No.133279

真・恋姫無双 北郷一刀最強伝  第二十六話 外道の道

jindamuさん

最近、DVD(アニメ)の見すぎで寝不足のjindamです

2010-03-30 19:47:43 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:13966   閲覧ユーザー数:11269

北郷軍は韓玄によって無理やり戦わされている。

黄忠とその娘璃々を助けるため行動を開始した。

そして・・・・

北郷「思ったより簡単に楽成城に入ることができたな」

星「そうですな・・・主」

昴「しかし、ここからが重要です。気を引き締めていきましょう。」

北郷「そうだな・・・」

今、北郷・昴・星の三人は楽成城の城下町に侵入していた。

この城下町のどこかに人質に取られている璃々がいるからである。

そもそも何でこの三人が楽成城に侵入しているかと言うと・・・・

それは朱里と雛里の策であった。

どのような策かと言うと。

まず北郷軍が楽成城を責めると当然城を守るため敵が出てくる。

それにより、敵の目を正面に集中させる。

そして、その隙に何人かが楽成城に入り黄忠の娘の璃々を助ける。

その後は正面から堂々と璃々を連れ黄忠と引き合わせる。

北郷軍と戦う理由がなくなった黄忠と共に城を落とす。

これが朱里と雛里の考えた策である。

城に侵入するのがなぜ北郷と星と昴なのかというと・・・・・・・

北郷の場合は自分が言い出したことだからと言うのが主な理由である。

北郷は侵入することに際し反対した者がいるのはお約束である。(主に愛紗)

星の場合は侵入することが一番手馴れているからである。

そして、昴は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんとなく。

と言うのは冗談で、本当の理由は・・・・・

本人いわくこう言うことが得意ならしい。

という訳で今北郷・星・昴の三人は桃香達が部隊を進軍させ。

楽成城の部隊と衝突した時にどさくさにまぎれて楽成城に侵入したのであった。

北郷「さてと侵入したことだし、さっさっと璃々とと言う子供を助けようか。」

星「しかし、主その璃々がいる場所は分かっているのですか?」

北郷「それは、亡命してきた使者に聞いたから大体分かっている・・・

それよりも急ごう・・・桃香達のことも気になるからな。」

昴「分かりました!主殿!」

星「御意!」

北郷達は急いで璃々がとらえられている場所へ向かうため。

町中へと消えていった。

この戦をできるだけ無血で済ませるために。

そのころ、楽成城の城外では激しい戦闘が繰り広げられていた。

と言っても桃香たちは時間を稼ぐだけなので。

時には守りに徹し、攻めれるときには攻めるという戦法を取っていた。

北郷達が璃々を助け出すことを信じて・・・・・・・

だが、城の守備を任されている黄忠は当然このことを知らないから必死である。

黄忠「璃々・・・・お母さんに力を貸してね・・・・」

弓の神・曲長に称えられる程の武将黄忠は正確に敵を射ぬいて行く。

自分が愛する娘を守るために・・・・・

再び楽成城の城下では・・・・

北郷「ようやく見つけたな・・」

そう、北郷達は璃々が捕まっている所を見つけたのである。

城下の裏路地の一角にある建物に見張りをしていると思わしき兵士いた、その兵数五人。

昴「主殿・・・・」

北郷「ああ・・分かっている・・・昴・星一・二の三で突撃するぞ。」

北郷の言葉に頷き自分の獲物を構える昴・星。

二人が武器に手を添えているのを確認した北郷も刀に手をかける。

北郷「行くぞ・・・・・一・二の・・・三!!!!」

物凄い速さで璃々が捕まっているアジトへ突入する三人!

楽成城兵士A「なんだ!貴様らは!!」

いきなり突入してくる北郷達に驚く兵士たちは武器を構えるが・・・

北郷「おせぇなっ!!!」

ズバッ!!!!

楽成城兵士A「ぐはっ!!!!!!!」

北郷の神速が見えるはずもなくあっという間に倒されてしまう。

その勢いでそのまま建物の奥へ入っていく。

北郷「列龍剣!!!!!」

星「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

昴「せっりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」

バシュッ!!ズバッ!ズバッ!ズバッ!

各々攻撃や技で敵を倒していく三人。

アジトにいる全ての敵を倒した時に星はあることに気付いた。

星「これは・・・・倒した兵士以外誰もいない・・・・」

そう、ここにいるはずの璃々が居ないのである。

自分の足元に倒れている兵士を掴む星。

星「おい!ここに居るはずの黄忠の娘はどこへ行った!!

楽成城兵士B「ひ・・・一足遅かっ・・・た・・・な」

昴「何だとそれはどういうことだ!」

楽成城兵士B「黄忠の娘は確かにここにいたが・・・・・今しがた城壁におられる。

韓玄様のところへつれて・・いっ・・・・た。」

それだけ言うと兵士は息を引き取った。

星「まずいな・・このままでは・・・・我らが侵入した意味がなくなってしまう!」

昴「主殿これからどうしましょう・・・・・・」

自分の後ろに居る北郷に振り向く昴だが・・・・

昴「いない・・・主殿がいない!!・・・・星!!!」

星「何っ!!!」

いつの間にか姿を消してしまった北郷。

建物の周りを見ても倒れて兵士と自分たち以外誰もいない。

果たして北郷はどこに行ってしまったのか・・・・・

 

一方、楽成城の城壁に異常なまでに太った大男がいた。

この男こそがこの城の太守韓玄なのである。

なぜ、韓玄ここにいるのかと言うと・・・

いつまで経っても戦いに何の変化もないことに苛々した。

韓玄は戦場の様子を見に来たのだった。

韓玄「黄忠の奴・・・さっさっと北郷軍を倒さぬか!」

楽成城兵士C「韓玄様!黄忠の娘を連れてきやした!!」

その報告を聞いた韓玄は薄君笑く笑う。

韓玄「クックックック・・・・・・そうか・・・・黄忠!!!!!!!!」

いきなりこの戦場すべて声が届く大声を出す韓玄。

その声に、桃香達や楽成城の兵士達も声がした方に顔を向けた。

愛紗「あの男が韓玄か・・・・」

鈴々「うっわ~~~~すごく太っているのだあの、おっちゃん。」

蒲公英「何を食べたらあんなになるんだろうね?」

霞「そんなことより・・・・あのおっさんの隣におる子ってもしかして・・・・」

韓玄の近くいる子どもを見て嫌な予感がする桃香達。

最悪なことにその予感は的中してしまう。

黄忠「璃々!!!!!!」

璃々「お母さん!!!!!!!!」

悲痛な親子の声が戦場に響く。

韓玄「早く北郷軍を倒さないとお前の娘が大変なことにるぞ!!!!」

韓玄がそう言うと璃々を連れてきた兵士が腰に差している剣を抜き璃々の首へ近づける。

黄忠「やっ・・・・やめてください!!!韓玄様!!!!!!」

自分の娘の命の危険に焦る黄忠。

璃々「お母さん!!お母さん!!!!!」

韓玄「娘の命を助けたかったら北郷軍を倒せ!!!!!」

その光景を見ていた桃香達は韓玄のやり方に怒りを覚えていた。

だが、今の自分たちではどうすることもできない。

そんな自分への怒りも感じていた。

あまりにも外道なやり方をする韓玄を睨む黄忠。

その眼には怒りと悲しみが込められていた。

韓玄「なんだその眼は!!まだ自分がどういう状況にいるのか分からないようだな!!!

おい!!!その娘の腕を一本へし折れ!!!!!!」

黄忠の態度に苛々きた韓玄は璃々を拘束している兵士にそう言う。

命令された兵士は大きく振り上げる。

楽成城兵士C「安心しな・・・・一瞬で終わるからよっ!!!!!」

黄忠「璃々!!!!!!!」

兵士は振り上げた剣をそのまま璃々に振り下ろした・・・・・・だが・・・・・・

ガシッ!

楽成城兵士C「なっ・・・なんだ!!」

いくら振り下ろそうとしても振り下ろすことができない。

自分の手元を良く見ると誰かが手元を強く握りしめていた。

手元を握っている方を見ると・・・・・

そこには、兵士の手元を力強く握っている北郷がいた。

楽成城兵士C「な、なんだ!・・・てめぇは!!!!!!」

突如現れた北郷を睨む兵士。

だが、北郷そんな兵士を無視し、握っている兵士の手元を思いっきりあげた。

北郷「安心しろ・・・・一瞬で終わる・・・・・ふんっ!!!」

兵士の手元を上げることによって腹に隙が出来た。

力を込めて兵士に蹴りを入れ・・・

ドカッ!!!

蹴りを入れることで兵士の体が浮いた所に拳を振り下ろすように叩き込んだ。

バキッ!!!!!

兵士は悲鳴を上げることもなく一瞬で地面にめりこんでしまった。

北郷「言っただろ・・・一瞬で終わるってな。」

いきなり、現れた乱入者の強さに驚く韓玄。

韓玄「な、何者だ貴様は!!!!」

北郷「今から地獄に直行する奴に名のる名前なんかねぇよっ」

対峙する外道韓玄と北郷。

この二人の対峙と北郷とこの行動が何を意味するのか・・・・

今新たな外史の扉が開かれる。

 


 
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