No.141947

真・恋姫†無双 頑張れ一刀 その3

忙しいはずなんだけどね/(^o^)\

皆さん、画面は無事ですか?

2010-05-09 01:58:13 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:12053   閲覧ユーザー数:9161

 

 

初陣を大勝利で飾った一刀たち。

 

 

一刀は初めて目の前で人が死ぬのを見て恐怖を抱いた。

 

 

しかし幼女たちが戦っているのに自分が怖がっていては話にならないと自らを鼓舞して戦うことを受け入れるのだった。

 

 

そして彼女たちを守って(保護者的な意味で)いこうと決めた。

 

 

 

 

 

白蓮の下で黄巾党の討伐を続けていくうちに、愛紗や鈴々の名は知らない者がいないというくらいに有名になっていた。

 

 

そしてそれらを率いる一刀と桃香の名も有名になっていった。

 

 

倒しても倒しても減らない黄巾党。そしてついに漢王朝が各地の諸侯たちに討伐命令を出すのだった。それは漢王朝の力が衰退した事を示していた。

 

 

白蓮にも討伐命令が下り、その事で一刀たちは玉座の間に呼び出されていた。

 

 

そこで白蓮に言われたのはこれを機に独立してみてはという提案だった。

 

 

ここで手柄をたてると朝廷から恩賞を賜ることができ、ある程度の地位を得ることが出来るというものだ。

 

 

しかし白蓮の本音としては、自分より有名になりつつある一刀や桃香たちの厄介払いだったと言えよう。

 

 

何より目立ちたかったのである。

 

 

 

 

星の手引きのおかげで義勇兵を集めることを許された一刀たち。

 

 

すると白蓮の治める街だけでなく近くの邑などからもロリコンが集まった。

 

 

その数およそ一万。

 

 

一刀は思った。

 

 

『半端ねぇ』

 

 

と。

 

 

そして武器や食糧までも白蓮から搾りとり一刀たちは独立した。

 

 

一刀たちがこれからの方針について話し合っているとそこに尋ねてくる者がいた。

 

 

「しゅ、しゅみましぇん! あぅ噛んじゃった」

 

 

どこからともなく聞こえてきた声に一刀たちはキョロキョロする。

 

 

「はわわ、はわっ、はわーー!」

 

「えーっと……声は聞こえて、姿も見える……」

 

 

それじゃあただの無視だ。

 

 

一刀以外の者には見えていたのだが一刀はいまだに声の主を探していた。

 

 

「お兄ちゃん、チビをバカにするのは良くないのだ」

 

 

プンスカ怒っている鈴々。よく見れば桃香と愛紗も不満顔だ。

 

 

そしてクイクイと手を引く鈴々の視線の先に居たのは――。

 

 

 

 

「は、はわわちゅは!」

 

「あ、あわ、ですぅ……」

 

 

もはや何を言っているか分からない二人組がいた。

 

 

一人はベレー帽、もう一人は魔女の帽子をかぶっていた。

 

 

「こんにちは。えーっと……どちらさん?」

 

「わ、私は、はわわ孔明れしゅ」

 

「私はあの、あわ、その、あわ、えと、あわ、んと、あわ、ほ、あわわ!」

 

 

緊張し過ぎの幼女二人は誰か分からなかった。だが微かに孔明と聞こえた一刀はあの有名な孔明までも幼女だと確信した。

 

 

「えっと諸葛孔明ちゃんだよね?」

 

「はわっ!」

 

「……それは肯定で良いのかな?」

 

「はわっ!」

 

「じゃあそっちの子は?」

 

「ほ、ほほほほほほほほほほほほほほほほほほーとうでしゅ!」

 

「鳳統ちゃんね」

 

 

決してイラつくこともなく優しく促していく一刀。

 

 

この時、彼の夢は保父さんなることになった。

 

 

 

 

一刀たちは二人を迎え入れ、真名を交換するのだった。

 

 

まだまだ弱小勢力の一刀たちは比較的弱い部隊を倒していき、徐々に軍備増強していく方針となった。

 

 

細作が持ち帰った情報から近くに黄巾党の部隊が潜んでいることが分かった。

 

 

朱里、雛里の両軍師の策は敵を陣地から引っ張り出し、近くの峡間に誘いこんで一網打尽にするという策だった。

 

 

 

 

その策通りにまず黄巾党の先鋒部隊と愛紗率いる部隊がぶつかる。

 

 

戦場の各所で巻き起こる、激しい罵り合いと剣戟の音。悲鳴、怒号、罵声が飛び交い、肉体同士が激しくぶつかる。どこかで絶叫がおこるたびに、乾いた地面が血を吸っていく。

 

 

一刀はその光景を表情を歪めながらもじっと見つめていた。

 

 

ただ皆の無事を祈って。

 

 

「こままじゃヤバイか……!」

 

 

ジリジリと前線部隊が押し込まれてきた。

 

 

しかし、敵の後方部隊を引き出さない限りは退けない。

 

 

一刀は祈るような気持ちで再び戦場を見つめた。

 

 

「おい! こっちに幼女が居るぞ!」

 

「おお、上玉じゃねーか! ぐへへ、野郎共! ひん剥いちまおうぜ!」

 

「おうよ! 嬢ちゃんの身体に俺様の槍を――」

 

 

愛紗は気持ち悪い視線を向けてくる敵兵士を一瞬で薙ぎ払う。

 

 

「失せろ。下郎に用は無い」

 

 

愛紗は小さな身体など関係なく敵をどんどん倒していく。

 

 

「俺たちは負けるはずがない! 幼女が居る限り!」

 

 

味方の兵は愛紗の勇ましい姿に呼応するかのように奮闘した結果、前線が持ち直した。

 

 

 

 

「あわ、このままじゃ、押し込まれるのは時間の問題になっちゃいます。あわ、……ご主人たま、本隊の半分を前線に投入しちゃいましょう!」

 

 

馴れて来たのか、雛里は他の人が聞きとれるように喋れるようになっていた。

 

 

桃香と愛紗よりも幼く見える雛里や朱里。しかしその智謀は素晴らしい物があった。

 

 

「……よし。桃香、頼む!」

 

「分かった!」

 

 

雛里を信じて桃香に指示を出す一刀。一刀に抱っこされていた桃香はぴょこんと地面に下りて、部隊を率いて援護に向かった。

 

 

何故一刀が行かないかと言うと、桃香の方が士気が上がるからだそうだ。

 

 

この軍の本質は幼女にあった。

 

 

この後、作戦通りに峡間に誘い込むことに成功し、見事に黄巾党を殲滅することが出来たのであった。

 

 

 

 

 

<おまけ>

 

 

一刀たちが去った後のハムと星。

 

 

「ふう」

 

「厄介払いが出来てホッとされたのですかな?」

 

「ああ……って違う違う!」

 

「おや? 違うのですかな?」

 

「うっ……」

 

「やれやれ。伯珪殿正直ですな」

 

「し、仕方ないだろう。上に立つ者として部下が有能過ぎるとだな……」

 

「本音は?」

 

「目立ちたいっ!」

 

「ふふっ。ならば私もこれにて暇をいただこう」

 

「えっ!?」

 

「存分に目立ってくだされ」

 

「え、あ、ああ」

 

「ではこれまで世話になりました」

 

「……くそーっ! 天下を手中に治めてやる!」

 

 

 

数ヵ月後、反公孫賛連合が組まれることになった(嘘)

 

 

完。

 

 

蜀は長い(´Д⊂


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
111
4

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択