「今行くからちょっと待っててくれ~!」

 

 

一刀の呼び声に応えた褒められ慣れてない公孫賛は、褒められたことによる幸せ思考を一旦中断して、声の聞こえた本棚の方へ早足で歩いて行った。

 

 

思考を中断しても、緩んだ頬と、その頬に挿す紅色は変わらなかったが。

 

 

 

 

一刀「あれ?なにか良いことでもあった?」

 

 

自分の呼んだ声に応じて来てくれた公孫賛への第一声。

一刀はまったく邪気の無い顔でそう言った。

 

 

公孫賛「い、いや?べ、べつに特に何も無いけど?」

 

 

一刀「え、だって頬が―――」

 

 

公孫賛「い、いいから!そのことはいいから!何か聞きたいことがあって呼んだんじゃないのか?」

 

 

一刀「あ・・・うん。分からないことがあってさ」

 

 

公孫賛の妙な剣幕に先を促された一刀は戸惑いながらも、要件を伝える。

 

 

公孫賛「ああ、なにが分からないんだ?」

 

 

一刀「えっと・・・言い難いんだけど・・・・・・・全部」

 

 

公孫賛「・・・・・全部?」

 

 

一刀「うん。全部」

 

 

公孫賛「・・・・・・・」

 

 

 

一瞬、冷たい空気が通り過ぎる。

一刀は申し訳なさそうな表情をしており、公孫賛は何とも言えない微妙な表情をしていた。

 

 

公孫賛「・・・具体的に説明してくれるか?」

 

 

一刀「・・・俺ってこっちの字があんまり読めないから、本で勉強したいんだけど、そもそも背表紙に書いてある字が断片的にしか読めないことにさっき気がついた」

 

 

公孫賛「あ~・・・なるほど。分かった。私がニ、三冊選んでやるよ」

 

 

一刀「何から何まですいません・・・」

 

 

公孫賛「いいって!気にしないでくれよ」

 

 

自分の無力さに打ちひしがれて脱力する一刀に、公孫賛はそう声を掛け、本棚に向き直る。

一刀にはその自分よりも小さな背が、なぜか大きく見えた。

 

 

 

 

 

 

公孫賛「・・・よし。こんなところかな。はい北郷」

 

 

そう言って手に取った三冊の本を一刀に手渡す。

そのうち二冊は・・・絵本。残りの一冊はさっき話題に上がった学術書のようだ。

背表紙に記されている文字は・・・・孫子?

 

 

一刀「これって・・・・孫子?」

 

 

公孫賛「ああ。とりあえず二冊は絵本にしてみたんだ。文字を覚えるにはこれがいちばんだからな。三冊目は北郷の言う通り孫子だよ。82巻ある内の一巻だけどな。文字をある程度覚えてきたら、それも読んで見るといいよ」

 

 

一刀「孫子って82巻もあるんだ・・・全然知らなかった」

 

 

公孫賛「結構読んで見ると面白いぞ?前に子龍にも勧めたんだけど、にべもなく断られちゃってさあ・・・」

 

 

公孫賛はその時のことを思い返しているのか、少し複雑な表情を作る。

 

 

一刀「伯珪さんってさ・・・やっぱり良い人だよ」

 

 

そんな公孫賛を見ていた一刀の口から、最近おなじみになった台詞が漏れ出る。

さっきとはまた、違った心境で。

 

 

 

公孫賛「な、なんだよいきなり!?毎回言ってるけど、私を褒めてもなにも―――」

 

 

一刀「うん。何も出ないっていうのは分かってる。だからこれは俺の本心。お世辞でもなんでもないよ」

 

 

公孫賛「・・・・」

 

 

一刀の真っ直ぐな言葉に、公孫賛は顔をそらしてしまう。

 

 

 

一刀「伯珪さんって、どこか他の皆に遠慮してる節があるよな」

 

 

公孫賛「わ、私は遠慮なんて・・・してないよ」

 

 

一刀「いやいや、結構バレバレだよ。特に趙雲さんに対する態度とか」

 

 

公孫賛「子龍に対する態度・・・?」

 

 

一刀「さっきも言ってただろ?「正式なうちの将じゃないから、強制はあんまり~」とか。それっておかしくないか?そもそも、正式な将じゃないとはいえ、真名を預けあった仲なんだろ?」

 

 

公孫賛「あ・・・・」

 

 

何かに気付いたように、小さく声を上げる公孫賛。

 

 

一刀「だったら、遠慮なんてしなくていいんじゃないか?お互いにお互いを信頼して、預けあうのが真名。なら、伯珪さんは遠慮なんてしなくていいと思う。その結果、もし趙雲さんが出て行ったら―――」

 

 

そんな公孫賛に一刀は一呼吸置いて

 

 

一刀「俺が趙雲さんの抜けた穴を埋めるよ。・・・・・まあ、今の俺じゃまだまだだとは思うけど」

 

 

頬を掻きながら、そんなセリフを吐いた。

 

 

公孫賛「なあ・・・北郷?」

 

 

一刀「うん?」

 

 

公孫賛「そういうの・・・言ってて恥ずかしくないか?」

 

 

一刀「う~ん・・・・・今のはちょっと恥ずかしかったかも」

 

 

公孫賛「そりゃそうだよな・・・・・・・・でも、ありがとう(ボソッ)」

 

 

一刀「え?なにか言った?」

 

 

公孫賛「な、なんでもない!ほら!行くぞ!」

 

 

奇妙な空気の中での奇妙なやり取りにあてられたのか。

それとも、人に面と向かって感謝の言葉を述べたのが恥ずかしかったのか定かではないが、先の二回よりも顔を真っ赤にした公孫賛は、くるりと踵を返して、書庫の入口に向かって歩いて行った。もちろん、一刀を置いて。

 

 

一刀「え?ちょ、ちょっと?伯珪さん?お~い・・・・」

 

 

その場に置き去りにされた一刀は思った。

・・・なんで俺は置いて行かれたんだろう。

そして、なんで伯珪さんは顔が赤かったのだろう・・・と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日談

 

結果的に俺の助言?は功を奏したようで、伯珪さんはあまり趙雲さんに遠慮しなくなった。

具体的に言うならば、警邏をサボっている趙雲さんに酒禁止令の経済制裁。

それでも酒をどこかから調達してくるので、街全ての酒屋に趙雲さんに酒を渡さないようにとの太守命令。

 

・・・職権乱用な気もするけど、悪いことをしているのは趙雲さんなわけで。

まあ、仕方ないかな。

その状況下で俺は目下、中立を決め込んでいる。

だけど、完璧な中立など存在しないため、必ずと言っていいほどこの二人のごたごたに巻き込まれることになる。

・・・でも、こんな毎日。こんな世界も悪くは―――

 

 

公孫賛「待てこらー!」

 

 

悪くは―――

 

 

趙雲「はっはっはっは!その程度の動きで私を捕らえられるはずがないでしょう白蓮殿!」

 

 

悪くは――

 

 

公孫賛「ちっくしょー・・・・・今日のメンマお預け!」

 

 

悪くは―

 

 

趙雲「我がメンマなら既に隠してありますゆえ!まだまだ甘いですな!」

 

 

 

悪くは・・・・・・・・ないんだよな?

 

 

 

 

 

 

公孫賛「星のばかやろー!!!!!」

 

 

 

 

【あとがき】

 

 

どうも皆様こんにちは。夜半に読んでいただいている皆様はこんばんは。

じゅんwithジュンです。

 

 

 

真・恋姫†無双 真公孫伝 ~雲と蓮と御遣いと~ 1―2

幽州の日常?その1

更新させていただきました。

 

 

 

まずは日常から入りましたが、いかがだったでしょうか?

「まだ始まったばっかだからなんともいえねーよハゲ!」なんて言う思春期真っ只中の方は居ないと信じて(信じているだけなので、居てもらっても構いませんよ?)これからも執筆を続けさせていただきます。

 

 

 

作者はギャグセンが無いので、いきなりシリアス?な雰囲気になってしまいました。

もう少しこうした方がいいかも、というアドバイスをお持ちの方は、遠慮せずに書いていっていただけると助かります。

しかし、あくまでアドバイスなので採用せずに突き進む可能性もあります。

バクマンで、読者の要望を詰め込みすぎると自分の作品では無くなる~なんて描写があったので、参考にさせていただいています。ご了承ください。

 

 

 

それではまた。次回に期待―――しないで待っていてください。

よろしくお願い致します。

 


 
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