どーも、冥琳だ。
北郷軍の軍師をしているの者だ。
といっても軍師だらけの軍なのだが……。
我が主となった北郷は、それはもう軍を率いる者とは思えないほど甘い奴だ。
だがそれがいい。
どうしてか支えになってやりたいと思わせる不思議な男だ。
それは他の者も思っているようだが。
そんな北郷率いる我が軍は、孫策軍と共闘して荊州の黄巾の賊を滅ぼした。
「突撃よー! あーっはっはっは♪」
「こーきん( ゚∀゚)o彡° こーきん( ゚∀゚)o彡°」
孫策軍の、孫策殿と黄蓋殿の行動を見ていると何故か内から溢れてくるものがあった。
「そこの二人――――」
気がつけば目の前には真っ白になっている孫策殿と黄蓋殿がいた。
「ど、どうしたんだ冥琳? いきなり二人を説教するなんて」
「仕方が無かったのだ。今は反省している」
軍師らしからぬ言い訳をしてしまった。
すまんが北郷、後処理は頼んだ。
真っ白になった二人と北郷を置いて私は兵糧の点検に向かうのだった。
荊州の黄巾党を倒した一刀たち。
その後も順調に討伐を続けていった。
そして新たに仕入れた情報によると、黄巾党の本隊が冀州に位置していることが分かった。
そこには他の諸侯も集まるようなので一刀たちもそこに向かうことにした。
軍師たちはそれらの諸侯を利用する手段を考えるのだった。
「曹、孫、袁、劉、公孫、他にもたくさん。すごいなー…………って董もあるし!」
脳裏によぎるのは魔王董卓。
この世界ではかけ離れた存在なのであるが、一刀はそんなことは知らないので少しびびってしまう。
「敵は約二十万だがこちら側の方が質も兵站もはるかに上回っていると見てよかろう」
「まず負けることはないわね。ボクたちは如何にして被害を抑えるかが重要ね」
「しかし、賊の集まりが二十万もいるとは恐るべき張三姉妹の影響力ですね」
「稟ちゃんの言うとおり張三姉妹の影響力すごいのですよー」
「その影響力を利用することはできませんかぁ?」
「確かにこれを徴兵などに生かすことができるかもしれましぇん」
「朱里ちゃん、わざと噛んで気を引こうとしてない?」
「雛里ちゃん!?」
「方向性を変えてやれば出来ないこともないのですぞ」
「確かに、精液を支持するようにけしかければ出来ないこともないわね」
「ならば、生け捕りするということでしょうか?」
白熱する軍議。
策は任せ、のんびり結果待ちする一刀だった。
「なるほど。張三姉妹は生け捕りにするんだね」
「ああ。亜莎が兵を数名引き連れて本陣へ直接向かう」
「俺たちはどうするの?」
「戦場を混乱させるために火矢をひたすら射る。それだけだ」
「う、うまくいくのかな?」
「上手くいかせるのが我々の仕事だ」
代表として冥琳から作戦を聞く一刀。
黄巾党と直接戦闘をすることはなく亜莎の援護のために敵を混乱させるのが今回の戦いだ。
「亜莎、気をつけてね? 危なそうだったら帰ってきていいからね?」
「はい。一刀様のためにも必ず張三姉妹を連れて帰りますね」
弱腰の一刀は心配することしかできなかった。
「燃えてるね……」
「燃えてますねー」
風と戦場を眺める一刀。
戦には慣れてきたが気分がいいものではない。
「亜莎、無事かな?」
「亜莎ちゃんは強いですからねー。それにお兄さんのためなら必ず戻ってくるのですよー」
そうだといいけどね、と呟き、ひたすら心配する一刀だった。
「お前たちはどこの部隊だ?」
「私は北郷軍の者です。そういうあなたは?」
亜莎は混戦の中で、魏の楽進――凪の部隊と鉢合わせになっていた。
「我が名は楽進。曹操様の部下だ」
曹操と言えば、最近急激に力を伸ばしている諸侯の一人。
そんな情報が亜莎の頭に流れる。
そして同時に凪たちも張三姉妹を生け捕りにするために動いているのだと理解する。
「私は呂蒙です」
「何故北郷軍の者がここにいるのだ?」
「それはそちらも同じではないのですか?」
互いに牽制し合う。
「私たちは張三姉妹を追うので失礼」
「なにっ!? 追え! 遅れをとるな!」
亜莎は部下を引き連れ走り出す。
凪もそれを追いかける。
しかし、亜莎はすぐに追いつかれ追い抜かれてしまった。
それどころかどんどん離されていく。
そして凪たちが辿り着いたのは、
「ここはどこだ?」
張三姉妹とは全く関係の無い場所だった。
「魏の兵士は行きましたね。では我々は本陣に向かいます」
『はい!』
亜莎は方向転換をして張三姉妹がいるであろう場所に向かった。
凪は亜莎の行く先に張三姉妹がいると思い、ひたすらそれを目指してしまったのである。
そして亜莎は無事に張三姉妹を連れて帰ったのだった。
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