No.221280

真・恋姫†無双~江東の白虎~第弐章 15節~白虎の妄信者の帰還~

タンデムさん

ちわっす、しばらく更新していなかったので、連続投稿です!
と言っても、殆ど本文と変わりありませんがww
今回は、ようやく最後の旧臣が返ってきますっす!
まぁ、みなさん誰だかお分かりでしょうがww
あと、今回最後にアンケートのようなものをご用意させていただいていますのでお答えいただけると幸いです。

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2011-06-07 03:44:54 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:14068   閲覧ユーザー数:10106

この小説は、北郷一刀、呉の主要キャラほぼ全てと華陀に

 

 

いろいろな設定を作っていますので、キャラ崩壊必死です。

 

 

更に、オリキャラが出ます。

 

 

その点を踏まえて、お読みください。

黄巾党討伐から早半月、一刀は現在、自室にて政務をしていた。

彼が政務をしている事は少ないが、冥琳達より早く仕事を始めていた為、処理は物凄く早かった。

その証拠に、丁度昼時になった今、最後の仕事を終えようとしていた。

 

「入るぞ、一刀」

「ん、良いよ。 おっし、これでおっしまい!」

「お疲れ様でした」

 

凱が部屋に入ると、一刀は椅子に座ったまま背伸びをしていて、その傍らで夕陽が茶を入れていた。

机の上には雪蓮達ほどではないにしても、かなりの量の竹簡が積まれていた。

そんな一刀に、冥琳は手紙を差し出す。

 

「おまえ宛だ。 紗那からだったぞ」

「一刀様、どうぞ」

「ん。 二人ともあんがとさん」

 

そう言って、一刀は受け取った手紙の封を切り、夕陽の入れた茶を飲む。

 

〈お久しぶりです、一刀様。

一刀様のご存命を聞きましたが、中々手紙を出せなかった事をお許しください。

お受けしていた極秘任務ですが、成功いたしました。

この手紙が届いた頃には、私はもう間も無く到着いたします。

ああ、この一刀様への愛が余計に身を焦がし、熱くぬれ……-恋文の内容の為割愛-

……では、またお会いできる事を心待ちにしております。

一刀様の紗那より愛を込めて。〉

 

「本当にそれは報告書か? ……何と言うか」

「ね、熱烈な恋文ですね」

「まぁ、紗那だし」

 

そう言って笑い合った後、凱は極秘任務とは何かと一刀に聞いた。

 

「簡単、南の憂いを断って貰ったのさ」

「南の憂い……ですか?」

「南の憂い……っ! まさか!?」

 

一刀の意味深な発言に夕陽は首を傾げるが、

冥琳は南の憂いという言葉を脳内で検索して、ある勢力を思い出し、彼女の表情は驚愕に染まった。

 

「それはここより、ずっと南に行った所にある広州より、さらに一里程南の場所に集落を構える民族で、昔の呉が親交を深めていた」

 

一刀が居なくなる前の呉と幾度も交流を繰り返したが、現在の呉と関わりを持ってい無いある民族勢力。

 

「そう、山越(サンエツ)だ。」

 

そう言って、一刀はニヤリと笑った。

紗那の手紙が届いて三日後、紗那が建業に帰ってきた。

 

「嗚呼、一刀様よくぞ……よくぞご無事で……あぁぁあぁっ!!」

 

やはり、彼女も他の者と同じで一刀に逢った瞬間、声を上げて泣き出した。

そんな彼女を一刀は、やはり優しく抱きしめて背中を撫でる。

 

「良し良し。 んじゃ、個人的にはまだ続けたいが、感動の再会は此処までにして、報告を頼む」

 

「ぐすっ……御意」

 

紅く泣きはらした目を擦って、雪蓮達の方を見る。

 

「私は、一刀様が去られた後、自身の部屋に戻ると机の引き出しの中に文が入っていました――」

 

その文は、一刀の字で書かれており、皆に送った手紙とは別に一刀が文を書き、彼女に極秘の命令を出していた。

 

「当時の私は、一刀様の部下でしたので、皆様に詳しい事を話せずじまいでした。 申し訳ございません」

「構わないわ、続けて」

 

当時の心境を語りながら、頭を下げる紗那に雪蓮を始め、他の者も指して気にした様子は見せなかった。

ただ、資料のみで知っている程度の新人三人(穏・亞莎・明命)は何も言わず静観を保った。

 

「はい、その極秘命令ですが、山越との不戦同盟を締結せよとの内容でした」

「はぁっ!?!?」

 

その内容には凱以外、誰もが驚いていた。

唯一驚かなかったのは、その内容を書いた一刀と、直接聞かされていた冥琳だけだ。

 

「始めは、私も無理だと思いました。 唯でさえ異民族との紛争が絶えないこの漢の領土で、異民族同士同盟を組む」

 

どれほど難しいか、やはり彼女も相当悩んだのだろう事が、表情から分かる。

 

「ですが、文の最後にこう書いてあったのです」

「『異民族も人間、人間同士なら諦めなければ何時かは手を取り合える』だったかな?」

 

紗那が言う前に、一刀が言葉を紡ぐ。

一刀に、紗那はコクリと首を縦に振り、

 

「はい。 今一刀様が仰ったお言葉、その言葉が私の胸に響きました。

そして、同時にこの命、必ず成功させると」

 

そして、彼女は語る。

山越と自分達の文化の違い、向こうでの発見、山越の王との謁見などなど。

異民族と言えど、言葉は此方と変わらず、人としての心も同じだった。

 

「山越に1年余り、私は暮らしましたが、皆良い人たちでした。」

 

彼女の話を聞くと、本当に良い所らしかった。

異民族の紗那を受け入れ、1年も住まわせているところを見ると王の器も深そうだった。

 

「よし、それじゃあ話は此処までにして、紗那の帰国祝いを開くわよ!」

「賛成っ!」

 

そして、紗那の話もそこそこに、彼女の帰国祝いが行われた。

 

小さな宴が終わった後、一刀は紗那に自分の部屋に来る様に言った。

実は、一刀は紗那と二人きりで話した事は数える位しかない。

 

「一刀……さま、御呼び頂きまして、ありがとうございます」

「そう硬くなんなよ。 文面では、アレだけ熱烈に出来たんだ」

 

よって、彼女の帰国祝いの二次会は、一刀の部屋で小さく行われた。

カチコチに固まって、自身の隣に座る紗那をみて一刀は笑みを浮かべる。

一刀の笑みで少し緊張がほぐれたのか、先程よりは表情が柔らかくなる。

一刀は彼女の前においてある杯に酒を注ぎ、自分の杯にも注ぐ。

 

「ほい、紗那」

「ありがとうございます」

 

最初の頃とは打って変わり、今はもう緊張している素振りが無い。

ただ、想い人と二人きりと言う状況に、彼女の心臓は早鐘のように響いており、一刀に聞こえないか心配だった。

肩と肩が触れ合うような距離で、一刀に言えば抱きしめて貰えるかもしれないとまで思った。

だが、彼女は普段は熱烈な行動で一刀に迫るが、いざと言うときは体が言う事を聞いてくれず、

今回も口から言葉が紡がれる事は無かった。

そんな時、不意に一刀が口を開き――。

 

「紗那」

「あ……」

 

そう呟いて、紗那を優しく抱きしめる。

突然の事に、紗那の体はまた固まり、頭の中が真っ白になっていく。

何度も思い描いたであろうこの状況だが、実際になると彼女の脳は付いていけなかった。

 

「一刀さま、如何して、このような……お戯れを?」

 

紗那は気付くとそう言っていた。

その紗那の言葉に、一刀はふっと笑ってこう言う。

 

「自惚れかもだが、紗那がこうして欲しそうだったから」

 

そう宣った。

一刀としては何気なく呟いたこの一言だが、紗那にしてみればまるで、

自分と一刀の心が繋がったのかと、錯覚してしまうほどだった。

だから、次に彼女はこう言う。

 

「では、この次は如何するのですか?」

「この次?」

 

紗那の紡いだ言葉に、一刀は首を傾げるが一泊置いて気付く。

 

「俺で、良いのか?」

「一刀様以外、あり得ません」

 

そう言って、紗那は上目遣いで一刀を見る。

そんな彼女が愛しくて、一刀は口付けをして、寝台に押し倒した。

 

「あ……一刀……さま」

「紗那、もう一度聞くが、もう後戻りは出来ねえぜ?」

「はい。 私を、本当に貴方様のものにしてください」

 

そして、もう一度二人の影が重なった。

 

その三日後、何時も通り政務をしていると、廿楽から声をかけられた。

 

「一刀様、玉座の間にて皆さんが待っています。」

 

彼女の言葉通り行ってみると、何と其処には美羽と七乃が居た。

 

「美羽、七乃! 久しぶりだな!」

「一刀兄様! お久しなのじゃ!」

 

そう言って、美羽は一刀に飛び掛る。

一刀も、それを優しく抱きとめてやる。

何時もは呼び出しに来るのだが、今回は態々彼女自ら此処に赴いていた。

そして、周りを見ると蓮華、瑞穂、蒼里の目が少し赤かった。

どうやら、美羽の真実を聞いて涙もろい者達が涙したようだ。

思春も気配に少しだけ刺々しさがなくなっている。

皆の変化を少し見ていたが、美羽が何故ここに居るのか気になり、聞く事にした。

 

「所で美羽、何で態々此処まで来たんだ? 何時もの様に呼べばよかったのに、出てくるの大変だっただろう?」

「偶には城の外に出んと、息が詰まるのじゃ。 それに出て行くとき一刀兄様に教わった通り、

『妾が孫策に嫌がらせ序でに、言うて来てやろうかの』と言うたら、何の問題も無く来れたぞよ。

自分の家臣ながら、阿呆よのう。」

 

そう言って、美羽は可笑しそうに笑う。

 

「お嬢様ぁ~昔の純粋なお嬢様に戻ってくださぁ~い」

「はぁ……」

 

それを見て、七乃は嘆き、美羽が一刀に汚染された事実に溜息をつく冥琳が居た。

 

閑話休題

 

 

「と、そんな事はどうでもよくての。 妾の親戚袁紹より、このような檄文が送られて来たのじゃ」

 

そう言って、美羽は手紙を一刀に見せる。

 

『董卓さん達は許せないので、皆さんやぁっておしまい~っ!』

 

そこには新たな戦の蕾が、花開こうとしていた。

はい、というわけで、……ちわっす!

タンデムです!

いやぁ、みなさんの小説を読んでいたおかげで、ようやく書くことができましたっす!

フリーメールのアドを向こうで公開しているせいか、なんか物凄いメールが届くんっすよね……ぶっしゃけ心が折れるくらい……。

おかげで、モチベーションもがた落ちでしたが、

みなさんの応援メッセージや私の小説を紹介していただいた小説があったおかげで、

折れた心に鉄心を入れて戻る事が出来ましたので愚痴はこのくらいにしますっす。

 

さて、実は今回、この小説にも拠点みたいなもの入れた方がいいのかなとか思って、アンケートを書きました。

1つ目

Q拠点って入れた方がいいんですか?

 

1.良いんじゃないの? べ、別にあんたの書いたやつが読みたいんじゃ無いんだからね!

 

2.そんなこと言う汚物は消毒だぁ!!

 

2つ目

1と答えた方のみお答えください。

誰がいいですか?

1蓮華      5祭       2冥琳      6小蓮

3雪蓮      7明命      4思春      8亞紗

9美蓮(孫堅)   10穏      11結羽(周竺)  12紗那(太史慈)

23蒼里(諸葛瑾) 24瑞穂(魯粛)  13美羽     14七乃

15優しき主従(美羽&七乃)    16孫姉妹    17文系師弟(冥琳&穏&亜紗&蒼里)

18犬猿の仲(雪蓮VS紗那)     19隠密(思春&明命)

20熟女組み   21適度体系同盟 22病華(ヒドイです) 25仲良し姉妹(大喬、小喬)

 

答え方は1―○みたいにお願いいたしますっす。

集計したのち上位3位の物をどこかに入れ込みますっす。

 

 

最後にタンデムは精神的にものすごく弱いです、ですのであまり虐めないであげてくださいっす。

ではでは~。


 
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