No.1177067

コンクリートミキサー車

新人さん

生コンクリは生クリームと栗のお菓子ではない。 全国生コンクリート工業組合連合会は、1949年の11月15日が 生コン(生コンクリート)を日本で初めて市場に出荷した日だから「生コンクリート記念日」に制定している。1950年より前は コンクリートを工事現場でセメントなどの材料を混ぜて作るしか方法がなかったが、工場で混ぜた生コンのまま現場まで運ぶことが出来るようになったので 現場での作業負担が大幅に軽減されたという。 工場の機械で 配合と練り合わまで行われるので、品質を一定に保てるようになったという。 僕は知らなかったが、コンクリートは乾燥して固まるのではなく、化学変化によって凝固するそうだ。現在ほとんどのコンクリートは ポルトランドセメントという種類らしく 主成分のカルシウムの他に ケイ素、アルミニウム、鉄を含んでいるそうだ。ちなみに骨はカルシウムなどとタンパク質(コラーゲン)が結びついてできている。動物に必要な素材はカルシウムとコラーゲンだけど、建築物はカルシウムと鉄骨というわけだ。 コンクリートの主成分がカルシウムということは、アルカリ性だから酸に溶けてしまう。鉄は酸に溶けるし塩水でも錆びるけど、コンクリートの場合 塩水は中性だから溶けないのだが、実は雨水で溶けることがあるのだ。工場の煙や自動車の排気ガスなどに含まれる「イオウ酸化物」や「窒素酸化物」などの大気汚染物質は 空気中で酸性の強い「硫酸」や「硝酸」に変化してしまうそうだ。そして雲の中の水滴に溶け込み 雨や雪に混じり降ってくる。これが恐ろしい酸性雨(酸性雪)となり、コンクリートや僕らを溶かしてしまうのだ。これは公害が酷かった昭和で 社会の大問題になった。 おそらく宇宙戦艦ヤマトの敵、ガミラス星にはコンクリート製の建築物を建てられなかったはずだ。ヤマトはガラミスで強酸の海に着水した際に溶けている。船体を耐酸性にするために漆を塗っておけば良かったのに。...漆塗りの和風宇宙戦艦ヤマトかぁ。 コンクリートミキサー車が回転しているのは「固まらないように」ではなく 「生コンが分離しないように」だという。だから一般的に生コンは、工場で作ってから90分以内に運ばなくてはいけないそうだ。これ以上時間が経過してしまうと、コンクリートが固まって品質が低下するらしい。ミキサー車の運転手は 生コンの排出後に 車のタンク内に残ったコンクリートを速やかに洗浄する必要があるし、生コンが固まる前に運びきる為には、道路状況を予測して速やかに運んだり、目的地周囲の生コン工場と連携を取る必要があるそうだ。ミキサー車の運転は 独特の技や知識を必要とする特殊なドライバーだと知った。 生コンも なまものだから、賞味期限が有るのだ。

2025-11-15 15:05:26 投稿 / 978×734ピクセル

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