No.198264

漆黒の狂戦士と薄幸の魔王<決戦・8>

流狼人さん

少し不調かな・・・感想待ってます。・・・思ったのだが、にじファンの恋姫って結構死ぬ人多いけど、ここって何で死なないのかな?わからん。

2011-01-28 09:03:13 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:2736   閲覧ユーザー数:2429

「申し上げます!りゅ、劉備殿討ち死に!!」

 

そう、前線より齎された情報を得た袁紹は一言。

 

「あら、そうですの。」

 

と、素気なかった。

 

「まぁ、劉備さんも御苦労さま・・・善君なのですから巨悪を倒すのは当然の事。董卓さんとは相討ちでもしてくれたのですか?」

 

「い、いえ・・・董卓の存在本陣にて確認。相手の全兵力凡そ、七万。また、呂布・張遼・華雄・巨人も本陣に集結。決戦の構えかと。」

 

「そうですか。華琳さんをぎゃふんと言わせ、美羽さんを苛める孫策さんをケチョンケチョンにして、董卓さんの将を頂くための連合軍・・・半ば成功ですわね。まぁ、孫策さんが死んだのは想定外ですがこれで江東は美羽さんの物。引いては私の物になったも同然。あと、邪魔なのは・・・あの黒光りする木偶の坊さんですわね。そこの彼方達、巨躯弩砲(きょくどほう)の用意をなさい。斗詩さん、猪々子さん、此方も決戦の構えですわ。雄々しく・猛々しく・勇ましく・・・雄叫びを挙げなさい!ここにいる十八万の兵達よ。二万の同報の敵・・・ここで晴らしなさい!!名門袁家に相応しき四文字「蹂躙制覇」をここに成し得なさい!」

 

「「はい!!」」

 

ここに、歴史に残る「反董卓決戦」の終幕が上がる。

 

役者たちよ、存分に踊りたまえ。

 

 

「皆さん、御無事ですか。」

 

月は皆の安否を気遣うも、

 

「ばかやろう、お前が一番心配だっつーの。あんまり、人斬ったこと無いのに無茶しやがって。」

 

「へ、へうぅ~。」

 

慎二によって、崩れ去った。

 

「それよりも最後に残った本陣である袁紹軍にも動きがある。此方に合わせ、決戦の構えだな。将の質と数は此方が上だが、兵力はあちらが上だ。数の暴力とはこの事だな。」

と、葛木が漏らす。

 

だが、

 

「心配・・・無い」

 

「そうやで、そんな十万の差なんぞ屁でも無いわ。」

 

「ふん、我が武の見せ処だ。董卓様に仇名す、愚か者の終幕を刻み込んでくれる。」

 

と、董家三将は息を巻いていた。そんな姿を見て笑みを浮かべる董卓軍。

 

「さぁ、行きましょう。この戦いの終幕を勝利で飾ります。皆さん、わたしに力を!!」

 

「「「「「「「「「「おう(ははっ)!!」」」」」」」」」」

 

 

(・・・この戦いが終わる頃には我が命、もう持たないだろう。せめて、主・月を守って見せる。否、主・月に勝利の報せを!!)

 

「・・・?旦那?」

 

宿り木の呪いを受け、残る魔力に全てを賭け主に勝利もたらさんとする馬嵯禍。何所と無く不安が過る聖羽。

 

 

いざ、開幕の時

 

だが、其の時

 

ズドン

 

ヒューーーーーーーーン

 

「___■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!」

 

ドス!!

 

突如として杭が飛来し

 

馬嵯禍の左胸に直撃した。

 

「ク、クレスさーーーん?!?」

 

 

幸いにも、心臓を外したものの、不意を突かれ更に右肩・左足に深く被弾。

 

遂に巨人は、膝を着いたのだった。

 

「な、何してんだよ!お得意の再生は出来ないのかよ!!」

 

「この馬鹿ワカメ!!喚いたら兵にも伝染しちゃうでしょ!!」

 

「無理だ桜凛・・・既に広まってしまっている。っち、盾を構えろ!攻撃を防げ!!」

 

慎二が喚きそれが更に混乱を呼び、桜凛が沈めるも既に一万近く右往左往して、それを庇うべく士郎が兵を指揮する。

 

 

だが

 

「へっへへー、どうよ。アタイらの最終兵器<巨躯弩砲>。対象がデカければ威力を増す特注の弓だぜ。まぁ、一回ポッキリが玉に傷だけどな。でも、弓だけがアタイらの武器じゃねえ。」

 

「圧倒的な数。内、河北騎馬隊十万の破壊力。見せてあげます。」

 

「「突撃――!!」」

 

 

合図と共に十八万の大軍と七万の寡兵といった泥沼の戦いになる。

 

 

・・・と思いきや

 

「___舐めるな___小娘共_____■■■■■■■■■■■■!!!」

 

膝を着いた体勢から一気に跳躍。十万の兵達の先端に着地し、かえす斧剣で先頭を薙ぎ払った。

 

人が飛ぶ・・・最早、見慣れた現場であった。

 

馬嵯禍は、その手に持った無骨な斧剣を更に縦横無尽に振り回す。

 

それは剣技といえるものではなく、戦いといえるものですらなかった。

 

その無造作な一撃に、将兵が集団で弾き飛ばされ、四肢や胴体を潰される。

 

一方的な虐殺の絵がそこにはあった。

 

 

「っく、一筋縄ではいきませんか」

 

「仕方ねーよ、斗詩。ま、あいつかなり傷ついてるし、ほっといても大丈夫だろう。他にも呂布とか張遼とか、いっぱい入るんだからさあいつ等からと倒そうぜ。」

 

「ぶ、文ちゃーん。そっちの方も厳しいと思うけど?」

 

「大丈夫だって、あいつ等も結構疲れてるんだからさ。無理だったら、囲んじまえばいいし。」

 

と楽観視する文醜、相手が相手なだけに慎重になる顔良。

 

決戦は始まったばかりである。

 


 
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