No.140856

双天演義 ~真・恋姫†無双~ 十七の章

Chillyさん

双天第十七話です。

未だ汜水関につきません(>w<;)
ゆったり牛歩のごとく進むストーリー……なんでこうなったんだろうか……まぁ、これでも読者を置いてきぼりにしていないか不安になったりもするので、もしかしたらもっとゆっくり進むかも? でも増長な部分は削りたいしあまりに増長だとダレそうだし、と悩みに悩む双天でございます( ̄^ ̄;A

2010-05-04 22:31:26 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2388   閲覧ユーザー数:2180

 汜水関へむけての陣を組んで十数日、連日、宴会をしていたわけではない。

 

 兵の調練に馬の世話、近郊の村々に物資の提供願いに狩りに採集といった様々なことを行っていた。もちろんオレができたのは馬の世話くらいで、あとは兵士と一緒にいって荷物持ちくらいしかやっていないけどな。

 

 だけどもそれだけをしていた日々は、最後の諸侯、曹操の軍が漸く到着したことで終わりを告げる。

 

 袁紹が曹操の軍が着いてすぐに、この連合に参加している諸侯を集め軍議を開くようだから、必ず何らかの進退が決まることだろう。

 

 オレは自分の目的のために伯珪さんに頼み込んで、軍議に参加させてもらうことにした。

 

 一刀がここに来て軍議に参加するとは限らないが、あいつと直接会って確認したいことがある。

 

 何故この連合を止める、又は何らかの仕掛けをしていないのか? 等あるけれど、実はこれよりもオレは一刀に確認したいことがある。

 

 それを確認したなら、連合に参加しながらもなんの対策を取っていないことの説明もまたできると思うからだ。

 

 その疑問は“オレたちの世界の歴史通りになるよう行動する”のかどうかということ。

 

 その答えを聞きたくて、オレはこの連合最初の軍議に参加するべく、伯珪さんの後に続いて軍議が開かれる天幕に向かっている。

 

「あ、そうだ諏訪。天幕に入ってから言われることをあまり気に留めるな。それと麗羽についても疑問をもつな、あれはああいったやつだからな。いいか、気にするなよ」

 

 軍議の開かれる天幕に近づくと聞こえてきた高笑いのような声を聞いた伯珪さんが、オレに忠告してくれたが、なんの忠告なんだか良くわからない。まぁ、何でこんなことを忠告されたかわからないが、気にしないようにしないといけないのなら、気にしないようにしよう。……何を言われるのか怖いけどな。

 

 そんな決意をしている横で伯珪さんは、どんどん疲れたような表情になって肩を落とし、歩みが遅くなっていく。ため息もついて、よっぽど袁紹に会いたくないんだろうことが良くわかる。

 

「な……なぁ、袁紹と会いたくないのか? そんなに意地悪なやつなのか?」

 

 あまりの伯珪さんの様子に不安になる。よっぽどひどいことをするやつなのか?オレの知識だと袁紹と公孫瓉の仲は決して良いものじゃない。なにせ公孫瓚を自害に追いやった人物が袁紹なんだから良いはずがあるわけない。

 

「あー……麗羽は悪いやつじゃないぞ、うん。悪いやつじゃないんだ……」

 

 伯珪さん、袁紹さんのフォローするつもりなら、自分に言い聞かせるように言うんじゃなくて、もっとしっかりフォローしようよ。余計不安を誘う効果しかないよ、それ。本当に真名を許しあった仲なのだろうか、疑問に思ってしまう。

 

「いや、本当に悪いやつではないんだ。ただ独特というか、特殊というか……」

 

 最終的には会ってみれば判ると話を終わらせられた。

 

「あら、誰かと思えば白蓮さんじゃありませんか。特徴のない顔ですから、一瞬誰だかわかりませんでしたわ。おーほっほっほ!」

 

 天幕に入った瞬間に聞こえてくる暴言と高笑い。

 

 量の多い金髪を何本も縦ロールにしてドリルを作り、立派な大きさの胸を張る豪華な格好の女性が袁紹らしい。

 

 袁紹が女性ってのは真名の雰囲気からなんとなく想像はできていたけど、これは想像していなかった。目が点になるオレを尻目に伯珪さんは袁紹のことを軽く流して、天幕の中をずんずんと進んでいく。

 

「麗羽。相変わらずだな、お前も。斗詩に猪々子もご苦労様」

 

 そして袁紹の後ろに控えていた女性二人に声をかけて挨拶している。二人は主である袁紹に遠慮してか、あいまいな笑顔を浮かべつつ会釈するだけに止めている。

 

「ちょ、ちょおっと白蓮さん。この三公を輩出する名門たる袁家の出の袁本初、え、ん、ほ、ん、しょを無視するなんて、どういうおつもりですの?」

 

 伯珪さんに軽く流された袁紹はお冠のようで、高笑いをやめて伯珪さんに食って掛かっている。うん、かなり驚いたけど、ここに来る前に伯珪さんに受けた忠告の意味が良くわかる。悪い人間じゃないという評価はわからないが、その言葉を気にしないほうが無難だろう。よく小説や物語で描写されるちょっとお馬鹿な肩書きだけを自慢する貴族のお嬢様って感じを、このやり取りだけでオレは感じ取れた。この評価が正しいかどうかはわからないけど、概ね間違っていないだろう。

 

 いろいろと袁家の自慢話などを懇々と伯珪さんに聞かせていたらしい袁紹は、さっき伯珪さんが挨拶していた袁家の人間らしい女性二人に宥められ、多少は落ち着いたみたいだ。

 

「まぁいいですわ。三公を輩出したこの袁家の袁本初は細かいことをいつまでもグジグジと言いませんわ。おーほっほっほ!」

 

 無駄にテンション高いなこの人。

 

「さっさと中へ入ってくださらないかしら? 軍議がいつまでも始まりませんわ。まぁ、華琳さんが“ビリっけつ”で来るからいつまでたっても開けなかったものが漸く開けるんですから、さ、さっさとお入りなさいな」

 

 そのままの高いテンションで急かすように天幕の奥へと入れられてしまう。伯珪さんに言って三人を紹介してもらう暇さえありませんでした。後であの二人について名前を尋ねたら、なんと袁家の二枚看板、顔良と文醜の二人と判明。あの二人も女性になっていることに驚きはしたが、やはり袁紹ほどのインパクトは無く、あぁそうなんだ程度で終わったけど、袁紹で驚きすぎなければもっと驚いたんだろうな。

 

 全ての諸侯が天幕に揃い、軍議が開催されることとなったがそこでも袁紹のあの物言いは健在だった。というか、袁紹がこの中で一番漢の位が高いらしいから仕方ないのかもしれない。

 

「やぁっと“ビリっけつ”の華琳さんが来ましたので軍議が開けますわ。“ビリっけつ”の華琳さんがやあっと来ましたからね」

 

 そんな言葉から始まった軍議だったけど、曹操と一緒に来ていた一刀が少し慌てていただけで、特に混乱とか諍いが起きなかった。

 

 一刀は伯珪さんと一緒にいるオレを見て驚いていたが、後で会話したいとジェスチャーを送っておく。今一通じてないような気がするが、今は良しとしておこう。

 

「それでは……」

 

「初めて会う諸侯もいるようだし、まずは自己紹介からかしら?」

 

 袁紹の言葉に被せるように曹操が提案をする。

 

 いち早く伯珪さんがそれに賛成し、それに続くように長い蜂蜜色の髪の女の子、劉備さんよりも明るい桃色の長い髪の女性が賛成して自己紹介が始まった。

 

 蜂蜜色した髪の女の子が袁術、その隣にいた青い髪の女性が張勲、桃色の長い髪の女性が孫策、そして漆黒の長い髪の女性が周瑜と名乗り、それから茶色の長い髪をポニーテールにした緑の上着に白いミニスカートの勝気そうな女の子が馬超と名乗っていたのは驚いた。

 

 本当に女性の比率が高すぎるだろ。今ここにいる男はオレと一刀しかいないじゃないか。なんとなく肩身が狭い。一刀の方はオレが考えているほど肩身の狭さを感じていないようだけど……。

 

「平原の相で名前は劉備、字は玄徳と言います。こちらは私の軍師で諸葛亮で字は孔明です」

 

 オレの思いなど関係ないとばかりに、劉備さんは自分と孔明ちゃんの紹介を終えた。きっとこれだけの諸侯が表向きの事とはいえ、暴政を防ごうと立ち上がったことがうれしいのだろうニコニコと笑顔だ。董卓の暴政の裏を取っていたり、裏事情を知っていたりしないんだろうなと、その笑顔にオレは感じた。オレと視線の合った孔明ちゃんが疲れたような顔をしているしな。

 

「私は幽州刺史をしている公孫賛だ。そしてこっちがうちで客将待遇の諏訪晴信だ」

 

 オレの紹介のとき驚きの声が上がるかと思ったいたら、そんなに上がらなかった。劉備さんと孔明ちゃんは最初からオレのことを知っているし、曹操のところには一刀がいるしで驚きが少ないのだろう。

 

「ふぅん、貴方も天の御遣い~なんて恥かしい名前で呼ばれている方なのですわね。確か華琳さんのところにもいらっしゃるそうですけど、お二人ともよくそんな名前を名乗れますわね」

 

 袁紹の呟きというには大きい声が聞こえてくる。ここに来る前に伯珪さんに忠告を受けていたし、天幕に入った瞬間のやり取りがなければ結構落ち込んだかもしれない。

 

「そんな名前でもその名が天の意を表し、人の和を齎すなら利用するに越したことはないわ。いくら相手に地の利があろうとも、二つ揃えば勝機が見える」

 

 袁紹の言葉を受けて曹操が、天の御遣いという名の利点を説いた。

 

「天の意を受け、地の利を得、人の和をもって戦う。そのすべてが揃えばいいけど、地の利が相手にある以上、それ以外をこちらで揃えるのは当然のことじゃない?」

 

 そして孫策も曹操の言葉を肯定するように発言する。周瑜に孔明ちゃんもその発言に頷いている。この時代の戦争が兵器の質云々よりも兵士の士気が重要だから、そういった占いみたいなことも重要なんだろう。

 

 この二人の発言を持ってこの場においての天の御遣いについての認識が決まった。袁紹もそのことは判ったようで、苦々しい表情をしてはいるもののあれ以上何も言わなかった。

 

 曹操と一刀の紹介も終わり、袁紹が満を持して自分の番だとより尊大にその胸を張る。

 

「そしてわたくしが三公をはいしゅ……」

 

「袁紹様、貴方は有名ですからいらないでしょう」

 

 名乗りを上げようとした袁紹を遮って、天幕の奥から一人の眼鏡をかけた男が現れた。男は道士が好んで着るような服を着て、不適な笑みを浮かべている。

 

 袁紹はその男の登場に一瞬嫌そうな顔をするものの、言葉を遮られたにも拘わらず何も言わない。そのことに今までの様子から違和感を覚える。あそこまで尊大な性格の袁紹が自分の言葉を遮られて何も言わないということがあるというのだろうか。曹操他、袁紹を知っている人間うち二枚看板を抜かした誰もが怪訝な顔をしている。

 

「で、貴方は誰なのかしら? 最後に登場なんて自分が一番だとでも言うつもりかしら」

 

「私ですか? 私の名は干吉と言います。以後お見知りおきを」

 干吉って袁紹の部下だったっけ?違ったような気がするんだが。捜神記の記事を元にしたエピソードが演義の中であったと思うけど、どういった話だったか覚えていない。

 

 一刀なら知っているかと思うが、あいつも干吉がここにいることをいぶかしんでいる様で、オレ同様疑いの目でやつを見ている。

 

「干吉。軍議に遅れて来るなんて何をやっていたのかしら? 貴方はえ、ん、けの軍師なのですから、もっと華麗にそして優雅にしなくてはいけませんことよ。おーっほっほっほ」

 

「これは申し訳ありませんでした。何分、不確定要素が何をするのかわかりませんでしたので、いささか様子を伺っておりました」

 

 干吉はそう言うとオレを見た。

 

 その瞳と目が合った瞬間、強風がオレを襲う。

 

 オレ以外の人間は感じていないようだが、オレハ息ができないほどの強風をたしかに感じる。

 

「そう、不確定要素が何をするかわかりませんからね」

 

 干吉の目が妖しく光る。

 

 息ができないほどの強風に加え、重力が増したように体が重く感じる。

 

 じわじわと増える強風と重圧に体を支えることが難しくなっていく。

 

 震える膝をなんとか支えようとするも、オレは崩れ落ちるように倒れてしまった。

 

 膝をつき、両手を地につけたところで、フッと今まで感じていた強風と重圧が消えた。

 

「干吉とやら、随分うちの客将を御執心のようだ。しかしそれよりも軍議を進めたいのだが、よろしいか?」

 

 伯珪さんが干吉の視線を遮るように立ち、逆に威圧するように言葉に力を込めて口にする。

 

 オレは劉備さんと孔明ちゃんに支えられて、立ち上がるもまだ力が入らず一人で立っていることが難しい。

 

 劉備さんと孔明ちゃんの二人も不審と不信の目で、伯珪さん同様干吉を見ている。

 

「そうですね。要らぬ諍いをすることもありませんね。軍議を進めましょうか……では、袁紹様」

 

「そうですわね。では、軍議を始めさせていただきますわ! 僭越ながら、進行はこのわたくし! このわ、た、く、し、袁本初が行わせていただきますわ! おーっほっほっほ!」

 

 三人からの視線には動じることなく、だけれどもこの場での争いになんの益も見出さなかったのか干吉はすぐに引き下がった。そして袁紹を促すと軍議を進めてしまう。

 

「さてでは、最初の議題ですけれど……このわ」

 

「現状と目的の確認だろ?」

 

 無駄にテンションの高い袁紹の言葉を遮るように伯珪さんが議題の確認を諸侯に行う。

 

 若干その行為にムッとしながらも、自身の大物ぶりを見せようと多少狼狽しながらも頷いてその言を認めて目的を話そうとする。だけども今度は曹操に遮られて、袁術、伯珪さん、干吉と袁紹を良く知る人物達の連携によりどんどんと議題が決められ、決を採られていく。その際、袁紹の発した言葉といえば、肯定するための言葉や相づちだけで軍議の進行役としての言葉は全くなかった。というより先ほどの四人に加え馬超の五人により進行役をさせてもらえなかった。

 

 このままこの連合軍は街道を通り、汜水関、虎牢関を攻め落とし、洛陽へと向かうことが決められた。

 

 この軍議の間に顔色はだんだんと朱に染まり、表情が険しくなっていく袁紹。

 

「汜水関の調査は孫策たちでいいわね。さしあたり必要なのは、そんなものかしら」

 

 曹操が場をまとめるように、周囲の諸侯を見渡し確認をとっている。ここで袁紹の我慢の限界が来たようだ。

 

「まっ! まだ、大事な議題が残っていますわ!」

 ずっと発言をさせてもらえなかった鬱憤がここで爆発したようだ。顔を真っ赤に染めて大声を張り上げる袁紹を遮って、言葉を重ねることは今回、あの五人でもできなかったようだ。

 

「大事な議題とな……汜水関を誰が攻めるか……かの?」

 

「それは調査のついでに孫策さんの手勢が攻め落とせばいいんですわ」

 

 議題の発言を袁紹にされる前に、袁術が議題を決定しようと発言するが、今度は袁紹が無茶なことを言って強引に自分のペースに持ち込もうとした。

 

「なっ……無茶を言うな、袁紹!」

 

 さすがにあの発言ではずっと自己紹介以来、必要な発言しかしてこなかった孫策も黙ったいられなくなったようだ。

 

「あら。江東の小覇王と噂されるほどの孫策さんが、砦の一つも落とせないとおっしゃいますの? 所詮、南の大河で舟遊びが精一杯なのですわねぇ……。水があれば犬だって喜んで泳ぎますのに。おーっほっほっほ!」

 

 袁紹のあまりの言葉に孫策は拳を握り締め、今にも殴りかからんと彼女を睨みつけている。それを押しとどめているのは隣にいる周瑜だった。握り締めている孫策の手を掴み、小声で孫策になにやら囁いている。

 

「……分かったわよ。やればいいんでしょ、やればっ!」

 

 そう汜水関攻めを了承する言葉を吐き捨てるように言って、孫策はドカッと腰をおろした。本当にあの五人が袁紹を喋らせないようにしていた理由が良くわかる。三国志で反董卓連合が空中分解したのはこういった袁紹の性格が問題だったんじゃないのか?

 

「なら決定ですわね。孫策さん、せいぜい頑張ってちょうだいな。というか、そんなことはどうでもいいんですわ」

 

 おざなりに孫策を激励する袁紹だが、その求めている話題は違ったようだ。彼女の中では汜水関への一番槍はどうでもいいことらしい。攻め落とすことができれば、その名声は高まるだろうに、そのあたりは考えていないらしい。

 

「この連合を誰がとりまとめ、仕切るかでしわ!」

 

 バァンと効果音が鳴りそうな勢いを持って言われたことは本当にどうでも良い。誰もが言葉を失い、袁紹の顔をまじまじと見つめ、隠れるようにため息をつく。干吉はもちろんのこと二枚看板も絶句して、疲れたようにため息をついていた。

 

 しかしこのバラバラに分解することが決まっているような連合を率いるとか、誰もやりたくないんではなかろうか。

 

「わたくしはする気はないのですけれど……ただ、家柄と地位を考えた場合、候補はおのずと絞られるのではないかしら、と思ったりしなくもないのですけれど……でも、わーたーくーしーは、あくまでも……」

 

 疲れたようにため息を皆がついている中、それに気がつかずに袁紹は一人、誰がこの連合を率いるに相応しいかの演説を繰り広げている。ただ、袁術の目が光り、そそくさと身なりを整えているのが、ちらっと横目にすることができた。

 

「はいはい。麗羽でいいわよ」

 

 そして袁術が立候補の手を上げようとしているのを無視して、曹操が投げやりの発言する。それをさらに投げやりに伯珪さんが肯定し、他の諸侯も追随するものだから余計に袁術の事は無視される。

 

「では袁紹様でよろしいですね、皆々様方」

 

 最後に干吉が確認をとり、自分以外の諸侯が賛成したことで、袁術も諦めたようで肩を落として賛成にまわったようだ。

 

「な、なら……仕方ありませんわね。皆がそこまでいうのであれば、不肖この袁本初めがお引き受けさせていただきますわ! おーっほっほっほ!」

 

 彼女はこの連合の盟主をよっぽどやりたかったのだろう。軍議中ずっとのけ者にするがごとく発言を封じられて、機嫌をかなり悪くしていたにもかかわらず、今は我が世の春が来たとばかりに機嫌が良い。

 

「それでは皆さん。袁紹様の大事な議題も終わったことですし、これで軍議を解散したいと思います」

 

 干吉の言葉を最後に軍議は解散され、これから董卓軍が待つ汜水関に向け軍を動かすことになる。

 

 オレは、そして一刀はこの連合軍が勝てるように、そして空中分解することがないように働くことができるのだろうか……。干吉のあのオレに対する態度はどういった意味があるのだろうか。

 

 この反董卓連合はオレにとってどういった意味を持つのか、干吉のオレを見た瞳が暗雲を示しているようで、オレを不安にさせたのだった……。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
19
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択