No.122709

真恋姫無双~この身塵になろうとも~呉√7

karasuさん

投稿です。
袁術からの独立と華雄さんの拠点書いてみました。
過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう。

<●><●>

2010-02-06 12:59:00 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:20294   閲覧ユーザー数:12867

この作品はキャラ設定が崩壊しています。原作重視の方はご注意下さい。

時代背景がめちゃくちゃです。

一刀くんがチートです。

それでもいいかたはどうぞ。

 

 

反董卓連合が洛陽に雪崩れ込んでから、二ヶ月が経過しようとしていた

反董卓連合に追い詰められ、洛陽から逃げ出した董卓はたちは、その後、桃香たちに保護された

また、曹操が洛陽に入城した後、小帝を保護したものの、小帝を政治利用する気配は見られなかった

それだけでなく、各地の諸侯達は己の野望のために他の勢力を滅ぼそうと、戦を仕掛けていき、大陸中で戦が巻き起こっていた

その中にはもちろん雪蓮たちも含まれていた

 

一刀「もう落ちたようなものだな……」

一刀の見つめる先には煙の上がった城と城壁の上に掲げられた孫の牙門旗があった

この日、雪蓮たちはついに袁術からの独立を実行していた

袁術の下に民の反乱の報が届き、袁術は雪蓮たちに討伐へと向かわせた

しかし、その反乱は雪蓮たちが仕込んだ物であり、反乱した民の中身は呉の将兵たちであった

そして、呉の将兵と合流した雪蓮たちは反転。袁術勢力下の城を次々と落とし、ついに袁術のいる城へとたどり着いていた

一刀は後曲での援護を頼まれたために、戦の流れを終始見続けていたのだが

一刀「これは酷い……もう何も言うことはねぇ…」

そんな言葉が自然と口から漏れていた

亜莎「そうですね……私もここまで酷いとは……」

一刀の隣に居る亜莎も一刀の言葉に頷き、言葉を漏らしていた

二人の視線の先では、次々に孫呉の兵が城壁上に上がり、袁の牙門旗を降ろし、孫の牙門旗を上げていった

その速さは余りにも異常、どれだけ袁術の兵たちの錬度が低いのかが見てとれた

そんな一刀たちもただ見ているわけではない、今一刀たちは一つの敵部隊の相手をしていた

と言っても、すでにその敵部隊は一刀たちの隊に完全包囲されており、後は好きなように料理するだけであった

一刀「亜莎」

亜莎「は、はひっ!!」

一刀が亜莎を呼ぶと、亜莎は驚いたのか、その場で軽く跳ね上がる

一刀(そんなに緊張しなくても………)

一刀はそんなことを考えながら『髑髏』を担ぐと

一刀「敵将さんの相手をしてくるから、この場の指揮は任せても良いかな?」

亜莎に背を向けて、首だけ亜莎の方をむきながら一刀が訊くと

亜莎「はい! お任せ下さい!!」

そんな元気な声が返ってきた。その元気な声を聞いた一刀は微笑むと、敵部隊の方へと歩いていった

 

 

朱霊「誰かこの朱霊の相手をする者は居らんのか!!!」

そう高々に叫ぶ朱霊の前に一刀が歩み出る

一刀「そんなに叫ばなくても聞こえてるって…。北郷一刀がお相手しょう」

一刀はそう言いながら『髑髏』を構え、笑みを浮かべる

朱霊「ふんっ。貴様のような小童、すぐに殺してくれるわっ!!」

そう叫びながら朱霊は一気に一刀との距離を詰め、その手に持った槍を突き出すが

朱霊「はへ?」

突き出したのは、真っ赤な血飛沫と肘から先の無い腕だった

自分の眼に映った光景に気を取られた朱霊は、何かにつまずいてその場にこける

自分が一体何につまずいたのか。そう思った朱霊は自分がこけた辺りに視線を向ける。そこには、斬られた自分の腕と自慢の槍が落ちていた

朱霊「ひゃっ。ひゃあぁぁぁあぁぁぁああぁぁっ!!!!」

朱霊は一瞬でパニックに陥り、必死に腕を拾おうとするが、肘から先の無い腕では拾えるはずが無い

一刀「君ぐらいの強さの人なら俺の隊では普通ぐらいかな? 慢心しないで、日々鍛錬を続けていたら、もう少しマシな死にかただったかもね」

朱霊が最後に聞いたのはそんな言葉。その言葉と同時に視界が暗くなり、意識は無くなった

一刀「ふぅ……あっちも終わったかな……」

一刀の周りでは歓喜の声が上がり、城のほうからも同じような声が聞こえてきた。それは、この戦の終了を告げる声であった

 

 

一刀「結局、袁術は殺さなかったんだ」

そう言いながら一刀はニヤニヤした顔で雪蓮見る

雪蓮「うるさいな~。別に良いでしょ。そんなの私の勝手じゃない」

一刀の表情に頬を膨らませながら、雪蓮は一刀から目を逸らす。しかし、逸らした先には、ニヤニヤした表情の穏と祭が居た

堪らなくなった雪蓮は冥琳に飛びつき、慰めてもらっていた

雅「はいはい。そろそろ雪蓮を弄るのはやめて下さい。話が進みませんから」

手をパンパン叩きながら雅がその場を纏める

冥琳「さて、今後の方針だが。まずは地盤を固めるため、そして文台様の地を取り戻すために江東一体を制圧しようと思う。すでに江東の殆どの領土は我らの手にあるが、残りの領土も完全に掌握しておきたい。残りの領土のうち、殆どの領主は我らに降る意思を見せているが、そうでない領主も居る。そんな者達には少々痛い目にあって、我らとの格の差を実感してもらおうと思っている」

冥琳はそう言いながら、大陸の地図の江東一体を真っ赤に染め上げる。雪蓮はそれを見ながら顔に妖艶な笑みを浮かべていた

雪蓮「ふふふ。楽しみね」

雪蓮の一言に反応した一刀は頸を傾げながら

一刀「何が楽しみなの? 俺としては面倒な戦はなるべく避けたいんだけど」

一刀がそう言うと、雪蓮は『バカね』と一言呟き、一刀の方を向くと

雪蓮「そりゃ私だって面倒な戦は避けたいわよ。でもね一刀、勢力を伸ばした私たちにどうしても戦を仕掛けてきそうな娘が居るのを忘れたの?」

雪蓮の言葉に一瞬何のことか分からなかった一刀だったが、すぐに理解したらしく、その肩をガックリと落とした

一刀「曹操か……。確かに、仕掛けてきそう……いや、仕掛けてくるんだろうな」

一刀の言葉に雪蓮は満開の笑みで『うん♪』と言うと

雪蓮「それが楽しみなのよ。覇王と言われたあの曹操と戦えるんだから、楽しみじゃないはずないでしょ? いまからゾクゾクきちゃう。あっ、でもこっちから仕掛ける気はないわよ。あっちが仕掛けてきたらの話」

雪蓮は言葉ではそう言っているものの、その目には確信していた。曹操が仕掛けてくると

一刀「はぁ……。どうにかならないか冥琳、雅」

冥琳&雅「「無理だ(です)」」

一刀の問いかけに、二人は綺麗に声を揃えて答えた。それを訊いた一刀がさらに肩を落とし、呉の陣営には笑い声が木霊した

 

 

拠点・華雄

 

華雄「今帰ったぞ」

そう言いながら華雄は扉を開き、中に居るであろうその部屋の主に声を掛ける

一刀「お帰り華雄。董卓さんには会えたの?」

政務に励んでいた一刀は顔を上げて、華雄に返事をすると、席を立ってお茶を淹れ始めた

華雄「ああ。直接お話しすることは出来なかったが、街で見かけた。どうやら北郷の読み通り今は劉備の下に居るようだ」

華雄は一刀の座っていた席の向かい側の席に腰を下ろす。一刀は腰を下ろした華雄の前にお茶を置くと、自分もさっき座っていた席に腰を下ろし、お茶を一口飲むと大きく息を吐いた

一刀「それで……。劉備の下に行くの?」

一刀がそう訊くと、華雄は一瞬顔を俯かせたが、すぐに顔を上げて

華雄「いや、私はしばらくの間旅に出ようと思っている。北郷と戦って、完膚なきまでに叩きのめされて、私はまだまだ弱いんだと気付けた。同時にもっと強くなりたいと思った。そのためには旅に出て、色んな強者と戦うのが一番だと思うんだ」

華雄の言葉を黙って聞いていた一刀は、華雄が全て言い終わったのを確認すると、華雄に微笑みを向けて

一刀「いいんじゃないかな。頑張ってね」

一刀はそう言うと、寝台の下から大きな箱を取り出し、蓋を外して、中身を取り出す

華雄「これは……」

取り出した中身を華雄に手渡す。それは『金剛爆斧』だったが、前の物に比べ、あきらかに輝きが増しているのが分かった

一刀「少し弄らせてもらったよ。華雄と一騎打ちをしたときに、どうにも武器の重心が気になってね。嫌なら元に戻すけど…」

一刀がそう言うと、華雄は大きく首を振り、『いや、これで良い』と言うと、中庭へと向かった。その後ろから一刀も付いて行った

華雄「むんっ!!」

中庭に出た華雄は、早速新しくなった『金剛爆斧』を試し振りしてみた。その感触はとても心地よく。まさに自分のために作られた武器なのだなと感じさせる物であった

華雄「なぁ、北郷。最後に手合わせをしてくれないか?」

華雄の言葉に一刀は頷きで返すと、すでに持ってきていた『髑髏』を持って華雄の正面に立つと、腰を深く落とした

華雄「はぁぁぁぁぁっ!!」

一刀が腰を深く落とした瞬間に華雄は地を蹴り、一刀へと詰め寄り連撃を放つ、そのどれもが力強く、昔の華雄より数段上のものであった

しかし、それでも一刀に攻撃が届く事はなく、華雄は涙を流しながら

華雄「遠いっ!! なぜ北郷はそんなにも遠いのだっ!!」

そう叫びながら連撃を放ち続ける。そんな華雄に一刀はたった一言

一刀「そう感じれるようになっただけでも、俺に近づいたと思うよ……」

優しい声でそう言った。その言葉と同時に華雄の『金剛爆斧』は弾き飛ばされていた

一刀「いつでも帰って来てよ。少なくとも俺の部屋は華雄の部屋でもあるからさ」

そう言いながら一刀は笑顔で華雄に手を差し出す。華雄は涙を拭い

華雄「ありがとう……」

小さな声でそう答えると、一刀の手を握った

 

 

それから二日後、華雄は一刀だけに見送られて、城を去って行った

城を去る際に、華雄は一刀に向けて

華雄「かならず北郷に追いつき、追い抜くからな!! 期待して待っていろよ!!!」

そう叫ぶと、馬を走らせた。そのうしろ姿を見守る一刀の表情は、とても晴れやかなものであった

 

 

どうもkarasuです

いかがだったでしょうか? 楽しんでいただけたでしょうか?

ついに独立しましたね。何度原作をやり直しても美羽はかわゆいですね///

皆さんお忘れかもしれませんが実は華雄さんは捕縛されたままだったんですよwww前回の拠点はその辺りを投稿しようかとも思ったんですが、内容が上手く纏まらなかったので出来ませんでした。まぁ、今回のも纏まってない気がしますけどね………

次回は原作で雪蓮の最大の見せ場ですよね。私個人の意見としましては、あれがあったからこそのあの雪蓮の人気だったのではないかと思います。カッコいいですよね~。

もちろん、あの場面がなかったとしても雪蓮は大好きですけどね!!(思春、霞に対する愛に比べれば劣りますよ。そこは譲れないですね。はい)

 

 

ここまで読んでいただきまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います。

 

 

さて、ここまで読んでくださっている大佐がた。本当にありがとうございます。

ここでは個人√アンケートの結果発表を行いたいと思っております。

それではどうぞ♪

 

1、凪    

 

2、白蓮

 

3、明命

 

4、刹那

 

5、昴or響

 

 

 

結果

 

1、凪 51票  第二位  

 

2、白蓮 33票 第三位  

 

3、明命 93票 第一位  

 

4、刹那 28票 第四位  

 

5、昴or響 16票 第五位 

 

となりました。

 

ちなみに、明命、刹那の√を投稿するまでは

 

凪 27票

 

白蓮 12票

 

明命 16票

 

刹那 10票

 

昴or響 09票

 

でした。

主に明命√の後の明命さんの伸びが凄かった。凪√も頑張っていましたが、明命√の末足は異常でしたね。

これを見た私は

karasu『凪√も投稿したほうが良いのかな?』

とか本気で考えていましたが、あまり最初だけ投稿して、続きがかなり期間を置かないと出ないというのは良くないなと思ったのでやめました。他にも理由はありましたが、今のが主な理由です。

尚、すでにご理解していただいているとは思いますが、個別√は私のことをお気に入りに登録してくださっている大佐のみ読めるようにしようとしています。

 

それでは、大佐がた。過度な期待は一切しないようにしてくださいね。

 

 

見える!! 真恋姫無双のFDにて華雄の個別√、雪蓮生存呉√、一刀帰還後魏√を部屋に引き篭もってプレイしている私の姿が見えるぞーー!!

ウィ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!


 
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