No.1168952

【サイバ】恥ずかしがり屋の幽霊【交流】

Dr.Nさん

ソフィア「えっ、あれパーティーの演出じゃなかったんですか!?」
慈「ウフフ、私は気付いてましたよw」

魔法ちょうちん https://www.tinami.com/view/738956
      鮎 https://www.tinami.com/view/1142421

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2025-06-14 16:50:28 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:181   閲覧ユーザー数:162

パーティー終了後、大宴会場の横にある関係者控室でお茶を飲んでる魔法ちょうちん、鮎、佐和子、ひろみ、旭、環、慈。

 

魔法ちょうちん「(あー栗最中うめ)」(バクッ、バクッ、バクッ)

ひろみ「こっちのどら焼きもおいしいよ」(バクッ、バクッ、バクッ)

鮎「こりゃお茶が何杯も欲しくなるね」(バクッ、バクッ、バクッ)

佐和子「あんなー。いくら備え付けの無料サービスだからって、お前ら少しは遠慮しろよ。腹を空かせたガキかよ!」

旭、環、慈「あはははは;;;;」

魔法ちょうちん「(だってあんな事があったら腹も減るさ)」

ひろみ、鮎「そうそう!」

 

あんなこと──。

実は、先程のパーティーでちょっとしたアクシデントがあったのである。

ソフィア「それでは、テレビドラマ『コスプレ刑事H』テーマソング『Thrilling Stories』300万ダウンロード&CD売上達成記念パーティー、このへんでお開きとさせていただきます。皆様大変お疲れ様でごさいまs

 

銀豚男「オラオラオラーッやでー!!」

参加者全員「!?」

 

入口からいきなり2人の豚男が乗り込んできた。

どう見ても反社会的勢力なスキンヘッドの銀豚男と、大きなバッグと酒の瓶を手にした、酒の臭いをプンプンさせた某お笑い芸人似の桃豚男である。

 

ダーン!!

 

銀豚男はいきなり、手にしたデザートイーグル44magを天井に向けてブッ放した。

 

銀豚男「ワシらさっき銀行強盗してきたばかりやで! 警察に追われてここに逃げてきたんやで! お前ら全員人質やで! 少しでも変な動きをしたら撃つやで!!」

 

すると──。

 

佐和子「ふーん。変な動きってどんな動きだい?」

銀豚男「あぁ? 何やド派手な髪の色をした姉ちゃん? コイツで撃つに決まっとるやで」(チャッ)

桃豚男「親分のアメリカ仕込みの銃の腕を舐めないほうがいいよ。ウィ~ヒック!」

佐和子「分かった分かった。変なことはしないから、銃をこっちに向けないでくれ。怖いじゃないか」(ホールドアップ)

銀豚男「ヘッヘッヘ、ド派手な髪の割にはなかなか素直でよろしいやで姉ちゃん」

佐和子「変なことはしないけど」

 

ダーン! ダーン!

チュイーン! バリーン!!

 

佐和子「あたしにとっての通常の動きはするけどな!」

旭「佐和子さんの、ホールドアップからの黒のフォーマルワンピースの下のガーターベルトに仕込んだSIG SAUER P365の早抜き早撃ち、ホントカッコよかったなー!」

環「うんうん! 銀豚男の銃を弾き飛ばし、桃豚男の酒の瓶を正確に撃ち抜いたもんね!」

銀豚男、桃豚男「!?」

銀豚男「な、何やこの姉ちゃんやで!?」

佐和子「あーあ、あたしとしたことが。せっかく豚2頭の心臓を狙ったのに外しちまったぜ。だが次は外さねえ!」(チャッ!)

銀豚男「ひえーっやで!!」

桃豚男「ひえーっウィ~ヒック!」

銀豚男「に、逃げるやで子分!」

桃豚男「うん親分! ウィ~ヒック!」

ひろみ「てか、なしてそげな銃ば持っとんなしゃーとですか?」

佐和子「長官から許可をいただいたからな。嘘だと思うんならあとで聞いてみな。デカい銃ばかりが銃じゃねえw」

ひろみ「長官ェ…。にしてもあんなに人が大勢いるところで無茶にも程がありますよ! 他の人に当たったらどうするんですか!」

佐和子「競技で50m先のターゲットのド真ん中を狙うのに比べりゃ、たかだか10メートル、大したことねえよ」

旭、環「カッコいいー!」

環「あの、今度銃の撃ち方教えてもらってもいいですか? 演技の参考にしたいんです!」

旭「ボクにも教えて下さい!」

佐和子「お安いご用さw」

ひろみ「そもそも、なぜ実銃を使ったんですか? 普通ああいうことがあれば、刑事ドラマのアトラクションだと思うでしょ? あれがアトラクションじゃなくて本物の強盗だってことを知ってたんですか?」

佐和子「まあな」

ひろみ「なぜ分かったんですか?」

佐和子「これさ」

ひろみ「あ、イヤホン。そういえばパーティーの時もしてましたねそれ。何か音楽を聴いてるんだと、特に気にも留めませんでしたけど」

佐和子「音楽じゃねえ。警察無線を傍受してた。いつ何時事件が起こるか分からねえからな。それで、豚2人の強盗犯がこのホテルに逃げ込んだことを知ったのさ」

ひろみ「この人って…」

鮎「凄い! それドラマで使わせてもらってもいいかな?」

佐和子「もちろんさ。断る理由なんてねえw」

鮎「魔法ちょうちん、台本よろしく!」

魔法ちょうちん「(任せとけ! そして更にオチがあったんだよなw)」

札束のバッグだけを持った豚男2人が、ほうほうの体で出口に差し掛かった時。

 

ヒュ~ドロドロドロ…

 

慈「う~ら~め~し~や~~~。逃げちゃだめよ~お二人さぁあ~んw」

銀豚男「ギャーッやでー!!」

桃豚男「ギャーッ!! ウィ~ヒック!」

 

ジョーッ×2

バタン!×2

魔法ちょうちん「(慈のド迫力に豚男2人は揃って失神&失禁)」

鮎「そこに警官たちがドヤドヤとなだれ込んで2人仲良く御用! 会場はヤンヤヤンヤの大喝采!」

魔法ちょうちん「(さすが幽霊の本領発揮ってとこだな)」

慈「やめて下さいやめて下さいやめて下さい//////」(顔を真っ赤にして両手で覆う)

旭「あの時は、参加者全員がパーティーのアトラクションだと思ってたみたいだけど」

環「今夜のニュースを見て真っ青になるかもしれないわね」(苦笑)

鮎「そうだ、これもドラマに取り入れることにしよう! 魔法ちょうちん、よろしく!」

魔法ちょうちん「(おう、任せとけ!)」

慈「だからやめて下さいって/////////」

 

 

=END=

 

 

 


 
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