夏休みが始まり数日が経過した。
まだまだみんなには色々学んでもらったりすることが多いのでそちらのほうに頑張ってもらっているが、それなりに慣れてきているので外出して買い物をしてくるくらいのことはもうできるようになった。
そんな中俺は何をやっているのかと言うと、みんなとの時間をより多く確保するために夏休みの宿題の討伐をしている。
しかし、長い間向こうの世界に行っていたため忘れていることが多すぎる・・・・。下手をしたらもう軍師の皆様に抜かれている可能性まである。
一刀「お、終わらねぇ・・・・。つかこれ、どうやるんだっけ・・・・」
そんな感じで頭を抱えてうんうん悩んでいると、コンコンとノックの音が聞こえた。
一刀「ん・・・どうぞ」
来客は誰かと思ったらなんと恋だった。
一刀「どうしたんだ恋」
恋「ご主人様。ここに行きたい」
一刀「なんだこれ。プリンか?」
恋「うん。沙和が読んでたのを貰った」
恋が見せてきたのは女の子に流行の情報誌。
一刀「ここに行きたいってことは、これが食べたいってことか?」
恋「(コクコク)」
一刀「う~ん。でも恋ちゃんと勉強してないだろう。それに俺もさっさと宿題片付けないと・・・・」
恋「うーー」
一刀「う、うう~」
恋の上目遣いはヤバ過ぎる。そ、そんな捨てられた子犬みたいな顔すんなよ~。
一刀「わ、分かったよ。明日行こうか」
恋「ほんと?」
一刀「ただし、ちゃんと勉強もすること。約束できるか?」
恋「・・・・・・・」
恋が食べ物絡みで即答しないなんて、どんだけ勉強嫌なんだ?まぁ俺も人のことは言えないけど。
一刀「どうすんだ恋」
恋「・・・・わかった」
そんなわけで翌日。
恋が行きたがっていた店に向かった。が、とんでもない事になっていた。
以前テレビで見たクリスピーなんちゃらドーナッツみたいな行列ができていた。
一刀「うわー、マジかこれ」
思わず呆然としてしまった。
並んでいるのは殆どが女性だが、ちらほら男性の姿も見える。しかしその男性の顔を見ると、明らかに疲れていそうな顔をしている。きっと鏡を見たら俺もそんな感じの顔をしているだろう。
そんなことを考えていると、恋が俺の袖を引いて顔を覗き込んでいた。
恋「一刀?」
一刀「あ、ああ並ぶか」
とは言ったものの、買えるかのかこれ。買えなかったらきっと恋は落ち込むよなぁ。
1時間後・・・・・
やっと順番が回ってきた。いや、本当長い道のりだった。頑張った、俺。
恋「プリン、2つ」
店員「申し訳ありません。そちらはあと1つしか残っていないんですが・・・・」
一刀「ああ、じゃあ1つください」
店員「はい」
あれ?恋・・・・落ち込んでる?どうしたんだ?
帰る途中に公園に寄ってさっき買ったプリンを食べようとしたが、恋が落ち込んでいる。
一刀「おーい恋。食べないのか?」
恋「・・・・・うん」
元気なく受け取った。本当にどうしたんだ。
一刀「どうしたんだよ恋」
恋「・・・・ご主人様と一緒に食べたかった」
一刀「・・・・まぁ、それは仕方ないんじゃないか?買えなかったんだし」
恋「・・・・・・」
一刀「・・・・・・じゃあ、一口だけちょうだい」
恋「・・・・いいの?一口だけで」
一刀「うん。とりあえず今日はね。また今度一緒に買いにこよう。な?」
恋「・・・・うん。じゃあ、はい。あーん」
一刀「お、おおう」
恋「???食べないの?」
一刀「いや、もらうよ」
うん。うまいな、これ。
一刀「あとは食べていいよ。恋」
恋「うん。いただきます」
それから黙々と食べた恋とともに寮まで手を繋ぎながら帰った。
・・・・・・というだけでは終わらなかった。
帰ってきたところでちょうどみんなに捕まってしまった。
ようするにフルボッコ。天下無双の猛将に・・・・。
しかし、1番きつかったのは音々音のウルトラ○ンレ○もビックリのちんきゅうキックがものすごい角度で食い込んだ。
いや、本当に死ぬかと思ったよ・・・・・。
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大変ご無沙汰しております。
言い訳がましいですが、試験や課題が重なったり、PCの調子が悪くなったりとしまして長い間更新がせきませんでした。
まだ、読んでいただけるなら嬉しいです。