No.124068

恋姫のなにか 5

くらげさん

一刀の過去。や、そんな大それた内容じゃないですが。
肩の力を抜き、厳しい眼鏡を取り外して、頭を空っぽにして読んで下さるといい塩梅です。

2010-02-13 02:08:14 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:19514   閲覧ユーザー数:11414

初めましての方も、こんにちわの方もクリックありがとうございます。

「何で一刀の趣味が偏ってるのか」という疑問を持たれてる方が多かったので。

毎度毎度の事ですが、キャラ崩壊してます。これは極めつけです。

原作の思春のイメージが完全に崩壊してしまう可能性もあります。

ですので、

「思春は蓮華命じゃないと嫌」「ツンデレじゃない思春は思春じゃない」「そもそもキャラ崩壊受け付けない」

以上の方は読まれない方が懸命です。ホントに酷いキャラ崩壊です。

「どんなんでもOK」な心の広い方、ようこそ~

*今回は一刀の一人称でお送りいたします。

休みって素晴らしい。目覚めた時間は何時も通りだが、ここからダラダラ過ごしても問題ないなんて。

夕暮れ時からバイトではあるが、それまでの半日ほどは自由に使えるのだ。

恋ねーちゃんには何の落ち度もないし責めるつもりは全くないけど、バイトのドタキャンと学校サボりは純然たる事実。

頼み込んで雇って貰ったバイトの初日は今日だし、ドタキャンしちゃったバイト先の店長さんも凄い良い人で事情を説明したら笑って許してくれた。

 

「やべぇ、何しよう。夢広がりまくり」

 

まずメシの材料買ってー。あ、そういや愛紗ちゃんが良いトコ知ってるって言ってたけど、急にお願いしてもなぁ・・・

相手は年頃の女の子。それも街で見かけたら「可愛い」と躊躇い無く思うほどの美人さんだ。デートの一つや二つあるだろう。

 

「良い子だから二つ返事でOKしてくれるだろうけどなぁ・・・」

 

いつもニコニコお願いを聞いてくれるのはキュン!とする事もあるのだが、流石に気が引ける時もある。

んじゃ蓮華さん。・・・自分で言うのもなんだが、無いな。何か凄い睨まれるし、会話弾まないし。

あれが実はツンデレ染みた緊張から来るものだったら・・・・・・自分で引くわ、この妄想。

 

「ダメだ、ゲーム脳になってるな・・・」

 

ピンポーン。

 

「宅配便かな?」

 

はいはい、とドアを開けようと扉に向かおうとすると、ガチャッと音がして、鍵を確かに掛けた筈の玄関が開いた。

 

「なんだ起きてたのか。面白くない」

「セリフと行動一致させろよ・・・どしたの?」

「宜しい、ならば戦争だ」

「会話してくんない?」

 

クソが。とブツブツ恨み言を溢しながら、腐れ縁の幼馴染、思春が我が物顔で部屋に上がり込んできた。

今の家に引き取られてから、家族以外で一番長く過ごした相手だが―――

「あれ、秘蔵の八百一本が無い・・・・・・」

「あー、あれね、その辺のダンボールに突っ込んでる」

「お前は中国拳法を舐めたっ!!」

「今の会話じゃ烈さん怒らねーよ。恋ねーちゃんがソッチの道に走ったらお前ぶん殴るからな」

「恋さんはアンタが入れば平気よ。ヤバいのは霞さんっしょ」

「霞ねーさんがソッチの道に走ったらボラボララッシュ叩き込む」

 

どうしてこうなった。腐るわハマるわ、オタク街道まっしぐらの引き篭もり予備軍になってしまった。

漫画やゲームを借りている身としては有り難い存在ではあるが、部屋に置ききれなくなった物を倉庫代わりに俺の部屋に避難させるのは如何なものか。

 

「抱えきれなくなったんなら処分しろよ・・・」

「一つ一つが思い出の宝石箱なんだよ、私たちが買ってるのは漫画とかラノベとかじゃなくて思い出なんだよ」

「深い事言えてないから。完全に痛い事言ってるから」

 

あーもー。とズカズカ部屋に乗り込んで、持ってきた荷物(今回は小さめのスポーツバック)を通りすがりに置いて、さっきまで寝ていたベットに倒れ込む。

 

「・・・汗臭い。男臭い」

「文句言うなら嗅ぐんじゃねぇ。パンツ見えてるぞ」

「くんかくんか。あの女の匂いがする!」

「恋ねーちゃんが昨日までいたんだよ。帰るとき大変だったんだよマジで」

 

しゃくりあげるでもなく、ワンワンと声を上げて泣くのでもなく、ひたすら無機質な眼から涙を溢してジッと見つめられるのは効いた。

 

「あー、私のトコにも連絡きたよ。お前何やってんの?」

「寧ろ何もしてないからああなったの。霞ねーさんに滅茶苦茶怒られたよ」

「ま、怒るだけで許して貰ったんだから御の字だろ」

「違いないね」

 

話してる内容はマトモなのに、何でこの子はモロパン見せ付けるんだろう。

ミニスカが似合っているのは事実だし、愛紗ちゃんや蓮華さん、雪蓮先輩に負けず劣らずの美人カテゴリーに分類せざるをえない。

しかし、此処まで色気無く気取らず振舞われるとさすがになぁ。こないだ泊まった時は寝起きにケツ掻きながら牛乳ラッパ呑みしてたし。

 

「アバラ一本で十秒撫でさせてやるぞー」

「ケツ振るな。それ悪徳業者も真っ青な取引だから。青少年なら買うかもしんないけど、リスクでかすぎるから」

「なんだよ、襲い掛かれよ青少年。マウントとってバルカン○ンチで沈めるから」

「お前何処の米国軍人だよ。実行可能な超必の時点でやる気満々じゃねーか」

「お前が女に幻想を持っているのなら、まずはその幻想をぶち壊すっ!」

「カミ○ョーさんやらねーから、きっと彼も幻想(ゆめ)持って生きてるから」

「なんだよー、お前のドリルは天と地と、ついでに明日を貫くドリルだろー」

「勝手に人の事スーパーロボに分類しないでくれる?」

 

よっこらしょ。と荷物を沸きにどけて、クッションに腰を落ち着ける。腹減ったなぁ。

むーん。と良いながら足をパタパタさせる。前言撤回、しまぱんが眩しくてたまりません。太股が妙にエロいです。

寝っ転がって愛蔵版の○キの最終巻辺りに手を伸ばす。元々は思春の持ち物だから咎める事はない。

 

「転蓮○ってさ、頑張れば出来そうじゃね?」

「何、とうとう人間兵器として覚醒するの?」

「お前烈さん舐めんなよ?」

「外伝で単行本出てる時点で花山さんの勝ちだから。彼が最強だから」

 

バスン。と枕が飛んできた。はぁと溜息を溢してカバーを外して、洗濯機に向かう。○キじゃなくて良かったよ。

 

「かずとー」「何」

「アタシん家からDS持ってきてー」「帰れよ」

「バトル○ワーおかしいのよ、運ゲ連発で萎えんのよ」

「影ルンパは俺も見たくねぇよ」

「運パに3タテされるとDS叩き壊しそうになるね、ガチで」

「無の境地に辿り着け。俺はやってる」

 

うぃぃぃぃん。と洗濯機を回しながら冷蔵庫を覗く。これは今日帰ってから食べよう。

そういや恋ねーちゃんあんまご飯食べなかったな、霞ねーさんに電話してみよう。

 

「かずとー」「なにー」

「私の変わりにトイレ行ってきてー。むしろトイレになってー。それと、便座カバー」

「ドラゴン○ール七個集めてこい○原」

「何よ、今のキュンて来るでしょ?プロポーズも同然よ?」

「原始人でももう少しマシな口説き文句思いつくわ」

 

部屋に戻ると、ますますだらしない格好になった思春が出迎えてくれた。顔だけ雪蓮先輩に入れ替えよう、夢広がるから。

 

「お前な、パンツ丸見えなのはもういいけど、ブラまで丸見えって一体何したんだよ」「ロスでは日常茶飯事だZE!」

「セミヌードが日常茶飯事で見れるってどんなユートピアだよロス。ちゃんと服着ろって」

「わ、私が服を着れば・・・見逃してくれるのか・・・」

「ああ、『約束』だ」

「だが断る」

「乗ってやったんだから、さっさと着ろよ」

 

ちぇーと不貞腐れながらゴソゴソと服を着込む顔は確かに可愛いのだが、さっきからマイナス要素が高すぎる。

つかなんでこの子俺の服着てるの。なんで上着だけなの、萌えるじゃねぇか。

 

「そういや秋蘭から聞いたけど、お見合いしたんだって?」

「あー、アレね。メイド喫茶でやるなら行っても良いって言ったら後日何故かお断りの電話貰った」

「ダメだコイツ・・・早く何とかしないと・・・」

「相手は チェスや将棋でいう「詰み(チェック・メイト)」にはまったのだッ!」

「エジプト帰れよ帝王。まぁお前の事だし、それで良いなら良いけどさ。会うだけ会っても良かったんじゃない?」

「会うだけは会ったよ。メイドさん可愛かった」

 

マジでメイド喫茶行ったのかよ、すげぇな相手。

 

「けっこー良い男だったなー。背も一刀より高かったし。顔もお前より整ってたし」

「あっそ」

 

ガサゴソと脱いだ服のポケットからiP○dを取り出して、再生機が無い事に憤る。

 

「お前今すぐヨド○シカメラ行ってiP○d再生用のオーディオ買って来い、アタシ持って帰るから」

「家で聞けよ」

 

手持ち無沙汰だし、お腹も空いたんで財布の中身を確認。コンビニは味気ないしなぁ・・・

 

「もー、っと、CD此処だっけ?うわ、洋楽とか置いてある、痛いよアンタ」

「アニソンしか持ってねぇお前に言われたかねぇんだよ」

「舐めんな!エ○ゲソングも置いてある!」

「もっと香ばしいんだよダメ人間」

さて、朝飯何にするかなぁ。昼食代を浮かす意味も込めてもう少し我慢するかな、そんで昼をガッツリ行こう。

晩飯は賄い出るらしいからそれでOKにするとして・・・・・・でもそうすると寝る前に腹減るし・・・あ、冷蔵庫の残りあったわ。

 

「サガ○ロのサントラどこよ」

「その辺にない?」

「無いから聞いてんでしょ。もういいや、探すのダルいから買ってきて」

「ジャイ○ンにも程があんぞ」

 

あれ、もしかして食材買わなくていいから遊びに行けるかな。

そういや明命と映画見に行こうって約束してたし、電話してみるかな。でも急に誘うのもなぁ・・・

事前に手を回してない辺り、ギャルゲーの主人公にはなれないな、俺。ダメ元で誘ってみるかなぁ・・・

 

「NO F○TURE聞きたいんだけどー」

「確かにアレは神曲だが、エ○リアのボス戦のがレベル高くね?」

「アレで本人『バトルミュージックは苦手』とかどんだけ謙遜してんのよ。

 どっかの板で『北○が平泳ぎ苦手って言ってるのと同じレベル』とか書いてたけど、笑うより先に納得しちゃったわよ」

「まぁ言いたい事は分かる、でも俺の意見も聞こうよ」

「つーわけでPS3買ってきて」

「趣旨変わってるから。原型留めてないから」

 

折角の休日だってのに、構ってくれそうなのがねーちゃん達な辺りチキンだよなぁ。

恋ねーちゃん今日帰って貰えばよかったかなぁ・・・いや、シスコンの汚名を着るには雪蓮先輩は眩しすぎる。

 

「お、ロマ○ガ3のサントラ発見。しかも新品かよ、良く見つけたねこのご時世に」

「あー、秋蘭の後輩が見つけてくれたんだよ。自然な流れで鞄に入れようとすんじゃねーよ」

「小さい事気にすんなよ、だからモテないんだよお前」

「小さいんなら探して買えよ」

 

ちぇーと言いながらコンポにCDを入れて再生。

朝からテンションMAXになるなぁ。見つけてくれた愛紗ちゃんに感謝。お茶奢ったけど、コレにはその価値がある。

 

「そういやさ、こないだ告られたんよ。お見合いとは別口で」

「ほー」

「悪いねー一人だけ青春満喫しちゃってー」

「別に謝ることじゃねーだろ。俺だって来週デートするし」

「なん・・・だと・・・?」

 

マヌケ面。という題材で写真を撮ったら間違いなく大賞間違いなしな顔が其処にはあった。ざまぁwww

ネタバレした時の報復が非常に恐ろしいんで、事前にバラすけど。

 

「まぁ、デートって言っても名ばかりで荷物持ちだけどな」

「で、ですよねー。アンタが私以外の女の子に構って貰えるなんて、百飛んで八回生まれ変わっても無理な話よねー」

「煩悩の数だけ転生してもまだモテないのかよ俺」

 

言い返したいが、実際モテないしなぁ。思春は黙って(攻略)本読んでりゃ文句無しの美人だし。生まれ持った差がでかすぎる。

この分だと思春とつるんでられるのももう少しかなぁ・・・ちょっと寂しいな、それ。

 

「で、どんな人なのよ。美人?年上?同い年?おっぱい大きい?コスプレさせるならどのキャラ?」

 

大丈夫かもしんないね、コレ。もうダメかもわからんね、彼女。

「後半の質問がねーよ。 まぁ文句無しに美人だな、俺最初モデルさんかと思ったもん」

「モデルって事はスレンダーと見た・・・私よりおっぱい小さい?」

「比較の仕様がねーよ」

「見る?その後シャープペンで眼球抉り出すけど」

「脅し文句がリアリティありすぎて怖いよ。 まぁ大きいんじゃね?あくまで制服の上からだけど」

「私との事は遊びだったのね?!」

「遊びでお前に手出すほど人生に絶望してねーよ」

 

ノリノリで芝居してたのに、急に固まって焦った顔になり始めた。

 

「ヤバい・・・漏れそう」

 

何がとは問うまいて。

 

「落ち着け、素数を数えるんだ」

「抱っこ・・・お姫様ぷりぃず・・・」

「頑張れ頑張れ諦めんなよどうしてそこで「抱っこぉ・・・」・・・」

 

ツリ眼美人が涙目で哀願。正直たまりません。

 

「ヤバい・・・マジヤバい・・・」

「分かった、落ち着け。そっといくぞ?」

「揺らさないでよ?ホントギリギリなんだから・・・」

 

そっと膝の裏に手を回して、ゆっくり、しかし一気に持ち上げる。

 

「顔真っ赤になるまで我慢してんなよな・・・」

「ば、ばか・・・・・・(マジ鈍感・・・)」

 

なるべく揺らさないように目的地まで運び、座ったのを見届けてからなるべく離れた位置に陣取る。

なんであんなに柔らかいんだろう。なんであんなに良い匂いするんだろう。

 

「いやー、ごめんねー」

「気にスンナ、俺とお前の仲ジャマイカ」

「「イイハナシダー」」

 

このノリで落ち着くのは正直有り難い。

 

「さて、タクシーのお駄賃代わりにご飯奢ったげるよ」

「今ほどお前が輝いて見えた事ないよ!キューティーでラブリーだよ!」

「はっはっはっ、褒めてもサイドメニューが増えるだけだぞぅ?」

「んじゃ早速行こうぜ」

「アタシこの辺わかんないからアンタのチョイスに任せるわ。松○とか連れてったらそこでアリーヴェデルチ」

「制服超可愛いファミレスありますぜ」

「まじでか?!」

 

眼の輝きが違うよ。この子怖いよ。

「何?可愛い子いる?萌え萌え?」

「お持ち帰りしたいわあの可愛さ」

 

恋ねーちゃんが大型犬なら、明命は小型犬の可愛さだよなぁ。

先輩先輩!とチョコマカと動いて元気一杯な笑顔を見せ続けられては、俺の年上好きが揺らぐのも仕方あるまいて。

 

「それは正直引くわ・・・」

「やらねーよ、どんだけ俺の事犯罪者扱いしたいんだよ」

「アタシハシンジテルワ」

「眼ー見て喋れや」

「うるせーな!信じてるっつってんだろーが!気持ちわりぃんだよ!」

「人を信じてる目付きじゃないんだけど!ゴミを見る目付きなんだけど!」

「ねー、寒いからパンツ貸してー」

「きっちり服からほざけやと罵るべきか、その格好で吶喊しようとしない事を褒めるべきか」

 

パンツ=ズボンだと変換出来なかった人、先生怒らないから手を上げて。先生も同じ間違いして散々馬鹿にされたから。同士だから。

イカガワシイ妄想した人、先生も(ry

 

「相変わらず代わり映えしないねぇ、アンタの衣装」

「心配すんな、今度秋蘭が付き合ってくれるっつってたよ」

「ふーん。へーぇ。あーそー?」

「なんだよ」

 

べっつにぃー?とやけに腹立つ返事をしながら、適当にタンスの中からズボンを引き出した。

のはいいんだけど、何で俺をジッと見る?

 

「ちょっと、着替えるから出てってよ」

「今まで散々パンツ見せ付けたヤツのセリフじゃねぇよそれ」

「見せるのと見られるのとじゃ重みが違うのよ!」

「さいですか」

 

コンポが凶器になる前にとっとと退散。年頃の女の子に『覗いたら殺す』と妙にドスの聞いた声で脅されるのは如何なものか。

 

「これが雪蓮先輩だったら人生バラ色だよなぁマジで」

 

高望みしすぎなのはわかっちゃいるが、俺の好みドストライクなんだよなぁあの人。色っぽい。ガチで。

しばらくしたら夏休みだし、今のうちに予約しとこうかなぁ。ダメかねぇやっぱり。

 

「いや、ダメで元々なんだし、言うだけ言ってみよう」

 

うん、決めた。休み明けに学校で誘ってみよう。ダメだったら大神やって心から泣こう。

 

「何ブツブツ言ってんの?キモイよ?」

「ホントお前は人の心に軍靴で乗り込んで蹂躙してくよね?!」

「まぁ生まれ持った才能よねある意味。時折留めを刺してやる事が慈悲なんじゃないかと思うけど」

「この時点でガメオベラかー」

 

きついなー。とエセ関西弁を喋ってると早く!と玄関で催促された。ホント、無駄にバイタリティあるな、引き篭もり予備軍の癖に。

「そういや星から連絡いった?」

「んー?知らないけど」

「あれ、おかしいな。「一刀には自分から連絡入れる」って言ってたから任せたんだけど」

「なに?帰ってくんのアイツ?」

「らしいよー。多分夏休みになるってさ」

 

こっちの学校に単身乗り込んでから、秋蘭以外とは滅多に会わなくなった。その秋蘭とも事前に打ち合わせしておかないとつるむ事は滅多にない。

俺と思春の二人から始まって、秋蘭と春蘭が入って四人になり、春蘭が抜けて三人になっちゃって、星が入ってまた四人に戻る。

 

「強化選手ってのも大変だ。家族とも仲間とも友達とも別れて遠い異国の地に独り、元気にやってるのやら」

「アンタの姉ちゃんはそれが嫌で辞めちゃったもんねー」

「恋ねーちゃんは情が深すぎんの。俺の事なんか適当にほっぽってくれてりゃいいのに」

「・・・一刀、絶対それ恋さんの前で言っちゃだめよ?」

「霞ねーさんに空の一升瓶片手に念押しされたよ」

 

その四人組も、ある時期を境に最後に入ったメンバーが抜け―――今は皆散り散りバラバラ。

さっきは変わらない思春の態度に安心したけど、ホントに会わなくなる日ってのは唐突に来るんだろう。

 

「・・・・・・なんか、しんみりしちゃったな」

「ま、アンタが寂しがりだってのは皆良く知ってるからさー。 だからダイジョブなんじゃない?」

「何が?」

 

ばーか。と言いながら満面の笑みで腕に抱きついて。

 

「自分で考えな♪」

「丸投げかよ」

 

案外、変わったようで誰も変わってないのかもしれない。そんな風に思った。

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

「あの、雪蓮先輩」

「ん? どうしたの?」

「えっと・・・夏休み、俺と出掛けません?」

「・・・それは良いんだけどね? ちょっと聞きたい事があるんだけど、いい?」

「え? なんですか?」

 

「・・・・・・この間、腕組んで歩いてた女の子、誰?」

「・・・・・・えっと」

 

誤解を解くためでなく、巧い言い訳を考えているのでもなく、心当たりが多すぎてどの時の事を言われているのかわからない。

 

さぁ皆。溜まりに溜まった鬱憤を晴らそうじゃないか!

あとがき。今回説明多めです。

 

時事系列的には一番初期。まだ一刀と雪蓮が同じ学校に通ってる頃です。1の時点では雪蓮はもう卒業してる設定なので。

一刀の趣味が偏ってる原因はこの子が原因です、でも元凶は一刀です。

小さい時、一刀と仲良くなりたいが為に男の子向けのアニメを見たりして話をあわせてたんですよきっと。そしたらハマったんです。

なので、元凶は一刀。迷惑なヤツだ。

 

この話の時点で、一刀と会ってるのは以下の人物。

「雪蓮・蓮華・愛紗・明命・亞莎・桔梗」

此処から始まる。と行った感じですね、これだけ落としてるのは流石ですが。

ですが、蓮華と愛紗に関しては出会って間もないので「さん」と「ちゃん」の敬称?付けです。日本語間違ってたらすんません。

で、ヤケにこの話の中で一刀が雪蓮を意識してるのは「身の程を知ろう」と自己完結する前だったからです。

雪蓮もこの頃押し倒してりゃよかったのに。そうすると話続かなくなりますが。

 

思春の説明ですが、コンセプトとしては「油断しきった幼馴染」

「一刀の恋人になろうだなんて酔狂な女は私ぐらいだろ」と完全に油断しきってるという妄想の元こんなキャラになりました。

元々「恋姫のなにか」シリーズも可愛い所満載の気安い思春を書きたいなぁと思って書き始めたものです。

妙に口が悪いのは放○後プレイの影響です。ドラマCDが待ち遠しい。

 

なので、今回はキャラ崩壊させまくる!という決意の元書き始めたのですが、最後しんみりしちゃいましたね。

 

それもこれも応援メッセージボードで「星よろしく!」と書き込んだ読者様の尽力の賜物です。

ぶっちゃけ星とか登場させる予定なかったんで、名前のみの登場となりました。

出してしまった以上はキチンと書きたいので、ニヤニヤ出来る崩壊の性格を今考えてます。しばしお待ちを。

 

 

では此処からはお礼返信です。私物化したっていいよね?!

 

truth様 恋可愛いよ恋。実は蜀勢で一番好きなキャラだったりします。贔屓しちゃった。

 

自由人様 雪蓮で書き始めたのに恋が主役を取って変わった。何を(ry

     義妹は正直お腹一杯な気もするんだぜ? 紫苑とかなら・・・笑えないね、うん。

 

tyoromoko様 実はプロットの段階では姉は恋のみの設定でした。

       書きながら設定弄ってるのでどうとでもなるのですがね。霞可愛い(ry

 

Night様 恋なら仕方ない。恋なら。 コメントのブツ切りすいませんでした。

     雪蓮の可愛いとこ一杯書きたいです、書いてみせます。言っちゃった。

 

よーぜふ様 きっと霞が輝くのは他人の世話焼いてる時だと思うんだ!

      恋ほどの暴れ馬の手綱を握る一刀を従えさせれるのは霞だけ。でもないかなぁ。

 

shun様  幼馴染という設定です。しかし秋蘭は一つ年上という設定。

     主に私の年上スキーが問題です。気にいって頂けなかったら申し訳ないです。

 

tomi様  また登場させなきゃならない人物が増えたんだぜ?

     桃香が姉という設定は盲点でした。史実でも恋(呂布)の義妹(義弟)ですしね。

     あと、桃香の魅力はむちむちの太股だと思うんだ!

 

感想、ありがとうございました。


 
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