No.1172409

伝説の旧校舎への道が開かれる【学園無神戦記】

2025-08-18 21:41:40 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:95   閲覧ユーザー数:95

 

全ての封印の鍵が揃った。

学院の奥、忘れ去られた廃墟へと歩を進める。

 

ここに「旧校舎があった」と言う者はいない。

記録にも残らぬはずの場所。

――だが、確かに“ここ”にある。

「…………」

 

(鍵を取り出す)

 

(光)

 

それはまるで意思を持つかのように脈動し、手の中で蒼白に煌めいた。

鍵は宙へ浮かび、他の鍵と呼応する。

 

次の瞬間――

 

空気が、世界が、反転した。

空が揺れ、地が軋み、建物は輪郭を失い“揺らぎ”始める。

重苦しい圧が空間を満たし、視界に裂け目が走った。

 

異界へと通じる力。

そして――目の前に扉が現れた。

 

それは“異界扉”。

 

幾重にも張り巡らされた法定式による隠蔽。

学院の奥に潜む存在を覆い隠すために仕組まれた“結界”。

 

(十三帝将……)

彼らは強大すぎる力と共に、生死を問わず異界へ廃棄された。

 

最後の決戦で滅んだ“最凶”を除いて。

 

(……ある。これは、あいつらの……異界の理……)

 

異界の扉から溢れる気配は確かに“彼ら”のもの。

ただ一つ違うのは――それが異界の色に染まり、すでに「己の力」と化していることだった。

「……行くか」

 

無道が一歩進み出る。

彼の手に反応するように扉は照合し、鈍い光を放った。

 

光の中へ踏み込む――

 

※別視点

 

そこに広がっていたのは、懐かしくも歪んだ光景。

帝令学院、旧校舎。

 

奥から漂うのは、帝令女戦闘員たちの気配。

先ほどまでの甘く誘う微笑みは、草薙を油断させる策略。

 

ここから先に現れるのは、十三帝将に忠誠を誓う冷徹な戦士としての本性。

旧校舎は戦場となるだろう。

 

~関連~

全体公開

目次

2024年1月11日 23:59

目次補足会 十三帝将 ~ 戦いは激しい。 異界の迷宮。 未踏のダンジョン。 異空の空。 荒れ狂う海の迷宮。 魔物に滅ぼされた地。 そこに潜むは凶の敵。 〜あなたは数々の困難に挑む〜

風の旅人@ハーレム王強化開発室~小説、ボイス、全年齢。物語強化

 

 


 
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