No.150126

東方不敗×恋姫

かめさん

『外史』に誘われた東方不敗と北郷一刀。謎の壷の中に再現されたギアナ高地において、自らの目指す方向性を確認した北郷一刀。左慈を仲間にし、真・三国の種馬への修業が遂に始まる!そこに前回ハブられたあの人が……!皆様っ!恋姫ファイトッ!レディーッ!GOーッ!

2010-06-12 22:18:09 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2537   閲覧ユーザー数:2376

東方不敗×恋姫

 

第四話「掴め一刀! 明鏡止水の境地! 壷中天の修業!(弐)」

 

 

左慈達を説得し仲間にする事に成功した北郷一刀。

 

遂に修業が始まる。

 

 

 

 

 

初日

 

東方不敗「まずは、一刀よ。お前の体力を増やす事から始めるとする。」

 

「はいっ!師匠っ!」

 

東方不敗「のう于吉殿。傷等に良く効く薬等は手持ちはどれくらいお持ちかな。」

 

于吉「私の方も敬語は無しでお願いしますねぇー。なにせあの左慈が認めた程の人ですからねぇ。それと膏薬類なら約5年分くらい、呪符ならいくらでも作れますよぅ。」

 

東方不敗「うむ。ならば一刀よ!しばらくは、体を限界までイジメ抜いて夜眠る前に一気に回復させる方向で修業を行うとする!良いなっ!」

 

「はいっ!師匠っ!」

 

東方不敗「ならば早速始めるとするかっ!左慈、すまぬが一刀を死なない程度に痛め付けて貰う…。良いなっ!」

 

左慈「判った。そういう事なら任せて貰おう!」

 

「え゛っ!ち・ちょっと待ってまだ心の準備が…っ!って速い!い・いぃやぁあああ〜っ!−ーー−−−−−−−アッ。」

 

その夜はご飯も喉を通らずそのままダウンさせられました。

 

 

 

 

 

二日目

 

東方不敗「今日は、マラソンをする。于吉っ!」

 

于吉「はいはぁ〜い!此処に出しますのは一枚の紙!これを北郷さん出来るだけ小さくちぎってくださぁ〜い!」

 

「あ・ああっ。」(^-^;

 

俺はB4版位の紙を百位の小さい紙片に小さくちぎった……。

 

……………………そして……………?

「どわぁああああ〜っ!」

 

………白装束の集団に追いかけられてます……。

 

「北郷一刀に死を。」

「天の御使いに死を。」

「北郷一刀に死を。」

「天の御使いに死を。」

「北郷一刀に死を。」

「天の御使いに死を。」

「北郷一刀に死を。」

「天の御使いに死を。」

「北郷一刀に死を。」

「天の御使いに死を。」

 

「北郷さん頑張ってくださいよぅ。あ・大丈夫ですよぅ。捕まえたら半殺しにするようにしているだけですから安心して逃げ回ってくださいよぅ。」(^O^)/

 

「全然大丈夫じゃねぇ〜っ!于吉〜っ!後で覚えてろ〜っ!」

 

于吉「ふっ、過去は振り返らない事にしているのですよぅ〜っ。」\^o^/

 

………その夜のご飯はなんとか食べました。

 

 

 

 

 

三日目

 

東方不敗「今日の所は左慈に少し揉んでもらって来い。その間に住む所を今日中に完成させておく。」

 

左慈「行くぞ!北郷っ!」

 

「くっ!来いっ!左慈っ!」

−−−−−打打打打打打打打打打打

 

俺は、ひたすら左慈の機関銃のような拳と蹴りを避ける事に集中した。というより避けるだけで精一杯だってーの。

 

左慈「相変わらず避けるのは上手いな!」

 

「…?…相変わらず!?」

 

左慈「少しずつスピードを上げるからその積もりでいろ!」

 

「ああっ!…?…って左慈っ!後ろ後ろ!」

 

???「貴女も少し疲れたで在ろう。後は拙者に任せるでござる。」

 

−−−−−斬

 

左慈「なっ!貴様は!?ぐうっ!」

 

バタリ

 

???「……ふっ……。また詰まらぬモノを斬ってしまった…。」

 

「か・管輅さん!?…何故!何故!左慈を斬ったんですか!?」

 

管輅「ふっ、知れた事。今の拙者は目に写る全ての生き物を全て斬る。さぁ北郷一刀よ。覚悟するが良い!」

 

「なっ!?」

 

−−−−−斬斬斬斬斬斬斬斬斬

 

「う・うわぁ〜っ!」

 

なんなんだ?アレは?なっなんで竹刀であんな斬撃が出せるんだ?そして、なんで俺はあの太刀筋を知っているんだ?

 

管輅「さぁどうする。北郷一刀!このまま何も掴めないまま不様に死ぬ積もりでござるか?なら、それも一興一思いに黄泉路に送ってやるでござる!」

 

……死ぬ?死ぬのか俺は。こんな所でみんなに逢う事も出来ないままこんな所で殺されるのか…。

嫌だ!死にたくないっ!死んでたまるか!

……ああ、でも駄目かな。避けられない。

心が澄み渡って行く。何もかもが静かに心を通り過ぎて行く。

学校のみんな…

父さん母さん…

爺ちゃん…

この『外史』のみんな…

???(御主人様)

???(一刀っ!)

???(か〜ずと)

…………!?…………

俺は、俺はまだ死ねないっ!

 

 

 

−−−−ピチョン−−−−

 

 

なんだこの感覚は?

 

「はぁあああーっ!」

 

管輅「ま・まさか…。この状況下で目覚めたでござるか?明鏡止水の境地に!?」

 

−−−−弾

 

管輅「きゃあああ〜っ!?」

「……はぁっ…はぁっ…はぁっ……」

 

……あ・あれ…俺は、一体どうなったんだ?

 

左慈「大丈夫か?随分酷くやられたみたいだが?もう少ししたら于吉が来るからな。」

 

「……さ……じ……!?お前っ!さっき管輅さんに斬られたはずじゃ!?」

 

左慈「ああ、アレか?管輅に頼まれてな。アレは嘘だ。なんだびっくりしたか?ってぶわっ!」

 

俺は左慈の小さな身体を抱きしめていた。身体が恐怖で震えているのが自分でも判った。怖かった。あの時自分が死ぬかもしれないと思った事が、でもそれ以上に自分の仲間が殺されたかも知れなかった事が何よりも怖かった。

 

左慈「いつまで抱き着いてる積もりだ?この……変態!」

−弾−

 

「うぎゃっ!」

 

痛い!足の小指は軽く踏まれただけでかなり痛い!

 

「イッテーッ!何するんだ!左慈っ!」

 

左慈「お前こそ何を考えている!俺はこんな成りをして居るが元々男なんだぞ!」

 

「え゛っ!マジかよっ!」

 

于吉「そうですよぅ。私も左慈も元々男ですよぅ。それでも私は左慈が大好きですけどねぇ。」

 

おいおい、それってホモ?あ・でも今は女の子だから百合?

 

「あ・そう、お幸せにな。」

 

于吉「ありがとうなのですよぅ!そうです御礼に明日のマラソンは倍の数の白装束がお相手をするですよぅ!」\^o^/

 

「…勘弁してくれ……。」

 

………っとそう言えば…

 

「管輅さんは?」

 

左慈「管輅ならそこに寝てるぞ。それにしてもさっきの一撃は中々の………。」

 

左慈が後ろで何か言っていたが俺はそれに答える余裕はなかった。なぜなら、管輅さんのフードが破れてその素顔が見えていた。しかしその顔は俺の良く知っている女性のモノだったっ!その女性の名前は……!?

「不動先輩?」

 


 
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