今日は 自殺した芥川龍之介の命日だ。代表作のひとつである河童から「河童忌（かっぱき）」と呼ばれている。　それにしても文豪と呼ばれる人は自殺が好きだ。有島武郎は1923年（大正12年）45歳のとき若い女性と軽井沢で心中した。　芥川龍之介は小説「河童」を発表した1927年（昭和2年）7月24日に35歳で睡眠薬を大量に服薬して自殺した。　太宰治も1948年（昭和23年）6月13日、39才のとき女性と多摩川で入水自殺している。そして、三島 由紀夫は1970年（昭和45年）11月25日、45歳のとき市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地にて割腹自殺を遂げている。　川端康成は1972年（昭和47年）4月16日の 72歳まで頑張って生きたのに ガス自殺を遂げてしまった。谷崎潤一郎も女性遍歴が多く 危うく自殺しそうだったようだが、マゾだったせいでか生き延びて 1965年（昭和40年）7月30日に79歳で腎不全と心不全で亡くなった。　頭の良い人は精神を病みやすいのかも知れない。能天気で平凡な僕たちは、長生きして老害を撒き散らしていくのだろう。たぶん 自殺など想像もつかないから 偉大な作家には なれそうもないのだ。