No.199727

君の名を呼ぶ 序章 修正版

kanadeさん

はい、どうもお久しぶりです


まず長らく更新せず申し訳ありませんでした
そして次に今まで投稿した’君の名を呼ぶ’を自ら読み返して修正・加筆したいなぁ、と思う部分を発見し今回、この修正版を書かせていただきました

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2011-02-04 21:40:44 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1862   閲覧ユーザー数:1670

 

月明かりが夜の街を照らし、人々の笑顔をも照らしだしていた

そこではつい先程まで敵対していた者たちが笑いあっていた

 

 

魏・呉・蜀の三国それぞれが目指すべく理想の為に身を削り、争い、そして…

 

 

 

 

覇王、曹操が率いる魏が勝利を手にした

 

 

曹操が声高々に宣言したのは「天下三分の計」

三国が互いに手を取り、支えあい、協力しあって平和を維持していくものだった

 

 

呉王である「孫策」、蜀王である「劉備」はこれに驚きつつも同意を示した

それにより三国協定が成り、長きに渡った戦は終焉を迎えた

 

 

 

…………そして始まりを迎えた平和の裏で、もう一つの終わりが迎えようとしていた

 

 

 

 

真・恋姫無双 魏伝  ~君の名を呼ぶ~

 

 

 

笑い声が聞こえてくる 絶えず笑顔が浮かんでいる

今眺めるこの景色が誰もが望んだもので、俺が最も望んだ結末

 

 

…まぁそのために俺がしたことなんてちっぽけなんだけど…

 

 

あぁ、頬が自然と緩むのが分かる

俺こと北郷一刀はこのたくさんの笑い声を聞きながらこの景色を眺めることの出来る場所で一人酒を堪能中だ

 

別に顔を真っ赤にして多分酔っているであろう劉備さんや、酒瓶片手に笑っている孫策さんに絡まれている華琳や、飲みすぎによる猫化を果たした春蘭を見て「あぁ、姉者は可愛いなぁ…」と、姉バカ全開中の秋蘭や、今にも鼻血が出そうになっている凛を肴に酒を飲んでいる訳じゃない

 

…本当デスヨ?

そんなことしたら俺の首が飛びかねないからね…

 

なら何故一人離れて酒を飲んでいるか

 

簡単だ、俺は怖いんだ

 

あの輪に入ってしまったら、ようやく固まった決心が簡単に崩れてしまいそうだから

彼女たちと言葉を交わせば、溢れ出る気持ちを抑えることが出来なくなるから

 

 

警告もされていたし、予兆だって何度もあった

あの時はいまいち理解が出来ないままだったけど、時が経つにつれて全ての意味を理解した

 

 

けれど後悔はなんらしていない

俺の存在一つを賭けた事で秋蘭の命を助けることが出来て、魏を勝利に導き、今あるこの景色を得られたのなら後悔なんてするわけがなかった

 

 

 

結論だけを言うなら俺はこの大陸から消えるのだろう

大局、そうなる筈の歴史を俺が変えたことで、華琳に有利に働いたのならば

その代償として俺という存在は終端を迎えなくてはならない

 

つまり、歴史さえ変えなければ俺はずっと此処に居られたかもしれない

けど、その代わり秋蘭は居ない

魏は敗国となっていて、きっと俺は後悔しているだろう

 

 

 

そんなのは嫌だ 認めるわけにはいかない

 

…これは俺の我が侭だ

我が侭で歴史を変えてしまった俺は責任を取るために消えなくちゃならない

 

だいたいこういう理由で消えるんじゃないか、って俺は思ってる

 

 

だったら何故俺はこの世界に、大陸に、華琳の下に遣わされたのだろうか?

そもそも俺に与えられた役目とは一体なんだったのだろうか?

 

 

全てが終わった今、それらはどうでもいいことだ

後はただ誰にも悟られず消えるのを待つだけだ、と思って一人酒を再会しようとしたとき

 

 

「一刀~~~~っ!!」

 

俺の名前を呼ぶ愛しき人の声が聞こえた

 

 

 

「こんなとこで一人酒やなんて、つれへんやん

 一刀と飲みたいって奴いっぱい居てるんやで?」

 

「いや、あそこで飲んだら色々危ない気がする

 って言うかしたんだよ…」

 

そう言って苦笑を浮かべる青年

名を北郷一刀

誇るだけの武があるわけでも無く、語るだけの文も無い

 

けれどウチらには無くてはならない存在で、ウチの大切な人

 

…いや、ウチらか…

 

 

戦うだけのウチに恋っちゅうのを教えてくれて

ウチがホンマに大好きな男

 

「そういや霞はどうして俺のところに来たんだ?」

 

…一刀はホンマに鈍感て言うか、乙女心っちゅうのを理解してへん

’そんなん惚れた男と一緒に居たいに決まってるやん’

 

……なんてクサい台詞、ウチは絶対に言える訳がない

一刀が隣に居てるだけでもドキドキが収まらんのに、そんな恥ずかしい台詞口にしたら顔から火ぃ出せるかもしれへん

 

けど一刀は

 

「まぁ俺は嬉しかったよ、霞が来てくれてさ」

 

なんてウチが欲しい言葉を、ウチが欲しいと思ったときに

しかもウチが好きな笑顔で言うてくれる

 

ホンマに一刀はズルい

 

 

二人で飲み始て数刻、持っていた酒瓶の中身が切れた

 

「ありゃ、酒切れちまったな…」

 

一刀が酒瓶をひっくり返して軽く振ってみるけどもう一滴も落ちてこやんかった

 

 

「残念だけどもうお終いだな…」

 

そう言って立ち上がった一刀に何か違和感を感じた

 

なんかもう一刀と逢われへん気ぃがして…

 

「か、一刀っっ!!」

 

気付いたら一刀の名前を呼んでた

 

「…?

 どうした、霞?」

 

「や、約束!!

 これから平和になるんやし約束覚えとるやろな!?」

 

「…あ、あぁ覚えてるよ…」

 

「ホンマにぃ~?

 今ちょっと変な間あったで?」

 

「何言ってんだよ、二人で旅に出るんだろ?」

 

そう言って一刀はまた笑ってくれた

…ウチの気のせいやったみたいやな…

 

一刀はいつでもウチらの傍に居てくれる

いつまでも笑っててくれる

 

 

そんな一刀やからウチは惹かれた

そんな一刀やから大好きになった

 

やから、ウチは……

 

「なぁ一刀?

 もっかい飲み直さへん?」

 

 

 

~あとがき~

 

まず待っていただいてる皆様には本当に申し訳ありません…

 

 

何日も続きを更新しない挙句、修正版などと…

 

本当に謝ることがいっぱいです

 

 

こんな作者ですがよろしければ見守ってやってください

 

 

 

また直ぐに更新すると思うのでよろしくお願いします!!


 
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