No.179636

The flower which dlooms in a palace in a moon 5話

The flower which dlooms in a palace in a moon 5話

2010-10-21 23:38:02 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3383   閲覧ユーザー数:2917

 

 

「いやっちょっとね。今後についてね。・・・桂花。一緒に着いて来てほしい場所があるんだ」

 

一刀が桂花に言った「着いて来てほしい場所」とは一体・・・

 

 

~~~ブゥゥーン~~~ブゥゥーン~~~~

 

「それにしてもあの家もそうだがこの車といい本当に我等と同じ普通の大学生なのか北郷?」

 

「一緒ですよ、秋蘭先輩。家は親戚の人の物だし、この車も中古だし今のエコブームからかけ離れてるから安かったですし」

 

「そういう事で気にしたら駄目なの~秋蘭先輩。ところで一刀先輩、今日は紗夜達までついて来ても良かったのなの~?」

 

「・・・ああ、今日は大切な話をしに行くんだ。それを皆にも聞いてほしくてね」

 

「・・・桂花大丈夫?・・・気分悪い?」

 

「ええ、なんとかね。匂いや揺れが気になってたけど慣れてきたわ。それで後どの位で一刀の実家に着くの?」

 

「もうすぐだよ桂花。・・・・・・さあ、見えてきたよ」

 

色々な話をしているうちに一刀の実家が見えてきた。

一刀の家は山の上の方にありよく漫画に出てくる寺みたいに長い階段を上らなくてはならなかった。

一刀達は下にある駐車場で降りて階段を上って門をくぐると

 

「お帰りなさい一刀さん、それに皆様も。一刀さん師匠、御祖父様でしたら道場の方においでです。ご両親はご夕食の買い物にそして」

 

一刀達を迎えた女性が話している途中に何者かが走ってきて

 

「あにぃ喰らえー必殺「飛竜火焔」!!」

 

何者かがいきなり一刀に向かって片方の手で竹刀を持つ方の腕を掴みながら大きく振る。しかし

 

「そういった技はもっと基礎を学んでからするんだな、鞘華(さやか)」

 

一刀はたいした事は無いといった感じで軽く拳をぶつけるようにして受け止めた。

 

「あーあ、やっぱり効かないか。お帰りあにぃ。これでも同世代では敵無しなんだけどなー」

 

「それは剣道でだろ。「剣道」と「剣術」は別物だよ。ただいま優(ゆう)、鞘華。俺は道場の方に行くから皆に部屋を用意してあげてよ」

 

「かしこまりました。それでは皆様此方です」

 

「皆一人部屋の方がいいのかな?数は足りてるけど?」

 

鞘華の問いに皆が頷いたので一刀は一度皆と別れて祖父のいる道場に向かった。

一刀が道場に着くとその中で一人、座禅を組んでいる老人がいた。

 

「・・・今着いたか一刀。それで何のようじゃ?ただの里帰りではなかろう?」

 

「流石だね爺ちゃん。・・・覚悟を決めてきた。全てを話す覚悟を」

 

「・・・良い顔をするようになったのぅ一刀よ。良かろう、もうすぐお父さん達も帰ってこよう。夕食の時に聞くと言う事でよいな?」

 

祖父の問いに一刀は無言で頷き、そのまま道場を出ようとすると

 

「ところで一刀よ、お主が連れてきたおなご達は皆お主の女か?」

 

突然の祖父からの問いに一刀は思わずずっこけてしまうが、すぐに起き上がって

 

「痛た、何だよ急に。一人はそうだけど他の子はただの友達だよ。・・・ただ、この先はどうなるかは分からないけどね」

 

「!?がっはは、顔だけでなく口まで一人前になりおったわい。がっはは」

 

一刀の思わぬ返しに一刀の祖父はこれでもかと大笑いをした。

 

そうしているうちに優が現れ、一刀の両親が帰ってきたと伝えた。

一刀の両親が帰ってきたので一刀は桂花達を連れて挨拶に行った。

一刀が連れてきた女の子達を見て両親(主に父親)はなぜか超が付くほどのハイテンションになった。

 

しばらくして夕食が出来たので皆で食事を始めた。

夕食を皆である程度楽しんだその時

 

「食事中にゴメンだけど皆に聴いてほしい事があるんだ。俺にとって、いや俺と桂花にとってとても大切な事を。そして・・・俺の決意を」

 

一刀は皆の前で全てを話した。

4年前に三国志の世界に言った事を

 

その世界で桂花を始め三国志の英雄達と同じ名前を持った女の子達にあった事を

 

その世界での暮らしとその結末を

 

この世界に戻って来てからあの世界に戻る為に頑張ってきた事を

 

そして遂にその世界に戻るための手段を見つけたことを

 

 

皆は一刀の話を真剣に聞いていた。

話の途中から桂花はいろんな思い出を思い出したりしたのか涙を流していた。

 

そして

 

 

「あの世界に行く手段が見付かったと聞いて俺は色々と自分なりに考えたんだ。そして決めた」

 

「俺は時空管理局に入り「魔導師」になろうと思う」

 

 

後書き

 

突然ですがThe flower which dlooms in a palace in a moonは次回で最終回です!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

といってもなのはみたいに次のシリーズが始まっちゃうわけなんですが(笑)

 

という訳でこれからもよろしくお願いします。


 
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