No.1191709

続 パイナップルマン

新人さん

バナナの日(8月7日)は年に1回しかないのに、パイナップルの日が年に4回もあるのは ずるい気がする。 パイナップルの原産地は南アメリカで、ペルーでは 紀元前1200〜800年頃の遺跡からパイナップルの痕跡が出土しているらしい。マヤ文明やアステカ文明でも栽培・利用されていたことがわかっているという。パイナップルがヨーロッパに知られることになったのは、1493年11月4日で、コロンブスの第2回探検隊がカリブ海のグアドループ島に上陸した時に、先住民が栽培していたパイナップルを初めて目にしたらしい。外見がスペイン語で「piña」という松ぼっくりに似ていることから「piña」と命名してスペインへ持ち帰り、女王に献上したそうだ。その後ポルトガルやスペインによって16世紀末までに熱帯アジア全域にパイナップルが広まったという。そのときフィリピンにも伝わり、日本で販売されているパイナップルの90%はフィリピンのミンダナオ島産らしい。転機になったのは、「スムースカイエン」という品種がハワイで大規模に栽培されるようになったことだという。ドールやデルモンテなどの大企業がハワイで大規模農園を開き、20世紀中頃にはハワイが世界のパイナップル生産量の約80%を担うまでに成長したという。『8月17日(パイナ)は㈱ドールがパイナップルの日』に制定している。 パイナップルが日本に伝わったのは1866年だという説が有力なようだ。石垣島沖でオランダ船が座礁したおり、積み荷のパイナップル苗が川平湾に漂着して それを拾った島民が栽培を始めたのが始まりだという。沖縄では『8月1日(パイ)をパインの日』にしている。 だが次の「パイナップルの日」は普通の記念日とは違って歴史や金儲けとは無縁だ。Firebaseという小さな会社からふざけて始った記念日である。2014年にGoogleに買収されることになるFirebaseは、社員がまだ2人だった2011年のことだ。アンドリューは突然 ” 6月27日に無性にパイナップルを食べたくなり ” パイナップルを1個買って会社へ持っていった。出勤してきたジェームズに「今日はパイナップルの日なんだけど、キミはパイナップルを持ってこなかったのかい?」と冗談めかして言ったそうだ。しかしジェームズが反論してきたので、アンドリューはGoogleカレンダーに『6月27日はパイナップルの日、自分のパイナップルを会社に持ってこよう』と登録したのが始まりだという。 はははは、たまたまパイナップルを食べたくなったから記念日にするなんて 最高だと僕は思う。 2015年にはSNS上で「パイナップルの日」がブームとなり、多数のウェブサイトが記念日として「パイナップルの日」を認知するようになったそうだ。日本でもデルモンテやDoleなどが6月27日の「パイナップルの日」に参加してパイナップルの日の認知度は高まってきているという。 まあ結局、商業主義に利用されてしまった訳だね。残念。

2026-08-17 14:02:59 投稿 / 978×734ピクセル

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