No.176436

花蓮✝無双 7時間目(怪しい雲行き)

花蓮第7章です…
反董卓連合編突入かな?

は~うまく書けたかな…?
不安です…。

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2010-10-04 20:57:17 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4490   閲覧ユーザー数:3803

黄巾党の反乱が収まった頃大陸を揺るがす大きな事件が起こった。

後漢王朝…霊帝が死去した。

これにより諸侯の思惑が浮彫りとなった。

初めは何進が皇帝候補を立て実権を握ろうとした。

しかし宦官がそれに反発し十常侍が何進を暗殺…。

そういう暗殺劇を繰り返したが董卓により一応は集結を見せた。

しかしそれを快く思ってない者もいた。

 

「ねえ七乃今の状況どう思う?」

「そうですね~袁家としてはあまり面白くない感じですね~」

「そう…美羽はどうしたいの?」

「妾も……どうにかしたいんじゃがの~」

「そうね…じゃあさ袁家の名前を使って連合を作っちゃえば」

「そっか~それがいいですね~美羽様♪」

「でも~妾の名前だけじゃあ心許ないのじゃ」

「それじゃ~袁紹さんの名前も借りちゃいましょ~」

「わかったのじゃ!早速言ってくるのじゃ♪」

「それじゃあこれが成功したら…」

「わかっておる。成功したら江東は孫策に返すぞ♪」

「ありがと…じゃあ私も準備してくるわ~」

 

一刀たちは黄巾党討伐後南陽に戻り内政に取り組んでいた。

冥琳が残ってくれいたおかげで大きな案件はなかったもののやはり小さな案件までには手が回ってなかった。

そんな時反董卓連合に参加するという噂を聞いた。

それを聞いた一刀,蓮華,冥琳は孫策を問い詰める為玉座の間に来た。

 

「姉様!反董卓連合に参加するって本当ですか!」

「ええ。洛陽の民が董卓の暴政で苦しんでるらしいからね…」

「雪蓮よ…その情報本当か?」

「ええ…」

「わかった…それで独立はどうする」

「それはこの連合と平行して動くわ」

「それでどう人を振り分けるの」

「反董卓連合には蓮華,シャオ,冥琳,穏,思春,一刀,登…独立の方は私,祭,明命でどうかしら」

「わかった…それじゃあ袁紹の所に参加すると使者を出すわ。正宗!」

「わかった…行って来るよ」

「すまんな…」

 

玉座の間から出た蓮華は荒れていた。

 

「なんなのよ!!董卓が暴政しているなんて聞いたことないわよ!」

「蓮華様…落ち着いてください……きっと北郷がなにかつかんでくると思います」

「そうね…」

 

一刀は花蓮を連れて袁紹が拠点を置いている南皮に向かった。

 

「ここが南皮か…」

「にきやかだね~ぱぱ~」

 

やはり南皮は賑やかにさかえていた。

しかし雀荘やパチンコ店が多いのは気になった。

 

「そうだね…街観光もしたいけどとりあえず袁紹に会って来るか…行くぞ花蓮」

「うん♪」

 

最近花蓮と遊んでやれなかったので花蓮は終始嬉しそうだった。

城に向かう為歩いているとある人が呼びとめた。

 

「あれ~アニキと花蓮じゃねえか!お~い!!」

 

雀荘から出てきた文醜と思われる者が声をかけてきた。

 

「もしかして猪々子か?」

「アタイ以外に誰だと思ったんだよ~」

 

猪々子とわかった途端花蓮は抱きついた。

 

「い~しぇおねえちゃん♪」

「アニキ達もこの世界に飛ばされて来たのか?」

「ああ…ってことはもしかして」

「そ…アタイ達も飛ばされたんだ」

 

どうして自分たちの事を知っていたのかわかってほっとした一刀。

 

「そっか…それで麗羽は?」

「城にいるよ帰るとこだし一緒にくるか?」

「ああ…たのむよ」

「OK~じゃあ花蓮いくぞ~」

「うん♪」

 

花蓮と手を繋いで城に向かう猪々子とその後を追う一刀。

玉座に間に案内された親子…しばらくすると城主である袁紹である麗羽が現れた。

 

「あ…一刀さんに花蓮ちゃんじゃないですか~」

「久しぶりだな麗羽」

「れ~はおね~ちゃんこんにちわ♪」

「こんにちわ。相変わらず礼儀正しいわね~それで今日は何用で」

「そうだった…今日は孫策の使者として反董卓連合参加することを伝えに来た」

「そうですか…」

 

一刀は本来の目的である反董卓連合参加を伝えた。

しかし個人的に気になっていた事があった。

 

「ところで麗羽ちょっといいか」

「なんですの?」

「この世界の董卓って……あの月……なのか…」

「……そう…ですわ」

 

それを聞いた一刀はあり得ないと思った。

あの外史で献身的なメイドとして一刀を支えてくれて、現代では一人になることが多くなった麗羽を支える為専属の世話役になった。

その為、今では『袁月』副総裁として総裁である麗羽を公私にわたりサポートしていた。

そう思うと次第に怒りがまし麗羽に当たった。

 

「じゃあ何でこの連合を立ち上げたんだ!月がどんな子か知っているだろ!」

 

一刀の言葉を聞いた麗羽は下を向いた。

そして涙を流しながら声をだした。

 

「…………ええ…私も本当は………盟主として参加したくなかったですわ…でも」

「でも?」

「美羽…袁術が袁家の誇りにかけて倒すって息巻いて……仕方なく…」

「そっか…ごめん」

「いえ…私にも否はありますし…そういえば華琳さんもこの連合に参加しますわよ」

「本当か!」

「ええ……あの人にも立場がありますから…華琳さんや愛紗さんたちもこの世界に飛ばされたらしいですし」

「どう言う事だ」

「華琳さんが言ってましたわ…この連合に参加するって言いに来た時です。愛紗さん達とは黄巾の乱で一緒になったらしくてその時に聞いたらしいですわ…」

「そっか…ありがとう…」

(あいつと再会するのか………年月がたっても辛いな)

 

麗羽からみんながこの世界に飛ばされたと聞いた一刀は嬉しく思ったが同時に少しつらかった。

その事を知ってか知らずか麗羽は今後の予定を聞いた。

 

「いえいえ…それで一刀さん今日これからどうするのです」

「今日、明日と南皮に泊って2日後に帰る予定だ」

「そしたら明日は私たち3人で南皮を案内させて頂けませんか?花蓮ちゃんとも遊びたいですし」

「俺はいいけど…花蓮、麗羽お姉ちゃんたちと遊ぶか?」

「うん♪」

 

翌日5人で遊びまわった。

2日後南皮を後にし戦の準備をする為親子は南陽に戻っていった。

帰った後蓮華にはすごく怒られた。

 

つづく

(今回はおまけはお休みです…ごめんなさい)


 
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