No.206113

真・恋姫†無双 魏伝改伝 ~月夜に浮かぶ一輪の華~ 第一話「一刀」

らるぱさん

皆さんこんちわー♪どうも鋼河です。
無事孫呉外伝が終了したので、ついに!魏√の製作に取り掛かります!!!
いやぁまぁ話の希望があれば孫呉も書くつもりなんですが。
自分は霞と華淋と風が好きですねぇ~。多分メインとしてこの三人が多いと思います・・・・・。
えと、一応オリキャラ考えてみましたが、このキャラの登場は今回限りデス。まぁまだ新しいキャラ考えはしますけどね。

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2011-03-11 22:43:15 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:9671   閲覧ユーザー数:8153

 

~まえがき?~

 

鋼河「どーもー、鋼河ですー」

一刀「主人公の北郷一刀です!」

鋼河「一刀さん元気ですね・・・・?なんかあったんですか?」

一刀「そういう鋼河さんは元気ないですね?」

鋼河「ハイ・・・ちょっと学校でインフルが流行りだしまして・・・・まぁ自分は喉がイガイガするだけなんですが。」

一刀「体調管理はしっかりと、ですね。」

鋼河「まぁ学校行ってもやることあんま無いんで休んで話作ってた方が楽しいんですよねー」

一刀「ははっ、学校って特定の楽しみがないと駄目ですよねぇ~」

鋼河「まぁ何気に身体が丈夫なほうなんで問題ないかと思いますがね・・・」

??「・・・・・・・・・・北郷ぉぉぉぉ!!」

一刀、鋼河「のわっ!?」

??「そんな話よりさっさと話に行ってくれないかしら?」

一刀、鋼河「サ、サー イエッサー!」

??「わ、わかればよろしい・・・・(言い方が少し気になるわね・・・)」

鋼河「でわ、話に行こうと思います。」

全員「どうぞ!」

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

華琳「どうしても・・・・逝くの?」

 

一刀「ああ・・・・もう終わりみたいだからね・・・・・」

 

華琳「そう・・・・・」

 

華琳「・・・・恨んでやるから」

 

一刀「ははっ、それは怖いな・・・。けど、少し嬉しいって思える・・・・・・」

 

華琳「・・・・・逝かないで」

 

一刀「ごめんよ・・・・華琳」

 

華琳「一刀・・・・・・」

 

一刀「さよなら・・・・誇り高き王・・・・・・」

 

華琳「一刀・・・・・」

 

一刀「さよなら・・・・寂しがり屋の女の子」

 

華琳「一刀・・・・・!」

 

一刀「さよなら・・・・・愛していたよ、華琳――――――――、」

 

華琳「・・・・・・一刀?」

 

――――――――――――――――――――――――。

 

華琳「一刀・・・・?一刀・・・・・・!」

 

華琳「・・・・・・ばか。・・・・ばかぁ・・・・・っ!」

 

華琳「・・・ホントに消えるなんて・・・・なんで、私の側にいれくれないの・・・・っ!」

 

華琳「ずっといるって・・・・言ったじゃない・・・・・・・・・!」

 

華琳「ばか・・・・ぁ・・・・・!」

 

 

私はあの夜、ずっと泣いた。次の日の朝まで一刀の部屋の寝台の上で――――――

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

<華琳side>

華琳「また・・・・・・あの夢・・・・・」

あの日から3年が経った、私はここのところ頻繁にあの日の夢を見る。

華琳「一刀の・・・・・・ばかぁ・・・・・・・」

今日も泣いてしまった。あの日から頻繁に泣いている。

私は今日もこのまま寝てしまった、仕事は秋蘭と桂花が代わりにやってくれている。私のことを気遣ってくれたのだろう。

華琳「帰ってきてよ・・・・かずとぉ・・・・・・・・」

 

<一刀side>

一刀「むぅ・・・・またか・・・・・」

あの日、あの世界から消え、もと居た世界に返ってきてから約1年が経とうとしている。この1年、向こうの世界に帰るために色々と調べた。剣術の修行もした。いまでは師匠であるじっちゃんより数倍は強くはなった。

じっちゃんはこう言った「守る者ができた奴は強くなるもんじゃ」そうだ、華琳たちを守るため、そのためにも、絶対華琳たちの所へ帰らなくてはいけない。

一刀「もうこんな時間か・・・・・・・」

一刀は今、大学へ通っている、これだって華淋たちのためだ。祖父は「ワシより強くなったんじゃ、道場継がんか?」と言ったが、大学だけは。と譲らなかった。

一刀「・・・よし!とりあえずは学校だ!」

学校でなにかが起こる気がした一刀は、一応木刀を持って行くことにした。

 

 

<???side>

???「・・・貂蝉よ、あれか?お主の言うご主人様か?」

貂蝉「そうよん、3年ぶりに見るご主人様、惚れ惚れしちゃうわ~、卑弥呼もそう思わない?」

卑弥呼「うむ、確かに貂蝉の言う通り、良きオノコじゃ、お主が惚れるのもよぉ分かるぞ。」

卑弥呼「だが、やはり寂しそうじゃのぉ。」

貂蝉「曹操ちゃん達と別れたことが相当ショックだったようねぇ」

卑弥呼「あのような表情を見せられては誰でもわかるじゃろう」

貂蝉「やっぱり私達の出番のようねぇ」

卑弥呼「そうのようじゃのぉ、」

貂蝉「”あっちの子”たちは私達で止められるかしらぁ?」

卑弥呼「多分足止めで精一杯じゃろうな、だが、あのオノコ達がなんとかしてくれるじゃろ」

貂蝉「そうねぇん、いざとなったらご主人様たちになんとかしてもらいましょう。」

 

         「さて、行くかのぉ」

 

  「えぇ、行きましょう、ご主人様のところへ――――――」

 

<一刀side>

朝からなにか違和感を感じる、違和感の正体はわからない、だけど、俺のことを見ているのは確かだ。さっきから視線を感じる。

???「おーい!かーずーとー!」

一刀「・・・・んぁ・・・・?」

気配を探っている最中だったので正直ビックリした。こいつは大学に入って仲の良くなった「桐之宗」一応高校の時クラスは一緒だったらしい、こいつは朝はやけにテンション高い。特に登校時は。

宗「どうした?元気ねーぞ?」

そして、ちょっとチャラい。あとモテない。

一刀「え?あぁ、ちょっと眠かったからボーっとしてただけ」

宗「嘘つけ!、お前また女関係だろ!?」

一刀「はぁ・・・・なんでそうなるんだ?」

宗「お前毎朝毎朝ラブレター貰いやがって!!なんでだよ!休みの間になにがあったんだよ!!」

休み、とは、高校卒業後の休みの間のことである。あっちの世界にはその間に行っていたのだ、あちらの世界から帰って来てからと言うもの、毎朝頻繁に女子からラブレターを貰う、もちろん読まずに捨てる。俺には華淋達がいるからね。

一刀「まったく・・・俺のどこがいいんだろうな」

宗「フフフッ・・・そういうと思ってたぜ!こんなこともあろうかと女子に聞いてみた!」

一刀「お前ただ単にモテたいから参考のために聞いただけじゃないのか?」

宗「ま、まぁそう言うなよ。一刀も理由くらい知りたいだろ?」

一刀「ん?まぁ、な」

宗「えぇーっとだな、一番多い意見は、『頼もしくなった』だな、うん」

一刀「頼もしい・・・・ねぇ」

宗「あ!あと、優しいからってのも多かったぞ?」

一刀「優しい?もらった手紙見もしないで捨ててるんだぞ?これのどこが優しいんだ・・・・?」

宗「なんかよくわからんが、そこがいいんだと。」

一刀「はぁ?ますますわからなくなってきたな。」

宗「それには俺も同感だ・・・・・・って!やばい!いそがねぇと!!」

一刀「どうした?」

宗「ちょっと用事があってな!じゃあ俺先行くからなー!」

と言い残して、物凄いスピードで駆け抜けていった。

???「やっと行ったようじゃな。」

???「やっとご主人様と話ができるわん」

一刀「だ、誰だ!?」

 

 

後ろを見ると――――――――――

???「いやん、ご主人様♪」

???「このときを待っておったぞ」

すっごいムキムキのおっさん2人が居た――――――――――――

???「私はおっさんじゃないわよん!」

???「ワシ等は漢女じゃ!」

一刀「心を読まれた!?」

???「そのくらい朝飯前じゃ!・・・・ってのぉ貂蝉、話はいいのかの?」

貂蝉「あら、すっかり忘れてたわん。まずは自己紹介からよね。」

卑弥呼「私は卑弥呼だ。」

貂蝉「貂蝉よん♪実は私がご主人様に会うのは初めてじゃないのよん」

一刀「ん?・・・・あぁ、俺が居た世界とは違う世界ってことか?」

貂蝉「まぁ簡単に言ってしまえばそうねぇ。あと、”世界”と言うより、”外史”と言った方が正しいかもね。」

卑弥呼「ワシ等は一応外史の管理人の一部って言った方がいいかのぉ」

貂蝉「そうねぇ、あと、ご主人様を曹操ちゃんたちの所に送ったのは私達の元同僚?よん」

一刀「じゃ、じゃあ、あんた達じゃ俺を華琳達の所に送れないってことか?」

貂蝉「そんなわけないじゃない、余裕で遅れるわよん♪」

卑弥呼「ワシ等が居れば楽勝じゃ!」

(帰れる・・・・?帰れるのか!?華琳達の所へ!)

一刀「本当か!?なら今すぐ華淋達のところに送ってくれ!」

貂蝉「今は無理よん。ご主人様を送った奴等が妨害にくるわよん。」

卑弥呼「じゃが安心せい、今晩の11時にお主の部屋に行く。それまでに準備をしておくんじゃ。」

一刀「今晩11時・・・・・わかった!11時だな。了解した!」

一刀は勢い良く走りだし、学校へ向かった。

貂蝉「元気になってくれてよかったわん♪」

卑弥呼「そうじゃな。あの嬉しそうな無邪気な笑顔には一本取られたわい。」

貂蝉「ご主人様の笑顔も見れたことだし、ちょこっとお掃除でもするわよん」

卑弥呼「その意見にはワシも賛成じゃ、行くぞ貂蝉!」

 

卑弥呼・貂蝉「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!!!!」

 

 

<魏side>

桂花「報告は以上になります。」

華琳「・・・・・・・」

桂花「華琳様?」

華琳「え?えぇ、さ、下がって良いわよ。」

桂花「(華琳様、北郷が居なくなった日からまったく元気が無いわ・・・・北郷のやつなにやってるのかしら!早く帰ってきなさいよ・・・・・北郷・・・・・)」

春蘭「華琳様?やはりお休みになったほうが良いのでわ?」

華琳「大丈夫よ・・・王の私がこうも休んでばかりではいられないもの・・・・・・」

春蘭「で、ですが・・・・・・・」

秋蘭「華琳様、姉者の言うとおりです。国の王である華淋様がその調子では兵達の動揺を誘います。ここはお休みください。仕事は私達がやっておきますから。」

華琳「で、でも・・・・・・」

風「春蘭さんや秋蘭さんの言うとおりですよー、お兄さんが居なくなって悲しいのはわかりますが、無理をして倒れでもしたら困るのですよー」

華淋「風や秋蘭にまで言われちゃ仕方がないわね・・・・・・わかったわ。今日はもう寝るわ・・・・心配してくれてありがとう。」

春蘭「まったく北郷はなにをやっているんだ・・・・・・・・」

秋蘭「北郷は帰ってくると思うか?風」

風「お兄さんなら帰ってくると信じていますよー、なので風はあんまり寂しくなんてないのですよー」

霞「なにそろいも揃ってそない暗い顔してんねん!」

春蘭「し、霞?こんなところで何をしているんだ?」

秋蘭「確か賊退治じゃなかったか?」

霞「そんなもん速攻で終わらせたに決まっとるやろ!一刀は帰ってくるで、うちは信じてる。華琳だって信じてるはずや、それに今華琳を支えれるんはうち等の役目ちゃうんか?」

春蘭・秋蘭「霞・・・・・」

風「そうですよー、お兄さんが帰ってくるまで風達で華琳様をお支えするのですよー」

春蘭「あぁ・・・そうだな!二人の言うととおりだ!北郷は帰ってくるさ!」

秋蘭「ふふっ、まさか風と霞に説教をくらうとわな。だがおかげで目が覚めたよ。ありがとう。」

霞「そうや!今晩皆でぱーてぃでもせえへんか?華琳も少しは元気になってくれるはずや!」

風「それは良い案ですねー。では皆で華琳様には内緒で準備をしましょー」

4人「おー!」

こうして4人はほかの魏の将達に頼み、着々と準備を進めていった―――――――――

 

 

<一刀side>

一刀「華琳達の所に帰るにあたって必要なものは・・・・・」

俺は華淋達のいる”外史”に持っていくものを紙に書いていた。

一刀「まずは・・・天月と魔月と・・・・・響火衰剣だな・・・・・」

天月、魔月と言うのは、じっちゃんに勝ったときに貰った刀だ。二本とも日本刀の形をしているが、天月は白銀の刀身、魔月は漆黒の刀身をしている。別に二刀流って訳でもないが、一応三刀流までは可能だ。

そして響火衰剣はじっちゃんが俺のために昔凄腕に作ってもらったとか言う刀らしい。形状は日本刀より長い、その割に軽いし、強度は日本刀より強いらしい。

一刀「あとは、農業、科学、建築、料理の本か・・・・・・」

これ等の本は良くわからなかったから適当に内容が被らないように色々を買い漁った。

一刀「な・・・・結構重いな・・・・仕方ないか。っと、そろそろ時間か」

貂蝉・卑弥呼「その通り!」

一刀「のわぁ!」

貂蝉「あら、失礼ね、そんなに驚くことないじゃない。」

一刀「それもそうだね、ごめんごめん。」

卑弥呼「今はそんなことどうだってよいわ、さっさとこのオノコをあの外史に送るぞ!」

貂蝉「そうようねん。」

一刀「そうだ、最後に一つだけ質問だ。」

貂蝉「なに?」

一刀「俺はまた役目を終えたら帰ってくるのか?」

貂蝉「いいえ、あっちの外史からこっちの世界に送り返されない限りは消えないわよ。ご主人様はそれでもいいのね?」

一刀「ああ!もちろんだ、華琳達の居ない世界なんてありえるわけないだろう!」

貂蝉「これでこそ私が惚れ込んだご主人様だわん♪さあお待たせ卑弥呼!やっちゃうわよん!」

卑弥呼「わかっておるわい!」

貂蝉・卑弥呼 「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!!」

一刀の身体が少しずつ消えてゆく。外史への移動が始まったのだろう。

貂蝉「多分ご主人様達の敵は外史の管理人だと思うわ」

卑弥呼「三国vs外史の管理人ってことじゃな。もちろんワシ等じゃないからな?」

貂蝉「あの子達はあの外史を消そうとしてるわ。くれぐれも気をつけて。」

一刀「あぁ、わかった。そんなこと絶対させないよ――――――――――」

貂蝉「行ったわね」

卑弥呼「そのようじゃな、貂蝉、すこしあ奴等と遊んでやるかのぉ」

貂蝉「そうしましょ♪」

 

 

 

 

 

 

 

一刀「ん?・・・・・ここは・・・・?」

 

          To Be Continued..........

 

 

 

 

~あとがき~

 

鋼河「どーもー鋼河でーす。無事に書き終わりました第一話!いやぁー難しいですねぇ」

一刀「おつかれさまですー。次回遂に華淋達の所へ帰れるんですね!」

鋼河「まぁそうなりますね。次回は登場人物も増えるので更に書くのが難しくなる気がします・・・・」

霞「うち今回でえへんやなかったんか?」

鋼河「いやぁ、最初はそのつもりだったんですが、霞さんの性格をうまく使えば物語の展開がしやすくなるんじゃないかと思いまして・・・」

霞「そうか!ところでうちはレギュラーって事でええんか?(ここにいるって事は)」

鋼河「まぁ、そうなりますかね?極力華琳さんと霞さんと風さんは出しますよ。(個人的に好きなので)」

風「風もレギュラーだったんですかー。ビックリですー。」

華琳「私の場合、当然よね?」

一刀「まぁ当然なんじゃないか?」

鋼河「当然ですねー(多分)」

一刀「ん?そろそろ時間だな。」

鋼河「それでは皆さん!最後まで読んでいただいて、」

全員「ありがとうございました!」

一刀「次もよんでねー♪」

 


 
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