No.151719

真・恋姫†無双【黄巾編】 董卓√ ~風と歩み~ 第三話 ~出会いは月の下で~

GILLさん

GILLと名乗る作者です
ようやく投稿です! お待たせしました!
拙い文ですが、見てやってください。

タイトルを微修正。

続きを表示

2010-06-19 18:44:12 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:6766   閲覧ユーザー数:5258

 はじめに

 

 GILL(ギル)と名乗る作者です。

 

 この作品は、真・恋姫†無双のみプレイした自分が

 

 『俺は、風が大好きなんだ!!』

 

 と、いう感じでタイトル通り【~IF~】『もし、風達と一刀が同行したら・・・』

 

 という妄想がタップリの作品です。

 

 でも、作者は風以外に目が入っていないので、もしかしたらキャラが変わっている可能性も出てきます。

 

 そして、オリジナルのキャラクターも出すかもしれません。

 

 ですから、『あ、そういう系のSSマジ勘弁』という方はお控えください。

 

 それでも、『別に良いよ』という方は是非とも読んでやってください。

 

 それでは、ご覧ください!

 此処は・・・とある森の中。

 

 私こと北郷一刀と、俺の嫁(未定)美少女 風が歩いていましたとさ。

 

 さて・・・、とりあえず・・・。

 

 「此処・・・何処だと思う? 風」

 「ここで風に振ってきますか? お兄さん」

 

 そう、俺達は俗に言う・・・「迷子の迷子の子猫さん」と、いうやつだ。

 

 でも、肝心な「犬のお回りさん」どころか、交番すら見えない。

 

 あ、そういや・・・この時代に交番なんて無かったな・・・まぁいいや。

 

 「・・・・まずったな」

 「・・・・風としては、お兄さんと二人きりなので問題ないのですよ~」

 「食料と水はどうする・・・。 寝る場所は・・・」

 「愛があれば何でも出来る! ・・・テヘッ♪ なのです」

 「・・・・・(ギュッ!)」

 「お兄さん? 欲情しちゃいましたか?」

 「・・・・萌えた」

 

 やべぇよ・・・。 いや、萌えるだろ!? 抱き締めたくなるよね!?

 こんな愛くるしい姿で・・・反則だぁぁっ!!

 

 「それよりもお兄さん。 早く森を抜け出すのでは?」

 「おっと・・・。 早くも薔薇色の世界に干渉するトコロダッタ」

 「早くも人格が崩れてきていますね、お兄さん」

 

 うん、只でさえ・・・こんな可愛い子と二人旅なんて・・・。

 凡人高校生では決して味わえないだろう。

 

 ん? 俺? 俺は幸運高校生だから良いんだよ!

 

 「さて・・・と、取りあえず進もう」

 「了解なのです」

 

 うん、千里の道も一歩から、とか。 旅の一歩は女の子から、とか。

 よく言うよね? ・・・ねぇ?

 

 取りあえず、人類は進化の過程で『二足歩行』なる大いなる進化を遂げた訳ですから、まずは・・・歩いてみようか。

 

 でも、今思えば・・・。 科学って凄いよね、流石は近代文明。

 さて・・・と、歩いてはや幾何刻。

 陽は傾いて、時は夕暮れ。  夕暮れワッ☆ショ☆イ!!

 ・・・・・・そろそろ、足がパンパンだな。

 

 「そろそろ疲れたし・・・休もうか? 風」

 「・・・・(ウトウト)・・・・」

 

 もう・・・ね。 目をゴシゴシしながらウトウトするなんて・・・可愛いなぁ!!

 

 でも・・・少し、無理をさせちゃったかな。

 

 「ごめんね、風」

 「・・・言ったはずですよ? 風は・・・お兄さんと・・・一緒に・・・Zzz」

 

 フラっと倒れる風を受け止めた一刀。

 

 風の寝顔は、何処か心地好くて・・・まるで、自分も寝ているような感覚を味わう。

 

 「・・・お休み、風」

 

 そう呟く一刀。 風は うぅ、と呟く。 ・・・この時、一刀は風の額に口付けたのは・・・内緒である。

 

 

 

 ――――――――――――――パチパチと燃え上がる火

 

 パチンッ、と炭にひびが入るのを合図に、風は起きた。

 

 「・・・あ、れ? お兄、さ・・・ん?」

 「おはよう♪ 風。 よく眠れた?」

 

 ニッコリと微笑む一刀。 風の頬が少し、紅く染まっている。

 それは・・・火の色だろうか・・・それとも。

 

 「此処は・・・?」

 「森の中。 丁度良い場所に岩があったから、少し削った」

 

 そう、此処は・・・一刀直作「岩式かまくら」である。

 作り方? 岩(高さと幅、共に5mが適度)に穴を開けるだけ♪

 とっても簡単! さぁ、貴方も岩を見つけたら・・・チャレンジ♪

 

 「ごめんなさい。 風が寝てしまったばっかりに・・・」

 

 シュンとする風。 風・・・君は悪くない。

 悪くないから、俺を萌え死に追いやらないで! 素で危ないから!!

 

 「気にしない、気にしない。 俺だって責任はあるからさ」

 「・・・はい」

 

 風が一刀の肩に頭を乗せる。

 一刀が風の頭を撫でる。

 

 え?・・・。 何故こんなイチャラヴだって?

 

 それは・・・・・・・嫁補正だからだよww

 

 その辺は、大人ノ事情ッテヤツデスヨ。 Do you understand?

 

 ガサガサッ!

 

 「「!?」」

 

 不意に葉の揺れる音がした。 自然現象ではありえない程の大きさだった。

 そう、人為的に起きた葉の揺れに、二人は気配を咄嗟に隠した。

 「だ、騙したのですね・・・」

 

 後ずさりする少女。 その目には、恐怖と困惑が混じっている。

 

 「フフフ。 親から学ばなかったのかい? 知らない人には付いていくなって」

 

 無駄にニタニタと笑う中年。 表情は暗い。

 

 「私は・・・お金なんて持っていません」

 「関係ないよ。 初めから期待してないから。 ・・・でも」

 「・・・でも?」

 

 震える声で問い出す。 答えなど知っている。 そのくせ、違う答えを求めている。

 

 「・・・・体には、期待しているよ。 フフフ」

 「ヒッ!!」

 

 更に後ずさる少女。 しかし、背中に木が当たってこれ以上は後ろに行けない。

 

 少女の目の端には涙が溜まっている。

 

 「恐がらなくていいよ。 ・・・気持ち良くしてあげるからさ」

 「これ以上は・・・・来・・・ないで」

 

 少女が、もう駄目だ、と諦めていた。

 

 『―――――――――オイ、このクソジジイ』

 

 不意に、そんな声が前から聞こえた。

 

 「あ? なんd――――――――」

 「そんな大人!! 修正してやるぁぁぁーーーーっ!!」

 

 『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!』

 

 見事に決まった左ストレート。 本気の左はやっぱり強いヨ!!

 

 中年は約4、5mに吹っ飛んだ!

 

 「・・・咎人に掛ける慈悲無し! ・・・大丈夫かい? 君」

 「え、あ・・・はい」

 

 何があったか理解できていない少女。

 

 「おやおや、やっぱり我慢できませんでしたか? お兄さん」

 

 茂みの中から、風が出てきた。

 

 「あぁ、風。 殴ったら、スカッ!っとしたよ」

 「・・・あの中年さんの首があらぬ方向へ曲がっていますよ?」

 「大丈夫だよ。 後、1800年くらい経ったら治るって」

 

 うん、近代文明の医療と科学って凄く便利だからね。

 接骨院に行けば治るんじゃないかな? ・・・・死んでるけど。

 

 「それ以前に、あの中年が土に還る事はお考えで?」

 「・・・・それよりも。 君、立てる?」

 

 (見事に流されてしまったのです。 それよりも・・・風より彼女が心配ですか~?)

 

 俗に言う『嫉妬』です。

 流石、『種馬のお兄さん』 彼の『器』は満たされるのだろうか・・・。

 

 

 ―――――――――――――状況を理解したのか、少女は落ち着いていた。

 「助けて頂いて、ありがとうございます」

 

 深深く頭を下げる少女。

 

 「いやいや、人間として当然の事をしたまでだよ」

 

 本当は、中年ジジイの顔と声と存在が鬱陶しくて殴っただけだけどね・・・。

 その辺は・・・内緒だよ? 俺、中年はクールで渋い人以外は駄目なんだ・・・。

 

 「それよりも、俺の名前は 北郷 字なんて無いから。 君は?」

 「あ、はい。 私の名前は・・・と、と、、、豚々(とんとん)です!」

 

 「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」

 

 え? え? 何? 何事? この空気何?

 と・・・豚々? なんじゃそりゃ・・・。

 ネーミングセンスが・・・。 え、何? 突っ込み待ち?

 それとも・・・素の天然か!? 末恐ろしい子だ・・・。

 

 (お兄さん、お兄さん!)

 

 風が耳打ちをしてくる。

 

 (え? 何、風)

 (ここは・・・突っ込む衝動を押し殺してください。 素直に騙されておきましょう)

 (・・・・解った)

 

 うん。 こんな、か弱い少女が知恵を振り絞って編み出した偽名だもんね。

 しかも、恥ずかしいのを堪えてるよ! この子!

 騙されておこう。

 

 「よ、よろしく。 豚々」

 「あ・・・はい!」

 

 あ~あ、凄く喜んでいるよこの子。 物凄い罪悪感、感じちゃうジャマイカ。

 

 「・・・それよりも、どうしてこんな所に居たのですか~? 豚々ちゃん」

 「実は・・・邑に行く近道を・・・先ほどの人に聞いたのですが」

 「成る程、教えてあげるから付いてきて、と言われたわけだ」

 「・・・はい」

 

 うん、純粋さ故の過ちってやつですね。 ワカリマス。

 

 「・・・取りあえず、俺達と一緒に行動しよう。 もう今日は遅いし」

 「良いのですか?」

 「気にしないでください~。 お兄さんが豚々ちゃんを『間違っても』襲いませんし」

 

 おい、風。 俺がそんな外道に見えるの?

 第一印象を悪くさせないでくれよ・・・。

 

 「それでは、お言葉に甘えさせてください・・・」

 「合点承知! 狭いのは許してくれ」

 「そんな! 文句なんて言いませんよ」

 「狭い時は、お兄さんに引っ付くので・・・欲情しないでください~」

 「・・・・(ポカッ)」

 「あぅ。 痛いのですよ、お兄さん・・・」

 「・・・クスクス」

 

 ――――――――こうして、俺達の一日は終わる―――――――

 ――――――――――――――翌日。

 

 山の中を歩いていくと、豚々が見覚えのある場所に辿り着いた。

 其処からは、彼女の案内に助けてもらいながら、やっとの思いで邑にたどり着いた。

 

 「さて・・と、ようやく到着か・・・。 疲れた」

 「北郷さん。 ありがとうございました」

 

 またもや、深く頭を下げる豚々。

 

 「良いって、良いって。 俺達も、好きでやった事だし、なぁ? 風」

 「そうですね~。 困った時はなんとやらですよ~」

 「・・・ありがとうございます!」

 

 と、いう感じで、寛いでいると・・・

 

 「・・・なんだ、あれ」

 「・・・どうやら・・・官軍か何かですね~」

 「・・・っ!」

 

 幾百の兵士の中から、一人の少女が此方に向かってきた。

 

 『月ぇぇぇぇ~~~~~~~~っ!!』

 

 そんな声が聞こえてくると・・・。

 

 「詠ちゃぁぁぁ~~~~~~んっ!!」

 

 豚々が、そう叫んで・・・向こうに走って行った・・・。

 「もう、心配したんだからね! 月!!」

 「ごめんね、詠ちゃん」

 

 詠と呼ばれた少女が、豚々(月と呼ばれた少女)を抱き締めながら、此方を睨んでくる。

 

 「ちょっと、アンタ! 月に何をしたの!?」

 「は? いや、だから・・・俺達は何も・・・」

 「お兄さん、諦めて自首してください」

 「おい、風! 誤解を生む台詞を―――「何ですって!!」―――・・・ふぅ」

 

 仕方なく、俺は詠と呼ばれた少女の方を振り返る。

 途中、風の笑った顔が見えた。 ・・・後で覚えていろよ・・・風!!

 

 「・・・言い残す事はあるかしら?」

 「・・・誤解だ。 ・・・と言ったら?」

 「・・・やりなさい」

 「「「応!」」」

 

 あ、やっぱり・・・。 死亡フラグッスか。

 

 「待って、詠ちゃん!」

 「月!? 其処どいて! ボクはソイツを処刑する義務があるの!!」

 

 お前が処刑するわけじゃなく、兵士達が処刑するんだろうが・・・。

 

 「違うの! 北郷さんは、私の恩人なの! だから、乱暴にしないで!」

 「え・・・? 今・・・恩人・・・え? 嘘?」

 「・・・理解してくれたか? この早とちり」

 「・・・・え? え?」

 

 『ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーっ!!』

 

 邑に、詠と呼ばれた叫びが響いた・・・。

 詠と呼ばれた少女の誤解も解けた。

 そして、誤解してしまった御詫びと、詳しい話を聞くために、俺達は宮に招かれた。

 

 「えっと・・・。 さっきはごめんなさい」

 「いや、解ってくれたのなら・・・それで充分だよ」

 「一件落着、ですね♪」

 

 風・・・。 お前が余計な事を言ったお陰で、危うく死にそうになったんだよ。

 

 「まぁいいや。 君、名前は? 多分、それ真名でしょ? 俺は、北郷。 字なんて無いから」

 「そうね。 我が名は 賈詡! 字は文和! 此方の董卓様に仕える軍師よ!」

 

 「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」

 

 ちょっと待てや。 今、なんと? 賈詡?董卓様? ・・・・マジか。

 

 「豚々・・・君・・・」

 「豚々? 何それ? ・・・・まさか、月」

 「ごめんなさい、北郷さん。 どうしても、正体を知られたくなくて・・・」

 

 やっぱりか・・・。 しかも、董卓ときた。

 酒池肉林の暴君董卓なんて、誰が言ったのよ? 教えてくれよ!

 全然、似てねぇじゃん!! 俺、こっちの董卓が良いよ!!

 皆もそう思うだろ? ・・・ねぇ?!

 

 「あのぉ・・・。 北郷さん」

 「・・・え、何?」

 「一つ、提案なのですが・・・。 客将になって頂けませんか?」

 「・・・・はい?」

 

 突然の爆弾発言に・・・沈黙が走る。

 

 「ちょっと! 月! 何言っているのよ!!」

 「だって詠ちゃん・・・恩人さんを処刑する所だったんでしょ?」

 「ウグッ! ・・・それは、そうだけど・・・」

 「北郷さん。 客将といっても、あくまで形だけです。 単に、宿の代わりとしてこの宮を使って頂けませんか?」

 「・・・・・・・・・・」

 

 少し、難しい顔をしながら一刀は考えている。

 

 「なら、俺の要求を受けてくれないかな?」

 「はい? 何でしょうか?」

 「いやね・・・しばらく、此処で武官として雇ってくれないか?」

 

 またもや、沈黙が走る。

 

 『『『ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』』』

 「・・・駄目かな?」

 「いえ・・・駄目ではありませんが・・・。 理由を聞かせてもらえませんか?」

 「・・・俺と風は、単に旅をしている訳じゃない。 世界を知る為に旅をしているんだ」

 「・・・世界を知る為?」

 「そう。 今、この世界は荒れている。 強い奴が弱い奴を喰らう。 そんな世界だ。 だから・・・俺は、確かめたいんだ。 本当に、誰かが幸せになるには、誰かが犠牲にならなければならいのかを・・・ね」

 「・・・・・・・・・・・・・・・解りました。 良いよね? 詠ちゃん」

 「どの道、私に拒否権は無いのよね? 月」

 「・・・ありがと! 詠ちゃん!」

 

 詠に抱きつく月

 

 「ちょっと、月! 北郷が見てるじゃない! ・・・んもぅ!!」

 

 ―――――――――――こうして、一刀は董卓に雇われた。

 あとがき

 

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!

 

 ちょっと、無理矢理感がありますかな?

 文才能力無くて サーセンww

 

 コメント待っています!ww

 

 それと、少しアンケートです(マタカヨww)

 

 董卓の元に雇われた一刀ですが・・・。

 とある事情で、武に関する修行を受けます。

 

 さぁ! 誰が修行相手でしょうか!!

 

 1 呂布(チート御嬢)

 2 張遼(神速騎兵)

 3 華雄(怪力姐御)

 

 

 さぁ、誰が良いでしょうか!

 皆さん! こぞって参加ください!!

 

 ・・・・・・・・・・作者は恋が大好きですww(※風の次に)

 

 それでは、次の投稿まで

 See you again!!


 
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