No.209791

無印・恋姫無双~外史の突端~ 第十話

十話まで来ました。長かったような短かったような気がします・・・。

それではどうぞ・・・。

2011-04-03 19:50:24 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2363   閲覧ユーザー数:2020

~呉軍にて~

 

甘寧「冥琳様、明命から報告です。」

 

周瑜「読んでくれ。」

 

甘寧「はっ。『海岸の警備中、この世の物とは思えない物が漂着しておりました。この報告書と共に添えてお送りします。』そして、これが『例の物』です。」

 

周瑜「これは・・・(中に・・・紙?)思春、割ってくれるか?」

 

甘寧「え・・・?ご、ご命令とあらば・・・。」

 

―――カッシャーン!

 

孫策「何の音?!」

 

孫権「冥琳、大丈夫?!」

 

音を聞き、駆け付ける王様二人。

 

周瑜「え、えぇ。大丈夫よ、雪蓮、蓮華様。」

 

周瑜は割られた容器から紙を取り出す。

 

周瑜「(この字体・・・何処かで見た記憶が・・・。)」

 

孫策「なんて書いてあるの?・・・冥琳?」

 

周瑜「えっ?・・・『あと月が半周行く時、呉に訪問者が来ます。この写真を手掛かりにし、用心ください。関 愛紗より・・・。』と書いてあるわ。・・・ん?」

 

二人に写真となる物を見せる。

 

孫策「手紙の割に物騒な事を書いてあったわね・・・。」

 

孫権「この者に用心しろって事・・・なのよ、ね・・・。」

 

孫権が振り返ると冥琳は苦虫を噛んだような顔をしていた。

 

孫策「悪戯では無さそうな気がするわ・・・。」

 

周瑜「そうね。謁見の間に来た者に聞いてみよう。」

 

孫権と甘寧が各それぞれの持ち場に戻って行った中・・・。

 

孫策「その手紙、何枚あったの?」

 

周瑜「四枚だ。」

 

孫策「でも、三枚しかないわよ?」

 

周瑜「あっ。」

 

孫策「い~ただきっ!」

 

周瑜「あ、こら雪蓮!」

 

孫策「『初めまして、周瑜さん。この手紙が読めているという事はこの瓶を持っていますね。あなたに伝えたいのは2つ。この世界にこのようなものがあるのかという事実と、もう一つは・・・。』・・・分かったわ。冥琳、あなた・・・、早く病気を治しなさい。という訳で・・・。」

 

万能ロボット張りに即座に青年を取り出した。

 

??「えっと、ここは?」

 

孫策「華陀よね?」

 

華陀「孫策か、っていうことは・・・建業か?」

 

孫策「そうy「しぇ、雪蓮?!」なぁに?」

 

周瑜「こ奴は誰なの!?」

 

孫策「医者よ、ね?」

 

華陀「え、あ、あぁそうだ。五斗米道(ゴットヴェイドウ)の継承者だ。」

 

周瑜「む、まさか蓮華様を治療したというのは・・・お主だったのか。なら、診察してくれないか?」

 

華陀「お安い御用さ!」

 

 

~蜀軍~

 

張飛「お空から何か落ちて来てるのだ。」

 

馬超「ん?あ、ホントだ・・・。」

 

城壁のてっぺんにて・・・。

 

趙雲「あれは・・・。」

 

もう少しで入手出来るところで突風が吹き、流されてしまった。

 

趙雲「く、無念・・・。?あそこには確か・・・。」

 

趙雲が流された方角をじっと見つめる。そして城壁から飛び出そうとした時。

 

諸葛亮「星さ~ん!空から何かっ!」

 

盛大にこけた。

 

趙雲「ふふ、今行くところだっ!」

 

趙雲は飛び降りた。

 

諸葛亮「はわわ!!星さ~ん!?」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

近くの川辺まで走って来た。

 

趙雲「確か・・・この辺りなのだが。」

 

もっと推測を立てるべきであったか・・・。罠かもしれない、そんなことは関係無かった。気付いたらここまで来ていた。

 

趙雲「仕方ない、ここで休むか・・・。」

 

火照った体には涼しい風が気持ち良い・・・。

 

ガサッ――――――!

 

趙雲「っ!(咄嗟の事だったから我が愛槍を忘れてしまった。)」

 

日没になっても出てこない・・・。どうしたのかと振り返ると、筒の先には布が付いているものが落ちていた。

 

趙雲「これだったのか。・・・何だろう、何かとても懐かしい感じがするな。桃香様に見せる前に紫苑辺りにでも見せるか。」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

黄忠「これが鈴々ちゃんが言ってた『空に飛んでいた物』っていうのは・・・。」

 

趙雲「そうだ。この筒に何か感じないか?」

 

黄忠「えぇ。無いと言ったら失礼だわ。」

 

趙雲「やはり、な。では、桃香様に渡してくるぞ。」

 

黄忠「えぇ・・・。」

 

趙雲が桃香に筒を渡しに部屋から去った・・・。

 

黄忠「ご主人様・・・、もう居らっしゃるのですか?」

 

『もう少しで逢えるよ、必ずね・・・。』

 

黄忠「っ!?」

 

慌てて振り返る・・・、が。

 

黄忠「・・・。」

 

呆れたようにベットに倒れこんでしまった。

 

黄忠「(ご主人様も罪なお方ですわ・・・、私達をこんなに虜にさせて・・・。)」

 

月夜に照らされて、頬に一筋の涙が流れた。

 

 

一刀「無事に届いたんだろうか・・・。」

 

愛紗「届いていますよ、きっと。」

 

四国にいる一刀達はまた爺ちゃんの人間力を使って、アメリカの上陸艇一隻、日本の巡視艇一隻を買って来た。それで今は塗装中・・・。

 

爺ちゃん「政府から発表やで。」

 

愛紗「『日本政府は今、孤立無援の状態に陥りましたがどうか慌てずに、冷静になって普段通りの生活をしてください。現在、中国に使者を派遣して対処したいと・・・。』呆れましたね。」

 

華琳「まったくだわ。『日本』という国がこんなにも馬鹿とは思いもしなかったわよ。」

 

一刀「おぉ、華琳。もう退院したのか。」

 

華琳「えぇ。それより・・・この娘の名前、どうするの?」

 

一刀「ん~・・・。『麟(りん)』っていうのは?」

 

華琳「『曹麟』、いいわね・・・。」

 

言い聞かせるように言うと、麟はにこやかに笑った。

 

秋蘭「華琳様に似て、可愛いお顔してなさる。」

 

春蘭「子供は可愛いな・・・。」

 

凪「一刀様のお子様なんですよね?・・・可愛い。」

 

そういう感想を言っている中、一人不満げな娘が・・・。

 

怜「おとーさん、怜は?」

 

北郷のTシャツの裾を引っ張る。

 

一刀「怜も可愛いぞ、お母さんみたいにね。」

 

すぐに笑顔を取り戻す。

 

華琳「ふふふっ。しっかり受け継がれているわね、愛紗の『血』が。」

 

愛紗「な、何がだ?」

 

華琳「さぁ?自分で考えてごらんなさい。自分で今、思っている事よ・・・。」

 

愛紗「?!?!?!///////////////////////」

 

華琳「ぷっ!あはははははっ!あ~可笑しっ!!」

 

愛紗「か、華琳殿!?」

 

 

さあ、果たして怪しげに動き始めた日本政府。過去の二の舞になってしまうのか!?それとも・・・。

 

To be continued!

 

 

三国:更新はここで終わってしまいます。(学校が始まるためです・・・。一週間後には何かしら報告はします。)

 

華琳:ねぇ、三国。なんで出産シーンが無かったの?

 

三国:えぇ~っと、文章力と知識の無さが原因です。

 

華琳:あ・・・そう。

 

愛紗:華琳殿。麟が泣いていますよ・・・。

 

華琳:ごめんね・・・は~いよしよし・・・。

 

愛紗:お母さんになりましたね。

 

一刀:そうだな。

 

怜:麟ちゃんが産まれたってことはあたしがお姉さん?

 

一刀:うん、そうだよ。怜がお姉さんだ。

 

怜:わ~い!!

 

秋蘭:微笑ましいな、北郷。

 

一刀:あぁ。可愛いよな・・・。

 

秋蘭:良かったら、今夜、どうだ?

 

一刀:えっ!?///

 

三国:はいは~い。そういう話はまた今度ということで一旦〆ますよぉ~。

 

三国:来週も見てk

 

愛紗:こら~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

三国:ナイスツッコミ、愛紗!でわでわ~。

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
17
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択