１枚目の画像、前段左から　旧キット1/144、スーパーミニプラ、1/144HG、
後段左が旧キット1/100、右がMODEROID版になります。
（なおハセガワ版→　https://www.tinami.com/view/1166124 　）

私も一度は「旧キット改造」なるものをしてみたい。でもそれは今のキットと比べて初めて意味があるのでは…？と考えて１コだけ大改造ほかは無改造でまとめて作ることにしたのでした。どうせ塗る色同じですし。

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・旧キット１／１００ザブングル
腰のパーツのサイズを基準にしてあちこちノコを入れたり、Blender＆3Dプリンタで部品を新造して自分好みのプロポーションに変更。MODEROIDのエルチ機と同サイズで並べるジロン機として作ったのですが、改修の結果背が伸びてしまってMODEROID版より頭ひとつ背が高くなってしまいました。
古いキットも関節の位置調整でカッコよくなる…というワケは全くなく、どうにも上手く元を活かした改修が出来そうになかった頭部と腕部はまるごと新造です。
各部のモールドは元キットから細かくたくさん刻まれていたので、基本それらをそのまま行かす方向で。新造部分もキットのディテールをなぞっています。

・MODEROID版　１／１００ザブングル
さすが新しいキットはプロポーションが良くて嬉しい。しかも完全変形。何カ所か合わせ目が気になったのでおろしたてのエルチ機として汚さずキレイに塗りましたが、塗ったが最後塗装ハゲが怖くてもう変形させられません。
モールドも細かくてカッコいい。ハセガワ版と方向性が違うから好みは割れそうですね。

・HG １／１４４ ザブングル
元のキットがせっかく成型色色わけしてくれていてMODEROIDほど合わせ目も気にならなかったので、このキットだけ部分塗装・成型色活かしで作ってます。バンダイの最新キットの優しさを知りました。
他のキットにも付属していた「フル装備」武装をこのキットだけ装備しているのは、他のキットは武器の塗装が嫌になったからです。HGは優しい。

・スーパーミニプラ　ザブングル
組み換え変形を前提とした単純化された構造が面白かったです。スネ側面のウイング部分を省略しちゃうなど設計の思い切りが良すぎる。このキットを単独で作っていたら「その省略はないのでは！？」と不満を感じていたかもしれませんが、他のキットとの比較という面でいちばん楽しめたのはこちらになります。

・旧キット　１／１４４　ザブングル
無改造で４０年前のモデラーがどんな想いで作ってたのかを追体験しようと途中まで思っていたのですが、塗装手順の難しさに根を上げて関節のポリキャップ化と後ハメ加工はしました。
サイズが小さいだけで1/100と同じ細やかなディテールが刻まれてるのが意欲的に感じられて好きです。


結論、「全部違ってて全部楽しい」でした。
同じザブングルなのにね。面白いね。