No.154193

カレンと不思議な井戸

見つけた不思議な場所、そこは選ばれし者が通る場所であり、その場所を通る事のできる者が現れると必ず何らかの危険が迫る。
選ばれしカレンにまちうける危険とはいったい・・・・・

2010-06-29 19:28:31 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:490   閲覧ユーザー数:483

[ここだよ]

 

[ん?なにもないよ?]

 

[え、ほらここに穴があるじゃん。]

 

カレンが穴の中に手を入た瞬間・・・

 

[え!?カレン手が木の中に・・・

 

えぇぇ!?]

 

お母さんから見るとカレンの手は

 

木の中に吸い込まれていくように見えたのだった。

 

[あれ、あれ、どうして???]

 

お母さんがいくらカレンの手を

 

入れた同じ所に手をいれてもそれは、

 

ただ木を触っているのと変わらなかった。

 

カレンが中に入りお母さんの手を

 

いくらひっぱっても無理だった。

 

[カレン、あんたすごいね!

 

ただの伝説と思ってたけど

 

本当にこんなことがありえるなんて・・・・]

 

[じゃ、そろそろ朝ご飯できると思う

 

から帰ろっか、カレン]

 

[うん!]

 

朝ご飯を食べていると、ふとテレビに耳が言った。

 

それは天皇がしゃべっていて、

 

どのチャンネルにしても全て同じであった。

 

[もう一度繰り返します。

 

我々は只今回避困難な危機に直面しました。

 

今もずっとこの地球に小惑星が

 

計り知れない早さで軌道を変えず

 

地球に迫っているそうです。

 

大気圏突入まで後6ヶ月

 

と予想が出ています。

 

もう一度繰り返します・・・・・]

 

[え?嘘でしょ?どうして]

 

[こりゃーやっぱりそうじゃったか]

 

[なにが?]

 

[なにか悪い事が起きると、

 

こうやって山が人を選ぶんじゃ、

 

その選ばれし者はその異世界から

 

この事態を回避出来るものを持って

 

こなくてはならんのじゃよ]

 

[・・・・私に地球が・・・・]

 

カレンは焦るばかりだった。

 

[やだよ、やだよ、

 

私にそんなの出来っこないよ]

 

[・・・カレンはあんたは選ばれたんじゃ、

 

あんたが行かんでどうするんじゃ]


 
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