No.143657

病姫無双 外伝 17

護衛さん

そろそろおわり~

2010-05-17 02:18:40 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:5072   閲覧ユーザー数:3998

星の手によってコロウカン陥落

星の話では、同行していた関羽が一番高く旗を掲げたらしい

星いわく「すみませぬ・・・油断しておりました・・・・」とのことらしい

一刀「あとは洛陽だけ・・・かな?」

風「そうですね~・・・おにーさん」

一刀「ああ、遅いな」

兵「蒼将軍ご帰還!・・・ですが・・・・」

一刀「何かあったのか!?」

兵「外傷激しく・・・・」

風「あ、おにーさん・・・まってなのです」

一刀「蒼・・・・蒼・・・・」

白蓮「どうした?そんな・・・うわぁ」

雛里「大丈夫ですか?「ああ」一刀様どうしたのでしょう?」

風「待ってなのです・・・あ、白蓮ちゃん、雛里ちゃん」

白蓮「風、一刀は何であんなに急いでいるんだ?」

風「蒼ちゃんに何あったようなのです・・・・」

二人『!!』

白蓮「そうか・・・・私は兵を見てくる・・・・一刀を頼んだぞ・・・・風」

風「・・・モチロンなのです・・・・では、失礼するのです」

雛里「一刀さん・・・・」

一刀「蒼!」

兵「これは北郷様・・・・蒼将軍は今は寝ておられます・・・・やっと眠ったところ・・・・お静かに・・・」

一刀「あ・・・ああぁ・・・すまない」

兵「いえいえ・・・・では、私は失礼します・・・・」

一刀「ご苦労」

兵はペコりとお辞儀をして・・・・他の天幕に歩いていった

一刀「蒼・・・・」

風「おにーさん・・・・今は蒼ちゃんのそばにいてやってください・・・・後のことは風たちが何とかするのです」

一刀「・・・・・たのむ」

風「モチロンなのですよ~」

風「ふぅ・・・・・あんなおにーさんはもう見ないと思っていたのですが・・・・甘かったようですね・・・」

稟「風・・・・一刀様は・・・・?」

風「あ、稟ちゃん。おにーさんは今は蒼ちゃんのそばに・・・・何があったか・・・・わかりますか?」

稟「私も兵から聞いた程度しか・・・「聞かせてください」わかりました・・・・ここではなんですから・・・私の天幕に・・・」

 

稟「適当に座ってください・・・・私が聞いたのは・・・・張遼との戦いの最中に何かあったと・・・」

風「何か?風たちからも曹操さんの軍が張遼さんを囲んだのは見えましたが・・・・」

稟「すみません・・・・いい情報を持っていなくて・・・・」

風「・・・先ほど蒼ちゃんの体をちらっとみましたが・・・・わき腹に青あざが・・・・」

稟「骨でも折れたのでしょうか・・・・?」

風「あの蒼ちゃんがですか?風も何とかおにーさんと仕合してるのは見てますが・・・・体は丈夫なほうですよ?」

稟「深手を負わざる得ないほど・・・張遼が強かったとしたら?」

風「んー・・・・実際張遼さんに話を聞ければ・・・「よんだか?」うぇ!?」

稟「張遼!・・・なぜあなたが!?」

張遼「まてまて・・・うちは争いにきたんやない・・・ただ、あの蒼い旗の将のことが気になってな・・・」

風「蒼ちゃんですか・・・・今は寝てるのです」

張遼「そうか・・・・」

稟「張遼・・・一体何があったのです!?」

張遼「・・・・うちがみたんわ・・・・あの子が夏侯惇に蹴り飛ばされたとこだけや」

風「蹴り飛ばされた!?」

張遼「そうや・・・うちを曹操のトコロにつれていくって言った時な・・・あの子止めたんよ・・・・夏侯惇の袖をひっぱって・・・・」

風「・・・・蒼ちゃんは・・・・その時武器は構えてましたか?」

張遼「戦いは中断してあった・・・恋、呂布が撤退したあとやからな・・・・」

稟「・・・・おおよそはわかりました・・・・けど、アソコまで痛めつけられるというのは・・・・」

張遼「関係ないかもしれんが・・・・うちが曹操んとこに行くときにちらっとみたのは・・・フードかぶった女?があの子のすぐそばにいたってことや・・・それ以上はわからん」

稟「フード?・・・・風、わかりますか?」

風「おそらく・・・・軍師の洵イクさんでしょう・・・・軍儀のときに少しみましたが・・・・それっぽい服装でしたし・・・」

『蒼将軍が目をお覚ましになったぞぉぉぉぉ!』

風「おや?・・・・直接聞いたほうが早いかもしれませんね・・・・」

稟「ええ、そうですね・・・・では、張遼さん失礼します」

張遼「うちもいきたいが・・・・またにするわ」

風「そうしてください・・・・」

 

蒼「・・・・・ご主人様?」

一刀「蒼!よかったぁぁ!」

蒼「ご主人様・・・・苦しい・・・・」

一刀「あ、ごめん・・・・でも、よかった・・・・本当に・・・」

蒼「ご主人様・・・・泣かないで・・・・蒼、どこにもいかない・・・・」

一刀「蒼・・・」

風「おにーさーん・・・・そろそろ風たちも蒼ちゃんとお話したいのですよ~」

一刀「ふっ風!?いつからそこに・・・・」

風「おにーさんが蒼ちゃんに抱きついたところからでしょうか」

一刀「・・・・たのしいか?」

風「もちろん!」

一刀「そうか・・・それじゃぁ、蒼・・・・ゆっくり休めよ」

蒼「ん・・・わかった」

風「蒼ちゃん・・・よかったですね・・・」

一刀「・・・・」

風「・・・おにーさん、よくないお知らせです」

一刀「・・・・聞こう」

風「・・・・蒼ちゃんの外傷・・・・どうやら曹操さんのところで何かあったみたいです」

一刀「曹操・・・?」

風「・・・さっき、張遼さんが来て・・・蒼ちゃんは蹴られたらしいのです」

一刀「・・・・」

風「蹴られたときにアバラを・・・・おそらく二本程度は折ってます」

一刀「・・・・・・」

風「・・・・おにーさん、おにーさんがつぶすというのなら風たちは何も言いません・・・・ですが・・・今はまだ・・・・待ってくださいませんか?」

一刀「待つ?」

風「そうです・・・・最低でも・・・・この連合が解体されるまで・・・・」

一刀「・・・・わかった・・・・」

風「ありがとうなのです・・・・」

・・・・・

風「・・・水ちゃん」

水「はい・・・風様」

風「・・・洛陽には董卓は?」

水「先ほど見てきましたが・・・・逃げたようです・・・」

風「一応聞きますが・・・・暴政などは?」

水「一切事実無根・・・・むしろよくなっておりました」

風「そうですか・・・・ありがとなのです」

水「いえ・・・・」

 

風「・・・・正義の連合軍とはよくいったものです~」

一刀「・・・・・」

覇王といわれる曹操・・・・くだらん

大徳の王、劉備・・・・理想だけの甘いやつだ

名門袁家当主、袁招・・・・わがままな餓鬼が

同じく袁家、袁術・・・・名門など不要

麒麟児、孫策・・・・利用価値はありそうだ

馬一族・・・・捨て置け

くだらん連中ばかりだな・・・・所詮英雄といわれるやつらも人

いくら強かろうが・・・・・ふん!考えるだけ無駄というやつだ

一刀「このまま行けば・・・・・逆賊か」

水からすでに董卓が洛陽にいないのは聞いている・・・・目的だった人物がいないのであれば何のための連合か・・・・

一刀「ドノ道、食うか食われるかの時代・・・・存分に足掻け」

そうでなくては・・・・・・オモシロクナイカラナ

曹操・・・・劉備・・・・・貴様らは楽に殺しはしない・・・・・

懇願するまで・・・・・な


 
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