No.1181722

鉄火巻と酒

新人さん

各季節の始まりの日の前日が節分とされているが、旧暦では 一年は春からはじまると考えられていて、立春は新暦の正月と同じく特別だという。だから大晦日となる立春の日の前日(節分)にだけ 豆を撒いて鬼(魔)をはらい、恵方巻を食べたり恵方呑みをして締めくくるのだという。 しかし、節分の日の豆まきは 平安の頃から続く邪気祓いの風習として続いているから まだ良いが「その年の恵方を向いてのり巻きを食べると幸せになる」という風習は比較的新しいからどうも胡散臭い。調べてみると恵方巻の起源は諸説あるようだが、どうやら江戸時代後期から始まったものらしい。大阪の商人が商売繁盛を祈願して太巻きを食べる習慣から始まったという説が有力だ。そして昭和初期の1930年ごろから海苔や寿司関連の商業組合が、節分に太巻きの丸かぶりの促進キャンペーンを始めて流行らせたらしい。コンビニで「丸かぶり」が発売されたのは1983年で、大阪府と兵庫県のファミリーマートが販売したのが初めだという。日本全国に恵方巻を広めたのはセブンイレブンらしく、1998年(平成10年)に「丸かぶり寿司 恵方巻」という商品を全国で販売開始したことが最初らしい。それ以前は「恵方巻」という名称はまだ無くて「丸かぶり寿司」「節分の巻きずし」「幸運巻寿司」などとしていたようだ。つまり、「節分の日」の夜にその年の恵方(縁起のよい方向)を向いて、黙々と食べるというもっともらしい作法は後付けであって、のり巻きを食べると幸せになるという話は、全く根拠の無い作り話なのだ。欲深い商人が金儲けをする為の策略であり、古来からの日本の風習というのはマインドコントロールだったようだ。だから一種の詐偽行為だといえる。恵方呑みのほうはさらに新しく 2010年頃始まったという。 恵方巻とは、人は貪欲で、騙されやすく、流言に乗りやすい事が良くわかる事例だと思う。デマは真実よりも速く、広く、力強く伝わという事を 如実に実証してくれたのだ ♪ ふふふっ。 これは、まさに人間らしさの証明かも知れない。AIには真似できないだろう。だから恵方巻を用意して もっともらしく作法を語る愛すべき詐欺師は、人間らしく、滑稽に見えてしまい思わず笑いたくなる。因みに恵方呑みも作法を考えた人がいるようだ。「①好きな日本酒を用意する②酒器に日本酒を注ぐ③恵方の方角を向く④深呼吸をして願い事を考える⑤日本酒を飲む」だそうだ。あはははは。お馬鹿だねぇ。飲んべえはなんでも良いから呑む理由が欲しいのだろう。それにしても海苔は高くなるし、米も高い。貧乏人は海苔巻きすら食べれないから、節分の日が過ぎて、賞味期限切れ間近の半額シールが貼られるまで待つのだった。

2026-02-03 14:47:14 投稿 / 1024×768ピクセル

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