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No.1180609
妖神の呼び声
a2t5さん 2026-01-16 13:39:10 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:68 閲覧ユーザー数:68 |
妖神の呼び声
システム ソアラ・パルティータ
農業惑星ツンドラハバネラ領宙域
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「おおっ ラードのいい匂いがするぞ。」
「オレもハラペコだよ。
ティラニッドの活動も
このところ落ち着いてきている。
テーブルでメシを食うなんて何十年ぶりだろうなぁ。」
「ここの完全浄化も時間の問題です。
大医頭目はお認めにならないでしょうが
聖ルクスの尽力によるところが大きいでしょうね。」
「にも関わらずあの扱い・・・
もはや囚人どころか実験動物だ。
デコイワンでもここまでじゃなかった。」
「仕方あるまい あれほどの強大な力に加え
いつ暴発するか分からぬパイロキネシス。
熱に対し強力な抵抗力を持つ我々の肉体でも
いつまで彼女を制御し続けられるか。」
「おいおい
あんまり肩入れするな
あの娘はあくまで異形者
歪みの住人とそう変わらん。
デコイワンは甘やかしすぎたぐらいだ。
それよりベルファイアの200年物が手に入ったぞ
非番の内にいただいちまおう。」
「よぉうし じゃオレは秘蔵の雪アライグマを・・・。」
「うぉぉっ!!お前さんそんなモノを!?
油がのってるなぁ うまそうだ。」
「酸油コショウはまだあったか
アライグマはレアに限るぜ。」
「おいっ こっちは赤イモが揚がったぜ
カリカリのうちに平らげてくれ。」
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「第3衛星地表面
依然目立った動きはありません。」
「汚染レベルは最低位を維持。
もう1度 地表洗浄を行えば
パルティータ系内のティラニッドは
完全に絶滅できます。」
「聖ルクスのコンディションは?」
「今日すでに
院内で3回パイロショットを放射しています。
安定はしていますが
{まなざし}を使用するには
チャージ率がいささか低いかと。」
「仕上げのまなざしには最高レベルの火力を必要とする
これからしばらくは自慰もさせるな。」
「了解。」
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「・・・
パス。」
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「あ、初めまして
本日から
あなたのお世話係を務めさせていただきます
パスと申します。」
「ルクシリアは
前半分だけだと
{光}という意味になるんですよ!」
「だ 大丈夫 です・・・
心配しないで。
元から傷だらけです から。」
「そうですね
ツラくないわけじゃ
ないですよ。
でも コレが
私たちの現実です。
忠義を尽くせば・・・
いつか・・・。」
「いっそ逃げちゃいましょうか?
二人で。
あるんですよ
チャンスが。」
「御家の取り壊しが
決定したらしいです。
ついに来るんです
私たちにも明日が。」
「わたしだけです!一人で考えました!!
この子は関係ないんです!
私が勝手に連れ出しただけなんです!!」
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「ルクス
いつか
いつか
自由になれたら
私と
家族に・・・。」
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私が
きっと 見つけるから!
また一緒に!!
今度こそ家族にっ!
パス!!!!
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「はぁはぁ・・・
早く 済ませないと・・・
見つかったら
また お仕置き・・・。
ガタッ
ガラガラガラガラッ!
・・・ゴトッ
え?
だれ?
ジュウゥゥゥ・・・
ジリジリジリ・・・
知ってる
ヒト・・・?
知ってる
しってる
しって る
すごく
大切な
ずっと
会いた かった・・・
!?
???!!?
うそ・・・
違う
だって
だって・・・
遠くに行っ・・・
スっ・・・
こんなところに
いるわけ・・・
こんな とこ ろ
別の
別の
軍隊・・・・
ボロボロ・・・
グシャ・・・
パ・・・・!」
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「・・・
パス。
・・・・パス・・・。
うそつき・・・
バチンッ!
あんなに
大好きだって
言ってたくせに・・・
あんなに
大切だって
言ってた
くせに・・・!!
バチッ ベチッ!
殺した・・・
私が!!!
いちばん
大切な!!!
なのに!!
殺したぁ!!!
嘘つきっ!!!
嘘つきっ!!!
ガツッガツッ!
ルクスはっ!!
うそつきっ!!!
ルクシリアはっ!!!!
うそつきっ!!!
うそつきっ!!
うそつきぃぃっ!!!!!
ガッ!
ゴッ!
ガンッ!!
ズリ・・・
ポタッ
ポタッポタッ・・・
もう
会えない・・・・
もう
見つからない・・・
私は
嘘つき・・・。」
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2週間後
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「聖ルクスのアーマーは整備完了。
いつでも出撃儀礼可能だ。」
「よし。
マスターミルヴス
聖ルクスの出撃準備に取り掛かります。」
「さて 絵本の読み聞かせだ。」
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ギギィン・・・
ゴリゴリゴリゴリ・・・・
「セント・ルクス
汝に出撃儀礼を。」
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ウォンウォンウォン
ギュィィィン
ギリギリギリギリ・・・・ッ
「汝の身体を皇帝の加護が覆い抱く
ガシュッ!
ならば汝 これに報いてその御霊
大いなるテラがために奉仕すべし
ウィィィィン!!ギギギギッ・・・
その身体は皇帝からの賜りもの
ガツンッ ギュィギュィギュィギュィ
パシュッ!!
その御霊は皇帝への捧げもの
ギュゥゥゥンッ!!ガキュッ!
その命 父なるテラに還せし間際まで
その命 父なる皇帝のつるぎかくあるべし
ガシャコッ!
ならば汝
いざ捧げん
バツンッ!!ビビビビ・・・ッ
テラより賜りしその翼
キュゥン・・・!!
テラの怨敵消し去る 灼熱の風が
カリカリカリカリッ!
ガシュッ!!!
父なる皇帝への賛歌とならん。」
カシャカシャカシャッ
ビュィィンッ・・・・
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「パス・・・・
神様・・・
カミサマ・・・
皇帝 様・・・・
いるならどうか
聞いてください・・・
どうか
どうか
私を
地獄に
堕として・・・
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{会いたいか?}
{哀れな我が子よ・・・
最愛なるに
今一度 いだかれたいか?}
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「はぁ、今日の飯もうまかったなぁ。」
「お前さ ステーキの数ごまかしたろ?
俺の 二口分は少なかったぞ!?」
「まぁまぁ 今晩のスコッチ多めにやるから
さて お姫様を運搬しないと。」
「約束だぞ。
だいたいお前 大食らいすぎるん・・・
あ、はぁ?
教会の 大屋根は?
見上げるどころか100メートル先の
大回廊だって見えないぞ?
おい、道
間違えたか?」
「い いや
ココだ ココで・・・
なんで 真っ暗闇だ!?」
「おいっ!誰かっ
応答しろ!
何で建物全部消灯してんだ
管理塔のサーチライトすら点いてないじゃないかっ!!
オぉイッ!!!」
シュルシュル・・・ ジュリ・・・
「何の音だ?これ?」
「戦闘姿勢!!ブラザー!!
何かが 居やがるっ!!!」
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「艦内はパニック状態だ!!
誰か正確な状況を確認できる者はいないのかっ!!」
「どこからだ!?は?
なんで艦内に直接!?
フォースシールドが破られたのか!?」
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「そんなものどうでもいい!!
エンジンをとっとと止めろ!!
ワープゲートにされてるんだ!!
5秒以内に停止しないなら
俺たちで直接
動力系を破壊する!
船を乗っ取られるぞ!!」
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「一体何の騒ぎだ!?」
「頭目!
艦内にディーモンが発生!
デモネットが大挙して押し寄せています!」
「至急 艦内の全電力 燃料供給を停止!!
フェーズコアエンジンを直ちに停止せよ!!
ツンドラハバネラに封鎖要請を送れ!
プラネットフォースフィールド展開
惑星にディーモンを下ろすな!!
状況次第では当艦の自爆
あるいはハバネラからの撃墜もやむなし
自爆シーケンス作動用意!!
ハバネラ領首長に
衛星軌道砲を準備させるのだ!
わたしからの直接命令だ!
審問議会は飛ばすよう指示せよ!!」
{スラーネッシュの軍勢だと!?
・・・まさか!!}
「マスター・ミルヴス!!
G区画の大聖堂がっ」
「ぐぬ、おのれアエルダリども!!
何が修練用の疑似呪術だ!」
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「聖ルクスとなんの関係が!?」
「知るかっ!!
直ちに処分しろとの命令だっ!!
隔離聖堂の廃棄ボタンを今すぐ押す!」
「あんな扱いの果てにこれか!?
あんまりではないかっ!」
「だから肩入れするなと・・・
!?」
「聖堂は!?
どこだ!?」
ヒュオォォォォ・・・・
「ふっ封鎖しろ!!!
直ちに防護壁を閉じるんだっ!!
地獄と繋がってる!!」
ガァンッ
ギィン ゴゴゴゴゴゴッ!!!
「コントロール!!
聖堂エリアが浸食された!!
コロニーG区画が歪みに飲まれたっ!!
聖ルクスは行方不明!!
繰り返す
聖堂エリアが!!」
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「マスターミルヴスより総員に告ぐっ!!
本艦はこれより自爆するっ!!!
今すぐ脱出せよっ!!!!
ツンドラハバネラっ
当艦はディーモンのワープゲートと化した!!
直ちに全衛星軌道砲に対魔核弾(デモニューク)を装填!!
当艦座標に放てっ!!
我々の脱出を待つなぁっ!!!」
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「・・・あなたは
カミサマ
ですか?」
{朱に染まりし我が子よ
わらわの腕にいだかれよ
そなたの涙を
ぬぐいたもうぞ}
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「マスターミルヴス!!
ナイト・ドレイクが!!
我らの家が!!」
「・・・っ!!!!
ハバネラぁっ!!
魔物の城を浄化せよぉっ!!!!!」
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