No.175324

花蓮✝無双 5時間目 (援軍)

花蓮第5章です…
出張終わりで投稿しました。

は~うまく書けたかな…?
不安です…。

続きを表示

2010-09-29 01:07:12 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:4882   閲覧ユーザー数:4131

蓮華たちと合流した翌日…北郷一家は寝不足だった。

 

「眠い…」

「そうね……一じゃなかった正宗」

「すぴ~」

 

朝、思春は一刀たちの様子がおかしいのに気付いて聞いてみた。

夜通し頑張ったこの夫婦…。

本当の事を言う訳にはいかず今後の方針をどうするかと言って強引に押し通した。

思春はとりあえずそれで納得した。

しかし穏は蓮華と一刀の態度で何をしたのか気が付いていた。

花蓮については穏が思春の寝言で寝れなかったと一刀たちに説明していた。

思春はその説明中半分悔しそうだった。

 

「賞金王決定戦…勝てたのに……夢だったとは………はぁ~~~」

 

それを聞いた一刀夫婦と穏は苦笑いするしかなかった。

という事で今花蓮は一刀と一緒に乗った馬の上で眠っている。

 

「この寝顔を見ていると癒されるな…」

「そうね…」

 

花蓮の寝顔を堪能している夫婦だった。

しかし寝言を聞いてぞっとした。

 

「…すぴ~…じゃまなの~……ここで…すぴ~……まくりざすの~……すぴ~……」

「「…」」

「!!」

 

寝言を聞いた夫婦は思春を睨みつけた。

睨まれた思春は何も言えずうつむいてしまった。

 

(今度から思春とは一緒に寝かせられないね…)

(そうだな…花蓮に悪影響を及ぼしかねん)

 

蓮華と一刀は目で会話した。

もし思春に聞こえたら気を悪くすると思ったからだった…。

そして昼前になってようやく花蓮は起きた。

 

「みゅう~…」

「花蓮…おはよ(なでなで)」

「ぱ…ぱ……みゅう~」

「花蓮…おきなさい」

「みゅう~……まま…おき…る~…」

「さてと…天の御遣いも起きた事だしお昼にしましょう」

 

蓮華の号令で昼食を取る事になった。

北郷一家,思春,穏はみんなと少し離れた所で昼食を取った。

 

「花蓮…あ~ん」

「あ~ん………おいし~♪」

「一刀…私には~」

「え…やるの…」

 

一刀は胡坐をかきその上に蓮華が座りその上に花蓮が座っていた。

 

「あらあら~蓮華様ったら大胆ですね~」

「蓮華様…孫家の姫君なのですから少しは自重して下さい」

「いや……か~ず~と~」

 

一ヶ月逢えなかったせいかすごく甘えたさんになっていた。

思春,穏が注意しても一向に聞かなかったせいか二人ともあきらめてしまった。

 

「は~……甘えたなさんな奥さんだな………はい…あ~ん」

「あ~ん……うん…おいしい♪」

 

一刀はやれやれと思いながら蓮華に食べさせた。

蓮華も嬉しそうにそれを食べた。

昼食も済んで少しのんびりしようと思った時伝令より報告があった。

 

「孫権様ご報告が…って」

「き…気にするな!仕方なくしているだけだ…ホントだぞ!!……それより報告って」

 

蓮華はすぐ立ち上がろうと思ったが花蓮が寝ていたのでその状態で報告を聞いた。

 

「は…はあ……黄忠,黄叙と名乗る者が面会したいと申していますが…」

「わかったわ…ここに呼んできなさい」

 

 

「御目通り有難うございます孫権様…って言うより蓮華ちゃん」

「やっぱり紫苑お姉さんでしたか…それに璃々ちゃん……も?」

 

やはりと言った方がよいのだろう。

黄忠,黄叙は紫苑と璃々だった。

蓮華は紫苑から家事を教えてもらい今では本当の姉以上に慕っている。

しかし少し違和感を感じた。

おかしくないといえばおかしくないのだがおかしかった。

確かに北郷一家の話の聞く体勢も昼食と同じ格好なのでおかしいのだが…。

 

「お久しぶりです蓮華さん…それとお父様」

「本当に璃々ちゃんなのか?」

「ええ…お父様に中学祝いで頂いた刀“雪月花”もありますよ」

 

紫苑は若返っていたのに璃々は現代のままだったのだ。

璃々もきっとそう言われるだろうとわかっていたのだろう。

一刀に刀を見せた。

 

「確かに…俺が送った刀だ…じゃあ本当に…」

 

その刀は確かに一刀が作ったものだった。

そして改めて璃々を見た。

着ている服はスリットが深く胸元が開いているチャイナドレスだった。

それを着ている璃々は母親譲りの胸と高校生の健康的な生足を披露した。

その姿見とれていると胡坐の上から声がした。

 

「こら一刀!貴方の妻はだ~れ?」

 

蓮華は一刀が璃々に見とれているのに気付き太ももをつねった。

 

「い…痛い…」

「だ~れ?」

「…蓮華……です…」

「よろしい♪」

 

一刀の答えに満足した蓮華はつねるのをやめた。

どこにいても二人は互いの事を愛し合っている…。

そんな光景を暖かい眼差しで見守る紫苑。

 

「ふふふ…相変わらずですねご主人様」

「紫苑…それより俺は紫苑のご主人さまじゃないぞ」

「い~えどうであろうとご主人様はご主人様です…」

 

無駄だと思いながら一刀は紫苑に対して注意した。

旧北郷軍は現代に行ってからもご主人様と呼び続けた。

流石に今は公の時は名前で言ってくれるようになったが…。

一刀はあることを思い出した。

 

「やっぱりか………ところでどうしたのこんなところで?」

「ええ…私のところにも朝廷から檄文が届きまして、璃々と部隊を率いていたのです」

「それでお父様の旗と孫家の牙門旗が見えましたので共に闘いたいと思いまして」

「そう…わかったわ、みんないいわよね」

「ああ…」

「ええ…」

「はい~」

 

紫苑たちの提案に皆賛成した。

璃々は一刀の腰にある物を見ながら聞いた。

 

「ところでお父様…こちらで扱う剣には慣れましたか?」

「…いや」

 

一刀の扱っている剣は日本刀とは違い重心や重さが違っていた。

前の外史で足捌きなどでそれをカバーしていたが現代に戻り又日本刀を扱うようになって前に使っていた感覚がなくなってしまった。

その為、一刀は実践では剣をほとんど使っていないのだった。

 

「だと思いました…なのでこの“雪月花”をお返ししたいのです…いいですよね」

「でも…それは璃々ちゃんの…第一璃々の武器はどうするの?」

「それについては大丈夫です。璃々には大薙刀がありますから」

 

そういうと璃々は自分の大薙刀を見せた。

璃々は紫苑から小さいころから教えてもらっていた。

また中学,高校と部活で薙刀の大会で優勝した程の実力を持っていた。

 

「なのでお父様…“雪月花”を」

「ありがとう…璃々」

 

そういうと璃々から太刀『雪月花』を受け取った。

話がまとまると昼休憩を終え再び平原に向けて出発した。

 

「ふう…」

 

冥琳は一刀たちが黄巾党鎮圧の為出て行った穴を埋めていた。

しかし、さすが孫呉を代表する軍師といったところか…。

二人がいる時と同じくらいの仕事量を一人でこなしていた。

そして今日の仕事が終わって自室にいた。

 

「もし……あの世界と同じような動きになったら………」

 

そう思いある人物に手紙をあてた…。

 

つづく

 

おまけ

きょうはままがふえたの

おきたらしおんままとおねえちゃんがいたの

しおんままはゆみをもってたの~

ぱぱとままがけんかしたときにくるときといっしょなの~

ぱぱとままけんかしたのかな?

おねえちゃんはなぎなたなの

がっこうないのにどうしてなの?

ぱぱはぱぱのつくったかたなをもってるの~

かれんとおそろい~♪

でもねむたいの~

いつもままはおこすけどきょうはなにもいわないの

だからおやすみなの~


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
47
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択