No.160328

友情戦隊リトルバスターズ!

月野渡さん

もしリトルバスターズ! が戦隊ものだったら……? というお話

2010-07-24 18:49:34 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1583   閲覧ユーザー数:1558

 友情戦隊リトルバスターズ、それは悪と戦い続ける

正義のヒーローである。

「佳奈多司令、駅前で悪の組織によるテロが発生、出

撃要請が出ています」

「わかったわ――リトルバスターズ、出撃よ!」

 司令の号令にリトルバスターズの面々が集結する。

「みんな、準備はいいか?」

 正義感あふれるリーダー、リトルバスターズレッド

恭介。

「うむ、大丈夫だ」

 クールな剣豪、リトルバスターズブルー謙吾。

「任せとけって!」

 頼れる筋肉、リトルバスターズイエロー真人。

「りょーかいした」

 気高き子猫、リトルバスターズホワイト鈴。

「いやいや、ちょっと待ってくれないかな?」

 メンバーの紅一点、リトルバスターズピンク理樹。

「どうした理樹? こうしている間にも罪もなき市民が困っているんだぜ」

「うん、そうかもしれないけど僕も今すごく困っているよ」

「なにがあった?」

「どうして僕がピンクなの!? 僕は男だしそもそもなんで女の子の鈴を差し置いて紅一点

呼ばわりされてるの!?」

 ついでに言えば他のメンバーと違いピンクだけはミニスカを着用しているのになぜか

違和感がない。

「どれも等しくミッションさ」

「いやいや、ぜんぜんごまかせてないからね恭介」

 さわやかにごまかしつつも鼻血の止まらない恭介。

「わりぃ、あまりにも自然で気づかなかったぜ」

「気づいてよ! 僕らルームメイトじゃない!」

 普通に流していた真人。

「むぅ……」

「謙吾!? どうしてそこで目をそむけるの!?]

 真人と同じく気づいていなかったことにバツが悪くなり思わず目をそむける謙吾。

「だいじょーぶだ理樹、似合っているぞ」

「ぜんぜん嬉しくないよ、鈴……」

 そしてド天然の鈴。

「さあ、リトルバスターズ出撃よ!」

「「「「了解!」」」」

「いやいや、待ってよ! 話はまだ終わってな……」

「わがまま言うな理樹、さっさといくぞ」

「いやぁあ! せめてズボンを――」

 この世に悪がある限り平和のために彼らは戦い続ける、がんばれ! 僕らのリトルバス

ターズ! 負けるなリトルバスターズ!

 

 


 
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