No.151966

恋姫†学園 ver1.00 第三部~他?~

パサパケさん

ページわけ機能がわからずにずっと一気に投稿してたけどページ読み返してみたら自分自身読みにくかったと後悔ww
次回からページわけためしてみよう。

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2010-06-20 16:54:49 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1856   閲覧ユーザー数:1617

恋姫†学園 ver1.00 ~他?~

 

 その日の学校は純情な乙女(一部邪悪?な乙女)達の思いの数々がところどころで渦巻く中で乙女ではない者の思いも渦巻いていた……

 

 まぁ所変わってここは聖フランチェスカ学園の食堂

 席に座りながら注文の品が届くのを待っている少年が二人

「ちっ!何で俺までこんな所に通わなきゃいけないんだ」

 不機嫌そうにしている少年の名前は左慈

「まぁまぁ、そう怒らずに。私は結構楽しんでいる方ですよあなたも一緒にいれますしね」

 一方こちらのゲイ発言とも取れる発言をしている少年の名前は于吉

「それが嫌なんだよ!」

 于吉の発言で左慈は更に不機嫌になってしまった

「そんなに怒らなくても、楽しみましょうこの生活を。良いじゃないですか生まれては消えていく世界をただ監視するだけの生活より何倍も楽しいではないですか」

「楽しむたって何を楽しめば良いんだ…」

「好きに楽しめば良いのですよ。勉学に勤しむなり、勉強する時は私に話して下さい丁寧に教えて差し上げますよ。外に遊びに行くなり、遊びに行く時も私に話して下さい予定を空けておきますので。部活動するなり、部活に入る時も私に教えて下さい私もその部活に入るので。彼女を作るな…、彼女は作らないように」

 どうやら于吉は左慈と行動を全て共にするようだ

「おい、何で彼女を作るのだけは駄目なんだよ!」

 至極もっとも

「そう決まっているからです」

 そんな左慈の質問も于吉の前では意味がないらしい

「誰がそう決めたんだよ!」

「私がそう決めました」

 もはや発言のレベルがガキ大将レベルである

「何でお前にそんなことを決める権利がある……」

「それは私が……」

 そんな永久ループを二人は繰り返していた

 

「ご注文の品をお持ちしました」

 そんな二人の口論は注文の品が運ばれてくるまで続いていた

「チッ、やっとできたのか」

 左慈は落ち着くために水を飲もうとしたが

「遅れてすいませんでした。こちらがお客様がご注文になった『愛のトロピカルジュース』です」

「ブッッ!」

 定員が運んできた品名に思わず飲んでいた水をふいてしまった

「これはこれは、噂に聞いていたのよりおいしそうですね」

 于吉は動じていなかった

「おい于吉!どういうことだ!」

「どういうことも何も私がそれを頼んだのですよ」

「だから何でこんなもの頼んでるんだよ!」

「飲みたかったから」

 なんとも単純明快な答えが返ってきたものだ

「なっ」

 左慈もこれ以上何も言い返せそうにない

「あの~」

「ほらほら、定員さんも困っているようですし我慢しなさい」

「チッ」

 于吉になだめられて左慈も少し落ち着いた

「では『愛のトロピカルジュース』をどうぞ」

 コト…

「おい……」

 目の前に置かれた『愛のトロピカルジュース』を見て左慈は固まってしまった

 トロピカルジュースは大きなグラスにたっぷりのジュース、ジュースの中には一口サイズに着られたメロンやパイナップルなどの新鮮な果物が入っている。一つだけおかしな点を上げるとしたら注文したのが二人なのにジュースが一つだけということだろう。

「さ飲みましょう」

 そういって于吉はハートの形をしたストローを取り出した

「な……」

 左慈はあまりのことに固まってしまった

「どうしました?飲まないんですか?」

「そうですよ早く飲んでくださいおいしいですよ」

「おい、何でカメラを構えてるんだよ!」

「何って、撮るため」

 定員からも単純明快な答えが返ってきた

「……」

 反応がない、どうやら左慈の思考回路が停止してしまったらしい

「これは当店自慢の裏メニューなんですよ。これを一緒に飲んだカップルは幸せになれるって学園のカップルたちの間ではとても人気なんですよ。写真はカップルの記念として撮らせていただいています」

「さ早く飲みましょう」

「……」

 左慈の思考回路はまだ動いていないらしい

「それで何であなたはここにいるのですか?」

「?そんなのおもしろそうだったからに決まっているじゃないですか」

「それだけのために来たとは思えないのですがね」

「……」

 左慈の思考回路はまだ動いていないらしい

「まぁ難しい話は抜きにして、一年誰にも動かないように言ったのですが何も起こらなかったので今度は好きに動いてもらおうと」

「ほ~、それは私も好きに動いて良いということですかね」

于吉はうれしそうだ

「……」

 左慈の思考回路は(ry

「まぁある程度は好きに動いてもらって構わないのですが、あまり派手に動かれても困るので今まで通りの生活をしてください」

「まぁ私も今の生活には満足しているので今のところはおとなしくしていましょう」

「左慈のほうは…」

「……」

 左慈の(ry

「まぁ于吉に返事がもらえれば左慈の方も大丈夫か……」

「で話はそれだけですか?」

「まぁ他にもいろいろ話はありますが今のところはおとなしくしていただけるということだけでよしとしましょう……そうだ後一つだけ用事がありましたね」

「なんですか?」

 男はカメラを構えて

「記念写真一枚どうですか?」

「フッ、そうですね一枚お願いしますよ」

「……」

 左(ry

 于吉は反応のない左慈の口に強引にストローを入れた

「ハイ、チーズ」

 パシャ

 記念写真は満面の笑みを浮かべた于吉と、思考回路が停止して焦点の合わない目をしている左慈の二人がハートのストローを加えて一つのジュースを飲んでいる奇妙な記念写真になった

 美少年二人のカップル?に周りの女性たちは携帯を片手に記念写真を撮っていた(その後学園の生徒のブログなどでは『二人の美少年の性別を超えた愛』として写真がアップされていたらしい)

 

 

 

 

 

 

 


 
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