何気なく足を踏み入れた路地裏で、青年は一人の少女と出会う。

虚ろな目で地面に座り込んだ少女は、
後一時間もせずに、奴隷として売られてしまうところだった。

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そうなってしまえば
その運命から解放される選択肢は、
飽きて捨てられるか、死ぬか、その二つだけ。

見過ごすことができず、青年は少女に手を差し伸べる。
だが、青年の行動は理解されず、少女は小さな声で問いかけた。

「…あなたが、私の飼い主ですか？」

心を閉ざした少女と孤独な青年が織り成す、優しい物語。

オリジナルファンタジーノベルゲーム
『DAGGER 戦場の最前点』
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