「長殿、聞こえるか」
「天代、繋がったか」
「囚われた人間の気配がする。
生きてはいるが、異界の理によって
『保存』されておる」
「この空間と同じじゃ。
空間そのものを“異界化”し、魂も肉体も、異界の
理として切り離されておる」
「……あいつらか?」
「囚われた人間が近くにいるのは間違いないが……
十三帝の拠点の一つと深い繋がりがあるのは
間違いない。
……危険じゃぞ。禁忌を開く事になる。
今更だ。
ここの攻略は必須だ。
……あいつらに繋がっている。
……わかっておる、気をつけろという話じゃよ。
保護された人間、多少難儀な状態でもわしがなんとか
してみせる。
長殿は戦う事に集中せよ。
◆
「主様、どうかお気を付けください。
危険な気配がします」
◆
伝説の旧校舎。
「戦時」の気配が色濃くなる。
だが底はまだ見えない。
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