No.1172409

伝説の旧校舎への道が開かれる【学園無神戦記】

2025-08-18 21:41:40 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:112   閲覧ユーザー数:112

 

全ての封印の鍵が揃った。

学院の奥、忘れ去られた廃墟へと歩を進める。

 

ここに「旧校舎があった」と言う者はいない。

記録にも残らぬはずの場所。

――だが、確かに“ここ”にある。

「…………」

 

(鍵を取り出す)

 

(光)

 

それはまるで意思を持つかのように脈動し、手の中で蒼白に煌めいた。

鍵は宙へ浮かび、他の鍵と呼応する。

 

次の瞬間――

 

空気が、世界が、反転した。

空が揺れ、地が軋み、建物は輪郭を失い“揺らぎ”始める。

重苦しい圧が空間を満たし、視界に裂け目が走った。

 

異界へと通じる力。

そして――目の前に扉が現れた。

 

それは“異界扉”。

 

幾重にも張り巡らされた法定式による隠蔽。

学院の奥に潜む存在を覆い隠すために仕組まれた“結界”。

 

(十三帝将……)

彼らは強大すぎる力と共に、生死を問わず異界へ廃棄された。

 

最後の決戦で滅んだ“最凶”を除いて。

 

(……ある。これは、あいつらの……異界の理……)

 

異界の扉から溢れる気配は確かに“彼ら”のもの。

ただ一つ違うのは――それが異界の色に染まり、すでに「己の力」と化していることだった。

「……行くか」

 

無道が一歩進み出る。

彼の手に反応するように扉は照合し、鈍い光を放った。

 

光の中へ踏み込む――

 

※別視点

 

そこに広がっていたのは、懐かしくも歪んだ光景。

帝令学院、旧校舎。

 

奥から漂うのは、帝令女戦闘員たちの気配。

先ほどまでの甘く誘う微笑みは、草薙を油断させる策略。

 

ここから先に現れるのは、十三帝将に忠誠を誓う冷徹な戦士としての本性。

旧校舎は戦場となるだろう。

 

~関連~

全体公開

目次

2024年1月11日 23:59

目次補足会 十三帝将 ~ 戦いは激しい。 異界の迷宮。 未踏のダンジョン。 異空の空。 荒れ狂う海の迷宮。 魔物に滅ぼされた地。 そこに潜むは凶の敵。 〜あなたは数々の困難に挑む〜

風の旅人@ハーレム王強化開発室~小説、ボイス、全年齢。物語強化

 

 


 
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