No.199928

ヤンデレ無双 弐

宇和さん

恋姫がソフトヤンデレ化したssです。
思いつきssなので期待は無しで。

※お気に入り400越え記念ssです。

2011-02-05 23:11:06 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:16719   閲覧ユーザー数:13980

「あ、あなた!!わたしの(愛の)奴隷になりなさい!!」

 

 

そう言われてから、一ヶ月たつ。

この国の「奴隷」の生活はきつ過ぎた。

 

 

「一刀!!あなたは何回言えばわかるの!!」

「も、もうしわけありません、曹操様」

 

「なんなのこの点数は!!私があんなにつききりで教えてあげたじゃない」

 

 

そういいながら、曹操は竹巻を突き出す。

中身は、北郷を立派な奴隷にするために作られたテストだ。

 

 

「で、ですが、俺はまだ、文字もわからないんですよ。げ、限界があります」

「黙りなさい、言い訳なんて見苦しい・・。そもそも、限界なんて越える為にあるの!!」

 

「そ、そんな無茶苦茶な・・」

「無茶をしなければ、私に相応しい奴隷になれないわ(そう、唯一わたしの傍に「寄り添える」愛の奴隷(存在)に)・・」

 

「あの~曹操様?どうしたのですか・・いきなり黙って」

 

 

煩悩世界に旅たちかけていた、曹操はその言葉で我にかえる・・。

ちなみにかえらなかったら、北郷との愛のラビリンス物語(妄想)に突き進んでいただろう。

 

 

「な、なんでもないわ!それよりも、今日も付きっ切りで、一刀に勉強を教えてあげるわ」

「き、今日もですか・・(また、色々と我慢しないと)」

 

 

ここ数日、曹操に激しい愛の鞭とお触り(逆セクハラ)ありの指導を受け。

痛みと、煩悩を極限まで我慢している北郷が嫌そうな声を上げる。

 

 

「私が納得する点数を出すまでは続けるわよ(まあ・・折角、二人っきりで「色々」できる時間、早々、納得する気はないけど)」

 

 

そう曹操が、自らの悪巧みに内心でほくそ笑んでいると。

部屋の外からコツコツと足音がきこえてきた。

「華琳様、失礼します」

「ちっ・・なにかしら春蘭」

 

 

北郷との愛のアバンチュール(華琳だけそう思っている)を邪魔された曹操は、苛立ちながら訪問者=春蘭に話しかける。

 

 

「鍛錬の時間ですので、・・その男(北郷)を迎えに来ました」

 

 

自分の愛する者を奪う相手に憎しみを込めた目を向けながら、春蘭は用件を伝える。

春蘭は、華琳の奴隷(愛の)教育の一部(武)の面を、華琳の命で担っているのである。

 

 

「そんなの後でいいわ、春蘭さがっていいわよ」

「・・この男の鍛錬の時間ですので」

 

「だから、後にしなさい」

「この男の鍛錬の時間ですので!!」

 

「つっ!」

 

 

突然の怒声に、一瞬驚いた曹操だが、すぐさま気を取り戻す。

 

 

「・・春蘭、主の私の命に従えないの」

 

 

静かだが、それでいて寒気がするほどの「威」を持つ声を響かせ、曹操は春蘭を見詰める。

だが、春蘭も先ほどと同じ様に・・。そう、敬愛しているはずの曹操を、奪われた憎しみを込めた瞳で睨み返す。

 

 

「「・・」」

 

 

数秒、お互い無言で睨み合っていたが。

先に動いたのは春蘭だった。

 

 

「ごめん!!」

「わっ!!」

 

春蘭は、そういい放ち。

北郷を抱きかかえて、遁走する。

 

 

「ちょ、春蘭!!」

 

 

もちろん、曹操の制止は届かなかった。

数分後、北郷は何も無い野原に連れてこられ。

・・そして、その目の前に木刀が放り投げられた

 

 

「北郷!!剣をとれ!!今日はいつもの倍するぞ!!」

「ひっ!ば、倍ですか、な、なんで」

 

「お前のせいで、華琳様の命に違えてしまったではないか!!」

「そ、そんなー、それは夏侯惇様が勝手にした事じゃ・・。それに曹操さまがいうとおり、鍛錬ならいつでもできるんじゃ・・」

 

「鍛錬なら・・いつでも・・だと」

 

 

普段は、五月蝿いぐらい大声の夏侯惇が、ぽつぽつと小さな声を出す。

 

 

「そ、そんな事を言われながら・・。私が、何度鍛錬の日を伸ばされた事か」

 

 

次の瞬間、目の前には鬼がいた。

 

 

「そう、なんどあの女(曹操)に奪われた(お前を)ことか!!!」

「ひいい・・!!」

 

「北郷!!今日は、奪われた分を取り返すため・・2倍・・いや1000倍の鍛錬だ!!!」

「ぎゃあああ!!!」

 

 

数時間後・・。

 

北郷は、傷だらけで城に戻ってきた。

しかし、その後、曹操に散々しかられた挙句、朝まで勉強もさせられる事となった。

「やっぱり・・この国の「奴隷」の生活はきつ過ぎるよ」

 

 

昨日の事を思い出しながら、北郷は一つの決断にいたる。

・・翌朝。

 

 

「「か、一刀(ほ、北郷)」」

そういいながら北郷の部屋に入ってきた少女たちは一揉めした後、部屋に備え付けられた机の上にある手紙を見つけ、中をのぞく。

 

『大変お世話になりました。でも、俺には耐え切れません・・ごめんなさい。 北郷より』

「「一刀(北郷)!!」」

 

 

2人の少女の叫びが木魂す・・。

まるで獲物を逃した虎のような叫びを。

北郷が、流浪生活になってから数日後。

 

 

「ぐぎゅーーるるるるる」

 

 

餓死しかねないほど・・腹がすいていた。

 

「やっぱ乱世なんだな~皆、他人を助ける余裕なんて。ああ・・なんだか体が重い、俺、このまま死ぬかも」

 

 

路上に寝転びながらつぶやく。

 

 

「お、お兄ちゃん・・おなかすいてるの!!」

「えっ?」

 

 

そんな北郷に・・。

逆おさげの女の娘が話しかけてきた・・でも、なんか顔が真っ赤だな。

 

 

「な、なら!わたしが一生ごはん作ってあげる!!」

「へっ?」

400越え記念・・中途半端な数ですが。

一応、閲覧数が多かった『ヤンデレ無双』を続けてみました。

 

白状すると・・。

他のssサイトみてたら、1000カウント記念とか・・記念ssがあったので。

真似にしたくなって・・こじつけがちに記念ssを作りました。

 

なので記念ssという割には質が悪いです。

 

11、10、23 修正


 
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